29 / 60
異世界驚嘆中
1
しおりを挟む
混じりけのない白一色の髪を高く結った威厳のある老婦人と、その背後に控えるお付きの人達だろう、やはりある程度年配のご婦人達が俺の目に映る。
彼女たちの後ろには、ヨーロッパの森の中にでもありそうな古い貴族の屋敷といった小さな古城が建っていた。
古城の背後は聳え立つ崖だ。
うっそうとした木々といい確かにここは山間の小さな神殿と称して間違いない場所だった。
「はじめてお目にかかります。ユウさま。この国の前王妃ユイフィニア・ロダ・ミアンと申します。我が民がお世話になっております」
背筋のスッと伸びた女性が俺に向かって優雅な礼をする姿は、見惚れるような気品がある。
頭を下げられた俺と、エイベット卿やコヴィをはじめとする騎士達、ティツァまでもがびっくりして目を見開いた。
王太后程の地位のある人がなんで俺なんかに頭を下げるんだ?
「流石おばばさまだな。ユウのことを知っておられたか」
アディが嬉しそうに笑う。
「『神の賜いし御力』のお導きでお前達はユウさまと出会えたのです。私にわからぬはずがないでしょう?」
そう言えば、王太后様はリーファよりも力の強い巫女なのだという話だった。
しかし残念ながら、俺がアディと出会ったのはネットのサイトである。
神様と一緒にしたら流石に罰が当たるだろう。
アディが現代日本のネットにアクセスできたのは、『神の賜いし御力』のおかげかもしれないが、俺はそれにたまたま答えただけの一般人。
俺と『神の賜いし御力』とかは何の関係もありはしない。
変な誤解は早めに解いておいた方が良いだろうと、俺は慌てて口を開く。
「俺は大したことは何もしていませんから。……あ、はじめまして。ユウ サカガミといいます。アディやリーファさんには仲良くしてもらっています」
俺が「リーファさん」と言った途端、リーファの瞳が悲しそうに曇る。
だって仕方がないじゃないか。俺だって若い男なんだ。
どこの誰ともわからない胡散臭い男が、アディはともかく可愛い孫娘を呼捨てにしているだなんて知ったら、王太后さまだって面白くないに決まっている。
少なくとも俺のばあちゃんは、姉貴が最初に連れて来た彼氏が姉貴を呼捨てにした途端、もの凄い顔をして彼氏を睨み付けていた。
例え2人きりの時にどう呼んでいようとも、相手の家族の前でそのくらいの気配りができない男なんて最低なんだそうだ。
俺に、そんな輩にだけはなるなと言い聞かせてくれたけど、ようやくその忠告を活かせる場面に辿り着いたぞ、ばあちゃん!
……あぁ、ばあちゃんに今の俺の雄姿を一目見せたかった。
今度田舎に帰ったら聞かせてやろう。
もちろん、俺のばあちゃんは存命だ。
元気でピンピンしている。
田舎暮らしで、今目の前の王太后さまには似ても似つかないけれど、何故か目の輝きだけは似ているような気がした。
キレイな青い、でもばあちゃんの小さな黒い目と同じ光を宿した美しい瞳が、俺を楽しそうに見る。
どうやら俺の第一印象は王太后様のお気に召していただけたようだった。
「お疲れでしょう。どうぞ入ってお休みください。――――アディ、リーファ、エイベット、あなた達は他の方達と一緒に神殿で禊をしてからお出でなさい。念入りにするようにね」
そう言うと王太后さまは、俺だけを連れて屋内に入ろうとした。
エイベット卿が慌てたように声を上げる。
「なっ!? ――――お待ちください。そいつ、っと、ユウさまは、禊は?」
禊って、お祭りの前に身を清めるために冷たい水を浴びたりするあれのことだよな?
王太后さまの住んでいるここって小さな神殿って聞いたけど、そんな入る前に禊がいるような神聖な場所なのか?
「ユウさまは異世界人です。禊をしていただくのは違うでしょう」
王太后さまは、エイベット卿の申し立てをばっさり切り捨てる。
いや、別に俺は禊くらいやれって言われればやりますよ?
流石に冷水を頭からぶっかけられるのとか、滝に打たれるとかいうのはお断りしたいけど、簡単なやつなら俺に宗教上のこだわりはないからな。
しかし、王太后さまは俺にそんな発言をさせるヒマも与えず、さっさと俺を中へと招く。
王太后さま付きのキリッとしたおばちゃん達が、丁寧な所作ながらぐずぐずするなと言わんばかりに俺を追い立てた。
流石のアディもびっくりしてポカンと俺を見送っている。
「護衛を――――」
俺に付いて来ようとしたコヴィが、おばちゃん達に「禊をして来なさい!」と追い払われていた。
(……ひょっとして、俺って拉致られたのか?)
そんな疑問が浮かんだのは、俺が屋内の奥まった一室に連れ込まれた後の事だった。
小さめな城のはずなのに何故かバカみたいに広く見えるその部屋に、王太后さまは真っ直ぐ入って行く。
自然に俺も続いて入って、その俺の後ろで重厚なドアがバタンと閉められた。
俺は思わず立ち止まる。
天井が高いし、壁が遠い。
(構造的におかしくないか?)
この城の外見でこの部屋は有り得ないだろう。
そう言えばこの城の背後が高い崖だった事を思い出す。
(まさか、この部屋は崖の中なのか?)
それが一番しっくりくる答えのような気がした。
間違ってもこの部屋が『神の賜いし御力』とやらのおかげで有り得ない空間を保っている……なんていうオカルト現象はごめんこうむりたい。
「ユウさま、こちらへ」
声がビクつくくらい大きく響いた。
広々とした部屋に俺と王太后さまの二人きりである。
「あっ!?」
と思ったら……違った。
王太后さまの向かった部屋の奥に小さな影がある。
本当に小さいそれが、人の座った姿だということが、近づいて見てはじめてわかった。
しかも、その人には丸くて小さな耳とふさふさの尻尾が付いている。
(獣人!?)
なんでこんなところに? と思うより何より、ちんまりと座るその姿から目を離せない。
マントのフードを背中に降ろし、俺を見上げる顔には深いしわが刻まれている。
かなりの年齢を思わせる獣人女性だ。
大バ○さま、キタ━━(゜д゜;)))━━!!
彼女たちの後ろには、ヨーロッパの森の中にでもありそうな古い貴族の屋敷といった小さな古城が建っていた。
古城の背後は聳え立つ崖だ。
うっそうとした木々といい確かにここは山間の小さな神殿と称して間違いない場所だった。
「はじめてお目にかかります。ユウさま。この国の前王妃ユイフィニア・ロダ・ミアンと申します。我が民がお世話になっております」
背筋のスッと伸びた女性が俺に向かって優雅な礼をする姿は、見惚れるような気品がある。
頭を下げられた俺と、エイベット卿やコヴィをはじめとする騎士達、ティツァまでもがびっくりして目を見開いた。
王太后程の地位のある人がなんで俺なんかに頭を下げるんだ?
「流石おばばさまだな。ユウのことを知っておられたか」
アディが嬉しそうに笑う。
「『神の賜いし御力』のお導きでお前達はユウさまと出会えたのです。私にわからぬはずがないでしょう?」
そう言えば、王太后様はリーファよりも力の強い巫女なのだという話だった。
しかし残念ながら、俺がアディと出会ったのはネットのサイトである。
神様と一緒にしたら流石に罰が当たるだろう。
アディが現代日本のネットにアクセスできたのは、『神の賜いし御力』のおかげかもしれないが、俺はそれにたまたま答えただけの一般人。
俺と『神の賜いし御力』とかは何の関係もありはしない。
変な誤解は早めに解いておいた方が良いだろうと、俺は慌てて口を開く。
「俺は大したことは何もしていませんから。……あ、はじめまして。ユウ サカガミといいます。アディやリーファさんには仲良くしてもらっています」
俺が「リーファさん」と言った途端、リーファの瞳が悲しそうに曇る。
だって仕方がないじゃないか。俺だって若い男なんだ。
どこの誰ともわからない胡散臭い男が、アディはともかく可愛い孫娘を呼捨てにしているだなんて知ったら、王太后さまだって面白くないに決まっている。
少なくとも俺のばあちゃんは、姉貴が最初に連れて来た彼氏が姉貴を呼捨てにした途端、もの凄い顔をして彼氏を睨み付けていた。
例え2人きりの時にどう呼んでいようとも、相手の家族の前でそのくらいの気配りができない男なんて最低なんだそうだ。
俺に、そんな輩にだけはなるなと言い聞かせてくれたけど、ようやくその忠告を活かせる場面に辿り着いたぞ、ばあちゃん!
……あぁ、ばあちゃんに今の俺の雄姿を一目見せたかった。
今度田舎に帰ったら聞かせてやろう。
もちろん、俺のばあちゃんは存命だ。
元気でピンピンしている。
田舎暮らしで、今目の前の王太后さまには似ても似つかないけれど、何故か目の輝きだけは似ているような気がした。
キレイな青い、でもばあちゃんの小さな黒い目と同じ光を宿した美しい瞳が、俺を楽しそうに見る。
どうやら俺の第一印象は王太后様のお気に召していただけたようだった。
「お疲れでしょう。どうぞ入ってお休みください。――――アディ、リーファ、エイベット、あなた達は他の方達と一緒に神殿で禊をしてからお出でなさい。念入りにするようにね」
そう言うと王太后さまは、俺だけを連れて屋内に入ろうとした。
エイベット卿が慌てたように声を上げる。
「なっ!? ――――お待ちください。そいつ、っと、ユウさまは、禊は?」
禊って、お祭りの前に身を清めるために冷たい水を浴びたりするあれのことだよな?
王太后さまの住んでいるここって小さな神殿って聞いたけど、そんな入る前に禊がいるような神聖な場所なのか?
「ユウさまは異世界人です。禊をしていただくのは違うでしょう」
王太后さまは、エイベット卿の申し立てをばっさり切り捨てる。
いや、別に俺は禊くらいやれって言われればやりますよ?
流石に冷水を頭からぶっかけられるのとか、滝に打たれるとかいうのはお断りしたいけど、簡単なやつなら俺に宗教上のこだわりはないからな。
しかし、王太后さまは俺にそんな発言をさせるヒマも与えず、さっさと俺を中へと招く。
王太后さま付きのキリッとしたおばちゃん達が、丁寧な所作ながらぐずぐずするなと言わんばかりに俺を追い立てた。
流石のアディもびっくりしてポカンと俺を見送っている。
「護衛を――――」
俺に付いて来ようとしたコヴィが、おばちゃん達に「禊をして来なさい!」と追い払われていた。
(……ひょっとして、俺って拉致られたのか?)
そんな疑問が浮かんだのは、俺が屋内の奥まった一室に連れ込まれた後の事だった。
小さめな城のはずなのに何故かバカみたいに広く見えるその部屋に、王太后さまは真っ直ぐ入って行く。
自然に俺も続いて入って、その俺の後ろで重厚なドアがバタンと閉められた。
俺は思わず立ち止まる。
天井が高いし、壁が遠い。
(構造的におかしくないか?)
この城の外見でこの部屋は有り得ないだろう。
そう言えばこの城の背後が高い崖だった事を思い出す。
(まさか、この部屋は崖の中なのか?)
それが一番しっくりくる答えのような気がした。
間違ってもこの部屋が『神の賜いし御力』とやらのおかげで有り得ない空間を保っている……なんていうオカルト現象はごめんこうむりたい。
「ユウさま、こちらへ」
声がビクつくくらい大きく響いた。
広々とした部屋に俺と王太后さまの二人きりである。
「あっ!?」
と思ったら……違った。
王太后さまの向かった部屋の奥に小さな影がある。
本当に小さいそれが、人の座った姿だということが、近づいて見てはじめてわかった。
しかも、その人には丸くて小さな耳とふさふさの尻尾が付いている。
(獣人!?)
なんでこんなところに? と思うより何より、ちんまりと座るその姿から目を離せない。
マントのフードを背中に降ろし、俺を見上げる顔には深いしわが刻まれている。
かなりの年齢を思わせる獣人女性だ。
大バ○さま、キタ━━(゜д゜;)))━━!!
21
お気に入りに追加
205
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
魔女の呪いで男を手懐けられるようになってしまった俺
ウミガメ
BL
魔女の呪いで余命が"1年"になってしまった俺。
その代わりに『触れた男を例外なく全員"好き"にさせてしまう』チート能力を得た。
呪いを解くためには男からの"真実の愛"を手に入れなければならない……!?
果たして失った生命を取り戻すことはできるのか……!
男たちとのラブでムフフな冒険が今始まる(?)
~~~~
主人公総攻めのBLです。
一部に性的な表現を含むことがあります。要素を含む場合「★」をつけておりますが、苦手な方はご注意ください。
※この小説は他サイトとの重複掲載をしております。ご了承ください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【完結】テルの異世界転換紀?!転がり落ちたら世界が変わっていた。
カヨワイさつき
BL
小学生の頃両親が蒸発、その後親戚中をたらいまわしにされ住むところも失った田辺輝(たなべ てる)は毎日切り詰めた生活をしていた。複数のバイトしていたある日、コスプレ?した男と出会った。
異世界ファンタジー、そしてちょっぴりすれ違いの恋愛。
ドワーフ族に助けられ家族として過ごす"テル"。本当の両親は……。
そして、コスプレと思っていた男性は……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
紅(くれない)の深染(こそ)めの心、色深く
やしろ
BL
「ならば、私を野に放ってください。国の情勢上無理だというのであれば、どこかの山奥に蟄居でもいい」
広大な秋津豊島を征服した瑞穂の国では、最後の戦の論功行賞の打ち合わせが行われていた。
その席で何と、「氷の美貌」と謳われる美しい顔で、しれっと国王の次男・紅緒(べにお)がそんな事を言い出した。
打ち合わせは阿鼻叫喚。そんななか、紅緒の副官を長年務めてきた出穂(いずほ)は、もう少し複雑な彼の本音を知っていた。
十三年前、敵襲で窮地に落ちった基地で死地に向かう紅緒を追いかけた出穂。
足を引き摺って敵中を行く紅緒を放っておけなくて、出穂は彼と共に敵に向かう。
「物好きだな、なんで付いてきたの?」
「なんでって言われても……解んねぇっす」
判んねぇけど、アンタを独りにしたくなかったっす。
告げた出穂に、紅緒は唐紅の瞳を見開き、それからくすくすと笑った。
交わした会話は
「私が死んでも代りはいるのに、変わったやつだなぁ」
「代りとかそんなんしらねっすけど、アンタが死ぬのは何か嫌っす。俺も死にたかねぇっすけど」
「そうか。君、名前は?」
「出穂っす」
「いづほ、か。うん、覚えた」
ただそれだけ。
なのに窮地を二人で脱した後、出穂は何故か紅緒の副官に任じられて……。
感情を表に出すのが不得意で、その天才的な頭脳とは裏腹にどこか危うい紅緒。その柔らかな人柄に惹かれ、出穂は彼に従う。
出穂の生活、人生、幸せは全て紅緒との日々の中にあった。
半年、二年後、更にそこからの歳月、緩やかに心を通わせていった二人の十三年は、いったい何処に行きつくのか──
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
異世界へ下宿屋と共にトリップしたようで。
やの有麻
BL
山に囲まれた小さな村で下宿屋を営んでる倉科 静。29歳で独身。
昨日泊めた外国人を玄関の前で見送り家の中へ入ると、疲労が溜まってたのか急に眠くなり玄関の前で倒れてしまった。そして気付いたら住み慣れた下宿屋と共に異世界へとトリップしてしまったらしい!・・・え?どーゆうこと?
前編・後編・あとがきの3話です。1話7~8千文字。0時に更新。
*ご都合主義で適当に書きました。実際にこんな村はありません。
*フィクションです。感想は受付ますが、法律が~国が~など現実を突き詰めないでください。あくまで私が描いた空想世界です。
*男性出産関連の表現がちょっと入ってます。苦手な方はオススメしません。
闘乱世界ユルヴィクス -最弱と最強神のまったり世直し旅!?-
mao
BL
力と才能が絶対的な存在である世界ユルヴィクスに生まれながら、何の力も持たずに生まれた無能者リーヴェ。
無能であるが故に散々な人生を送ってきたリーヴェだったが、ある日、将来を誓い合った婚約者ティラに事故を装い殺されかけてしまう。崖下に落ちたところを不思議な男に拾われたが、その男は「神」を名乗るちょっとヤバそうな男で……?
天才、秀才、凡人、そして無能。
強者が弱者を力でねじ伏せ支配するユルヴィクス。周りをチート化させつつ、世界の在り方を変えるための世直し旅が、今始まる……!?
※一応はバディモノですがBL寄りなので苦手な方はご注意ください。果たして愛は芽生えるのか。
のんびりまったり更新です。カクヨム、なろうでも連載してます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
俺をハーレムに組み込むな!!!!〜モテモテハーレムの勇者様が平凡ゴリラの俺に惚れているとか冗談だろ?〜
嶋紀之/サークル「黒薔薇。」
BL
無自覚モテモテ勇者×平凡地味顔ゴリラ系男子の、コメディー要素強めなラブコメBLのつもり。
勇者ユウリと共に旅する仲間の一人である青年、アレクには悩みがあった。それは自分を除くパーティーメンバーが勇者にベタ惚れかつ、鈍感な勇者がさっぱりそれに気づいていないことだ。イケメン勇者が女の子にチヤホヤされているさまは、相手がイケメンすぎて嫉妬の対象でこそないものの、モテない男子にとっては目に毒なのである。
しかしある日、アレクはユウリに二人きりで呼び出され、告白されてしまい……!?
たまには健全な全年齢向けBLを書いてみたくてできた話です。一応、付き合い出す前の両片思いカップルコメディー仕立て……のつもり。他の仲間たちが勇者に言い寄る描写があります。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【完結】父を探して異世界転生したら男なのに歌姫になってしまったっぽい
おだししょうゆ
BL
超人気芸能人として活躍していた男主人公が、痴情のもつれで、女性に刺され、死んでしまう。
生前の行いから、地獄行き確定と思われたが、閻魔様の気まぐれで、異世界転生することになる。
地獄行き回避の条件は、同じ世界に転生した父親を探し出し、罪を償うことだった。
転生した主人公は、仲間の助けを得ながら、父を探して旅をし、成長していく。
※含まれる要素
異世界転生、男主人公、ファンタジー、ブロマンス、BL的な表現、恋愛
※小説家になろうに重複投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる