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Ⅳ 恋は異なもの味なもの 編
ラカンのお仕置き(?)そのに ★
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結局、アドルティスはそれ以上抵抗しなかった。
だから俺はアドルティスの指示通りにあいつの中をそりゃあ丁寧に、満遍なく、これでもかってくらい徹底的に洗ってやった。
最初はらしくもなく羞恥に顔を真っ赤にしながらきつく目を閉じて歯を食いしばっていたが、最後の方は完全に俺にされるがままだった。なんなんだよ、このチョロさは。
アドルティスの身体の中も外も綺麗に洗い終わったら、今度はセックスするための準備だ。俺は脱衣所から例の細身の張型と香油を持ってきて、再びアドルティスの後ろに立つ。
張型はとりあえず置いといて、香油を手に垂らしてアドルティスのソコに塗りつける。もうアドルティスは抵抗しない。大人しく、従順に言われた通り壁に額を押し付けて目を閉じてる。
俺は指で入り口を何度か撫でて、少し押し開いた。
「アドルティス、もっと尻を後ろに突き出せ」
そして香油をたっぷりと纏わせた指をゆっくりと奥へ挿れていく。
「……ひ……んっ」
俺の太い指が中に入ってくる感覚がイイのかイヤなのか、アドルティスが小刻みに震えながら声を漏らした。そうやって結構な量の香油が入ったのを確認すると、俺は香油の瓶を壁の棚に置く。そしてアドルティスの緊張した背中に唇を滑らせて宥めると、改めてくぷ、と中指を挿し込んだ。あー、中あったけぇ。ぬるぬるしてて柔らかくて、俺の指にぴったりと吸い付いてくる。
中指をゆっくり抜き差ししながら内壁を撫でて擦ってイイところを探してやる。時々アドルティスがピクッとして尻に力を入れるからすぐわかった。
アドルティスの息遣いが段々荒くなり、漏れる息が熱くなっていく。俺の指がふっくらと盛り上がったあたりを通ると、アドルティスはなんとも言えない甘い声を上げた。
俺は指をもう一本増やすと、人差し指と中指で入り口を揉みしだくように広げていく。時々奥まで入れて中を弄ってやると、さしたる抵抗もなくどんどん蕩けて柔らかくなっていく。
…………これってやっぱりあれからも何度かココに何かを入れてたってことなんだろうか。何もしてなかったらもっと硬くなるとか狭くなるとかなるんじゃないのか?
俺はまたしてもこみ上げてくる苦い何かを呑み下して、もう一度尋ねる。
「さっきの質問に答えろよ。あれからお前、ココに挿れたのか?」
「い、いれた、って……っ」
「指とか、道具とか」
もっと別の、ずっと太くて硬くて熱い何か、とか。
とうとう俺が三本目を入れて中をぐちゃぐちゃに掻き回し始めると、アドルティスがぎゅっと目を閉じたままイヤイヤするみたいに頭を振り始めた。
左手を前に回してアドルティスの心臓の辺りを押さえてから、今度は中の指を人差し指だけにする。そして指をくの字に曲げて関節のとこで中のしこりを何度も何度も撫でて擦って押し潰してやると、アドルティスが泣きそうな声で喘ぎ出した。足腰ガクガクさせて今にも座り込みそうになってるとこを、後ろから身体を押し付けてそれを許さない。
浴室に響く、ぐちゅぐちゅと粘着質な音がアドルティスの耳を犯している。俺はアドルティスの肩から背中にかけて唇を滑らせ、舌でなぞり、時々甘噛みしながら問いかけた。
「ココ、こうされんの好きか」
「は、あ……んっ、あっ、す、すき……っ」
「自分でやるのと誰かにして貰うのと、どっちが気持ちいい?」
「え……っ、あっ、そ、そりゃ……じ、自分でするよりは……あんっ、あっ、ひあっ!」
「人にして貰う方がイイか」
「ふあ、あっ、ん……ぁあっ」
「そうかよ」
散々中を掻き回されてとうとう堪えきれなくなったアドルティスが、ズルズルと壁に縋ったまま床にへたり込んだ。俺は鏡の前の台に置いてた張型を取ると、アドルティスの腹に腕を回してぐい、と持ち上げる。そして中から香油が垂れてきてるソコにあてがい、ぐっと奥まで挿入した。
「ひぁあああんっつっ!」
突然すぎたのか、アドルティスがとんでもない声を上げて仰け反る。けどそれもお構いなしに俺は指じゃ届かない場所をゆっくり、でも確実にその張型で押し開いていった。
「ふあっ、あっ、ラ、ラカン……、ラカン……っ」
アドルティスが懸命に首を巡らせながら、肩越しに俺を見ようとしている。
「な、なに、どーして……んっ、どうしたの……っ、なにか、怒って……んぁあっ!」
「アドルティス、俺の指と道具とどっちが好きだ?」
「あっ、んあっ、そ、そんなの……っ、ひあっ」
「でも、ほんとに欲しいのはこんなんじゃないんじゃねぇのか?」
ひっきりなしに続いていたアドルティスのあえぎ声が一瞬止まった。
「なあ、お前ほんとは何が欲しいんだよ」
その時、アドルティスの視線が下に落ちたのを俺が見逃さなかった。俺は張型を引き抜くと濡れた床に放り投げる。アドルティスは力尽きたようにべったりと座り込んで肩を上下させていた。
「アドルティス」
俺は腕を組んであいつを見下ろし、尋ねる。
「お前が本当に欲しいのは、こっちじゃないのか……?」
落ちつかなげに彷徨ってたアドルティスの目が、俺の股間に釘付けになる。ソレは確かに熱を持ち、鎌首をもたげて勃ちあがりかけてた。
「いいか、もう一度だけ言うぞ」
濡れた床に這いつくばり、緩慢な動作で顔を上げるアドルティスを上から見下ろして言った。
「選ぶのも決めるのもお前だ、アドルティス」
下腹にぐっと力を込めて、俺の足元から見上げてくるあいつの顔にめちゃくちゃに欲情しそうになる自分を押さえ込む。
「もしも『これ』が欲しけりゃ、犬みたいに跪いて舐めてみろ」
アドルティスが大きく目を見開いた。そして何かを言いたそうに唇を開くが、言葉は出てこない。
俺が黙って待っていると、アドルティスは一瞬目を伏せ、それから俺の顔を見た。
俺は何も言わない。ここから先を決めるのはアドルティスだ。そう思っていると、アドルティスがゆっくりと這うようにして俺の前に来た。そして俺の太腿に両手を置いてもう一度俺の顔を見上げると、ふっくらとした唇をわずかに開けて俺の股間に深々と顔を埋めた。
◇ ◇ ◇
最初にヤツがしたことは、赤くつるりとした亀頭にそっとキスすることだった。恭しく、まるでこれから自分に快楽を与えてくれるご主人様の手に最高の敬意を捧げるかのように。
肉厚の唇で先端をちゅっと吸われて、そして赤く濡れた口内へと飲み込まれる。ぬるぬるとして暖かいアドルティスの口の中はこないだ俺が味わったこいつの腹の中と同じくらい気持ちが良かった。
アドルティスのざらりとした舌とみだらな唇に奉仕されて、俺のモノはどんどん硬く熱くなっていく。手を伸ばしてあいつの額に濡れて張り付く前髪をかき上げてやると、そんなことでも気持ちよくなるのか、俺のモノを咥えたままアドルティスは目を細めて喉を鳴らした。
あー、マジで気持ちいい。おまけになんだこの眺め。
俺の腹の下で、アドルティスが目を伏せて俺のモノを咥えてる。あいつの綺麗な形をした唇に挟まれて出入りする俺の赤黒い逸物はガチガチにいきり勃っていて太い血管まで浮いている。
本当に、なんなんだよこの眺め。こいつに憧れてるあのギルドの受付嬢ややたらこいつに粉掛けてるレンなんかが見たら一体どうなるんだろうな、コレ。
あまりにも従順に俺に奉仕し続けるアドルティスの頭を掴むと、俺は容赦なくその喉奥を突き始めた。アドルティスは懸命に喉を開いて俺を受け入れようとしている。でもやっぱり苦しいのか時々眉を顰めてえづくようにむせた。
アドルティスの目尻に涙がたまっているのを見て、俺は少し腰を引いてアドルティスの柔らかな頬の内側の粘膜に亀頭を擦りつける。そしてヤツの口からいきり勃つ性器を抜き出すと、アドルティスはその根元を掴んで引き寄せ、竿に舌を這わせて何度も裏筋とカリの下のくびれをなぞってからまた口を開けて俺のモノを咥え込んだ。
一生懸命俺のモノに口淫し続けるアドルティスを見下ろしながら俺は考える。
一体こいつは何を考えてるんだろう。自分が何をしているのか本当にわかっているんだろうか。
これから自分をめちゃくちゃに犯そうとしている凶器を自分の口で育ててるんだぞ? そんなにコレが欲しいのかよ。やっぱりお前、全然我慢なんてできてねぇじゃねぇか。
挿れてくれさえすれば、こんな、お前の気持ちなんかお構いなしに一方的に迫ってくる勝手な野郎でも構わないってことかよ。っていうか、なんでこいつこんなにしゃぶるのが上手いんだ?
ああ、まただ。また得体の知れないくろぐろとした何かがとぐろを巻いて俺のはらわたを中から食い破ろうとしている。
その時、アドルティスが濡れた目を薄く開いて俺を見た。途端に俺の中の獣じみた欲望に火が点く。
「……アドルティス、歯を立てるなよ」
俺のモノを咥えているアドルティスの頭を両手で掴むと、熱くてぬるぬるしてたまらなく気持ちいいその口内に注挿を繰り返す。
「んっ、んぐ……っ、んむ……っ」
アドルティスは逃げだすどころか、俺の腰にきつく両腕を回して懸命に俺の責めを受け止めようとしている。
眉を寄せて、苦しそうに目の端に涙を浮かべながらも俺を止めようともしないアドルティスを見下ろして、俺は思わず舌打ちをした。
「さあ、どうして欲しいんだ? このままじゃ口ん中で出されるぞ、お前」
「んぐっ、ん……っ、んちゅっ、ふ……んっ」
アドルティスは目を閉じて微かに首を振る。それがイエスなのかノーなのかもよくわからない。それでも俺の腰に巻きつけた両腕を外そうとしないアドルティスに苛立って、俺は絶頂に達する寸前にアドルティスの頭を押して離そうとした。けれどいきなりあいつの方からさらに近づいてきて、アドルティスの半開きの口の中とこんな時でも綺麗な顔に大量のザーメンが飛び散ってしまった。
だから俺はアドルティスの指示通りにあいつの中をそりゃあ丁寧に、満遍なく、これでもかってくらい徹底的に洗ってやった。
最初はらしくもなく羞恥に顔を真っ赤にしながらきつく目を閉じて歯を食いしばっていたが、最後の方は完全に俺にされるがままだった。なんなんだよ、このチョロさは。
アドルティスの身体の中も外も綺麗に洗い終わったら、今度はセックスするための準備だ。俺は脱衣所から例の細身の張型と香油を持ってきて、再びアドルティスの後ろに立つ。
張型はとりあえず置いといて、香油を手に垂らしてアドルティスのソコに塗りつける。もうアドルティスは抵抗しない。大人しく、従順に言われた通り壁に額を押し付けて目を閉じてる。
俺は指で入り口を何度か撫でて、少し押し開いた。
「アドルティス、もっと尻を後ろに突き出せ」
そして香油をたっぷりと纏わせた指をゆっくりと奥へ挿れていく。
「……ひ……んっ」
俺の太い指が中に入ってくる感覚がイイのかイヤなのか、アドルティスが小刻みに震えながら声を漏らした。そうやって結構な量の香油が入ったのを確認すると、俺は香油の瓶を壁の棚に置く。そしてアドルティスの緊張した背中に唇を滑らせて宥めると、改めてくぷ、と中指を挿し込んだ。あー、中あったけぇ。ぬるぬるしてて柔らかくて、俺の指にぴったりと吸い付いてくる。
中指をゆっくり抜き差ししながら内壁を撫でて擦ってイイところを探してやる。時々アドルティスがピクッとして尻に力を入れるからすぐわかった。
アドルティスの息遣いが段々荒くなり、漏れる息が熱くなっていく。俺の指がふっくらと盛り上がったあたりを通ると、アドルティスはなんとも言えない甘い声を上げた。
俺は指をもう一本増やすと、人差し指と中指で入り口を揉みしだくように広げていく。時々奥まで入れて中を弄ってやると、さしたる抵抗もなくどんどん蕩けて柔らかくなっていく。
…………これってやっぱりあれからも何度かココに何かを入れてたってことなんだろうか。何もしてなかったらもっと硬くなるとか狭くなるとかなるんじゃないのか?
俺はまたしてもこみ上げてくる苦い何かを呑み下して、もう一度尋ねる。
「さっきの質問に答えろよ。あれからお前、ココに挿れたのか?」
「い、いれた、って……っ」
「指とか、道具とか」
もっと別の、ずっと太くて硬くて熱い何か、とか。
とうとう俺が三本目を入れて中をぐちゃぐちゃに掻き回し始めると、アドルティスがぎゅっと目を閉じたままイヤイヤするみたいに頭を振り始めた。
左手を前に回してアドルティスの心臓の辺りを押さえてから、今度は中の指を人差し指だけにする。そして指をくの字に曲げて関節のとこで中のしこりを何度も何度も撫でて擦って押し潰してやると、アドルティスが泣きそうな声で喘ぎ出した。足腰ガクガクさせて今にも座り込みそうになってるとこを、後ろから身体を押し付けてそれを許さない。
浴室に響く、ぐちゅぐちゅと粘着質な音がアドルティスの耳を犯している。俺はアドルティスの肩から背中にかけて唇を滑らせ、舌でなぞり、時々甘噛みしながら問いかけた。
「ココ、こうされんの好きか」
「は、あ……んっ、あっ、す、すき……っ」
「自分でやるのと誰かにして貰うのと、どっちが気持ちいい?」
「え……っ、あっ、そ、そりゃ……じ、自分でするよりは……あんっ、あっ、ひあっ!」
「人にして貰う方がイイか」
「ふあ、あっ、ん……ぁあっ」
「そうかよ」
散々中を掻き回されてとうとう堪えきれなくなったアドルティスが、ズルズルと壁に縋ったまま床にへたり込んだ。俺は鏡の前の台に置いてた張型を取ると、アドルティスの腹に腕を回してぐい、と持ち上げる。そして中から香油が垂れてきてるソコにあてがい、ぐっと奥まで挿入した。
「ひぁあああんっつっ!」
突然すぎたのか、アドルティスがとんでもない声を上げて仰け反る。けどそれもお構いなしに俺は指じゃ届かない場所をゆっくり、でも確実にその張型で押し開いていった。
「ふあっ、あっ、ラ、ラカン……、ラカン……っ」
アドルティスが懸命に首を巡らせながら、肩越しに俺を見ようとしている。
「な、なに、どーして……んっ、どうしたの……っ、なにか、怒って……んぁあっ!」
「アドルティス、俺の指と道具とどっちが好きだ?」
「あっ、んあっ、そ、そんなの……っ、ひあっ」
「でも、ほんとに欲しいのはこんなんじゃないんじゃねぇのか?」
ひっきりなしに続いていたアドルティスのあえぎ声が一瞬止まった。
「なあ、お前ほんとは何が欲しいんだよ」
その時、アドルティスの視線が下に落ちたのを俺が見逃さなかった。俺は張型を引き抜くと濡れた床に放り投げる。アドルティスは力尽きたようにべったりと座り込んで肩を上下させていた。
「アドルティス」
俺は腕を組んであいつを見下ろし、尋ねる。
「お前が本当に欲しいのは、こっちじゃないのか……?」
落ちつかなげに彷徨ってたアドルティスの目が、俺の股間に釘付けになる。ソレは確かに熱を持ち、鎌首をもたげて勃ちあがりかけてた。
「いいか、もう一度だけ言うぞ」
濡れた床に這いつくばり、緩慢な動作で顔を上げるアドルティスを上から見下ろして言った。
「選ぶのも決めるのもお前だ、アドルティス」
下腹にぐっと力を込めて、俺の足元から見上げてくるあいつの顔にめちゃくちゃに欲情しそうになる自分を押さえ込む。
「もしも『これ』が欲しけりゃ、犬みたいに跪いて舐めてみろ」
アドルティスが大きく目を見開いた。そして何かを言いたそうに唇を開くが、言葉は出てこない。
俺が黙って待っていると、アドルティスは一瞬目を伏せ、それから俺の顔を見た。
俺は何も言わない。ここから先を決めるのはアドルティスだ。そう思っていると、アドルティスがゆっくりと這うようにして俺の前に来た。そして俺の太腿に両手を置いてもう一度俺の顔を見上げると、ふっくらとした唇をわずかに開けて俺の股間に深々と顔を埋めた。
◇ ◇ ◇
最初にヤツがしたことは、赤くつるりとした亀頭にそっとキスすることだった。恭しく、まるでこれから自分に快楽を与えてくれるご主人様の手に最高の敬意を捧げるかのように。
肉厚の唇で先端をちゅっと吸われて、そして赤く濡れた口内へと飲み込まれる。ぬるぬるとして暖かいアドルティスの口の中はこないだ俺が味わったこいつの腹の中と同じくらい気持ちが良かった。
アドルティスのざらりとした舌とみだらな唇に奉仕されて、俺のモノはどんどん硬く熱くなっていく。手を伸ばしてあいつの額に濡れて張り付く前髪をかき上げてやると、そんなことでも気持ちよくなるのか、俺のモノを咥えたままアドルティスは目を細めて喉を鳴らした。
あー、マジで気持ちいい。おまけになんだこの眺め。
俺の腹の下で、アドルティスが目を伏せて俺のモノを咥えてる。あいつの綺麗な形をした唇に挟まれて出入りする俺の赤黒い逸物はガチガチにいきり勃っていて太い血管まで浮いている。
本当に、なんなんだよこの眺め。こいつに憧れてるあのギルドの受付嬢ややたらこいつに粉掛けてるレンなんかが見たら一体どうなるんだろうな、コレ。
あまりにも従順に俺に奉仕し続けるアドルティスの頭を掴むと、俺は容赦なくその喉奥を突き始めた。アドルティスは懸命に喉を開いて俺を受け入れようとしている。でもやっぱり苦しいのか時々眉を顰めてえづくようにむせた。
アドルティスの目尻に涙がたまっているのを見て、俺は少し腰を引いてアドルティスの柔らかな頬の内側の粘膜に亀頭を擦りつける。そしてヤツの口からいきり勃つ性器を抜き出すと、アドルティスはその根元を掴んで引き寄せ、竿に舌を這わせて何度も裏筋とカリの下のくびれをなぞってからまた口を開けて俺のモノを咥え込んだ。
一生懸命俺のモノに口淫し続けるアドルティスを見下ろしながら俺は考える。
一体こいつは何を考えてるんだろう。自分が何をしているのか本当にわかっているんだろうか。
これから自分をめちゃくちゃに犯そうとしている凶器を自分の口で育ててるんだぞ? そんなにコレが欲しいのかよ。やっぱりお前、全然我慢なんてできてねぇじゃねぇか。
挿れてくれさえすれば、こんな、お前の気持ちなんかお構いなしに一方的に迫ってくる勝手な野郎でも構わないってことかよ。っていうか、なんでこいつこんなにしゃぶるのが上手いんだ?
ああ、まただ。また得体の知れないくろぐろとした何かがとぐろを巻いて俺のはらわたを中から食い破ろうとしている。
その時、アドルティスが濡れた目を薄く開いて俺を見た。途端に俺の中の獣じみた欲望に火が点く。
「……アドルティス、歯を立てるなよ」
俺のモノを咥えているアドルティスの頭を両手で掴むと、熱くてぬるぬるしてたまらなく気持ちいいその口内に注挿を繰り返す。
「んっ、んぐ……っ、んむ……っ」
アドルティスは逃げだすどころか、俺の腰にきつく両腕を回して懸命に俺の責めを受け止めようとしている。
眉を寄せて、苦しそうに目の端に涙を浮かべながらも俺を止めようともしないアドルティスを見下ろして、俺は思わず舌打ちをした。
「さあ、どうして欲しいんだ? このままじゃ口ん中で出されるぞ、お前」
「んぐっ、ん……っ、んちゅっ、ふ……んっ」
アドルティスは目を閉じて微かに首を振る。それがイエスなのかノーなのかもよくわからない。それでも俺の腰に巻きつけた両腕を外そうとしないアドルティスに苛立って、俺は絶頂に達する寸前にアドルティスの頭を押して離そうとした。けれどいきなりあいつの方からさらに近づいてきて、アドルティスの半開きの口の中とこんな時でも綺麗な顔に大量のザーメンが飛び散ってしまった。
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