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【第三部】西の国イスタリア
119 揺れる心
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「また何か考え込んでおられるようですな」
光溢れる石造りの回廊を歩きながらダルガートが問いかける。
「うん……なんていうか、こう……もやもやしてスッキリしなくて」
正直、僕の疑問や違和感はこの世界の人たちにとって別にどうでもいいことなのかしれない。それでもどうしても気になるのだ。
食べ物もそこに暮らす人間も動物も月も太陽も、大陸の形まで現実である僕の地球とそっくり同じなのに、天候を操る力だとか異世界の言葉がわかるようになる薬などと非現実的なものが存在するこの世界。
ここは本当にいわゆる《異世界》なのだろうか。それとも同じ地球の過去の世界なのだろうか。そしてまるで何者かによって意識を操作され、国境の外へ目を向けることを禁じられているような不自然さは一体なんなのか。
「……実は前にサイードさんにも心配されたことがあるんだ。僕が一人で思い悩んで、苦しんでるんじゃないかって」
そう、あれは神殿長から地図を貰い、サイードさんに誘われて王女たちと市場へ行った後のことだった。初めて見たこの世界の地図に描かれていた大陸がユーラシア大陸そっくりだったことに動揺して、ついあれこれ考え込んでいた僕を案じてサイードさんは言ってくれた。
――――何か心に伸し掛かる重荷があるのなら話してはくれないだろうか。神子の畏れを俺が祓うことは難しいかもしれないが、重荷をともに背負うことはできると思う。
僕はその言葉がとても嬉しくて、でも何から話せばいいのかわからず「自分の中でもきちんと整理できたら聞いて欲しい」と答えた。
「サイードさんは『前に言葉が足りなかったばかりに僕に辛い思いをさせたから』って、それでわざわざそんな風に言ってくれたんだ」
するとダルガートが立ち止まり、目深にかぶったシュマグの下から僕を見下ろして言った。
「確かに我らができることも理解しうることも限られている。けれどサイード殿の言う通り、話すだけでも少しは気が楽になるのでは?」
「あー、確かにそうだね」
「それに彼なら神子殿の心の内を話して貰えるだけでも喜ばれよう」
そう言われて僕はアジャール山で《カルブの儀式》に挑んだ頃のことを思い出す。
あの時サイードさんはよく僕に「どうか心を隠さないでくれ」と言っていた。それは僕が皆に迷惑をかけたくない一心で感情を押し殺そうとして、それができずに苦しんでいたのを心配してくれていたからだ。
今までサイードさんが僕にしてくれたたくさんのこと、そしてこの間聞いた家族の話を思い出して、つくづくサイードさんは愛情深い人なのだと身に染みてわかる。そして多分ダルガートも同じことを思ったのだろう。回廊の外を見ながらふと口を開いた。
「王都へ入る前、サイード殿が昔の話を語るのを聞いて思った。一族の長の子として生まれた彼の本質は何かを守り慈しむこと。身内の者たちを失って以来彼はずっと、誰かを愛したくてたまらなかったのではないだろうか」
その言葉がすとん、と僕の心の奥深くに落ちる。
一番大事だった家族も馬も羊たちもなくしてしまって空っぽな心のまま、サイードさんは偶然出会ったカハル皇帝に引っ張られるようにここまで生きてきた。
あの太陽のように強烈な人について国を奪い、それを守り戦うのはとてもやりがいのある務めだったことだろう。そして国の代表として《選定の騎士》に選ばれたことも、カハル皇帝からの信頼を感じて誇りに思ったことだろう。
けれどずっとサイードさんには心から愛する特別な人はいなかった。
「初めて見知った頃からサイード殿は常に自分に厳しく、陛下の信頼や寵愛を笠に着てそれに甘えることは一度としてなかった。どこまでも謹厳実直、公明正大で見ているこちらが不思議に思うほど私欲というものがない。すべては主君の名を辱めぬために、ひたすら正しく生きることでおのれを支えていたように、今は思う」
「……うん、前にヤハルたちも似たようなことを言ってたよ」
アジャール山で野営をした時に聞いた彼らの言葉を思い出しながら、僕は頷いた。
「……私がハリファにお仕えする前、ジャハールという王の近衛騎士であったことはご存じか。彼を裏切り、ハリファを帝都へ迎え入れたことを」
突然ダルガートに聞かれて、僕は慌てて顔を上げる。確かに以前、僕はヤハルからその話を聞いていた。
――――ダルガート殿は先のジャハール王に仕えていた騎士ですが、ハリファ・カハルの志に感銘を受け、単身反旗を翻して王都陥落のきっかけを作り民の犠牲を最小限に食い止めた功をもって近衛騎士に任命された方です。
「う、うん……。でもそれはジャハール王の圧政に苦しむ民を救うためだったんでしょう?」
「さて、ただそれだけだったとは言い切れませぬな」
そう言って口角を上げた彼の横顔はいつも以上に冷ややかで思わず言葉を失った。
「理由はどうあれ主を裏切り二君に仕える私に周りが不信感を抱くことは当然のことだ。けれどサイード殿は違った。私を近衛騎士として取り立てたハリファを信じ、同じ主君を戴く者として公平に扱った。なかなかできることではござらぬ」
「う、うん。でもそれはダルガートがサイードさんの信頼に値する人だったからだとだと思うよ?」
「……そうですかな」
そう言って僕を見下ろしたダルガートの目に、ふと腹の底が冷える。そして以前、帝都で宰相であるサルジュリークが言っていた言葉を思い出した。
――――あの男は、昔から誰に何を言われようが、世の常識も世間の評判もまるで意に介さない。つまりは地位や名誉や外聞や、騎士としての碧血丹心の誓いでさえあれを縛ることはできず、彼自身がその気になりさえすれば反逆などという騎士として最も恥ずべき大罪さえ平気で犯してしまう。そんな男をどうして信用することができましょうか?
初めてそれを聞いた時、僕はすぐに彼を否定することができなかった。それはダルガートという人があまりに複雑すぎて、そしてあまりに大人すぎて僕はとても100パーセント理解できていると言い切れる自信がなかったからだ。
それでも僕はダルガートを信じようと思って、宰相にもそう言った。なのに今、底の知れない黒い目を僕に向けるダルガートにふと不安な気持ちになる。
そんな僕の動揺をダルガートはすぐに察して目を細めた。そしてまた視線を外して口を開く。
「サイード殿と貴方はとてもよく似ておられる。血を分けた家族を愛し、おのれが信じた者にはどこまでも献身的で、わが身を削ってでも相手のために何かをしようとする。私にはこれまでとんと縁のなかった感情だ」
「そ、そんなことない! だってダルガートだってエルミランの山頂で身を挺して僕を守ってくれたじゃないか!」
「それさえ打算の上だと言ったら?」
「……ッ!」
なぜダルガートが突然そんなことを言い出したのか、彼が今何を考えているのかわからない。
頭から血の気が引いて、胸の奥がきゅうっと引き絞られるような痛みに襲われる。
するとダルガートがふっと口の端に笑みを浮かべて僕の頬に触れた。
「そんな顔をなされるな。怖がらせたいわけではござらぬ。けれど私という男にあまり気を許されない方がいい。私は自分がしたいことや欲しいものを我慢することができない。いつか貴方をひどく失望させてしまうかもしれませぬ」
「そ……っ、そんなこと……っ」
ぐっと喉の奥が詰まって、なぜか急に目の奥が熱くなる。
伝承とは異なり、神子の力は必ずしも涙を流す必要があるわけではないとわかってからは僕の情緒はずっと安定していたし、赤面症もかなり治まっていた。なのに今、ダルガートの言葉を理解できず、不安で怖くて涙が出そうになる。
僕は力任せに腕で目を擦るとダルガートに飛びついた。そして腹立ちまぎれに渾身の力を込めてしがみつく。すると分厚くて重たい手のひらが僕の頭を撫でた。
二年以上一緒にいても僕にはダルガートがわからない。彼はあまりにも大人で複雑で腹が読めなくて、明らかに僕の手には余る男だ。でも一つだけはっきりとわかることもある。
「……ダルガートはほんとに意地が悪い」
「よくお分かりだ、神子よ」
「そうやって今でも名前で呼んでくれないしね」
そのことにひどく腹を立てたことだってあったけれど、ダルガートという男は僕やあの宰相さんにだってどうにも動かすことのできない頑固な岩のような人間なのだ。それでも好きで離れたくないなら意地でもこうしてしがみついてやるしかない。
その時、ふと頭の上でいつになく静かなダルガートの声がした。
「誰よりも情が深く、誰かを愛し守りたかったサイード殿は、あの神殿で貴方と出会えて救われたのだと思う。貴方にも、家族を失った心の虚ろを埋めてくれる誰かが必要だったことだろう」
「…………うん、そうだね」
僕の頭を撫でるダルガートの手が、まるで壊れ物を扱うみたいに優しくて、だから。
「……貴方もサイード殿も、私とはあまりにも違う人間だ。だからこそ貴方がた二人を大事に思う」
ああ、駄目だ。本気で泣いてしまいそうだ。今の言葉をサイードさんにも聞かせてあげたい。こちらが苦しくなるような目をして故郷の方角を見つめながら、それでも厳しく揺がず誰にも頼ろうとしないサイードさんに。
その時、ダルガートに肩を押されて慌てて身体を離した。そして素早く瞬きをして顔を作る。回廊の向こうから足音がして男が一人こちらにやってきた。
「……ああ、神子殿か」
後ろでくくった長い金髪と宝石のように青い目が美しいイスタリアの騎士、クリスティアンだった。
光溢れる石造りの回廊を歩きながらダルガートが問いかける。
「うん……なんていうか、こう……もやもやしてスッキリしなくて」
正直、僕の疑問や違和感はこの世界の人たちにとって別にどうでもいいことなのかしれない。それでもどうしても気になるのだ。
食べ物もそこに暮らす人間も動物も月も太陽も、大陸の形まで現実である僕の地球とそっくり同じなのに、天候を操る力だとか異世界の言葉がわかるようになる薬などと非現実的なものが存在するこの世界。
ここは本当にいわゆる《異世界》なのだろうか。それとも同じ地球の過去の世界なのだろうか。そしてまるで何者かによって意識を操作され、国境の外へ目を向けることを禁じられているような不自然さは一体なんなのか。
「……実は前にサイードさんにも心配されたことがあるんだ。僕が一人で思い悩んで、苦しんでるんじゃないかって」
そう、あれは神殿長から地図を貰い、サイードさんに誘われて王女たちと市場へ行った後のことだった。初めて見たこの世界の地図に描かれていた大陸がユーラシア大陸そっくりだったことに動揺して、ついあれこれ考え込んでいた僕を案じてサイードさんは言ってくれた。
――――何か心に伸し掛かる重荷があるのなら話してはくれないだろうか。神子の畏れを俺が祓うことは難しいかもしれないが、重荷をともに背負うことはできると思う。
僕はその言葉がとても嬉しくて、でも何から話せばいいのかわからず「自分の中でもきちんと整理できたら聞いて欲しい」と答えた。
「サイードさんは『前に言葉が足りなかったばかりに僕に辛い思いをさせたから』って、それでわざわざそんな風に言ってくれたんだ」
するとダルガートが立ち止まり、目深にかぶったシュマグの下から僕を見下ろして言った。
「確かに我らができることも理解しうることも限られている。けれどサイード殿の言う通り、話すだけでも少しは気が楽になるのでは?」
「あー、確かにそうだね」
「それに彼なら神子殿の心の内を話して貰えるだけでも喜ばれよう」
そう言われて僕はアジャール山で《カルブの儀式》に挑んだ頃のことを思い出す。
あの時サイードさんはよく僕に「どうか心を隠さないでくれ」と言っていた。それは僕が皆に迷惑をかけたくない一心で感情を押し殺そうとして、それができずに苦しんでいたのを心配してくれていたからだ。
今までサイードさんが僕にしてくれたたくさんのこと、そしてこの間聞いた家族の話を思い出して、つくづくサイードさんは愛情深い人なのだと身に染みてわかる。そして多分ダルガートも同じことを思ったのだろう。回廊の外を見ながらふと口を開いた。
「王都へ入る前、サイード殿が昔の話を語るのを聞いて思った。一族の長の子として生まれた彼の本質は何かを守り慈しむこと。身内の者たちを失って以来彼はずっと、誰かを愛したくてたまらなかったのではないだろうか」
その言葉がすとん、と僕の心の奥深くに落ちる。
一番大事だった家族も馬も羊たちもなくしてしまって空っぽな心のまま、サイードさんは偶然出会ったカハル皇帝に引っ張られるようにここまで生きてきた。
あの太陽のように強烈な人について国を奪い、それを守り戦うのはとてもやりがいのある務めだったことだろう。そして国の代表として《選定の騎士》に選ばれたことも、カハル皇帝からの信頼を感じて誇りに思ったことだろう。
けれどずっとサイードさんには心から愛する特別な人はいなかった。
「初めて見知った頃からサイード殿は常に自分に厳しく、陛下の信頼や寵愛を笠に着てそれに甘えることは一度としてなかった。どこまでも謹厳実直、公明正大で見ているこちらが不思議に思うほど私欲というものがない。すべては主君の名を辱めぬために、ひたすら正しく生きることでおのれを支えていたように、今は思う」
「……うん、前にヤハルたちも似たようなことを言ってたよ」
アジャール山で野営をした時に聞いた彼らの言葉を思い出しながら、僕は頷いた。
「……私がハリファにお仕えする前、ジャハールという王の近衛騎士であったことはご存じか。彼を裏切り、ハリファを帝都へ迎え入れたことを」
突然ダルガートに聞かれて、僕は慌てて顔を上げる。確かに以前、僕はヤハルからその話を聞いていた。
――――ダルガート殿は先のジャハール王に仕えていた騎士ですが、ハリファ・カハルの志に感銘を受け、単身反旗を翻して王都陥落のきっかけを作り民の犠牲を最小限に食い止めた功をもって近衛騎士に任命された方です。
「う、うん……。でもそれはジャハール王の圧政に苦しむ民を救うためだったんでしょう?」
「さて、ただそれだけだったとは言い切れませぬな」
そう言って口角を上げた彼の横顔はいつも以上に冷ややかで思わず言葉を失った。
「理由はどうあれ主を裏切り二君に仕える私に周りが不信感を抱くことは当然のことだ。けれどサイード殿は違った。私を近衛騎士として取り立てたハリファを信じ、同じ主君を戴く者として公平に扱った。なかなかできることではござらぬ」
「う、うん。でもそれはダルガートがサイードさんの信頼に値する人だったからだとだと思うよ?」
「……そうですかな」
そう言って僕を見下ろしたダルガートの目に、ふと腹の底が冷える。そして以前、帝都で宰相であるサルジュリークが言っていた言葉を思い出した。
――――あの男は、昔から誰に何を言われようが、世の常識も世間の評判もまるで意に介さない。つまりは地位や名誉や外聞や、騎士としての碧血丹心の誓いでさえあれを縛ることはできず、彼自身がその気になりさえすれば反逆などという騎士として最も恥ずべき大罪さえ平気で犯してしまう。そんな男をどうして信用することができましょうか?
初めてそれを聞いた時、僕はすぐに彼を否定することができなかった。それはダルガートという人があまりに複雑すぎて、そしてあまりに大人すぎて僕はとても100パーセント理解できていると言い切れる自信がなかったからだ。
それでも僕はダルガートを信じようと思って、宰相にもそう言った。なのに今、底の知れない黒い目を僕に向けるダルガートにふと不安な気持ちになる。
そんな僕の動揺をダルガートはすぐに察して目を細めた。そしてまた視線を外して口を開く。
「サイード殿と貴方はとてもよく似ておられる。血を分けた家族を愛し、おのれが信じた者にはどこまでも献身的で、わが身を削ってでも相手のために何かをしようとする。私にはこれまでとんと縁のなかった感情だ」
「そ、そんなことない! だってダルガートだってエルミランの山頂で身を挺して僕を守ってくれたじゃないか!」
「それさえ打算の上だと言ったら?」
「……ッ!」
なぜダルガートが突然そんなことを言い出したのか、彼が今何を考えているのかわからない。
頭から血の気が引いて、胸の奥がきゅうっと引き絞られるような痛みに襲われる。
するとダルガートがふっと口の端に笑みを浮かべて僕の頬に触れた。
「そんな顔をなされるな。怖がらせたいわけではござらぬ。けれど私という男にあまり気を許されない方がいい。私は自分がしたいことや欲しいものを我慢することができない。いつか貴方をひどく失望させてしまうかもしれませぬ」
「そ……っ、そんなこと……っ」
ぐっと喉の奥が詰まって、なぜか急に目の奥が熱くなる。
伝承とは異なり、神子の力は必ずしも涙を流す必要があるわけではないとわかってからは僕の情緒はずっと安定していたし、赤面症もかなり治まっていた。なのに今、ダルガートの言葉を理解できず、不安で怖くて涙が出そうになる。
僕は力任せに腕で目を擦るとダルガートに飛びついた。そして腹立ちまぎれに渾身の力を込めてしがみつく。すると分厚くて重たい手のひらが僕の頭を撫でた。
二年以上一緒にいても僕にはダルガートがわからない。彼はあまりにも大人で複雑で腹が読めなくて、明らかに僕の手には余る男だ。でも一つだけはっきりとわかることもある。
「……ダルガートはほんとに意地が悪い」
「よくお分かりだ、神子よ」
「そうやって今でも名前で呼んでくれないしね」
そのことにひどく腹を立てたことだってあったけれど、ダルガートという男は僕やあの宰相さんにだってどうにも動かすことのできない頑固な岩のような人間なのだ。それでも好きで離れたくないなら意地でもこうしてしがみついてやるしかない。
その時、ふと頭の上でいつになく静かなダルガートの声がした。
「誰よりも情が深く、誰かを愛し守りたかったサイード殿は、あの神殿で貴方と出会えて救われたのだと思う。貴方にも、家族を失った心の虚ろを埋めてくれる誰かが必要だったことだろう」
「…………うん、そうだね」
僕の頭を撫でるダルガートの手が、まるで壊れ物を扱うみたいに優しくて、だから。
「……貴方もサイード殿も、私とはあまりにも違う人間だ。だからこそ貴方がた二人を大事に思う」
ああ、駄目だ。本気で泣いてしまいそうだ。今の言葉をサイードさんにも聞かせてあげたい。こちらが苦しくなるような目をして故郷の方角を見つめながら、それでも厳しく揺がず誰にも頼ろうとしないサイードさんに。
その時、ダルガートに肩を押されて慌てて身体を離した。そして素早く瞬きをして顔を作る。回廊の向こうから足音がして男が一人こちらにやってきた。
「……ああ、神子殿か」
後ろでくくった長い金髪と宝石のように青い目が美しいイスタリアの騎士、クリスティアンだった。
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