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【第二部】東の国アル・ハダール
106 夢の中
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深く、深く沈んでいく。冷たくて、暗いところ。
指が、髪が、手足が冷たくて冷たくて凍り付くようだ。
カチ、カチ、と音をたてて時計の針は進む。
何か、しないといけないことがあったはずなのにちっとも身体が動かない。
頭は熱くて重くてぼんやりしているのに、背筋がゾクゾクするほど寒い。
寒い。寒くてたまらない。おかしいな。この辺境の地はこんなに寒いところだっただろうか。
誰かが僕を呼んでいる。答えたいのにカラカラに干からびた喉は張りついて息さえできない。
ああ、だめだ。早くしないと。何をしないといけないんだったっけ?
寒い。助けて。どうしてこんなことに? そうだ、全部僕が神殿であの不思議な球体を動かしてしまったから。
みんなの役に立ちたくて、どうしようもないやつだと思われたくなくて、功を焦ってあの球体のスイッチを入れてしまったから。
そして『世界の東』に張り巡らされたネットワークは完成し、僕もシステムに繋がった。
頭の中をたくさんの言葉がぐるぐると駆け巡る。
脳だけは目まぐるしく動いているのに、身体はどんどん冷たくなっていって指一本動かせない。
沈む。沈んでいく。深くて暗くて冷たいところへ。
たすけて。たすけて。
僕は何か大切なことを忘れている。とても、とても大事なことを。
「カイ」
誰かが僕を呼んでいる。そうだ。僕は櫂だ。春瀬 櫂。人生という大きな流れの中で、自分の手で漕いで望む場所へと進んでいけるように両親が名付けてくれた。
「カイ、聞こえているか? カイ」
この声。いつだって揺らぐことがない強さと穏やかさに満ちた、大好きな声。なのに遠い。遠くて遠くて、手を伸ばしても届かない。ああ、そんな。
ごぷ、と大きな音をたてて真っ暗な冷たい底なしの水の中へと身体が沈んでいく。
いやだ。いやだ。たすけて。はなさないで。
もがいてもがいて、手をのばしたのに、冷たく凍えた手は少しも動かない。
ふいに、大きくて暖かい手が僕を掴んだ。手のひらを合わせて指を絡めてぎゅっと握り締める。
震える身体に逞しい腕が回された。熱い肌。手のひらの熱。直接触れたところから与えられるその熱に僕はしがみつく。
あたたかくて、熱くて気持ちがいい。もっと、もっと触れて。もっと触って。もっと深く、奥の奥まで温めて欲しい。
肩に、腕に、腹に、足に、触れたところから少しずつ熱を移されているようだ。すると今度は唇にあたたかなものが触れて、漏れる吐息とともに流し込まれた熱を夢中で飲み込んだ。
「……っ、ふ……」
柔らかな衣擦れの音がして、さらに深く抱き込まれる。もっとその熱が欲しくて自分から身体をすり寄せ、唇を合わせて舌を絡める。
「カイ」
低く擦れた声がまるでむずかる子どもを宥めるように僕の名を呼んだ。けれど我慢できなくて「もっと、もっと」とうわ言のように繰り返す。
どうして? もっと欲しい。まだまだ手足は冷たくて、寒くて寒くてたまらないのに。強張る指を懸命に開いて必死にしがみつく。すると困ったように僕の頭を撫でていた大きな手のひらがようやく背中を滑り降りてきて僕の尻を掴んだ。
がっしりとした腰に跨るように逞しい腿を両足で挟むと、内腿の薄い敏感な肌にじんわりと熱が伝わってきてとてつもなくホッとする。
「んっ、……ふ、ぁ」
ゆっくりと圧し掛かって来る重みがたまらなく気持ちがいい。そしてさらに奥へと入り込んでくる唇や舌や指や手のひらを全身で受け止めて、僕はようやく深々と息をすることができた。
太い指がぬるぬるとナカを行き来して一番敏感な場所を刺激されるたびに、少しずつ自分の身体が自分のものだという感覚が蘇ってくる。
「あ、あ、あ」
きもちいい。きもちいい。もっと、もっと強く抱きしめて欲しい。もっと奥まで触れて欲しい。
優しいキスと巧みな指使いでゆるゆると高められ、慰められ、愛される。そしてようやく訪れた甘やかな絶頂に震える息を吐いて、僕は再び眠りに落ちた。
◇ ◇ ◇
そう、あれは確か高校二年の水泳の授業だったと思う。中途半端に時間が余って、後は好きに泳いでいいと言われてみな一斉にプールに飛び込んだ。
高校生ともなれば水泳の授業など億劫がる生徒も大勢いるだろうけれど、その日は七月最後の授業の日で、明日から始まる一か月半の夏休みを前にほとんど全員が浮かれてプールの水を跳ね散らかしていた。
僕は水泳自体が結構好きで、強く水を搔いて進むたびに肌を滑るように流れる水の感触が特に好きだった。
その日僕は、ゴーグルを投げあって遊んでいるグループの隣でなんとなく水中に沈んでキラキラ光る水面を見上げていた。ついでに何秒潜っていられるかな、と100数えたところで突然腕を引っ張られて驚いた。
「おい! お前大丈夫か!?」
「え……っ?」
突然怒鳴るように聞かれて狼狽えた。
「なんだよ、溺れてたんじゃないのか!?」
「え、いや、息止めて沈んでただけだけど……」
「はぁ!? お前、驚かせんなよ!」
「ご、ごめん」
目と鼻の先の距離でまくし立てられて、驚いたのと恥ずかしいのとでいつもの赤面症が出てしまった。多分みっともないくらい赤くなってる顔を隠したくて俯くと、怒鳴っていた相手が呆れたように手を離して鼻を鳴らした。慌ててもう一度謝ろうとしたら、突然相手の声が上から降ってきた。
「ってかお前、めちゃくちゃ長く息止めてなかったか? 何秒?」
「え、ええと、ちょうど100まで数えたところだったけど……」
「マジかよ!? スゲェな!」
いきなりそんな風に褒められてますます顔が熱くなった。すると相手はまた思いがけないことを言ってきた。
「お前さ、そんだけ息止められんなら息継ぎなんかしなくてもクロールめちゃくちゃ距離稼げるんじゃね?」
「え……そうだね、試したことないけど……」
「なんでだよ。やってみりゃいいのに」
「そ、そうだね」
授業では初めにキックで赤色のラインまでいったら息継ぎをしながら25メートル進み、水中ターンで戻って来る、というルールだったからその通りにしていた。
今学期最後の水泳の授業だった今日、全員クロールのタイムを計ったけれど、極力目立ちたくなかった僕の成績は良くもなく悪くもなく、というものだった。
予想外の相手に話し掛けられて焦るあまりずっと俯いて話していたら、また思ってもいないことを言われた。
「お前さ、できんならやってみりゃいいじゃん。今日のタイムだってもしかしたらあのムカつくサクマの野郎を抜けてたかもしんねぇんだぜ?」
佐久間くんは同じクラスの男子で、水泳部員ではないのに泳ぎの速いことが随分と自慢らしく、授業のたびにやたら派手に飛び込んでは注目を惹き、これ見よがしに他の生徒にタイムを聞いて回るようなやつだった。
突然そんな風に言われて嬉しいよりも恥ずかしいのが上回り、つい「そんなことないよ、きっと」とつまらない答えを返してしまった。すると相手は少しの間黙って僕を見下ろしていたかと思うと「やってみるだけならタダだろ。もったいねぇの」と言って、自分の仲間たちの元へ戻っていってしまった。
普段僕とは縁のない、いわゆる『陽キャ』と言われるグループの彼が発した「タダだろ」という言葉が妙におかしくて、僕はその時こっそり笑ってしまった。
なぜ突然そんなことを思い出したのだろうか。
ああ、きっとこの音のせいだ。
妙にくぐもったような、遠くからぼわ、と響いてくるような声とざわめきが、まるで水中に潜っていた時に聞いていたのと似ているからだ、多分。
「……あれはきっと加賀谷くんだったんだなぁ……」
そう呟いたつもりがまるで声にならず、僕の喉からはただ擦れた息が漏れただけだった。
そういえば彼は僕が突然この世界に飛ばされた時もやっぱり手を伸ばして助けようとしてくれた気がする。あれから向こうの世界はどうなっているんだろうか。父さんや母さんは僕をずっと探しているんだろうか。
「カイ、目が覚めたのか」
ふいに背中に当たっていた温かな壁がわずかに動いて、低く穏やか声が聞こえてくる。すぐに大きな手が僕の額に張りつく前髪を掻き上げて、生え際にかすめるようなキスが落とされた。
「サ…………さ、ん……」
「無理に話さなくていい。水を飲めるか」
僕を後ろから抱いて支えていたらしいサイードさんが、水の入った器を僕の口元に宛がう。でもどうにも身体が重くて思うように動かせず、水が口の端から少しこぼれてしまった。するとサイードさんが少し身体をずらして口移しで水を飲ませてくれる。そしてそのまま何かを確かめるようにそっと唇を食んだりすり合わせたりしてきた。
「ん……っ」
優しく、何度も何度も繰り返し口づけられる。そのキスは唇だけでなく、顎や頬や目蓋の上にも降ってきた。
僕は目を閉じて、あちこちに触れてくるサイードさんの唇の感触に意識を向ける。するとまたあの少しくぐもったようなざわめきが耳にぼんやりと木霊した。
指が、髪が、手足が冷たくて冷たくて凍り付くようだ。
カチ、カチ、と音をたてて時計の針は進む。
何か、しないといけないことがあったはずなのにちっとも身体が動かない。
頭は熱くて重くてぼんやりしているのに、背筋がゾクゾクするほど寒い。
寒い。寒くてたまらない。おかしいな。この辺境の地はこんなに寒いところだっただろうか。
誰かが僕を呼んでいる。答えたいのにカラカラに干からびた喉は張りついて息さえできない。
ああ、だめだ。早くしないと。何をしないといけないんだったっけ?
寒い。助けて。どうしてこんなことに? そうだ、全部僕が神殿であの不思議な球体を動かしてしまったから。
みんなの役に立ちたくて、どうしようもないやつだと思われたくなくて、功を焦ってあの球体のスイッチを入れてしまったから。
そして『世界の東』に張り巡らされたネットワークは完成し、僕もシステムに繋がった。
頭の中をたくさんの言葉がぐるぐると駆け巡る。
脳だけは目まぐるしく動いているのに、身体はどんどん冷たくなっていって指一本動かせない。
沈む。沈んでいく。深くて暗くて冷たいところへ。
たすけて。たすけて。
僕は何か大切なことを忘れている。とても、とても大事なことを。
「カイ」
誰かが僕を呼んでいる。そうだ。僕は櫂だ。春瀬 櫂。人生という大きな流れの中で、自分の手で漕いで望む場所へと進んでいけるように両親が名付けてくれた。
「カイ、聞こえているか? カイ」
この声。いつだって揺らぐことがない強さと穏やかさに満ちた、大好きな声。なのに遠い。遠くて遠くて、手を伸ばしても届かない。ああ、そんな。
ごぷ、と大きな音をたてて真っ暗な冷たい底なしの水の中へと身体が沈んでいく。
いやだ。いやだ。たすけて。はなさないで。
もがいてもがいて、手をのばしたのに、冷たく凍えた手は少しも動かない。
ふいに、大きくて暖かい手が僕を掴んだ。手のひらを合わせて指を絡めてぎゅっと握り締める。
震える身体に逞しい腕が回された。熱い肌。手のひらの熱。直接触れたところから与えられるその熱に僕はしがみつく。
あたたかくて、熱くて気持ちがいい。もっと、もっと触れて。もっと触って。もっと深く、奥の奥まで温めて欲しい。
肩に、腕に、腹に、足に、触れたところから少しずつ熱を移されているようだ。すると今度は唇にあたたかなものが触れて、漏れる吐息とともに流し込まれた熱を夢中で飲み込んだ。
「……っ、ふ……」
柔らかな衣擦れの音がして、さらに深く抱き込まれる。もっとその熱が欲しくて自分から身体をすり寄せ、唇を合わせて舌を絡める。
「カイ」
低く擦れた声がまるでむずかる子どもを宥めるように僕の名を呼んだ。けれど我慢できなくて「もっと、もっと」とうわ言のように繰り返す。
どうして? もっと欲しい。まだまだ手足は冷たくて、寒くて寒くてたまらないのに。強張る指を懸命に開いて必死にしがみつく。すると困ったように僕の頭を撫でていた大きな手のひらがようやく背中を滑り降りてきて僕の尻を掴んだ。
がっしりとした腰に跨るように逞しい腿を両足で挟むと、内腿の薄い敏感な肌にじんわりと熱が伝わってきてとてつもなくホッとする。
「んっ、……ふ、ぁ」
ゆっくりと圧し掛かって来る重みがたまらなく気持ちがいい。そしてさらに奥へと入り込んでくる唇や舌や指や手のひらを全身で受け止めて、僕はようやく深々と息をすることができた。
太い指がぬるぬるとナカを行き来して一番敏感な場所を刺激されるたびに、少しずつ自分の身体が自分のものだという感覚が蘇ってくる。
「あ、あ、あ」
きもちいい。きもちいい。もっと、もっと強く抱きしめて欲しい。もっと奥まで触れて欲しい。
優しいキスと巧みな指使いでゆるゆると高められ、慰められ、愛される。そしてようやく訪れた甘やかな絶頂に震える息を吐いて、僕は再び眠りに落ちた。
◇ ◇ ◇
そう、あれは確か高校二年の水泳の授業だったと思う。中途半端に時間が余って、後は好きに泳いでいいと言われてみな一斉にプールに飛び込んだ。
高校生ともなれば水泳の授業など億劫がる生徒も大勢いるだろうけれど、その日は七月最後の授業の日で、明日から始まる一か月半の夏休みを前にほとんど全員が浮かれてプールの水を跳ね散らかしていた。
僕は水泳自体が結構好きで、強く水を搔いて進むたびに肌を滑るように流れる水の感触が特に好きだった。
その日僕は、ゴーグルを投げあって遊んでいるグループの隣でなんとなく水中に沈んでキラキラ光る水面を見上げていた。ついでに何秒潜っていられるかな、と100数えたところで突然腕を引っ張られて驚いた。
「おい! お前大丈夫か!?」
「え……っ?」
突然怒鳴るように聞かれて狼狽えた。
「なんだよ、溺れてたんじゃないのか!?」
「え、いや、息止めて沈んでただけだけど……」
「はぁ!? お前、驚かせんなよ!」
「ご、ごめん」
目と鼻の先の距離でまくし立てられて、驚いたのと恥ずかしいのとでいつもの赤面症が出てしまった。多分みっともないくらい赤くなってる顔を隠したくて俯くと、怒鳴っていた相手が呆れたように手を離して鼻を鳴らした。慌ててもう一度謝ろうとしたら、突然相手の声が上から降ってきた。
「ってかお前、めちゃくちゃ長く息止めてなかったか? 何秒?」
「え、ええと、ちょうど100まで数えたところだったけど……」
「マジかよ!? スゲェな!」
いきなりそんな風に褒められてますます顔が熱くなった。すると相手はまた思いがけないことを言ってきた。
「お前さ、そんだけ息止められんなら息継ぎなんかしなくてもクロールめちゃくちゃ距離稼げるんじゃね?」
「え……そうだね、試したことないけど……」
「なんでだよ。やってみりゃいいのに」
「そ、そうだね」
授業では初めにキックで赤色のラインまでいったら息継ぎをしながら25メートル進み、水中ターンで戻って来る、というルールだったからその通りにしていた。
今学期最後の水泳の授業だった今日、全員クロールのタイムを計ったけれど、極力目立ちたくなかった僕の成績は良くもなく悪くもなく、というものだった。
予想外の相手に話し掛けられて焦るあまりずっと俯いて話していたら、また思ってもいないことを言われた。
「お前さ、できんならやってみりゃいいじゃん。今日のタイムだってもしかしたらあのムカつくサクマの野郎を抜けてたかもしんねぇんだぜ?」
佐久間くんは同じクラスの男子で、水泳部員ではないのに泳ぎの速いことが随分と自慢らしく、授業のたびにやたら派手に飛び込んでは注目を惹き、これ見よがしに他の生徒にタイムを聞いて回るようなやつだった。
突然そんな風に言われて嬉しいよりも恥ずかしいのが上回り、つい「そんなことないよ、きっと」とつまらない答えを返してしまった。すると相手は少しの間黙って僕を見下ろしていたかと思うと「やってみるだけならタダだろ。もったいねぇの」と言って、自分の仲間たちの元へ戻っていってしまった。
普段僕とは縁のない、いわゆる『陽キャ』と言われるグループの彼が発した「タダだろ」という言葉が妙におかしくて、僕はその時こっそり笑ってしまった。
なぜ突然そんなことを思い出したのだろうか。
ああ、きっとこの音のせいだ。
妙にくぐもったような、遠くからぼわ、と響いてくるような声とざわめきが、まるで水中に潜っていた時に聞いていたのと似ているからだ、多分。
「……あれはきっと加賀谷くんだったんだなぁ……」
そう呟いたつもりがまるで声にならず、僕の喉からはただ擦れた息が漏れただけだった。
そういえば彼は僕が突然この世界に飛ばされた時もやっぱり手を伸ばして助けようとしてくれた気がする。あれから向こうの世界はどうなっているんだろうか。父さんや母さんは僕をずっと探しているんだろうか。
「カイ、目が覚めたのか」
ふいに背中に当たっていた温かな壁がわずかに動いて、低く穏やか声が聞こえてくる。すぐに大きな手が僕の額に張りつく前髪を掻き上げて、生え際にかすめるようなキスが落とされた。
「サ…………さ、ん……」
「無理に話さなくていい。水を飲めるか」
僕を後ろから抱いて支えていたらしいサイードさんが、水の入った器を僕の口元に宛がう。でもどうにも身体が重くて思うように動かせず、水が口の端から少しこぼれてしまった。するとサイードさんが少し身体をずらして口移しで水を飲ませてくれる。そしてそのまま何かを確かめるようにそっと唇を食んだりすり合わせたりしてきた。
「ん……っ」
優しく、何度も何度も繰り返し口づけられる。そのキスは唇だけでなく、顎や頬や目蓋の上にも降ってきた。
僕は目を閉じて、あちこちに触れてくるサイードさんの唇の感触に意識を向ける。するとまたあの少しくぐもったようなざわめきが耳にぼんやりと木霊した。
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