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Ⅱ カイルのサンカラーラの暮らし
女王との面会
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ヴィハーンの巨体が闇にまぎれて見えなくなるまで見送った後、扉を閉めてカイルはプッと吹き出した。
「ああ、本当に彼は面白い男だな」
カイルに”優しい”と言われた彼の背中は非常に不機嫌そうだった。背中を見ただけで彼が浮かべている表情がありありと想像できるというのはすごいことではないだろうか。
「彼が分かりやすすぎるのか、それを察することができる僕が優秀なのか、それとも……」
まるで多くの時間を共に過ごしてきた親友同士のようだ。そう思ってカイルはついニヤニヤと笑ってしまう。
ヴィハーンとやり取りするにつれ、段々と彼の人となりがわかってきた。
(彼は意外と分かりやすい男だ)
最初の頃はいつも仏頂面で何を考えているか分からない印象だった。だが、悪いことをしたと思えばこうして謝りに来てくれたり、自分が「できそこない」と言われて嫌な思いをしてきたから人間のアルファたちを弱いと侮蔑する言葉を途中で呑み込んだり、そして手土産なく一方的にご馳走になることを良しとしないところも、驚くほどストレートで健全な思考回路だ。
(それに、今回のように割と込み入った話を母国語でしていても、やっぱりお互いの言ってることがちゃんと理解できるなんて)
まったく違う国に生まれた異種族同士で話す言語も違うのに、彼が考えていることが手に取るようにわかる。そしてそのどれもに好感を持ち、共感さえする。
ステイツでの唯一の親友でもあったアルフレッド相手でもこうはいかなかった。彼が別れ際に目を合わさず『僕たちでは君とは釣り合わないということさ』と言った言葉は小さな棘のようにカイルの心に刺さったままだ。
(ああ、でもあれだけは僕の失敗だったな)
ひどく腹を空かせていたらしいヴィハーンについうっかり「洞窟で壁に彫刻するのによほど熱中していたんだろうね」などとあの時のことを思い出させるようなこと言いかけてしまった。
わずかな失言にも尾ひれがついてすぐに広まる狭い上流階級社会で育ち、大陸有数の鉄道会社の法律部門で働いていた自分にしては珍しい失態だ、とカイルは反省する。どうやら本国を離れ、ヴィハーンと二人きりでいるとどうも気が緩んでしまうようだ。
幸いヴィハーンはジロリとカイルを見ただけで怒りはしなかったが、今後あの洞窟のことをうっかり話題に出さないように気を付けねば、と自分に言い聞かせる。
(だが……いつか彼の方からあの素晴らしい彫像のことを話してくれたらいいな)
ちらっと見ただけだったが、あれは多分何かの物語の一部分を表したものだったように思う。
(題材はどんな話なんだろう。昔話のようなものかな。それともサンカラーラの神話のようなものだろうか)
いろいろ想像しながらカイルはランプを持って寝室に行き、寝間着に着替えて急いでキルトの下に潜り込む。さっきまではなんともなかったのに、ヴィハーンが帰って一人になった途端冷え込みの強さに気づいた。
「これからもっと寒くなっていくのかな」
日中暖かいのが唯一の救いだ。カイルはキルトにくるまって目を閉じながら「ヴィハーンはあの洞窟で寝ているのだろうか。それとも他に家があるんだろうか」と考える。
(彼も温かい場所でぐっすり眠れているといいのだが……)
そしていつの間にか眠ってしまったカイルは翌朝、ヴィハーンからの警告通り女王からの使者を迎えることになった。
◇ ◇ ◇
カイルは自分を案内する使者の後について例の神殿のような大きな建物の中を歩いた。もちろん久々に正装している。ステイツでは毎日身に着けていたネクタイやスーツやフロックコートがひどく窮屈に感じてため息を飲み込んだ。
『よく来たのう。息災であったか』
ヴィハーンよりもさらに巨大な女王が妖艶な笑みを浮かべてカイルを見下ろす。顔形はトカゲそっくりであっても高慢な美しさを醸し出す彼女にカイルは密かに感心した。
『お目に掛かれて光栄です、女王陛下』
ダンから習い覚えたサンカラーラ語を型どおりに諳んじて優雅に腰を折る。
(そういえばどうしてヴィハーンは僕の現地語の挨拶を聞くとあんなにムスッとした顔をするんだろう?)
思考がついそっちに逸れてしまいそうになるのを慌てて引き戻しながら女王の言葉を聞いた。
『ヴィハーンとは仲良うやっておるか。あれもかなりの偏屈者ゆえ、そなたに無体を働いておるのではないかと懸念しておる』
女王が話す言葉はもちろんサンカラーラの言葉だ。だが不思議とヴィハーン相手の時のようには理解できない。今回特別にタクールが通訳として同行してくれている。彼は意外なほど落ち着き払った様子で女王の言葉を訳してカイルに伝えてくれた。
「お陰様で仲良くさせていただいております」
ここで重要なのは、カイルの滞在を合法かつ快適なものにするためには、ヴィハーンとは仲良くやっていると女王たちに思わせなければいけないということだ。だが同時に、ヴィハーンがカイルとの婚姻を望んではいないことを忘れてはいけない。つまり女王が強権を発動して無理矢理ヴィハーンをカイルとつがわせるような言質を与えないようにしなければならないのだ。
女王の周りにいる者たちは相変わらずカイルを見て忍び笑いをしながらヒソヒソと何か話しているし、カイルが果たして彼らの子孫を産むに足るオメガなのかどうか品定めする視線があちこちから突き刺さる。それに気づかないふりをしながら、カイルはヴィハーンにこの国の茶をご馳走になったことなど当たり障りない出来事を話した。だが女王に小手先の会話は通じなかったようだ。
『それで、そなたはヴィハーンとつがって子を成す気になったのか?』
あまりにも直接的すぎる問いに一瞬言葉に詰まる。常に婉曲的な表現で互いの腹を探り合う本石の上流階級とは正反対だ、と思いながらカイルはにっこり微笑んだ。
「こういうことは相性もありますからね。幸い私が帰国するまでまだ何ヶ月もありますから」
『……なるほど、ニンゲンたちは我ら数百年の時を生きる竜の眷属よりもさらに気が長いと見える』
突然、女王の黄色い目がぶわりと金色に輝いた。カイルはぐっと拳を握りしめ、下腹に力を入れる。
(来た……!)
女王のフェロモンだ。熟しきった南国の果実のような甘ったるくて重い匂いがカイルを押さえつけ喉首を締め上げてくる。到底好きになれない香りだ。恐ろしく強くて濃いフェロモンがカイルの目も鼻も喉も塞いでがんじがらめにし、従わせようとしている。
カイルは奥歯が割れそうなほど強く噛み締めると、わざとニッと挑発的な笑みを浮かべて女王を見上げた。しばらくの間、見つめ合うというより睨み合うような視線を戦わせていると、不意に女王が薄目になり、圧し掛かっていたプレッシャーがふわりと薄らいだ。そして興味をなくしたように視線を外される。
それからカイルはごく一般的な挨拶をかわし、神殿のような建物を後にした。
「ふう……」
外に出てようやく息を吐く。するとタクールもハンカチで額の汗を拭いながら言った。
「ここまで間近にお会いしたのはハジメテでしたが、さすがは竜蛇の女王ですネ」
「タクール、来てくれてありがとう。助かったよ」
「いえ、お役にたてテ光栄デス。しかしよく女王のアノ威圧に耐えられまシタな」
「ああ、なんとかね」
カイルは握り続けていた拳を開くと、力を籠めすぎて白くなった手のひらに爪が食い込んだ赤い跡が深く刻まれている。
こんなこともあろうかとカイルはパドマの薬をいつもの倍量飲んで来た。果たしてそれが効いたのかどうかわからないが、なんとか女王のフェロモンに発情させられることもなく逃げ出せたことにホッと安堵する。
喉を締め上げるネクタイを緩めコートのボタンを外しながら顔を上げると、女王の招待を伝えにきた使者が建物の通路に立ってこちらを見ていた。彼は今日女王の元へ案内もしてくれた男だが、他の現地人とは少し異なる姿をしていた。
彼の顔にはおよそ表情と言うものがなく、言葉にも感情を表す抑揚がなかった。そして一番変わっているのは、首になんと生きた蛇を巻いていることだ。しかもその蛇には小さな翼が生えていて、初めて彼がカイルの家を訪れた時、つい不躾にまじまじと見てしまうところだった。
(翼ある蛇とは。さすがステイツとはまったく違う世界だ)
今も遠くからこちらの様子を窺う使者の男をちらり、と見ると、カイルは帽子を脱いで頭を振った。ヴィハーンに貰ったヘシュカを被るべきか迷ったが、今日女王のところに彼がいるとも思えず、また洋装にあの頭巾はおかしい気がしたのでやめたのだ。
「さあ、帰ろうか。タクール」
「ハイ。よければ店に寄ってお茶でモいかがデスか」
「ありがたいね。喜んでご馳走になるよ」
カイルとタクールはやれやれとばかりに視線を交わすと、町に向かって坂道を歩いていった。
「ああ、本当に彼は面白い男だな」
カイルに”優しい”と言われた彼の背中は非常に不機嫌そうだった。背中を見ただけで彼が浮かべている表情がありありと想像できるというのはすごいことではないだろうか。
「彼が分かりやすすぎるのか、それを察することができる僕が優秀なのか、それとも……」
まるで多くの時間を共に過ごしてきた親友同士のようだ。そう思ってカイルはついニヤニヤと笑ってしまう。
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ステイツでの唯一の親友でもあったアルフレッド相手でもこうはいかなかった。彼が別れ際に目を合わさず『僕たちでは君とは釣り合わないということさ』と言った言葉は小さな棘のようにカイルの心に刺さったままだ。
(ああ、でもあれだけは僕の失敗だったな)
ひどく腹を空かせていたらしいヴィハーンについうっかり「洞窟で壁に彫刻するのによほど熱中していたんだろうね」などとあの時のことを思い出させるようなこと言いかけてしまった。
わずかな失言にも尾ひれがついてすぐに広まる狭い上流階級社会で育ち、大陸有数の鉄道会社の法律部門で働いていた自分にしては珍しい失態だ、とカイルは反省する。どうやら本国を離れ、ヴィハーンと二人きりでいるとどうも気が緩んでしまうようだ。
幸いヴィハーンはジロリとカイルを見ただけで怒りはしなかったが、今後あの洞窟のことをうっかり話題に出さないように気を付けねば、と自分に言い聞かせる。
(だが……いつか彼の方からあの素晴らしい彫像のことを話してくれたらいいな)
ちらっと見ただけだったが、あれは多分何かの物語の一部分を表したものだったように思う。
(題材はどんな話なんだろう。昔話のようなものかな。それともサンカラーラの神話のようなものだろうか)
いろいろ想像しながらカイルはランプを持って寝室に行き、寝間着に着替えて急いでキルトの下に潜り込む。さっきまではなんともなかったのに、ヴィハーンが帰って一人になった途端冷え込みの強さに気づいた。
「これからもっと寒くなっていくのかな」
日中暖かいのが唯一の救いだ。カイルはキルトにくるまって目を閉じながら「ヴィハーンはあの洞窟で寝ているのだろうか。それとも他に家があるんだろうか」と考える。
(彼も温かい場所でぐっすり眠れているといいのだが……)
そしていつの間にか眠ってしまったカイルは翌朝、ヴィハーンからの警告通り女王からの使者を迎えることになった。
◇ ◇ ◇
カイルは自分を案内する使者の後について例の神殿のような大きな建物の中を歩いた。もちろん久々に正装している。ステイツでは毎日身に着けていたネクタイやスーツやフロックコートがひどく窮屈に感じてため息を飲み込んだ。
『よく来たのう。息災であったか』
ヴィハーンよりもさらに巨大な女王が妖艶な笑みを浮かべてカイルを見下ろす。顔形はトカゲそっくりであっても高慢な美しさを醸し出す彼女にカイルは密かに感心した。
『お目に掛かれて光栄です、女王陛下』
ダンから習い覚えたサンカラーラ語を型どおりに諳んじて優雅に腰を折る。
(そういえばどうしてヴィハーンは僕の現地語の挨拶を聞くとあんなにムスッとした顔をするんだろう?)
思考がついそっちに逸れてしまいそうになるのを慌てて引き戻しながら女王の言葉を聞いた。
『ヴィハーンとは仲良うやっておるか。あれもかなりの偏屈者ゆえ、そなたに無体を働いておるのではないかと懸念しておる』
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『それで、そなたはヴィハーンとつがって子を成す気になったのか?』
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「こういうことは相性もありますからね。幸い私が帰国するまでまだ何ヶ月もありますから」
『……なるほど、ニンゲンたちは我ら数百年の時を生きる竜の眷属よりもさらに気が長いと見える』
突然、女王の黄色い目がぶわりと金色に輝いた。カイルはぐっと拳を握りしめ、下腹に力を入れる。
(来た……!)
女王のフェロモンだ。熟しきった南国の果実のような甘ったるくて重い匂いがカイルを押さえつけ喉首を締め上げてくる。到底好きになれない香りだ。恐ろしく強くて濃いフェロモンがカイルの目も鼻も喉も塞いでがんじがらめにし、従わせようとしている。
カイルは奥歯が割れそうなほど強く噛み締めると、わざとニッと挑発的な笑みを浮かべて女王を見上げた。しばらくの間、見つめ合うというより睨み合うような視線を戦わせていると、不意に女王が薄目になり、圧し掛かっていたプレッシャーがふわりと薄らいだ。そして興味をなくしたように視線を外される。
それからカイルはごく一般的な挨拶をかわし、神殿のような建物を後にした。
「ふう……」
外に出てようやく息を吐く。するとタクールもハンカチで額の汗を拭いながら言った。
「ここまで間近にお会いしたのはハジメテでしたが、さすがは竜蛇の女王ですネ」
「タクール、来てくれてありがとう。助かったよ」
「いえ、お役にたてテ光栄デス。しかしよく女王のアノ威圧に耐えられまシタな」
「ああ、なんとかね」
カイルは握り続けていた拳を開くと、力を籠めすぎて白くなった手のひらに爪が食い込んだ赤い跡が深く刻まれている。
こんなこともあろうかとカイルはパドマの薬をいつもの倍量飲んで来た。果たしてそれが効いたのかどうかわからないが、なんとか女王のフェロモンに発情させられることもなく逃げ出せたことにホッと安堵する。
喉を締め上げるネクタイを緩めコートのボタンを外しながら顔を上げると、女王の招待を伝えにきた使者が建物の通路に立ってこちらを見ていた。彼は今日女王の元へ案内もしてくれた男だが、他の現地人とは少し異なる姿をしていた。
彼の顔にはおよそ表情と言うものがなく、言葉にも感情を表す抑揚がなかった。そして一番変わっているのは、首になんと生きた蛇を巻いていることだ。しかもその蛇には小さな翼が生えていて、初めて彼がカイルの家を訪れた時、つい不躾にまじまじと見てしまうところだった。
(翼ある蛇とは。さすがステイツとはまったく違う世界だ)
今も遠くからこちらの様子を窺う使者の男をちらり、と見ると、カイルは帽子を脱いで頭を振った。ヴィハーンに貰ったヘシュカを被るべきか迷ったが、今日女王のところに彼がいるとも思えず、また洋装にあの頭巾はおかしい気がしたのでやめたのだ。
「さあ、帰ろうか。タクール」
「ハイ。よければ店に寄ってお茶でモいかがデスか」
「ありがたいね。喜んでご馳走になるよ」
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