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Ⅱ 据え膳食わぬは鬼の恥 編
ラカンの乱心★
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「アドルティス、ちょっと待て」
「ぅえっ!?」
アドルティスの狼狽えたような声を無視して俺は自分のモノを引き抜く。そしてアドルティスの足を横に倒して言った。
「お前、向こう向け。両手をついて尻を上げてみろ」
「は、はぁあっ!?」
「早くしろ」
そう言ってべちん! と尻を叩いてやったらアドルティスが顔を真っ赤にしてこっちを見てきた。さすがに怒ったかと思ったが、どうやらそういうわけではないらしい。
アドルティスは何度もためらった後、しぶしぶ四つんばいになって俺の方に白い尻を向けてきた。
「オラ、肩つけて、尻を上げろ」
「ラ……ラカン……これ、さすがに恥ずかしいんだけど……」
「恥ずかしいと思うなら初めからこんなことしてんじゃない。今更すぎてヘソで茶ァ沸かすぞ」
「それってラカンの国のことわざかなんか?」
この期に及んでまだ四の五の言っているアドルティスの尻をもう一度叩いてやった。そして太腿にたらたらと香油を垂らしているアドルティスのソコに、再び亀頭を押し当てる。
「アドルティス、本当のことを言え。お前、今までに誰ともこういうことしたことないのか」
「ないって。信じろよ……っ」
「本当かよ」
「ほんとにあんたが初めてだって!」
「じゃあ、なんでいきなり、途中までとはいえこんなモノが入るんだ。普通は無理じゃないのか」
するとアドルティスがぐっと押し黙った。またムカムカといやなもんが腹の底から湧き上がってくる。するとアドルティスがシーツに顔を押し付けたまま途切れ途切れに呟いた。
「…………じ、自分で、慣らしておいたから……」
「…………は?」
「だから……、あんたが酔っ払って寝た後、湯を浴びて……後ろ、慣らしておいたから……」
「…………だからすんなり入ったのか」
「…………そう…………」
今、耳に飛び込んできた新情報を俺の頭が理解するのにたっぷり五拍はかかった。
「……え、慣らすって、自分で?」
「そうだよ! 自分で自分の尻に指とか道具とか突っ込んで柔らかくしといたんだよ! 何度も聞くな!!」
逆切れしたアドルティスがやけに男らしい口調で怒鳴る。思わず俺は気おされて「そ、そうか、偉いな……」と意味不明な返事を返した。だが新たに浮かんだ疑問にまたアドルティスを問い詰める。
「おい、道具ってなんだ道具って」
「……あるんだよ、専用の……、そういうのが」
「そういうのじゃわからん。どんなんだか見せてみろ」
「ああ、もう! 今度! 今度見せるから! 早くなんとかしてくれよ、これ……っ!」
もう我慢できない……と、急に泣きそうな声で呟かれてハッと我に返った。そうだった、アドルティスだけじゃなく俺自身もそれどころじゃないんだった。
俺はすっかりぐずぐずになって涙目になってしまったアドルティスの丸まった背中を何度も撫でてやる。
おい、どうしたんだよ。お前は細いし白いしひ弱そうに見えるけどすごく根性があって、こんな風に俺なんかに素直に背中を撫でられてるようなヤツじゃなかっただろうが。ほんとにどうしちまったんだ、お前も俺も。
「アドルティス、なあ、泣くなよ」
「…………泣いてない」
「泣いてるだろうが。すぐに気持ちよくしてやるから、泣くなって」
「…………絶対泣いてない」
「そうか? まあ、じゃあ、挿れるぞ、な?」
「………………うん」
俺はもう一度こいつの背中に覆いかぶさって、今度はゆっくりとやさしくアドルティスの中に入っていく。狭い入り口をなんとか潜り抜け、どろどろに蕩けた狭い肉の壁をぐりぐりと押し開いていく。
ああ、やっぱり気持ちいいわ。熱くてぬるぬるしてて、狭くてきつい。このままめちゃくちゃに突いてこいつのとろとろの肉壺で思うさま摩羅を扱いて奥の奥に思いっきりぶちまけてやりたいと思う。だがそんなことをしたらこいつが痛い思いをするだろうからな。それは駄目だ。
「あっ、あっ、っソ、ソコ、やだ、ラカン、あ、あっ、……っひうッ」
初めてだというこいつのナカはさすがにきつすぎて、俺のモノは半分も入ってない。俺としてはもどかしいことこの上ないが、それでもいっぱいいっぱい、って顔をしてとろとろになってるこいつの声を聞いてるとゾクゾクくる。
「なぁ、お前ん中、すごく気持ちがいいぞ」
「そ、そう……?」
アドルティスが肩越しにこっちを見て、小さく笑う。なんだよ、そんな顔までできるのかお前は。何ずっと隠してたんだ、八年もよ。
さっきヤった時に、こいつが気持ちのいい場所だと言ったところばかりを突いてやったら、アドルティスの様子が少しおかしくなった。だから今はそこの辺りは控えめにしておく。
摩羅の半分くらいだけをねじ込んで、ゆっくり優しく突いてやるのはもどかしくてたまらなかったが、なんとか理性の力で沸々と煮えたぎる衝動を抑え込んだ。
ああ、こうして見るとこいついい尻してるな。ゆるゆる突いて脱力してる時は柔らかくて、前も触ってやって力が入るときゅっと堅くなる。こんなに細いけどやっぱりいい筋肉がついてるようだ。それに、感じるとうねる背中も白くて綺麗で色っぽい。ああ、あとうなじ、うなじがいいな。なめらかで、噛んだらうまそうだ。普段は肩で切りそろえた髪に隠れてて気づかなかったが。って俺は変態か。
という自分への野次もどうでもよくなるほど本気で気持ちがよかった。
ああ、奥まで挿れてぇ。根元まで咥え込まれてぎゅうぎゅう締め付けられながら思う存分扱きたい。
こいつの尻が俺の腹に当たるのはどんな感じがするんだろうか。一番奥の奥を俺にぐぷぐぷ突かれたら、こいつはどんな顔をしてどんな声を上げるんだろうか。知りたくてたまらない。
「あっ、ひっ、んっ、……っやっ、あっ」
「ハッ、……ッ、ハッ、……クッ」
あいつの蕩けた声と俺の忙しない息遣いが重なる。
もうすぐ目の前に絶頂が迫ってるのがわかる。アドルティスの呼吸もどんどん荒く、浅くなって、中もきゅうきゅう締め付けてきてて、こいつがまたイキそうになってるのが伝わってくる。
その時、アドルティスが指が真っ白になるほど強くシーツを握り締めているのに気がついた。
そういえば、掴まるとこがなくて怖いと言っていたな。
初めて会った時から妙に捉えどころのない、この風変りなエルフが怖いとか嘘だろう、と思っていたが、さっきはそう言っていたアドルティスの顔がまるで泣いている迷子の子どもみたいに情けなくて、つい絆された。
それでつい女を相手にしてるみたいにアドルティスの腕を俺の首に回してやったらぎゅっとしがみついてきて、ついかわいいとか思っちまったんだった。そうだった。
「アドルティス、ちょっと動かすぞ」
だがもういっぱいいっぱいらしいアドルティスの口からは答えらしい答えは返ってこなかった。俺は四つん這いになってるアドルティスの腰を抱えると、ゆっくりと身体を横倒しにして片足だけを担ぎ上げる。
「ほら、アドルティス。手貸せ」
アドルティスが震えながら伸ばしてくる右手を掴んでやって、ゆっくりと律動を再開させる。ああ、やっぱりこの方がいい。顔がよく見えるしな。
「ラ、ラカ、ン……っ」
「ああ、ちゃんと手繋いでてやるから」
「ふ…………んっ、んっ……あぁっ」
しっかしトロトロだな。顔。とろとろエルフか。エルフってこんな顔するのか。たまんねぇな。
そんなことをつらつらと考えてないと一発で持っていかれるくらいの破壊力だった。
しかしこいつ、本気でまずいな。こんな風に男に尻を掘られてトロ顔してアンアンかわいくよがってるのを誰かに知られたら大事故どころの話じゃないだろう。
仮にもダナンに籍を置く冒険者で知らないヤツはモグリだと言われるくらいのバッファーだぞ? しかも弓もナイフも索敵も、それ専門にしてるやつらに引けを取らないくらいの実力で、しかも死ぬほど顔がいい。冒険者としてもあっちの意味でも狙ってるやつなんか数えきれないくらいいるんだぞ?
いかんいかん。絶対駄目だ。そこらの馬鹿野郎ども相手にこんなことしてたら何されるかわかったもんじゃない。
万が一取り返しのつかないケガなんかしたらどうする。
顔だけ見たらひどく達観した小生意気なやつに見えるかもしれないが、こいつは森で鼻歌歌って、しかも誰もそれを聞いちゃいないと思い込んでて、ひらひらした葉っぱを見つけては日にかざしてみたり川魚を獲ってやれば銀色の鱗が綺麗だと言ってそりゃあ大事そうに受け取るようなやつなんだ。
酒場で性懲りもなく声を掛けてくるようなあの馬鹿な男たちに引っかかって、そんな柔らかそうな心に深い傷なんか負っちまったら、俺はきっとそいつを膾切りにしちまうだろう。それくらいの情はある。だって八年、互いの命を預け合ってきたんだぜ?
「いいか、アドルティス」
奥まで挿れすぎないようにもどかしい気持ちを必死に堪えながら、掴んだあいつの手に歯を立てる。そしてさすがに中だけではイけなさそうなやつのモノを反対の手で扱いてやりながら、俺は言った。
「これからも絶対、他の誰ともこんなことするんじゃねぇぞ」
「んっ! あっ、あ……っ、ラ、ラカ、ン……っ!」
「初めてって言ったよな。お前の処女は俺が貰ったんだから、俺以外のヤツとこんなことしたらブッ殺してやるからな」
「ふあっ、あっ、あんっ! ラ、ラカン、だけ……っ! おれ、ラカン……だけ……っ」
「絶対だからな……っ!」
すると濡れた緑の葉みたいな目を向けて、アドルティスが言った。
「や、約束するから、ねえ、だして、おれのなか、いっぱいだして……っ」
「…………クソ……ッ!」
「んぁああ……っ!」
その瞬間、俺とアドルティスは二人同時に達した。ビクビクと痙攣するやつの白い身体を押さえつけて、外に溢れて出てくるくらいたっぷりと注いでやった。
そんでふと、こいつなら『冒険者の生き方と私とどっちが大事?』なんてことは絶対に聞いてきたりしないだろうな、なんてことを思ってしまった。
なんか最後の方、俺もめちゃくちゃなことをアドルティスに言ってたような気がするけど、まあいいか。
「ぅえっ!?」
アドルティスの狼狽えたような声を無視して俺は自分のモノを引き抜く。そしてアドルティスの足を横に倒して言った。
「お前、向こう向け。両手をついて尻を上げてみろ」
「は、はぁあっ!?」
「早くしろ」
そう言ってべちん! と尻を叩いてやったらアドルティスが顔を真っ赤にしてこっちを見てきた。さすがに怒ったかと思ったが、どうやらそういうわけではないらしい。
アドルティスは何度もためらった後、しぶしぶ四つんばいになって俺の方に白い尻を向けてきた。
「オラ、肩つけて、尻を上げろ」
「ラ……ラカン……これ、さすがに恥ずかしいんだけど……」
「恥ずかしいと思うなら初めからこんなことしてんじゃない。今更すぎてヘソで茶ァ沸かすぞ」
「それってラカンの国のことわざかなんか?」
この期に及んでまだ四の五の言っているアドルティスの尻をもう一度叩いてやった。そして太腿にたらたらと香油を垂らしているアドルティスのソコに、再び亀頭を押し当てる。
「アドルティス、本当のことを言え。お前、今までに誰ともこういうことしたことないのか」
「ないって。信じろよ……っ」
「本当かよ」
「ほんとにあんたが初めてだって!」
「じゃあ、なんでいきなり、途中までとはいえこんなモノが入るんだ。普通は無理じゃないのか」
するとアドルティスがぐっと押し黙った。またムカムカといやなもんが腹の底から湧き上がってくる。するとアドルティスがシーツに顔を押し付けたまま途切れ途切れに呟いた。
「…………じ、自分で、慣らしておいたから……」
「…………は?」
「だから……、あんたが酔っ払って寝た後、湯を浴びて……後ろ、慣らしておいたから……」
「…………だからすんなり入ったのか」
「…………そう…………」
今、耳に飛び込んできた新情報を俺の頭が理解するのにたっぷり五拍はかかった。
「……え、慣らすって、自分で?」
「そうだよ! 自分で自分の尻に指とか道具とか突っ込んで柔らかくしといたんだよ! 何度も聞くな!!」
逆切れしたアドルティスがやけに男らしい口調で怒鳴る。思わず俺は気おされて「そ、そうか、偉いな……」と意味不明な返事を返した。だが新たに浮かんだ疑問にまたアドルティスを問い詰める。
「おい、道具ってなんだ道具って」
「……あるんだよ、専用の……、そういうのが」
「そういうのじゃわからん。どんなんだか見せてみろ」
「ああ、もう! 今度! 今度見せるから! 早くなんとかしてくれよ、これ……っ!」
もう我慢できない……と、急に泣きそうな声で呟かれてハッと我に返った。そうだった、アドルティスだけじゃなく俺自身もそれどころじゃないんだった。
俺はすっかりぐずぐずになって涙目になってしまったアドルティスの丸まった背中を何度も撫でてやる。
おい、どうしたんだよ。お前は細いし白いしひ弱そうに見えるけどすごく根性があって、こんな風に俺なんかに素直に背中を撫でられてるようなヤツじゃなかっただろうが。ほんとにどうしちまったんだ、お前も俺も。
「アドルティス、なあ、泣くなよ」
「…………泣いてない」
「泣いてるだろうが。すぐに気持ちよくしてやるから、泣くなって」
「…………絶対泣いてない」
「そうか? まあ、じゃあ、挿れるぞ、な?」
「………………うん」
俺はもう一度こいつの背中に覆いかぶさって、今度はゆっくりとやさしくアドルティスの中に入っていく。狭い入り口をなんとか潜り抜け、どろどろに蕩けた狭い肉の壁をぐりぐりと押し開いていく。
ああ、やっぱり気持ちいいわ。熱くてぬるぬるしてて、狭くてきつい。このままめちゃくちゃに突いてこいつのとろとろの肉壺で思うさま摩羅を扱いて奥の奥に思いっきりぶちまけてやりたいと思う。だがそんなことをしたらこいつが痛い思いをするだろうからな。それは駄目だ。
「あっ、あっ、っソ、ソコ、やだ、ラカン、あ、あっ、……っひうッ」
初めてだというこいつのナカはさすがにきつすぎて、俺のモノは半分も入ってない。俺としてはもどかしいことこの上ないが、それでもいっぱいいっぱい、って顔をしてとろとろになってるこいつの声を聞いてるとゾクゾクくる。
「なぁ、お前ん中、すごく気持ちがいいぞ」
「そ、そう……?」
アドルティスが肩越しにこっちを見て、小さく笑う。なんだよ、そんな顔までできるのかお前は。何ずっと隠してたんだ、八年もよ。
さっきヤった時に、こいつが気持ちのいい場所だと言ったところばかりを突いてやったら、アドルティスの様子が少しおかしくなった。だから今はそこの辺りは控えめにしておく。
摩羅の半分くらいだけをねじ込んで、ゆっくり優しく突いてやるのはもどかしくてたまらなかったが、なんとか理性の力で沸々と煮えたぎる衝動を抑え込んだ。
ああ、こうして見るとこいついい尻してるな。ゆるゆる突いて脱力してる時は柔らかくて、前も触ってやって力が入るときゅっと堅くなる。こんなに細いけどやっぱりいい筋肉がついてるようだ。それに、感じるとうねる背中も白くて綺麗で色っぽい。ああ、あとうなじ、うなじがいいな。なめらかで、噛んだらうまそうだ。普段は肩で切りそろえた髪に隠れてて気づかなかったが。って俺は変態か。
という自分への野次もどうでもよくなるほど本気で気持ちがよかった。
ああ、奥まで挿れてぇ。根元まで咥え込まれてぎゅうぎゅう締め付けられながら思う存分扱きたい。
こいつの尻が俺の腹に当たるのはどんな感じがするんだろうか。一番奥の奥を俺にぐぷぐぷ突かれたら、こいつはどんな顔をしてどんな声を上げるんだろうか。知りたくてたまらない。
「あっ、ひっ、んっ、……っやっ、あっ」
「ハッ、……ッ、ハッ、……クッ」
あいつの蕩けた声と俺の忙しない息遣いが重なる。
もうすぐ目の前に絶頂が迫ってるのがわかる。アドルティスの呼吸もどんどん荒く、浅くなって、中もきゅうきゅう締め付けてきてて、こいつがまたイキそうになってるのが伝わってくる。
その時、アドルティスが指が真っ白になるほど強くシーツを握り締めているのに気がついた。
そういえば、掴まるとこがなくて怖いと言っていたな。
初めて会った時から妙に捉えどころのない、この風変りなエルフが怖いとか嘘だろう、と思っていたが、さっきはそう言っていたアドルティスの顔がまるで泣いている迷子の子どもみたいに情けなくて、つい絆された。
それでつい女を相手にしてるみたいにアドルティスの腕を俺の首に回してやったらぎゅっとしがみついてきて、ついかわいいとか思っちまったんだった。そうだった。
「アドルティス、ちょっと動かすぞ」
だがもういっぱいいっぱいらしいアドルティスの口からは答えらしい答えは返ってこなかった。俺は四つん這いになってるアドルティスの腰を抱えると、ゆっくりと身体を横倒しにして片足だけを担ぎ上げる。
「ほら、アドルティス。手貸せ」
アドルティスが震えながら伸ばしてくる右手を掴んでやって、ゆっくりと律動を再開させる。ああ、やっぱりこの方がいい。顔がよく見えるしな。
「ラ、ラカ、ン……っ」
「ああ、ちゃんと手繋いでてやるから」
「ふ…………んっ、んっ……あぁっ」
しっかしトロトロだな。顔。とろとろエルフか。エルフってこんな顔するのか。たまんねぇな。
そんなことをつらつらと考えてないと一発で持っていかれるくらいの破壊力だった。
しかしこいつ、本気でまずいな。こんな風に男に尻を掘られてトロ顔してアンアンかわいくよがってるのを誰かに知られたら大事故どころの話じゃないだろう。
仮にもダナンに籍を置く冒険者で知らないヤツはモグリだと言われるくらいのバッファーだぞ? しかも弓もナイフも索敵も、それ専門にしてるやつらに引けを取らないくらいの実力で、しかも死ぬほど顔がいい。冒険者としてもあっちの意味でも狙ってるやつなんか数えきれないくらいいるんだぞ?
いかんいかん。絶対駄目だ。そこらの馬鹿野郎ども相手にこんなことしてたら何されるかわかったもんじゃない。
万が一取り返しのつかないケガなんかしたらどうする。
顔だけ見たらひどく達観した小生意気なやつに見えるかもしれないが、こいつは森で鼻歌歌って、しかも誰もそれを聞いちゃいないと思い込んでて、ひらひらした葉っぱを見つけては日にかざしてみたり川魚を獲ってやれば銀色の鱗が綺麗だと言ってそりゃあ大事そうに受け取るようなやつなんだ。
酒場で性懲りもなく声を掛けてくるようなあの馬鹿な男たちに引っかかって、そんな柔らかそうな心に深い傷なんか負っちまったら、俺はきっとそいつを膾切りにしちまうだろう。それくらいの情はある。だって八年、互いの命を預け合ってきたんだぜ?
「いいか、アドルティス」
奥まで挿れすぎないようにもどかしい気持ちを必死に堪えながら、掴んだあいつの手に歯を立てる。そしてさすがに中だけではイけなさそうなやつのモノを反対の手で扱いてやりながら、俺は言った。
「これからも絶対、他の誰ともこんなことするんじゃねぇぞ」
「んっ! あっ、あ……っ、ラ、ラカ、ン……っ!」
「初めてって言ったよな。お前の処女は俺が貰ったんだから、俺以外のヤツとこんなことしたらブッ殺してやるからな」
「ふあっ、あっ、あんっ! ラ、ラカン、だけ……っ! おれ、ラカン……だけ……っ」
「絶対だからな……っ!」
すると濡れた緑の葉みたいな目を向けて、アドルティスが言った。
「や、約束するから、ねえ、だして、おれのなか、いっぱいだして……っ」
「…………クソ……ッ!」
「んぁああ……っ!」
その瞬間、俺とアドルティスは二人同時に達した。ビクビクと痙攣するやつの白い身体を押さえつけて、外に溢れて出てくるくらいたっぷりと注いでやった。
そんでふと、こいつなら『冒険者の生き方と私とどっちが大事?』なんてことは絶対に聞いてきたりしないだろうな、なんてことを思ってしまった。
なんか最後の方、俺もめちゃくちゃなことをアドルティスに言ってたような気がするけど、まあいいか。
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