おじさんと縄

第５章

おじさんの縄

最近、俊夫がえりかに施す猿轡が段々と厳しく厳重になっていた。
去年までは咥え猿轡のみか被せ猿轡一枚程だった。
えりかに対して遠慮が無くなり始めていた。

えりかも初めは厳重な猿轡に恐怖心があったがすぐに興奮と快感に変わった。
顔を厳重に締め付けられ呼吸を制限されると不思議と子宮がキュンキュンするのだ。
そして安心感に包まれ心地よさと癒しが訪れた。

（猿轡ってすごい・・・）

声が出せず息もしずらい事に幸せを感じた。
それに加え身体も厳重に全身緊縛され全てを支配されているのだ。
えりかは安心感、快楽、絶望感、被虐感、全てを同時に味わっていた。
普通の中学生では絶対に味わえない経験だった。

（幸せすぎる・・・）

えりかはウットリと俊夫の支配に身を任せながら何度も絶頂した。



その日も終わりがやってきた。

部屋には縄と手拭いが散乱し、えりかは制服に着替え帰り支度をしていた。

「なぁえりかちゃん、こんな関係ずっと続けてて大丈夫かい？えりかちゃんも年頃だしそろそろ彼氏とか・・・」

俊夫にはえりかの性癖と人生を歪めてしまった罪悪感があった。

「おじさん、私・・・おじさんの縄が大好き」

「え、えりかちゃん・・・」

「おじさんに縛られて猿轡されてる時が一番幸せなの、だから彼氏とかいらない」

俊夫は思わずえりかを抱き締めた。

「おじさん！？」

「ありがとうえりかちゃん・・・」

独身でずっと独り暮らしの俊夫はえりかの言葉に感動し目頭を熱くした。
俊夫はえりかを愛しく思った。
「えりかちゃん、これからもずっと君を縛ってあげるからね」

「うん、いつか自立したら１日中おじさんに縛られるのが夢なの。叶えてね」

「ああ、もちろん。えりかちゃんが嫌と言うまで全身緊縛してあげるし、呼吸ももっと苦しい厳重な猿轡をしてあげるから楽しみにしてな」

その発言だけでえりかは興奮した。

「うわ・・楽しみ・・・」



その日の夜えりかは自宅のベッドで今日の出来事を思い出しては悶々としパンツの中を濡らした。
そして自分の将来に起こる事を妄想しながら眠りについた。

ー完ー