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Ⅱ カイルのサンカラーラの暮らし
カイルの打ち明け話
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『で、どうだったんだ女王は』
そう尋ねるヴィハーンにカイルは軽い口調で「概ね予想通りだったよ」と答えた。
「君とつがうつもりがあるのかと聞かれ、誤魔化したらフェロモンをぶつけてきた」
ヴィハーンがぎょっとした顔をする。そして酷いしかめっ面でカイルの知らない言葉を吐き捨てた。
「なあ、今のは結構ひどい罵倒の言葉だろう? 顔を見ればわかるぞ。ぜひもう一度言ってくれないか?」
カイルが喜んで尻ポケットから手帳を取り出すとヴィハーンは『黙って食え』と言う。そして大きな芋を一口で呑み込んでカイルを見た。
『女王の《気》をまともに受けてどうともならなかったのか』
「無傷とは言えないがまあ無事だ」
冗談めかして言うとヴィハーンの眉間の皺がますます深くなる。他の人が見れば裸足で逃げ出すほどおっかない顔だが、これは自分を心配している顔なのだと今では理解できた。
「大丈夫、何もされなかったし……と言うと語弊があるが、相変わらず発情もしてないしフェロモンだって出ていないだろう?」
『……ニンゲンのオメガに我ら竜蛇の民の《気》は通じないのか?』
不思議そうに首をかしげるヴィハーンにカイルは肩をすくめる。
「前にも言っただろう? 僕はオメガとしちゃ規格外なのさ。それにパドマの薬を飲んでいるから大丈夫だよ」
『薬だと?』
ヴィハーンを安心させたくてついポロッと出てしまった言葉を、ヴィハーンは聞き逃さなかった。しまった、と内心思ったが、ヴィハーンは食べるのをやめてカイルを睨みつけている。ちゃんと答えなければ納得しないだろう。カイルは咳払いをしてお茶のカップをソーサーに置いた。
「パドマはこの辺りでは一番の薬師だとタクールに聞いたんだ。それでオメガとしての情動を抑える薬を作ってもらってる。今のところ副作用もないし、君や女王のとんでもなく強いフェロモンにも対抗できてる。それは君もわかるだろう?」
両腕を広げて自分は大丈夫なのだとアピールして見せる。だがヴィハーンは無言だった。仕方なくカイルはため息をついて白状する。
「僕は君に対してできるだけフェアな立場にいたいんだ。フェロモンのせいで僕たち二人ともが傷つかなくていいように。フェロモンを暴力の手段とするのは何もアルファだけじゃない。オメガだってそうだろう?」
以前、港町でわざと発情したオメガの女が嫌がるヴィハーンに無理矢理迫っていた光景を頭に思い浮かべる。するとヴィハーンが恐ろしく低い声で言った。
『無理に発情を抑えることは神の摂理に逆らうことではないのか』
「…………神の節理だって?」
そう返した自分の声がやや尖っていることに気づく。それでもカイルにとってこれは譲れないことだった。
「神がいるかどうかを今ここで議論するつもりはない。だが君だって金色の鳥の伝説について話してくれた時に言っていただろう。運命という言葉は好きじゃない、と。それは他人に自分の生き方を決めつけられるのが嫌だという意味ではないのか?」
カイルはヴィハーンの黒々とした鋭い目をまっすぐに見据えて言う。
「あるがままというのが君の好むやり方なら、運命に逆らいたいというのだって世の理への反逆なんじゃないのか」
カイルの強い反駁にもヴィハーンはまるで動じなかった。静まり返った家の中で互いに無言で睨み合う。するとヴィハーンが口を開いた。
『そういうことじゃない。そんなことをして本当に身体に害はないのかと聞いているんだ』
「……え?」
ヴィハーンは苛立ったように指でテーブルをこつん、と突いて言う。
『オメガがアルファの《気》に惹かれて発情するのは自然なことだ。それを薬の力で無理に押さえつけるのは節理に反する。それにパドマとやらの薬がいくら優れていてもニンゲンが飲むのは初めてだろう。本当に具合は悪くないのか』
――――なんと彼は本当に、そこまで自分を心配してくれていたのか!
あまりの驚きに思わずぽかんと口を開けて絶句する。無言でカイルに見つめられて居心地悪くなったのか、ヴィハーンがわずかに身を引いて尋ねた。
『おい、聞いているのか』
「聞いてるよ……感動しすぎて言葉が出ないんだ」
『……帰っていいか』
「いや! いやいや待ってくれ! すぐ落ち着くから!」
椅子から下りようとしたヴィハーンを慌てて引き留めると、カイルは冷めてしまったお茶を飲んでなんとか平常心を取り戻す。そして息を一つ吐き出して言った。
「……僕はね、自分がオメガだとわかってからつくづく思ったことがある。人の強さ、優秀さとはすなわち『物事をコントロールできる能力』だ。怒りも悲しみも苛立ちもあらゆる衝動も自分の意思でコントロールできることこそが精神の強さの証明になる。だから僕はオメガとわかって好きな仕事から外され、到底尊敬できないようなアルファたちから軽々しく扱われるようになっても腐らずに務めて明るく、自分にできることを精一杯やって生きてきたんだ」
『人より強く優秀でありたいというのが、薬で発情を管理しようとするお前の動機か』
ヴィハーンの問いにカイルは拳を握り締める。
「違う。僕は……僕は君の友達になりたいんだ」
見知らぬ異国の地での自由な生活はとても楽しい。自分がしたことのないことをヴィハーンと一緒にやるのは本当にわくわくする。でもカイルが本国に帰りたいと露ほども思わない一番の理由は、彼ともっと親しい友達になりたいからだ。
アルファだとかオメガだとか、互いの利益も国も家も関係ない、ただ馬鹿なことをしたり知らないことを教え合ったりしながら笑ったり怒ったりしたいのだ。
「君は本能に溺れて君に欲情するような男を友人にはしたくないだろう? 僕だってそんなのは嫌だ。だから僕は完璧に自分をコントロールしたいんだ」
言葉にするとあまりに子どもっぽい自分の願望につい顔が熱くなる。気恥ずかしくて視線をテーブルに落とすとヴィハーンの声がした。
『友人など、国へ帰ればいくらでもいるだろう』
「いや、いないよ。一人だけいたけど、でも君とは違う」
幼馴染のアルフレッドは気のいい男でよく冗談を言ってカイルを笑わせてくれたし、いつだって味方をしてくれた。でも最後の別れ際の彼の言葉がどうしても心に引っかかっている。
――――僕たちでは君とは釣り合わないということさ。だから君はいまだに誰のフェロモンにも惹かれず、発情期だって訪れないんだ。
不自然に目を逸らして言われたその言葉は、カイルはずっと彼を対等で気の置けない親友だと思っていたのに、彼自身はそうは思っていなかったことを表している。
アルフレッドはずっと鬱屈した気持ちを押し隠してカイルに付き合ってくれていたのだろうか。そう思うと胸が潰れるような気がした。
(でもヴィハーンは違う)
彼は嫌なら嫌だと遠慮なく言うし、多分我慢もしない。怒りが限界を越えれば容赦なくカイルに《気》をぶつけてくるような男だ。本人はそれを申し訳なかったと謝りに来たが、逆にカイルは「嫌ならちゃんと態度で示してくれる」と安心したのだ。だがそれも全部カイルの一方的な望みで、ただのわがままなのだろうか?
カイルが俯いたまま顔を上げられずにいるとヴィハーンが言った。
『お前はおかしな男だな』
「……それはどういう意味かな?」
『……俺と友人になりたいなどという者は今まで一人もいなかった』
驚いて顔を上げると、ヴィハーンは腕を組んで壁を睨みつけていた。ふと、彼も孤独だったのだろうかと考える。 今は彼は自ら好んで一人でいるようだったが、幼いころはどうだったのだろうか。
ヴィハーンがカイルを見て言った。
「お前は強いな」
その言葉が嬉しくて、自然と笑みが浮かんでくる。
「それは君だって同じだろう?」
一族の長である女王に公然と対立し、彼の人格を侮辱するオメガやベータたちに囲まれ、誰とも親しく付き合わず一人であんな山奥の薄暗い洞窟に閉じこもっていたいと思うほどの何かを乗り越えて今生きている彼だってとても強い男だとカイルは思う。
カイルはわざと軽く見えるようにウインクをして言った。
「君は強くて義理堅くていいアルファだ。そして僕は人類一優秀なオメガ。弱音なんて吐いてる暇はないね」
するとヴィハーンがチラリとカイルを見る。そして珍しく少しためらうような素振りを見せて言った。
『……吐き出せる相手がいなかっただけだろう』
「ヴィハ~~ン、頼むからこれ以上僕を泣かせないでくれ!」
『…………本当にもう帰ってもいいか?』
ガバッと飛びつこうとしたカイルにヴィハーンの冷たい返事が部屋に響く。
竈の横の開けた木戸の向こうからしとしとと音がする。それはカイルがサンカラーラに来て初めて降る雨の音だった。
そう尋ねるヴィハーンにカイルは軽い口調で「概ね予想通りだったよ」と答えた。
「君とつがうつもりがあるのかと聞かれ、誤魔化したらフェロモンをぶつけてきた」
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「前にも言っただろう? 僕はオメガとしちゃ規格外なのさ。それにパドマの薬を飲んでいるから大丈夫だよ」
『薬だと?』
ヴィハーンを安心させたくてついポロッと出てしまった言葉を、ヴィハーンは聞き逃さなかった。しまった、と内心思ったが、ヴィハーンは食べるのをやめてカイルを睨みつけている。ちゃんと答えなければ納得しないだろう。カイルは咳払いをしてお茶のカップをソーサーに置いた。
「パドマはこの辺りでは一番の薬師だとタクールに聞いたんだ。それでオメガとしての情動を抑える薬を作ってもらってる。今のところ副作用もないし、君や女王のとんでもなく強いフェロモンにも対抗できてる。それは君もわかるだろう?」
両腕を広げて自分は大丈夫なのだとアピールして見せる。だがヴィハーンは無言だった。仕方なくカイルはため息をついて白状する。
「僕は君に対してできるだけフェアな立場にいたいんだ。フェロモンのせいで僕たち二人ともが傷つかなくていいように。フェロモンを暴力の手段とするのは何もアルファだけじゃない。オメガだってそうだろう?」
以前、港町でわざと発情したオメガの女が嫌がるヴィハーンに無理矢理迫っていた光景を頭に思い浮かべる。するとヴィハーンが恐ろしく低い声で言った。
『無理に発情を抑えることは神の摂理に逆らうことではないのか』
「…………神の節理だって?」
そう返した自分の声がやや尖っていることに気づく。それでもカイルにとってこれは譲れないことだった。
「神がいるかどうかを今ここで議論するつもりはない。だが君だって金色の鳥の伝説について話してくれた時に言っていただろう。運命という言葉は好きじゃない、と。それは他人に自分の生き方を決めつけられるのが嫌だという意味ではないのか?」
カイルはヴィハーンの黒々とした鋭い目をまっすぐに見据えて言う。
「あるがままというのが君の好むやり方なら、運命に逆らいたいというのだって世の理への反逆なんじゃないのか」
カイルの強い反駁にもヴィハーンはまるで動じなかった。静まり返った家の中で互いに無言で睨み合う。するとヴィハーンが口を開いた。
『そういうことじゃない。そんなことをして本当に身体に害はないのかと聞いているんだ』
「……え?」
ヴィハーンは苛立ったように指でテーブルをこつん、と突いて言う。
『オメガがアルファの《気》に惹かれて発情するのは自然なことだ。それを薬の力で無理に押さえつけるのは節理に反する。それにパドマとやらの薬がいくら優れていてもニンゲンが飲むのは初めてだろう。本当に具合は悪くないのか』
――――なんと彼は本当に、そこまで自分を心配してくれていたのか!
あまりの驚きに思わずぽかんと口を開けて絶句する。無言でカイルに見つめられて居心地悪くなったのか、ヴィハーンがわずかに身を引いて尋ねた。
『おい、聞いているのか』
「聞いてるよ……感動しすぎて言葉が出ないんだ」
『……帰っていいか』
「いや! いやいや待ってくれ! すぐ落ち着くから!」
椅子から下りようとしたヴィハーンを慌てて引き留めると、カイルは冷めてしまったお茶を飲んでなんとか平常心を取り戻す。そして息を一つ吐き出して言った。
「……僕はね、自分がオメガだとわかってからつくづく思ったことがある。人の強さ、優秀さとはすなわち『物事をコントロールできる能力』だ。怒りも悲しみも苛立ちもあらゆる衝動も自分の意思でコントロールできることこそが精神の強さの証明になる。だから僕はオメガとわかって好きな仕事から外され、到底尊敬できないようなアルファたちから軽々しく扱われるようになっても腐らずに務めて明るく、自分にできることを精一杯やって生きてきたんだ」
『人より強く優秀でありたいというのが、薬で発情を管理しようとするお前の動機か』
ヴィハーンの問いにカイルは拳を握り締める。
「違う。僕は……僕は君の友達になりたいんだ」
見知らぬ異国の地での自由な生活はとても楽しい。自分がしたことのないことをヴィハーンと一緒にやるのは本当にわくわくする。でもカイルが本国に帰りたいと露ほども思わない一番の理由は、彼ともっと親しい友達になりたいからだ。
アルファだとかオメガだとか、互いの利益も国も家も関係ない、ただ馬鹿なことをしたり知らないことを教え合ったりしながら笑ったり怒ったりしたいのだ。
「君は本能に溺れて君に欲情するような男を友人にはしたくないだろう? 僕だってそんなのは嫌だ。だから僕は完璧に自分をコントロールしたいんだ」
言葉にするとあまりに子どもっぽい自分の願望につい顔が熱くなる。気恥ずかしくて視線をテーブルに落とすとヴィハーンの声がした。
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「いや、いないよ。一人だけいたけど、でも君とは違う」
幼馴染のアルフレッドは気のいい男でよく冗談を言ってカイルを笑わせてくれたし、いつだって味方をしてくれた。でも最後の別れ際の彼の言葉がどうしても心に引っかかっている。
――――僕たちでは君とは釣り合わないということさ。だから君はいまだに誰のフェロモンにも惹かれず、発情期だって訪れないんだ。
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(でもヴィハーンは違う)
彼は嫌なら嫌だと遠慮なく言うし、多分我慢もしない。怒りが限界を越えれば容赦なくカイルに《気》をぶつけてくるような男だ。本人はそれを申し訳なかったと謝りに来たが、逆にカイルは「嫌ならちゃんと態度で示してくれる」と安心したのだ。だがそれも全部カイルの一方的な望みで、ただのわがままなのだろうか?
カイルが俯いたまま顔を上げられずにいるとヴィハーンが言った。
『お前はおかしな男だな』
「……それはどういう意味かな?」
『……俺と友人になりたいなどという者は今まで一人もいなかった』
驚いて顔を上げると、ヴィハーンは腕を組んで壁を睨みつけていた。ふと、彼も孤独だったのだろうかと考える。 今は彼は自ら好んで一人でいるようだったが、幼いころはどうだったのだろうか。
ヴィハーンがカイルを見て言った。
「お前は強いな」
その言葉が嬉しくて、自然と笑みが浮かんでくる。
「それは君だって同じだろう?」
一族の長である女王に公然と対立し、彼の人格を侮辱するオメガやベータたちに囲まれ、誰とも親しく付き合わず一人であんな山奥の薄暗い洞窟に閉じこもっていたいと思うほどの何かを乗り越えて今生きている彼だってとても強い男だとカイルは思う。
カイルはわざと軽く見えるようにウインクをして言った。
「君は強くて義理堅くていいアルファだ。そして僕は人類一優秀なオメガ。弱音なんて吐いてる暇はないね」
するとヴィハーンがチラリとカイルを見る。そして珍しく少しためらうような素振りを見せて言った。
『……吐き出せる相手がいなかっただけだろう』
「ヴィハ~~ン、頼むからこれ以上僕を泣かせないでくれ!」
『…………本当にもう帰ってもいいか?』
ガバッと飛びつこうとしたカイルにヴィハーンの冷たい返事が部屋に響く。
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