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Ⅳ 恋は異なもの味なもの 編
ラカンの悩み
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「ちょ、ちょっと待ってよ! ラカン! 一人で突っ走っていかないで!」
後ろからそんな声が聞こえてくるが、到底待つ気になんてなれなかった。
目の前に現れた魔獣の、見上げるほどの巨体から繰り出される強烈な一打をギリギリのところで交わして懐に潜り込む。そしてすかさず抜いた刀で胴を斬り裂いた。
耳をつんざくような声とともに倒れ込んでくる魔獣を蹴り飛ばして背後に回る。そして前のめりになった巨体の背中を駆け上り、剛毛に覆われた首を足で捕まえて一番太い血管のある場所に脇差を突き立てた。
「ちょっと……ラカン、速すぎるってば」
地響きをたてて完全に倒れた魔獣の向こうから、息切れしたリナルアの声が聞こえてくる。
「これじゃなんのために私も一緒に来てるのかわかんないじゃないの」
「来てくれなんて言った覚えはねぇぞ」
刀を振って血糊を飛ばし、鞘に納めると、リナルアが憤慨したように言った。
「何言ってるの! いくらラカンでもキング級の魔獣相手に一人じゃ危ないわ!」
それを聞き流して、俺はさっき敵の爪がかすってできた頬の傷をぐい、と拳で拭う。
なんでもいいから一番の大物の討伐依頼を寄越せ、とギルドに言って来たはいいが、あまりに簡単すぎて全然すっきりしない。おまけにリナルアが勝手にくっついてきてペチャクチャしゃべっているのもうるさくて苛々する。
他に獲物はいないかとあたりを睨みつけていたら、大きな荷車を引いた荷運びたちが来て倒れている魔獣を見て声を上げた。
「おいおい、なんちゅうデカさだ。さっきのコカトリス五羽とこいつじゃあ、荷車に乗せきれねぇぜ」
「仕方ねぇ。ここである程度解体して、持ち帰る部分を選んでほかのところはここに埋めて行こう」
「おい、ラカン! 魔石はもう獲ったか!?」
「いや、まだだ」
あまりに呆気ない決着に腹が立って、魔石のことなんぞ忘れていた。
さっき倒した五体のコカトリスの変異種の死骸を積んだ荷車を引いて来た男たちの脇を通って、倒れた魔獣の死骸を蹴って仰向けにする。そして脇差を心臓に突き刺して縦に斬った。そこに手を突っ込んで指先に当たった魔石を掴むと力任せに引き抜く。すると横から覗き込んできたリナルアが歓声を上げた。
「わあ! 赤の魔石ね! かなり大きいわ!」
魔獣の血に染まったそれを近くにいた荷運びに放り投げて、そいつらのまとめ役で顔馴染みのガンツに尋ねた。
「おい、どこを持って帰るんだ」
「そうだなぁ……。こいつの牙と爪と毛皮はいい素材になるな。肉は臭くて食えねぇから捨てていこう。ああ、あと背骨と大腿骨を持って帰りたいが、こいつはとにかく硬くてなぁ」
「なら俺がやる」
そう言って荷車から一番でかくて分厚い斧を取り出すと、たまった鬱憤を晴らそうとガンガン魔獣を解体していった。
◇ ◇ ◇
が、それでもやっぱり全然スッキリしなかった俺はダナンの街に戻るなり、飯だなんだとまとわりついてくるリナルアをまいて共同浴場で血と匂いを落とし、ファニエール街の行きつけの娼館に駆け込んだ。
そこで俺が贔屓にしている女は付き合いも長くて気風が良くて俺の相手にも慣れているはずだが、こっちが満足する前に女の方がへばってしまった。
それでもまだ血があり余ってた俺は、もうその晩は客を取らなくてもいいくらいの金をその女に渡して、別の馴染みの女のところに行った。そしたらその女も精魂尽き果てて、その上『せっかく来てくれたのに満足させられなくて本当に申し訳ない』と謝られてしまった。
「いや、俺の方こそ悪かったな。今度からはもっと頭を冷やしてから来るようにする」
こっちの女にも悪いことしたと思って、いつもより多く心づけを渡して「ゆっくり休め」と言って店を出た。
だがやっぱりまだ苛々が治まらないしおまけに腹も減った。仕方なく近くの行きつけの酒場に入って一番デカい肉の塊を焼かせてガツガツ食らい、エールの大ジョッキを次々と流し込む。すると聞き覚えのある声がした。
「あら、ラカンじゃないの」
見上げると、よく大掛かりな討伐やなんかで一緒になる魔導士のリディアが長い黒髪の間から俺を見下ろしていた。
「ちょうど良かった、相席いいかしら」
「……おう」
リディアはリナルアと違ってうるさくない。大勢で来ても隅で黙って一人で飲んでいるタイプだ。
今声を掛けてきたのも別に俺に用があるわけじゃなくて、女一人と見て絡んでくる馬鹿どもを避ける壁にしたいだけだろう。だから頷いて、視線で向かいの席を指してやった。案の定リディアはワインと煮込み料理を注文して黙々と食べ始める。
その時、隣の窓際のテーブルからやけに場にそぐわぬ声が飛んできた。
「ねぇねぇ、今日久し振りに私の受付に誰が来たと思う?」
「誰よ」
「それがね、アドルティスさんだったの! ほら、あのすごく綺麗なエルフの男の人!」
突然耳に飛び込んできた名前に思わずエールを噴き出しそうになる。向かいのリディアにバレないように視界の端で確認すると、きゃあきゃあと盛り上がっているのはなんとなく見覚えのある、ギルドの若い受付の女たちだった。
アドルティスに会ったという女に、その友人らしい相手がため息をつく。
「あの人、ほんと目の保養よねぇ。私はどっちかっていうと剣士のレンさんとか重戦士のイルフリートさんの方がタイプだけど」
「ああ、あなたがっしりした人が好みだもんね」
「そうそう、もしもマンティコアやデュラハンが私を襲ってきても守ってくれそうな」
とかなんとかいってきゃっきゃと笑っている。いや、デュラハンってあれだろ、古王国の遺跡に出るっていう首無しの悪霊だろ? それ倒すなら僧侶とか聖魔法使えるやつじゃないと無理だからな。
するともう一人の方が顔に似合わず豪快にエールを煽りながら答える。
「でも私はやっぱり綺麗な顔の男の人が好きだなぁ。アドルティスさんなんてサラサラの金色の髪で背も高くて、すっごく目が綺麗なのよ!」
「まさに森のエルフの王子様、って感じよね」
「ほら、薬師のラヴァンの婆様がね、あの人のことを『緑葉のエルフの若殿』って呼ぶのよ。古風な言い方だけど妙にぴったり来ると思わない?」
「絵物語みたいよねぇ」
そう言って二人は顔を見合わせてほう、とため息をつく。俺は視線を戻してジョッキのエールを苦々しい思いで飲み干した。
もちろん俺は今名前の出てきた王子様をよーく知っている。
絶対によそ者を受け入れないことで有名な西の森のエルフで今二十……八? だったかな。数百年生きるエルフの中じゃまだ若造もいいところだ。
でも相当弓が上手くてナイフも使える。身体が軽いから魔獣に深手は負わせられないが、すばしっこくて跳躍力もあるから不意打ちに強い。
それに目と耳が俺より良くて、三〇〇メル先に潜んでたオークでさえ見つけられるのはなかなかのものだと思う。
そしてなんといっても支援魔法がすげぇ。魔力量とか効果の高さもだが、何よりバフを掛けてくるタイミングというか、効果が持続する時間の管理がダントツ上手い。それこそ一拍単位でいつ誰のどのバフが切れるか数えてて、絶対に効果が切れないように追加で掛けてくる。誰だってあいつがダナン一のバッファーだって思ってるだろう。
いつも冷静で取り乱したりしないし、我慢強くて根性もある。組む相手としちゃ最高のやつだ。
…………そう、それは間違いない。俺だってそう思ってる。というか思ってた。ついこの間までは。
◇ ◇ ◇
今から二十日ぐらい前、俺はアドルティスに寝込みを襲われて勢いで抱いた。
そしてその六日後に、あられもないオトナのオモチャで散々乱れるあいつの口からとんでもない告白を聞いた。聞いてしまった。
そこまで思い出して空のジョッキを握る俺の手に力が入る。
告白。告白なんだよな? アレは。
――――ほんとは、ラカンのじゃないと、イヤだ。
俺の国の、ズイキと呼ばれる蔓や茎を編んで作られた淫具を濡れた目で見つめながら、確かにアドルティスはそう言った。本当に挿れて、ソコだけでイくならこんな道具なんかじゃなくて俺のがいいって。俺のじゃないといやだって。
そう言われて最初に思ったのは『本気か』の一言に尽きた。
そりゃ、この間の酔った勢いでのアレコレであいつが相当セックス好きで気持ちいいことに弱すぎるってのはわかってた。
だから、手近でそこらの馬の骨よりかは信用もできる俺はあいつに取っては絶好のカモで、うっかりノリノリでそれに応じてしまった俺はアドルティスにとって都合のいい相手なんだろう。そんな風に思ってた。
でもあの時アドルティスが言ってたのはそんなんじゃなかった。
俺のがいいってどういうことだ? 俺のじゃないとイヤだってどういうことだ? それって、ひょっとして。
そこまで考えて俺は再びエールを煽ろうとしてジョッキが空なことに気が付いた。つい舌打ちをする。いかんいかん。何バカな事考えてんだ俺は。
後ろからそんな声が聞こえてくるが、到底待つ気になんてなれなかった。
目の前に現れた魔獣の、見上げるほどの巨体から繰り出される強烈な一打をギリギリのところで交わして懐に潜り込む。そしてすかさず抜いた刀で胴を斬り裂いた。
耳をつんざくような声とともに倒れ込んでくる魔獣を蹴り飛ばして背後に回る。そして前のめりになった巨体の背中を駆け上り、剛毛に覆われた首を足で捕まえて一番太い血管のある場所に脇差を突き立てた。
「ちょっと……ラカン、速すぎるってば」
地響きをたてて完全に倒れた魔獣の向こうから、息切れしたリナルアの声が聞こえてくる。
「これじゃなんのために私も一緒に来てるのかわかんないじゃないの」
「来てくれなんて言った覚えはねぇぞ」
刀を振って血糊を飛ばし、鞘に納めると、リナルアが憤慨したように言った。
「何言ってるの! いくらラカンでもキング級の魔獣相手に一人じゃ危ないわ!」
それを聞き流して、俺はさっき敵の爪がかすってできた頬の傷をぐい、と拳で拭う。
なんでもいいから一番の大物の討伐依頼を寄越せ、とギルドに言って来たはいいが、あまりに簡単すぎて全然すっきりしない。おまけにリナルアが勝手にくっついてきてペチャクチャしゃべっているのもうるさくて苛々する。
他に獲物はいないかとあたりを睨みつけていたら、大きな荷車を引いた荷運びたちが来て倒れている魔獣を見て声を上げた。
「おいおい、なんちゅうデカさだ。さっきのコカトリス五羽とこいつじゃあ、荷車に乗せきれねぇぜ」
「仕方ねぇ。ここである程度解体して、持ち帰る部分を選んでほかのところはここに埋めて行こう」
「おい、ラカン! 魔石はもう獲ったか!?」
「いや、まだだ」
あまりに呆気ない決着に腹が立って、魔石のことなんぞ忘れていた。
さっき倒した五体のコカトリスの変異種の死骸を積んだ荷車を引いて来た男たちの脇を通って、倒れた魔獣の死骸を蹴って仰向けにする。そして脇差を心臓に突き刺して縦に斬った。そこに手を突っ込んで指先に当たった魔石を掴むと力任せに引き抜く。すると横から覗き込んできたリナルアが歓声を上げた。
「わあ! 赤の魔石ね! かなり大きいわ!」
魔獣の血に染まったそれを近くにいた荷運びに放り投げて、そいつらのまとめ役で顔馴染みのガンツに尋ねた。
「おい、どこを持って帰るんだ」
「そうだなぁ……。こいつの牙と爪と毛皮はいい素材になるな。肉は臭くて食えねぇから捨てていこう。ああ、あと背骨と大腿骨を持って帰りたいが、こいつはとにかく硬くてなぁ」
「なら俺がやる」
そう言って荷車から一番でかくて分厚い斧を取り出すと、たまった鬱憤を晴らそうとガンガン魔獣を解体していった。
◇ ◇ ◇
が、それでもやっぱり全然スッキリしなかった俺はダナンの街に戻るなり、飯だなんだとまとわりついてくるリナルアをまいて共同浴場で血と匂いを落とし、ファニエール街の行きつけの娼館に駆け込んだ。
そこで俺が贔屓にしている女は付き合いも長くて気風が良くて俺の相手にも慣れているはずだが、こっちが満足する前に女の方がへばってしまった。
それでもまだ血があり余ってた俺は、もうその晩は客を取らなくてもいいくらいの金をその女に渡して、別の馴染みの女のところに行った。そしたらその女も精魂尽き果てて、その上『せっかく来てくれたのに満足させられなくて本当に申し訳ない』と謝られてしまった。
「いや、俺の方こそ悪かったな。今度からはもっと頭を冷やしてから来るようにする」
こっちの女にも悪いことしたと思って、いつもより多く心づけを渡して「ゆっくり休め」と言って店を出た。
だがやっぱりまだ苛々が治まらないしおまけに腹も減った。仕方なく近くの行きつけの酒場に入って一番デカい肉の塊を焼かせてガツガツ食らい、エールの大ジョッキを次々と流し込む。すると聞き覚えのある声がした。
「あら、ラカンじゃないの」
見上げると、よく大掛かりな討伐やなんかで一緒になる魔導士のリディアが長い黒髪の間から俺を見下ろしていた。
「ちょうど良かった、相席いいかしら」
「……おう」
リディアはリナルアと違ってうるさくない。大勢で来ても隅で黙って一人で飲んでいるタイプだ。
今声を掛けてきたのも別に俺に用があるわけじゃなくて、女一人と見て絡んでくる馬鹿どもを避ける壁にしたいだけだろう。だから頷いて、視線で向かいの席を指してやった。案の定リディアはワインと煮込み料理を注文して黙々と食べ始める。
その時、隣の窓際のテーブルからやけに場にそぐわぬ声が飛んできた。
「ねぇねぇ、今日久し振りに私の受付に誰が来たと思う?」
「誰よ」
「それがね、アドルティスさんだったの! ほら、あのすごく綺麗なエルフの男の人!」
突然耳に飛び込んできた名前に思わずエールを噴き出しそうになる。向かいのリディアにバレないように視界の端で確認すると、きゃあきゃあと盛り上がっているのはなんとなく見覚えのある、ギルドの若い受付の女たちだった。
アドルティスに会ったという女に、その友人らしい相手がため息をつく。
「あの人、ほんと目の保養よねぇ。私はどっちかっていうと剣士のレンさんとか重戦士のイルフリートさんの方がタイプだけど」
「ああ、あなたがっしりした人が好みだもんね」
「そうそう、もしもマンティコアやデュラハンが私を襲ってきても守ってくれそうな」
とかなんとかいってきゃっきゃと笑っている。いや、デュラハンってあれだろ、古王国の遺跡に出るっていう首無しの悪霊だろ? それ倒すなら僧侶とか聖魔法使えるやつじゃないと無理だからな。
するともう一人の方が顔に似合わず豪快にエールを煽りながら答える。
「でも私はやっぱり綺麗な顔の男の人が好きだなぁ。アドルティスさんなんてサラサラの金色の髪で背も高くて、すっごく目が綺麗なのよ!」
「まさに森のエルフの王子様、って感じよね」
「ほら、薬師のラヴァンの婆様がね、あの人のことを『緑葉のエルフの若殿』って呼ぶのよ。古風な言い方だけど妙にぴったり来ると思わない?」
「絵物語みたいよねぇ」
そう言って二人は顔を見合わせてほう、とため息をつく。俺は視線を戻してジョッキのエールを苦々しい思いで飲み干した。
もちろん俺は今名前の出てきた王子様をよーく知っている。
絶対によそ者を受け入れないことで有名な西の森のエルフで今二十……八? だったかな。数百年生きるエルフの中じゃまだ若造もいいところだ。
でも相当弓が上手くてナイフも使える。身体が軽いから魔獣に深手は負わせられないが、すばしっこくて跳躍力もあるから不意打ちに強い。
それに目と耳が俺より良くて、三〇〇メル先に潜んでたオークでさえ見つけられるのはなかなかのものだと思う。
そしてなんといっても支援魔法がすげぇ。魔力量とか効果の高さもだが、何よりバフを掛けてくるタイミングというか、効果が持続する時間の管理がダントツ上手い。それこそ一拍単位でいつ誰のどのバフが切れるか数えてて、絶対に効果が切れないように追加で掛けてくる。誰だってあいつがダナン一のバッファーだって思ってるだろう。
いつも冷静で取り乱したりしないし、我慢強くて根性もある。組む相手としちゃ最高のやつだ。
…………そう、それは間違いない。俺だってそう思ってる。というか思ってた。ついこの間までは。
◇ ◇ ◇
今から二十日ぐらい前、俺はアドルティスに寝込みを襲われて勢いで抱いた。
そしてその六日後に、あられもないオトナのオモチャで散々乱れるあいつの口からとんでもない告白を聞いた。聞いてしまった。
そこまで思い出して空のジョッキを握る俺の手に力が入る。
告白。告白なんだよな? アレは。
――――ほんとは、ラカンのじゃないと、イヤだ。
俺の国の、ズイキと呼ばれる蔓や茎を編んで作られた淫具を濡れた目で見つめながら、確かにアドルティスはそう言った。本当に挿れて、ソコだけでイくならこんな道具なんかじゃなくて俺のがいいって。俺のじゃないといやだって。
そう言われて最初に思ったのは『本気か』の一言に尽きた。
そりゃ、この間の酔った勢いでのアレコレであいつが相当セックス好きで気持ちいいことに弱すぎるってのはわかってた。
だから、手近でそこらの馬の骨よりかは信用もできる俺はあいつに取っては絶好のカモで、うっかりノリノリでそれに応じてしまった俺はアドルティスにとって都合のいい相手なんだろう。そんな風に思ってた。
でもあの時アドルティスが言ってたのはそんなんじゃなかった。
俺のがいいってどういうことだ? 俺のじゃないとイヤだってどういうことだ? それって、ひょっとして。
そこまで考えて俺は再びエールを煽ろうとしてジョッキが空なことに気が付いた。つい舌打ちをする。いかんいかん。何バカな事考えてんだ俺は。
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