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第一章 ボクと彼女の××××!?
1、ボクと彼女の現在進行形
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「ちょっと~どういう事? どうして、日本のチョコレートが此処にあるの!」
ボクと一緒に、この異世界へ転移して来た彼女。ボクの持ち物に、チョコレートなんかなかったのを知っている。
「……物品引き寄せ?」
「そんな事できるなんて、聞いてないわよ!」
「物品引き寄せのレベルが上がったら、出来ちゃった?」
「全然、使えない力だったじゃない? それにレベルって……」
ボクの回答は、更なる疑問を彼女に与える。ボク達が学んだ、この世界の常識には合わないからね。
「……うん、そうだね。ポテチ食べる?」
「食べるに決まってるじゃない!」
久しぶりの日本のお菓子を彼女が楽しんでいる。ふっふふふ……。この力がある限り、彼女は僕から離れられないだろう。
「で、勇者のお仕事はどんな具合?
もう、忙しくてボクの事なんか忘れちゃったと思ってたよ」
「……忘れるわけ無いでしょ。だから、今日も来たんじゃない」
ここは、王都の町中の宿屋の一室である。
ボクは、召喚されたが使えない能力しかなかった。そして、手切れ金と共にお城を追い出されている。
彼女の知り合い? という事で、それなりに異世界での支度金がもらえた。
そうでなかったら、下手をしたら殺されていたんじゃないかと思う。実際に、追い出される前には殺されかけてもいる……。
「役立たずは、いらない。手切れ金ももったいない」
ボクを放り出した奴らの態度がそう言っていた。ボクは奴らの前で聞こえるように、彼女に言っておいたんだ。
「落ち着いたら、様子を見に来てくれないか? もう帰れない日本のことを一緒に懐かしむ事が出来るのは君だけだからね」
裏の意味はこうなる……。
僕を殺したり、ぞんざいに扱ったりすれば、いずれは彼女に知られる。彼女の不興を買いたくないのなら、分かってるよね?
異世界で、何とかボクは生きている。
一ヶ月前のあの日から……。
そして彼女と、こうしてまた会う事ができた。
◇============================◇
よろしくお願いします。
ボクと一緒に、この異世界へ転移して来た彼女。ボクの持ち物に、チョコレートなんかなかったのを知っている。
「……物品引き寄せ?」
「そんな事できるなんて、聞いてないわよ!」
「物品引き寄せのレベルが上がったら、出来ちゃった?」
「全然、使えない力だったじゃない? それにレベルって……」
ボクの回答は、更なる疑問を彼女に与える。ボク達が学んだ、この世界の常識には合わないからね。
「……うん、そうだね。ポテチ食べる?」
「食べるに決まってるじゃない!」
久しぶりの日本のお菓子を彼女が楽しんでいる。ふっふふふ……。この力がある限り、彼女は僕から離れられないだろう。
「で、勇者のお仕事はどんな具合?
もう、忙しくてボクの事なんか忘れちゃったと思ってたよ」
「……忘れるわけ無いでしょ。だから、今日も来たんじゃない」
ここは、王都の町中の宿屋の一室である。
ボクは、召喚されたが使えない能力しかなかった。そして、手切れ金と共にお城を追い出されている。
彼女の知り合い? という事で、それなりに異世界での支度金がもらえた。
そうでなかったら、下手をしたら殺されていたんじゃないかと思う。実際に、追い出される前には殺されかけてもいる……。
「役立たずは、いらない。手切れ金ももったいない」
ボクを放り出した奴らの態度がそう言っていた。ボクは奴らの前で聞こえるように、彼女に言っておいたんだ。
「落ち着いたら、様子を見に来てくれないか? もう帰れない日本のことを一緒に懐かしむ事が出来るのは君だけだからね」
裏の意味はこうなる……。
僕を殺したり、ぞんざいに扱ったりすれば、いずれは彼女に知られる。彼女の不興を買いたくないのなら、分かってるよね?
異世界で、何とかボクは生きている。
一ヶ月前のあの日から……。
そして彼女と、こうしてまた会う事ができた。
◇============================◇
よろしくお願いします。
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