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【第二部】東の国アル・ハダール
62 久し振りの顔
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「よくぞ戻った、我が忠臣サイードよ!」
正面奥の大きな椅子から立ち上がったカハル皇帝が両手を広げてそう言った。サイードさんが拳を胸に当てて礼をとる。その隣で同じように頭を下げた僕を見て、カハル皇帝が大きく頷いた。
「そしてようこそ参られた、慈雨の神子殿よ。アル・ハダールへの旅はいかがだったかな?」
「お陰様で、いろいろな経験ができました」
「そうか。それは重畳」
カハル皇帝がニッと笑う。僕は顔を上げてすぐにダルガートを探したけど、皇帝陛下の後ろに並んでる護衛騎士の中にあの大きくて眼光鋭い男の姿は見当たらなかった。
(あれ? なんでいないんだろう)
カハル皇帝の筆頭近衛騎士だというダルガートはいつも陛下に付き従っていると聞いていたから、陛下に挨拶に行けばダルガートにも会えるもんだと思ってた。だからちょっとがっかりしてしまう。
ダルガートとは、神殿で僕たちより数日先にカハル皇帝と一緒に出発するのを見送って以来会っていない。
その前もお披露目の宴や三国の合議や帰国準備でずっと忙しそうでほとんど顔を合わせてなかったし、話もあんまり出来ていなかった。
それに僕も旅の途中いろいろあってちょっと落ち込んでいたから、すごく顔を見たかったんだけど……何か別の任務にでもついているんだろうか。
僕の後ろにいるヤハルたちが順に帰還の挨拶をしている。それから陛下がサイードさんにあれこれ話し掛けているのをぼんやりと聞き流していたら、カハル皇帝が急に僕の名を呼んだ。
「どうやら神子殿はかなりお疲れの様子じゃな。間もなく日も暮れる。歓迎の宴は明日にして、今宵はゆっくりと休むがよい」
「ありがとうございます。そうします」
その言葉に正直ホッとする。
乾燥地帯だけあって旅の間中あんまり汗をかくことはなかったけど、こうしてお城の中にいるとやっぱり身体中砂埃にまみれてる感じがひどく気になる。久し振りに髪や身体を洗いたいし、早く靴を脱いで一息つきたかった。
最後にもう一度挨拶をして隣のサイードさんを見ると、サイードさんはなぜか陛下の方を見たまま立ち止まっていた。何を見てるんだろう、もしかしてサイードさんもダルガートがいないのが気になってるのかな。
そう思って待っていたら、サイードさんが僕を見て言った。
「カイ、私はこの後陛下にご報告申し上げることがある。部屋に案内させるから、カイは先に沐浴をして休んでいるといい」
「あ、わかりました」
そして僕たちの後ろで頭を下げていた陛下のお付きか何かの人について部屋から出ると、通路に見知った顔を見つけて思わず声を上げてしまった。
「ウルド!」
「長らくの道中、お疲れ様でございました。ご無事で何よりにございます、神子様」
それは神殿でずっと僕の世話をしていてくれたウルドだった。
彼はカハル皇帝の山のような荷物や他の近従たちと一緒に僕たちより一日前に神殿を出発していた。あんな大荷物と一緒の移動だったのに僕たちより早くイスマーンに戻っていたことにちょっと驚く。
「ウルドたちの方が先に着いてたんだね」
「はい。幸い天候にも恵まれ、事故もなく」
優しい年上のお兄さん、って感じのウルドがそう言って微笑んだ。あ~~久々に会えた知った顔になんか癒される……。
初めの内はあれこれ世話をされるのに慣れなくてウルドともそんなに話をしたこともなかったけど、こうして再会するとやっぱりちょっと懐かしいって思えた。
「神子様のために宮殿の中にお部屋を用意してございます」
ウルドが案内しながら教えてくれた。
この宮殿はざっくりと表と奥に別れていて、表に当たる部分が皇帝陛下の謁見の間や会議の場やなんかがある、いわゆる公の建物で、奥がカハル皇帝や家族の居室やなんかの奥向きの場所らしい。
臣下のほとんどは宮殿の外に家があるか騎士たちの詰所兼寮みたいなところに住んでるんだけど、一部の特別な重臣たちは外の本宅以外に宮殿内にも私室が与えられてるんだとか。
「特別な重臣?」
「はい。皇帝カハルの義弟にあたるお二人の将軍にサイード様、宰相閣下や内務・外務大臣閣下などにございます」
だんだん暗くなってきた廊下をガラスの灯火で照らしてくれながら、ウルドが言った。
「神子様のお部屋は宮殿の奥にございます。綺麗な庭園も見える良い部屋でございますよ」
「そうなんだ。楽しみだな」
そんなことを言ってるうちに立派な扉のある部屋にたどり着いた。
「どうぞ、神子様」
そう言ってウルドが扉を開けてくれた部屋は、やっぱりすごく天井の高い、かなり広い部屋だった。
入って正面には窓があって、床には厚い敷物が幾重にも敷かれている。そして神殿で見たようなふかふかのクッションがたくさん並べてあった。向かって左手の壁が途中で途切れていて、隣に続き部屋がまだあるようだった。
「……広いね」
「神子様、まずは旅の汚れを落とされてはいかがでしょうか。蒸し風呂の支度ができております」
「そうだね、ありがとう」
そうだ風呂、風呂に入りたい。頭洗いたい。風呂と聞いて急に頭がムズムズして気持ち悪くなってくる。
ウルドについて隣の部屋に行くと、そこにはやっぱり大きな窓と天蓋付きの大きな寝台があった。
「こちらにございます」
一番奥の壁側に小さな扉があって、どうやらそこが風呂みたいだった。中は神殿で見たハマームに比べるとちょっと狭いけど、すべすべに磨かれた石の上に厚い布が敷かれたベッドみたいなのとか湯気がもうもうと立ち込めてる陶器でできた炉のようなものが並んでいる。
「全部の部屋にこれ、ついてるの?」
なんとも贅沢だな、と思って思わず尋ねると、ウルドが「いいえ、特別なお部屋にだけ、と聞いております」と答えた。
部屋から続く扉と風呂の間に小部屋があって、そこで服を脱いだり身体を拭いたりするらしい。でも小部屋と言っても日本の我が家の納戸ぐらいはありそうな広さで感心してしまう。
そこで裸足になって服を脱ごうとしたけど、どうにも疲れて気力が出ない。でも風呂には入りたいし頭を洗いたい。
少し考えて、僕はウルドに言った。
「……あの、頭とか身体洗うの、手伝って貰ってもいいかな……。普通に、こっちの人がウルドたちにして貰う感じで……」
そう、これはずっと気になっていたことだ。
こっちの世界に来たばかりの頃は見知らぬ大人に風呂だの着替えだのを逐一手伝って貰うのは気恥ずかしくて断っていたけど、近従や傍仕えの人たちにしてみれば自分の仕事をいらないと否定されてるようなものだ。
ウルドは本当に親切で、僕が初めの頃彼の手助けを断る度にちょっと困った顔をしながらも、僕がしたいようにやらせてくれていた。
でもこの先もこの世界で生きていくなら、こっちのやり方に合わせていくことも必要だと思う。
ちょうどいい機会だと思ってウルドに手伝いを頼んでみると、思ってた以上にパッと顔を明るくして頷いてくれた。
「畏まりました」
「うん、ありがとう」
正面奥の大きな椅子から立ち上がったカハル皇帝が両手を広げてそう言った。サイードさんが拳を胸に当てて礼をとる。その隣で同じように頭を下げた僕を見て、カハル皇帝が大きく頷いた。
「そしてようこそ参られた、慈雨の神子殿よ。アル・ハダールへの旅はいかがだったかな?」
「お陰様で、いろいろな経験ができました」
「そうか。それは重畳」
カハル皇帝がニッと笑う。僕は顔を上げてすぐにダルガートを探したけど、皇帝陛下の後ろに並んでる護衛騎士の中にあの大きくて眼光鋭い男の姿は見当たらなかった。
(あれ? なんでいないんだろう)
カハル皇帝の筆頭近衛騎士だというダルガートはいつも陛下に付き従っていると聞いていたから、陛下に挨拶に行けばダルガートにも会えるもんだと思ってた。だからちょっとがっかりしてしまう。
ダルガートとは、神殿で僕たちより数日先にカハル皇帝と一緒に出発するのを見送って以来会っていない。
その前もお披露目の宴や三国の合議や帰国準備でずっと忙しそうでほとんど顔を合わせてなかったし、話もあんまり出来ていなかった。
それに僕も旅の途中いろいろあってちょっと落ち込んでいたから、すごく顔を見たかったんだけど……何か別の任務にでもついているんだろうか。
僕の後ろにいるヤハルたちが順に帰還の挨拶をしている。それから陛下がサイードさんにあれこれ話し掛けているのをぼんやりと聞き流していたら、カハル皇帝が急に僕の名を呼んだ。
「どうやら神子殿はかなりお疲れの様子じゃな。間もなく日も暮れる。歓迎の宴は明日にして、今宵はゆっくりと休むがよい」
「ありがとうございます。そうします」
その言葉に正直ホッとする。
乾燥地帯だけあって旅の間中あんまり汗をかくことはなかったけど、こうしてお城の中にいるとやっぱり身体中砂埃にまみれてる感じがひどく気になる。久し振りに髪や身体を洗いたいし、早く靴を脱いで一息つきたかった。
最後にもう一度挨拶をして隣のサイードさんを見ると、サイードさんはなぜか陛下の方を見たまま立ち止まっていた。何を見てるんだろう、もしかしてサイードさんもダルガートがいないのが気になってるのかな。
そう思って待っていたら、サイードさんが僕を見て言った。
「カイ、私はこの後陛下にご報告申し上げることがある。部屋に案内させるから、カイは先に沐浴をして休んでいるといい」
「あ、わかりました」
そして僕たちの後ろで頭を下げていた陛下のお付きか何かの人について部屋から出ると、通路に見知った顔を見つけて思わず声を上げてしまった。
「ウルド!」
「長らくの道中、お疲れ様でございました。ご無事で何よりにございます、神子様」
それは神殿でずっと僕の世話をしていてくれたウルドだった。
彼はカハル皇帝の山のような荷物や他の近従たちと一緒に僕たちより一日前に神殿を出発していた。あんな大荷物と一緒の移動だったのに僕たちより早くイスマーンに戻っていたことにちょっと驚く。
「ウルドたちの方が先に着いてたんだね」
「はい。幸い天候にも恵まれ、事故もなく」
優しい年上のお兄さん、って感じのウルドがそう言って微笑んだ。あ~~久々に会えた知った顔になんか癒される……。
初めの内はあれこれ世話をされるのに慣れなくてウルドともそんなに話をしたこともなかったけど、こうして再会するとやっぱりちょっと懐かしいって思えた。
「神子様のために宮殿の中にお部屋を用意してございます」
ウルドが案内しながら教えてくれた。
この宮殿はざっくりと表と奥に別れていて、表に当たる部分が皇帝陛下の謁見の間や会議の場やなんかがある、いわゆる公の建物で、奥がカハル皇帝や家族の居室やなんかの奥向きの場所らしい。
臣下のほとんどは宮殿の外に家があるか騎士たちの詰所兼寮みたいなところに住んでるんだけど、一部の特別な重臣たちは外の本宅以外に宮殿内にも私室が与えられてるんだとか。
「特別な重臣?」
「はい。皇帝カハルの義弟にあたるお二人の将軍にサイード様、宰相閣下や内務・外務大臣閣下などにございます」
だんだん暗くなってきた廊下をガラスの灯火で照らしてくれながら、ウルドが言った。
「神子様のお部屋は宮殿の奥にございます。綺麗な庭園も見える良い部屋でございますよ」
「そうなんだ。楽しみだな」
そんなことを言ってるうちに立派な扉のある部屋にたどり着いた。
「どうぞ、神子様」
そう言ってウルドが扉を開けてくれた部屋は、やっぱりすごく天井の高い、かなり広い部屋だった。
入って正面には窓があって、床には厚い敷物が幾重にも敷かれている。そして神殿で見たようなふかふかのクッションがたくさん並べてあった。向かって左手の壁が途中で途切れていて、隣に続き部屋がまだあるようだった。
「……広いね」
「神子様、まずは旅の汚れを落とされてはいかがでしょうか。蒸し風呂の支度ができております」
「そうだね、ありがとう」
そうだ風呂、風呂に入りたい。頭洗いたい。風呂と聞いて急に頭がムズムズして気持ち悪くなってくる。
ウルドについて隣の部屋に行くと、そこにはやっぱり大きな窓と天蓋付きの大きな寝台があった。
「こちらにございます」
一番奥の壁側に小さな扉があって、どうやらそこが風呂みたいだった。中は神殿で見たハマームに比べるとちょっと狭いけど、すべすべに磨かれた石の上に厚い布が敷かれたベッドみたいなのとか湯気がもうもうと立ち込めてる陶器でできた炉のようなものが並んでいる。
「全部の部屋にこれ、ついてるの?」
なんとも贅沢だな、と思って思わず尋ねると、ウルドが「いいえ、特別なお部屋にだけ、と聞いております」と答えた。
部屋から続く扉と風呂の間に小部屋があって、そこで服を脱いだり身体を拭いたりするらしい。でも小部屋と言っても日本の我が家の納戸ぐらいはありそうな広さで感心してしまう。
そこで裸足になって服を脱ごうとしたけど、どうにも疲れて気力が出ない。でも風呂には入りたいし頭を洗いたい。
少し考えて、僕はウルドに言った。
「……あの、頭とか身体洗うの、手伝って貰ってもいいかな……。普通に、こっちの人がウルドたちにして貰う感じで……」
そう、これはずっと気になっていたことだ。
こっちの世界に来たばかりの頃は見知らぬ大人に風呂だの着替えだのを逐一手伝って貰うのは気恥ずかしくて断っていたけど、近従や傍仕えの人たちにしてみれば自分の仕事をいらないと否定されてるようなものだ。
ウルドは本当に親切で、僕が初めの頃彼の手助けを断る度にちょっと困った顔をしながらも、僕がしたいようにやらせてくれていた。
でもこの先もこの世界で生きていくなら、こっちのやり方に合わせていくことも必要だと思う。
ちょうどいい機会だと思ってウルドに手伝いを頼んでみると、思ってた以上にパッと顔を明るくして頷いてくれた。
「畏まりました」
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