【完】泡姫ミナミくんの初恋 ~獣人店長さんと異世界人のソープ嬢(♂)

伊藤クロエ

文字の大きさ
上 下
48 / 49

★ミナミくんと虎の店長さんのご縁。

しおりを挟む

 かろうじて生温い湯が出たシャワーを、南は呉凱と一緒に急いで浴びた。なぜか呉凱は南から一時も手を離そうとせず、服を脱ぐのも汗を流すのも髪を洗うのも全部呉凱がやってくれた。

「ん……っ」

 滑らかな毛皮に覆われた呉凱の大きくて分厚い手のひらが南の身体のあらゆる場所を撫でては擦り、洗っていく。その手は時折戯れるように南の胸を揉みしだき、乳首を弄っては下へと滑り降りていく。そして南の股間を覆うと、早くも勃ち上がりかけたペニスをゆるゆると扱いてはさらに奥の後腔をも愛撫した。

「あ、そこ、ふ、あ……っ、きもち、いい……っ」

 一週間ぶりに呉凱に触れられたソコはみっともないほど歓喜にうち震えながら呉凱の太い指を咥え込む。その間も上から覆いかぶさってくる呉凱の口が南の顔をこすり、舌を口の中でぬくぬくと出し挿れされた。

(これ、まるで、ベロでくちんなか、突かれてるみたいだ……)

 明らかに性交を思わせるその動きにますます性器に血が集まり、硬くなっていく。口内に挿れられた呉凱の舌を懸命に追いかけながら我慢できずに呉凱の手にペニスをこすりつけると、呉凱が喉の奥で低く笑うのが聞こえた。

「あ、ゆび、ナカ、きもちいい、うーかい、さ……っ、もっと……っ」
「ちょっと待ってな」

 どうやらこっちに来る時に山羊の先生がくれた大きな軟膏も一緒に持ってきていたらしい。緑色の缶を開けて指に掬い取り、南を壁に向かって立たせる。南がシャワーのパイプに手を掛けると、後ろから尻を掴んで軟膏を塗りつけ、ちゅくちゅくと指で後腔を嬲り始めた。

「あう、ん、あ、ソコ、ソコ……あうんっ!」

 一本、二本と指を増やされながら、ひくひくと物欲しげに蠢く媚肉を掻きまわされる。その間も呉凱はもう片方の手ですくい上げるように胸を持ち上げ、指先で乳輪の際を引っ掻いた。

「ひうっ!」

 呉凱に散々開発されて恐ろしく敏感になったナカの膨らみをぐり、と捏ねられて思わず悲鳴が漏れる。それと同時にざらざらとした呉凱の肉厚な舌でうなじを舐められ、火傷の痛みとは別の、ぞくぞくと腹の底から這い上がって来るような感覚に背筋を逸らした。

チッ! せっかく噛み痕が消えたっていうのによ」

 腹立たし気な呉凱の声が狭いシャワールームに響く。彼の抑えきれぬ苛立ちを肌で感じて、南は密かに身体を震わせた。
 こんな時、呉凱はやはり人間とは違う獣に連なる種族なのだと思い知らされる。だがなぜか恐怖は感じない。それどころかいかにも肉食らしい鋭く太い牙が自分のうなじに深々と食い込むところを想像しては、熱く濡れたため息が零れ落ちた。

「どうした? 急に締め付けやがって」

 ナカに潜り込んだ二本の指で揶揄うように奥を引っ掻かれる。ビクン! と跳ねた南の身体を分厚い胸で壁に押し付けて呉凱がまた笑った。

「……うーかいさんの、なら、きえてほしくない、な」

 きゅん、と呉凱の指を甘く締め付ける自分の後腔を嫌というほど意識しながら、南はぼんやりと呟く。するとツン、と硬く尖った乳首を弄んでいた手が南の腹に周り、ぐい、と持ち上げられた。そして耳孔に呉凱の低く擦れた声を吹き込まれてまた下腹がさざめく。

「なんだよ、お前は俺に噛みつかれてぇのか?」
「……うん……おれ、うーかいさんに、ぜんぶ、たべられちゃいたい、なぁ……」
「へぇ、そうかよ」
「……あっ」

 その言葉と同時に、尻の谷間にひどく熱くて硬くて太いモノがゴリ、と擦りつけられる。そのまま尻肉で挟むようにしてぬるぬると扱かれて、南はたまらずシャワーのパイプにしがみついた。

「う、うーかい、さん……っ、うーかいさんの、ほしい、……っ」
「俺の何が欲しいんだ?」
「うーかいさん、の」

 南は後ろに手を回して片手では余るほどに太いソレをそっと握る。

「うーかいさんの、コレで、おれのなか、いっぱいにして、ほしい……ぃ……」

 本当は口いっぱいに舐めてしゃぶりたいが、それよりも早くこの猛々しい凶器で腹の中いっぱいに埋め尽くして欲しかった。
 南はカリ首を指で挟みながら親指で先端の小さな穴をくちくちと擦る。

「うーかいさん……っ、はやく、うーかい、さん……っ」
「あー、くそっ。お前ほんとカワイイな」
「っふ、んんっ!」

 呉凱の指が引き抜かれ、両手で腰を掴まれる。ぬぷ、と押し当てられた亀頭で入口をちゅくちゅくと開かされて南は再びパイプにしがみつき、尻を突き出すようにして『挿れて欲しい』と懇願した。

「あうんっ!」

 ぬぐっ、と一気に亀頭をねじ込まれ、一瞬南の息が止まる。思わず逃げそうになる腰をがっちりと掴まれて、呉凱のモノが狭い隘路をこじ開けるようにして奥へ奥へと入ってきた。

「あ、あ、あ」
「ミナミ……っ、もっと奥まで、いいか……っ?」
「い、いいよ、だいじょ、ぶ」
「苦しかったら言え」
「ひうんっ!!」

 ぐっぷりと奥までハメられて、南は懸命に浅い呼吸を繰り返す。すると呉凱が後ろから南の身体を抱きかかえ、耳元で言った。

「大丈夫だ。しばらくこのままでいるから」
「い、いいよ、うごいて、うーかいさんも、つらい、でしょ」
「ああ、後でな」

 そう言って南のこめかみや頬や肩に口を押し付けてはペロペロと舐めてくれる。温かい、ざらついた舌が肌に触れるたびに下腹がひくついて、呉凱の膨れ上がった亀頭をきゅうきゅうと切なく締め付けた。
 
「うーかいさん……っ、はやく、おれ、も、ダメ……っ」

 我慢できずに欲しがれば、ようやく呉凱がゆっくりと動き出す。身体ごと下から持ち上げるようにゆるゆると突かれて南はたまらずに喘いだ。

「あっ、んっつ、あ、イイ、うーかいさん、もっと、んぐっ」
「ミナミ、ミナミ」

 段々と早く大きくなっていくグラインドに合わせて、ぱちゅん、ぐちゅんと濡れた音が狭いシャワールームに響く。

「ひっ、あっ、あっ、もっと、もっとほしい……っ、うーかい、さん……っ」

 南がねだれば呉凱の動きはさらに激しくなっていく。

「あっ! あっ! すご……っ、あんっ!」
「ああ、クソッ、お前んナカ、うねうね絡みついてきて、すげぇ、きもちいいな……っ」
「ほ、ほんと……っ? うれしい、いっぱい、いっぱいきもちよく、なって、うーかいさ……んっ」

 後ろからハッ、ハッ、と呉凱の荒い息遣いが聞こえてくる。それと一緒にぐるるる、と低い唸り声が響いてきて、南は呉凱の男根で貫かれたまま本当に頭から全部食べられてしまいたい、と思った。

「ひっ! あっ! っソ、ソコ、やだ、深……っ、……っひうッ!?」

 最奥をぬちぬちと突いていた亀頭がついにぐぷっ、と結腸口をこじ開けて入って来る。

「あっ! ソコ、あ、こわ、こわい、あんっ、んぐっ!」

 今まで何人もの客と寝てきたが、ここまで入って来るのは呉凱一人だけだ。南が知っている絶頂を上塗りするかのような衝撃に、南は涙を零しながら身悶える。

「うっ! イく、イっちゃう、あう、んんっ!」
「いいぜ、イけよ、腹いっぱいに出してやる……っ」
「あっ、ひっ、ん、んぐ、っ、~~~~~~~っっ!!」

 抱き込まれた腕にぐっ、と力が入り、一番奥に呉凱の熱が叩きつけられるのを感じた。その途端、腹の奥底からこみ上げてきた絶頂に南のモノからも、どぷっ、と精液が溢れ出る。息ができないほど激しい快感に指一本動かせずにいる間も、呉凱はまだドクドクと濃いザーメンを注ぎ込みながら最奥を抉るように突き続けてきて、南は獣人の交尾の激しさに完全に酔わされた。
 呉凱の力強い手が南の首を掴み、ヒリヒリと痛むうなじに鋭い牙が当てられる。ゆっくりと、確実に肌を貫くその感触に南はビクビクとナカを痙攣させながら、再びイった。



     ★   ★   ★



 二度の連続アクメの後にガクッと力の抜けたミナミの身体を片腕で支える。

(こいつ、二回目は俺に噛まれてイったのか)

 相変わらずとんでもねぇヤツだ、と思いながら呉凱はミナミの剥き出しになったうなじをぞろり、と舐めては甘噛みする。

「……ぬくの、や、だ……」

 ミナミをベッドで休ませるためにペニスを抜いて抱え直そうとした時、気を失っていたと思っていたミナミが擦れた声で呟いた。

「……うーかい、さ……ん、ぬくの、いやだ……ぁ……」
「わかったわかった、ちょっとだけ待て」

 呉凱はまったく力が入らないらしいミナミからずるり、と男根を抜く。すると縁の赤らんだミナミの後腔と自分のモノを繋ぐように、どろり、と大量の精液がこぼれ落ちるのを見て、獣の本性剥き出しにして目を細めた。

「うーかい、さ、ん……」
「ああ、すぐに挿れてやる」

 呉凱はミナミの身体を抱き上げ、両足を自分の腰に回させると尻を掴んでもう一度ゆっくりと奥まで挿入してやった。

「…………っふ…………う……っ」

 ぐったりと呉凱にもたれたまま、ミナミがかすかに喘ぐ。そのまま根元まで収めてから軟膏の缶を取り、シャワーのコックを止めたのを確認して部屋に戻った。
 歩く度に呉凱のモノがイイところに当たるのか、肩口に埋まったミナミの口から「あっ、あっ」という小さな声が漏れる。
 ミナミを抱えたままベッドに乗り上げ、ヘッドボードにもたれて一息ついた。そして呉凱に抱きつくようにして顔を埋めているミナミのうなじをタオルで拭いてもう一度よく見る。

(クソ……ッ、あの狗野郎が)

 火傷の痕を見てまた狂暴な気分が蘇ってくるが、その横についた己の噛み痕を見て自らの衝動をなだめる。
 呉凱は傷に当たらぬように耳の後ろのあたりに口を押し付けてから、できるだけ優しく消毒薬と軟膏を塗り、ガーゼを当ててやった。そして傍らの随分と古い綿毛布が辛うじて洗濯してあるのを確認すると、それでミナミの身体を覆ってぎゅっと抱きしめた。

 危うく、この突拍子もなくて、でも生真面目で、妙なところで自信なさげなのにやたらと大胆になるニンゲンを永遠に失うところだった。今間違いなく生きて自分の腕の中にいることを確認してとてつもない安堵を覚える。

 煙草が吸いたい、と思いながら呉凱はあの男が言った言葉を頭の中で繰り返す。

――――この世は環だ。この世の全ての理は繋がっている。てめぇの因果は回りまわって、てめぇに返るのさ。

(そう、この世は環だ。過去と現在。原因と結果。環がこの世界を作り、円となる)

 『円』 は縁。『環』 は款。
 人と人との繋がりを現すその言葉を、呉凱は心に繰り返す。

 呉凱はかつて、誰が相手でも深い付き合いをするつもりは毛頭なかった。いつでも自分が行きたい場所に行き、生きたいように生きるためには必要最低限の荷物しか負いたくなかった。でもこれからは違う。

 呉凱が今までも密かに気に入っていた『縁』という言葉は、この先さらに特別な意味を持つようになるだろう。
 偶然の縁が呉凱とミナミを巡り合わせ、こうして結びつけた。そのことに呉凱はたまらなく何かに感謝したくなった。

 いつの間にか眠ってしまったミナミをさらに強く抱き寄せて自分の身体で温めてやる。ついでに尻尾も巻きつけてやるとくすぐったかったのか、ミナミが目を閉じたまま小さく笑った。

「……ってか、これはもう抜いていいのか?」

 安心しきって眠り込んだミナミが答えるわけもなく、仕方なく呉凱はそのままずるずると身体をずらして寝そべると、上にミナミを乗せたままようやく眠りについた。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果

てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。 とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。 「とりあえずブラッシングさせてくれません?」 毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。 そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。 ※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。

【完結】番(つがい)でした ~美しき竜人の王様の元を去った番の私が、再び彼に囚われるまでのお話~

tea
恋愛
かつて私を妻として番として乞い願ってくれたのは、宝石の様に美しい青い目をし冒険者に扮した、美しき竜人の王様でした。 番に選ばれたものの、一度は辛くて彼の元を去ったレーアが、番であるエーヴェルトラーシュと再び結ばれるまでのお話です。 ヒーローは普段穏やかですが、スイッチ入るとややドS。 そして安定のヤンデレさん☆ ちょっぴり切ない、でもちょっとした剣と魔法の冒険ありの(私とヒロイン的には)ハッピーエンド(執着心むき出しのヒーローに囚われてしまったので、見ようによってはメリバ?)のお話です。 別サイトに公開済の小説を編集し直して掲載しています。

小学生のゲーム攻略相談にのっていたつもりだったのに、小学生じゃなく異世界の王子さま(イケメン)でした(涙)

九重
BL
大学院修了の年になったが就職できない今どきの学生 坂上 由(ゆう) 男 24歳。 半引きこもり状態となりネットに逃げた彼が見つけたのは【よろず相談サイト】という相談サイトだった。 そこで出会ったアディという小学生? の相談に乗っている間に、由はとんでもない状態に引きずり込まれていく。 これは、知らない間に異世界の国家育成にかかわり、あげく異世界に召喚され、そこで様々な国家の問題に突っ込みたくない足を突っ込み、思いもよらぬ『好意』を得てしまった男の奮闘記である。 注:主人公は女の子が大好きです。それが苦手な方はバックしてください。 *ずいぶん前に、他サイトで公開していた作品の再掲載です。(当時のタイトル「よろず相談サイト」)

義弟の婚約者が私の婚約者の番でした

五珠 izumi
ファンタジー
「ー…姉さん…ごめん…」 金の髪に碧瞳の美しい私の義弟が、一筋の涙を流しながら言った。 自分も辛いだろうに、この優しい義弟は、こんな時にも私を気遣ってくれているのだ。 視界の先には 私の婚約者と義弟の婚約者が見つめ合っている姿があった。

急に運命の番と言われても。夜会で永遠の愛を誓われ駆け落ちし、数年後ぽい捨てされた母を持つ平民娘は、氷の騎士の甘い求婚を冷たく拒む。

石河 翠
恋愛
ルビーの花屋に、隣国の氷の騎士ディランが現れた。 雪豹の獣人である彼は番の匂いを追いかけていたらしい。ところが花屋に着いたとたんに、手がかりを失ってしまったというのだ。 一時的に鼻が詰まった人間並みの嗅覚になったディランだが、番が見つかるまでは帰らないと言い張る始末。ルビーは彼の世話をする羽目に。 ルビーと喧嘩をしつつ、人間についての理解を深めていくディラン。 その後嗅覚を取り戻したディランは番の正体に歓喜し、公衆の面前で結婚を申し込むが冷たく拒まれる。ルビーが求婚を断ったのには理由があって……。 愛されることが怖い臆病なヒロインと、彼女のためならすべてを捨てる一途でだだ甘なヒーローの恋物語。 この作品は、他サイトにも投稿しております。 扉絵は写真ACより、チョコラテさまの作品(ID25481643)をお借りしています。

完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました

美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!

大好きだけど、結婚はできません!〜強面彼氏に強引に溺愛されて、困っています〜

楠結衣
恋愛
冷たい川に落ちてしまったリス獣人のミーナは、薄れゆく意識の中、水中を飛ぶような速さで泳いできた一人の青年に助け出される。 ミーナを助けてくれた鍛冶屋のリュークは、鋭く睨むワイルドな人で。思わず身をすくませたけど、見た目と違って優しいリュークに次第に心惹かれていく。 さらに結婚を前提の告白をされてしまうのだけど、リュークの夢は故郷で鍛冶屋をひらくことだと告げられて。 (リュークのことは好きだけど、彼が住むのは北にある氷の国。寒すぎると冬眠してしまう私には無理!) と断ったのに、なぜか諦めないリュークと期限付きでお試しの恋人に?! 「泊まっていい?」 「今日、泊まってけ」 「俺の故郷で結婚してほしい!」 あまく溺愛してくるリュークに、ミーナの好きの気持ちは加速していく。 やっぱり、氷の国に一緒に行きたい!寒さに慣れると決意したミーナはある行動に出る……。 ミーナの一途な想いの行方は?二人の恋の結末は?! 健気でかわいいリス獣人と、見た目が怖いのに甘々なペンギン獣人の恋物語。 一途で溺愛なハッピーエンドストーリーです。 *小説家になろう様でも掲載しています

僕だけの番

五珠 izumi
BL
人族、魔人族、獣人族が住む世界。 その中の獣人族にだけ存在する番。 でも、番には滅多に出会うことはないと言われていた。 僕は鳥の獣人で、いつの日か番に出会うことを夢見ていた。だから、これまで誰も好きにならず恋もしてこなかった。 それほどまでに求めていた番に、バイト中めぐり逢えたんだけれど。 出会った番は同性で『番』を認知できない人族だった。 そのうえ、彼には恋人もいて……。 後半、少し百合要素も含みます。苦手な方はお気をつけ下さい。

処理中です...