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第1章 始まり
2話
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『君ら54人は、本日をもって即応機械化旅団の隊員に任命する。』
もうわけがわからなくなった。俺の頭の回転が遅いからか?いや違う。俺だけが理解できていないわけではなかったようで、半分以上の人が首をかしげていた。そんな中1人の男が陸将に質問をした。
『何故俺たちが、集められなきゃいけないんですか?』
その答えはすぐに帰ってきた。
『即応機械化旅団を作るためだ。』
だがその男は質問を続ける。
『何故俺たちじゃなきゃいけないんですか?自衛隊員でもいいのでは?』
俺もそれが聞きたかった。またすぐに質問が帰ってきた。
『君達は全国から集めたエリート達だからだ。普通の自衛隊員では君達ほどの能力を発揮できない。』
その回答の後すぐに陸将が話を続けた。
『まず即応機械化旅団について説明する。即応機械化旅団というのは、輸送機で隊員と装甲車を運搬しパラシュートで降下、即座に展開し敵勢力を無力化するための部隊だ。即応機械化旅団を作る理由、それは大陸に脅威となる国が存在し、それに全て対応できる機械化旅団を作らなければならない。だから即応機械化旅団を作ることになった。以上で即応機械化旅団の説明を終わる。』
『まずはみんなに自己紹介をしてもらう。』
そう言われた後、前の席の人から順番に自己紹介が始まった。自分の名前といま働いている職場と出身校を名乗るだけだった。だが周りの人の自己紹介を聞いているとどんどん恥ずかしくなってきた。何故かというと、本当にエリートばかりだからだ。職場だと陸上自衛隊特殊作戦群や大手企業の若手役員、出身校はほとんどの人が有名国公立大学や難関私立大学を卒業している人がほとんどだった。そんなことを思っていると、すぐに順番がまわってきた。
「神童遼太郎といいます。いまは北海道の所轄の警察署で働いています。出身校は静観大学です。』
無茶苦茶緊張した。静観大学というのは、スポーツは強いが学力がそこまで高くない私立大学だ。馬鹿にされるんじゃないかと少し怖かった。だがその心配は必要なかったようだ。そして全員の自己紹介が終わるとすぐに陸将が話を始めた。
『この54人で部隊を発足する。君達の職場にはもうこのことを伝えておいた。明日の朝すぐに飛行機で北海道に行き特別訓練を1ヶ月間受けてもらう。その後、北海道東千歳駐屯地に駐屯してもらう。』
そうすると1人の女が質問した。
『給料ってちゃんと出ますよね?どのくらいの額が出るんですか?』
あ、それ確かに聞きたい。みんなそんな仕事がいまの仕事より給料が低かったら仕事を受けようなんて思わないはずだ。
『安心しろ。給料はちゃんとでる。月におよそ....万だ。』
そう言われた瞬間みんな静かになった。ちなみにこの額は、俺の職場の給料の3倍を超える。相当高い額だった。みんなその額に納得したようだった。陸将はそれに気づくと少し笑いながらも話を続けた。
『この部隊の総隊長を発表する。神童遼太郎。お前を総隊長に任命する。』
は!?
続く........
もうわけがわからなくなった。俺の頭の回転が遅いからか?いや違う。俺だけが理解できていないわけではなかったようで、半分以上の人が首をかしげていた。そんな中1人の男が陸将に質問をした。
『何故俺たちが、集められなきゃいけないんですか?』
その答えはすぐに帰ってきた。
『即応機械化旅団を作るためだ。』
だがその男は質問を続ける。
『何故俺たちじゃなきゃいけないんですか?自衛隊員でもいいのでは?』
俺もそれが聞きたかった。またすぐに質問が帰ってきた。
『君達は全国から集めたエリート達だからだ。普通の自衛隊員では君達ほどの能力を発揮できない。』
その回答の後すぐに陸将が話を続けた。
『まず即応機械化旅団について説明する。即応機械化旅団というのは、輸送機で隊員と装甲車を運搬しパラシュートで降下、即座に展開し敵勢力を無力化するための部隊だ。即応機械化旅団を作る理由、それは大陸に脅威となる国が存在し、それに全て対応できる機械化旅団を作らなければならない。だから即応機械化旅団を作ることになった。以上で即応機械化旅団の説明を終わる。』
『まずはみんなに自己紹介をしてもらう。』
そう言われた後、前の席の人から順番に自己紹介が始まった。自分の名前といま働いている職場と出身校を名乗るだけだった。だが周りの人の自己紹介を聞いているとどんどん恥ずかしくなってきた。何故かというと、本当にエリートばかりだからだ。職場だと陸上自衛隊特殊作戦群や大手企業の若手役員、出身校はほとんどの人が有名国公立大学や難関私立大学を卒業している人がほとんどだった。そんなことを思っていると、すぐに順番がまわってきた。
「神童遼太郎といいます。いまは北海道の所轄の警察署で働いています。出身校は静観大学です。』
無茶苦茶緊張した。静観大学というのは、スポーツは強いが学力がそこまで高くない私立大学だ。馬鹿にされるんじゃないかと少し怖かった。だがその心配は必要なかったようだ。そして全員の自己紹介が終わるとすぐに陸将が話を始めた。
『この54人で部隊を発足する。君達の職場にはもうこのことを伝えておいた。明日の朝すぐに飛行機で北海道に行き特別訓練を1ヶ月間受けてもらう。その後、北海道東千歳駐屯地に駐屯してもらう。』
そうすると1人の女が質問した。
『給料ってちゃんと出ますよね?どのくらいの額が出るんですか?』
あ、それ確かに聞きたい。みんなそんな仕事がいまの仕事より給料が低かったら仕事を受けようなんて思わないはずだ。
『安心しろ。給料はちゃんとでる。月におよそ....万だ。』
そう言われた瞬間みんな静かになった。ちなみにこの額は、俺の職場の給料の3倍を超える。相当高い額だった。みんなその額に納得したようだった。陸将はそれに気づくと少し笑いながらも話を続けた。
『この部隊の総隊長を発表する。神童遼太郎。お前を総隊長に任命する。』
は!?
続く........
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