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Ⅰ 窮鼠、鬼を噛む 編
金山羊亭にて
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二か月の長期の護衛仕事から戻ってきたラカンに誘われて、俺たちは行きつけの食堂兼酒場の金山羊亭にやって来た。そしたら、まだこの街にきて日が浅いらしい冒険者たちが物珍し気に俺たちをジロジロと見てきた。
俺たちが普段拠点としているダナンの街はルーマ地方でかなり大きな商業都市で、その分住んでる人もよそから来る商人や冒険者もすごく多い。
それでも鬼人のラカンと森のエルフの俺がつるんでるのはひどく珍しく映るらしい。
まあ、確かに奇妙に思う気持ちはわかる。
鬼人ならではの赤銅色の肌に黒い角、そして見上げるほど大きくて逞しい体躯のラカンと、まさにその正反対といった感じの俺だからな。白くて細くて全体的に色が薄い。俺の見た目をひと言で表せばそんな感じだ。
「待ってろ、注文してくるから」
そう言ってラカンは一人で奥の厨房にいる店のオヤジのところに行ってしまった。
これは別に俺のためにわざわざ夕飯を頼みに行ってくれてるわけではない。単に自分が食いたいものを自分の目で見て決めたいからだ。
本当にラカンの食と酒に賭ける情熱はすごい。まるで手間暇を惜しまない。下手に口出しするとまた面倒なので俺はラカンにお任せ状態だ。
エルフだから仕方のないことだけれど俺はあまりたくさんは食べられないし、鍛えても肉がつかなくて細いままだ。そのせいか、初見の男たちには大抵なめて掛かられる。
夜も更けて酒が回った頃の食堂で一人で食べてると、よそから来た男たちが難癖つけて絡んできたりするから本当に面倒だ。
「おいエルフの兄さん、こっちで一緒に呑まねぇか?」
ほら、こんな風にな。
見れば見たことない顔の剣士がニヤニヤしながらこっちを見ている。
「こっちはむさ苦しくていけねぇ。お前らだってキレイな顔を眺めながら酒が呑みてぇだろ? なあ」
そいつが後ろにいる仲間に向かってそう言うと、盾役らしい赤ら顔の大男が鼠みたいな小さな目をショボショボさせながら、へら、と笑った。
すでに酔ってるような赤ら顔をしているそいつらが気持ち悪くて、ただ「断る」と言って姿勢を戻した。すると何が癇に障ったのか、急に男が声を荒げて近寄ってきた。
「おい、つれねぇこと言うなよ。ツンケンしてっと嫌われるぜ?」
そう言われても表情が乏しいのは生まれつきなので仕方がない。おまけにそいつはますますこっちに近づいてくる。
「なあ、この辺りは夜になると荒くれどもが来るだろう? 大丈夫だって、俺らが朝までしっかり守ってやっか……」
と、そいつはそれ以上何かを言うことはできなかった。俺とそいつの上に大きな黒い影が覆いかぶさったからだ。
「なんだ? お前ら」
真打登場。我らがラカン様である。手にはエールの大ジョッキ二つとラカンの顔よりも大きな皿を持っている。そして男たちをギロリ、と見下ろすと恐ろしく不機嫌そうな声で言った。
「どけよ。その薄汚ない不自由なツラをこっちに見せるな。食欲落ちるだろうが」
腹が減ってる時のラカンは結構言うことが酷い。だが何を見ようが食欲落ちたりしないだろうが、あんたは。
去年東の峡谷でイモリの巨大版のようなゲダルダという魔獣が大発生した時、そいつらの死体が山盛りになってる状態でただ一人『腹が減っては何もできん』と言ってゲダルダをあぶり焼きにして食っていた男だ。
正直、機嫌が悪い時のラカンはそこらの魔獣がひと目で逃げ出しそうなくらい顔が怖い。そいつらもあっという間に蜘蛛の子を散らすように逃げて行った。
俺がエールのジョッキを片方受け取ると、ラカンが山盛りの骨付き肉とその横に申し訳程度に葉っぱの乗った大皿をドン、とテーブルに置いた。
乾杯もせずに俺が勝手にエールを呑むと、呆れたような顔をしてラカンが言う。
「お前な」
「ラカンだって今日は乾杯待つより先に呑みたいだろう? それよりこの皿、野菜が全然ないんだが」
「お前は肉を食え、肉を。いつまで経っても細っこいまんまじゃないか」
「食べてもウェイトが増えないのは俺のせいじゃない」
「いいから食べろ」
今日のようにラカンと一緒だと絶対に誰も近寄ってこないからありがたい。いや、憧れの『剣鬼様』に出会えて感動した駆け出しの剣士や何かが寄ってきて別の意味で面倒なことになることも多いけれどな。
ラカンは確かに見た目はいかにも強そうで、ルーマ地方ではほとんど見かけない鬼人族だけあって大層目立つしつい声を掛けたくなる気持ちはわかる。だが正直に言って彼は全然親切でも優しくもないし愛想も悪い。
だから『剣鬼』に憧れるあまりうるさくまとわりついてくるような者がいると急に機嫌が急降下して、後でなだめたりフォローするのが非常に面倒になる。
「お前はうるさくないからいい」
よくラカンにそう言われるけれど、果たしてこれは誉め言葉として受け取ってもいいのだろうか。いや、何か違うよな。
それに俺は別に無口ではない。言いたいことは言うし、多分言葉もきつい方だと思う。『見た目だけ詐欺』とよく言われるからな。
「エルフってもっとおしとやかにしゃべるんじゃないのか。そんな森の王子様みたいな見た目して詐欺だろう」
先に行っておくが、エルフは元々偏屈で意固地なのが多いと思う。
それにしてもラカンのような男でもエルフに結構夢見てるんだな。なんだ、おしとやかって。
けれど、俺は昔から変わり者だと森でも散々言われていたから、やっぱりラカンが思うエルフらしさはないんだなあ、と改めて思い知らされた。
「しかし今回の依頼は本当に疲れたぜ」
ラカンがエールを飲み干すなり、ため息をついて言った。
なんでも今回の依頼主の豪商はえらくケチでしみったれてて道中の飯や酒はほんとに必要最低限だったらしい。
おまけに装備ばかり立派でどうにも勘の鈍い隊商お抱えの護衛兵たちと一緒に一ヶ月も旅をしてなんとなく精神的に疲れたらしいラカンは、金山羊亭名物の炙り肉の塊を鋭い牙で食いちぎりながら珍しく愚痴めいた言葉をこぼす。
「最近、お前とばかり組んでたから、一々あれこれ指示しないと動けない面倒さを忘れてた」
「でも依頼主はダナン一の豪商なんだろう? ラカン以外も手練れの護衛兵ばかりじゃなかったのか」
「まあ、途中で襲ってきた人間の強盗だの追いはぎだの商売敵に雇われた刺客だのはそいつらでもなんとかなるけどな。外の魔獣には全然慣れてなさそうだったぜ?」
「そうか……、って商売敵からの刺客まで来るのか。商人、殺伐としすぎじゃないか?」
「なんかすごい貴重で高価な荷物だったんだとよ」
何かいろいろと面倒を思い出したのか、ラカンがただでさえ怖い顔をますます顰めてゴキ、と首を鳴らした。
◇ ◇ ◇
それから山ほど食べて呑んで、それでもまだ何か飲み足りなさそうな顔をしているラカンに何食わぬ顔をして「そういえば今うちに珍しいゴルドールの火酒があるんだけど」などと声を掛けてみた。もちろん一も二もなく食いついてくる鬼人が一匹。いや一頭?
「なんだよ、お前こんないい酒隠し持ってたのかよ」
俺の部屋で酒瓶片手にすっかり機嫌を良くしたラカンが満足げに笑う。
「ラカンにもあげようと思ってとっといたんだよ」
「そうかそうか、イイコだな、アディ」
アドルティスという名前の俺をアディと呼び出したら本格的に酔ってきた証拠だ。あともう一押し、貴重な珍しい酒をもう一杯ついでやる。
ちなみにここは貴族のお屋敷で長年働いていたというエリザさんというおばあさんの家だ。とても穏やかで品のいい人で、俺は力仕事やエリザさんの用事を手伝うのを条件に二階に下宿させて貰ってる。
エリザさんはもう相当なお年でかなり耳が遠い。だからこんな夜遅くに少々俺たちがやかましくしてても聞こえてはいないだろう。多分。
そしてバカ強いドワーフの火酒でめでたく完全に酔っぱらったラカンが今、俺の下宿のベッドでぐっすりと寝ているというわけだ。
見事だ。よくやった俺。
さっきラカンが金山羊亭で『明日は一日何もしないでのんびりするつもりだ』と言った瞬間に、もう何年も脳内で温め続けたこの計画を実行するチャンスがついに来たと俺は悟った。
これは神様がくれた最初で最後のチャンスだ。ここを逃したら男ではない。
俺は自分を鼓舞しながらすぐに落ちてくる髪を振りやって、珍しく目元を酔いに染めてぐっすりと寝ているラカンを見下ろした。多分一エルも顔は変わってないだろうが。
いつか、いつかこんなチャンスが来るかもしれない、と俺は何年も下心を抱え続けて、この先のプランを完璧に作り上げていた。
今はまさに夢が叶った瞬間だ。
なにせ俺は、もうずっとずっと長いこと、この顔が怖くてちょっと乱暴で、でもものすごく強くてかっこいい腐れ縁の鬼人が大好きだったのだから。
俺たちが普段拠点としているダナンの街はルーマ地方でかなり大きな商業都市で、その分住んでる人もよそから来る商人や冒険者もすごく多い。
それでも鬼人のラカンと森のエルフの俺がつるんでるのはひどく珍しく映るらしい。
まあ、確かに奇妙に思う気持ちはわかる。
鬼人ならではの赤銅色の肌に黒い角、そして見上げるほど大きくて逞しい体躯のラカンと、まさにその正反対といった感じの俺だからな。白くて細くて全体的に色が薄い。俺の見た目をひと言で表せばそんな感じだ。
「待ってろ、注文してくるから」
そう言ってラカンは一人で奥の厨房にいる店のオヤジのところに行ってしまった。
これは別に俺のためにわざわざ夕飯を頼みに行ってくれてるわけではない。単に自分が食いたいものを自分の目で見て決めたいからだ。
本当にラカンの食と酒に賭ける情熱はすごい。まるで手間暇を惜しまない。下手に口出しするとまた面倒なので俺はラカンにお任せ状態だ。
エルフだから仕方のないことだけれど俺はあまりたくさんは食べられないし、鍛えても肉がつかなくて細いままだ。そのせいか、初見の男たちには大抵なめて掛かられる。
夜も更けて酒が回った頃の食堂で一人で食べてると、よそから来た男たちが難癖つけて絡んできたりするから本当に面倒だ。
「おいエルフの兄さん、こっちで一緒に呑まねぇか?」
ほら、こんな風にな。
見れば見たことない顔の剣士がニヤニヤしながらこっちを見ている。
「こっちはむさ苦しくていけねぇ。お前らだってキレイな顔を眺めながら酒が呑みてぇだろ? なあ」
そいつが後ろにいる仲間に向かってそう言うと、盾役らしい赤ら顔の大男が鼠みたいな小さな目をショボショボさせながら、へら、と笑った。
すでに酔ってるような赤ら顔をしているそいつらが気持ち悪くて、ただ「断る」と言って姿勢を戻した。すると何が癇に障ったのか、急に男が声を荒げて近寄ってきた。
「おい、つれねぇこと言うなよ。ツンケンしてっと嫌われるぜ?」
そう言われても表情が乏しいのは生まれつきなので仕方がない。おまけにそいつはますますこっちに近づいてくる。
「なあ、この辺りは夜になると荒くれどもが来るだろう? 大丈夫だって、俺らが朝までしっかり守ってやっか……」
と、そいつはそれ以上何かを言うことはできなかった。俺とそいつの上に大きな黒い影が覆いかぶさったからだ。
「なんだ? お前ら」
真打登場。我らがラカン様である。手にはエールの大ジョッキ二つとラカンの顔よりも大きな皿を持っている。そして男たちをギロリ、と見下ろすと恐ろしく不機嫌そうな声で言った。
「どけよ。その薄汚ない不自由なツラをこっちに見せるな。食欲落ちるだろうが」
腹が減ってる時のラカンは結構言うことが酷い。だが何を見ようが食欲落ちたりしないだろうが、あんたは。
去年東の峡谷でイモリの巨大版のようなゲダルダという魔獣が大発生した時、そいつらの死体が山盛りになってる状態でただ一人『腹が減っては何もできん』と言ってゲダルダをあぶり焼きにして食っていた男だ。
正直、機嫌が悪い時のラカンはそこらの魔獣がひと目で逃げ出しそうなくらい顔が怖い。そいつらもあっという間に蜘蛛の子を散らすように逃げて行った。
俺がエールのジョッキを片方受け取ると、ラカンが山盛りの骨付き肉とその横に申し訳程度に葉っぱの乗った大皿をドン、とテーブルに置いた。
乾杯もせずに俺が勝手にエールを呑むと、呆れたような顔をしてラカンが言う。
「お前な」
「ラカンだって今日は乾杯待つより先に呑みたいだろう? それよりこの皿、野菜が全然ないんだが」
「お前は肉を食え、肉を。いつまで経っても細っこいまんまじゃないか」
「食べてもウェイトが増えないのは俺のせいじゃない」
「いいから食べろ」
今日のようにラカンと一緒だと絶対に誰も近寄ってこないからありがたい。いや、憧れの『剣鬼様』に出会えて感動した駆け出しの剣士や何かが寄ってきて別の意味で面倒なことになることも多いけれどな。
ラカンは確かに見た目はいかにも強そうで、ルーマ地方ではほとんど見かけない鬼人族だけあって大層目立つしつい声を掛けたくなる気持ちはわかる。だが正直に言って彼は全然親切でも優しくもないし愛想も悪い。
だから『剣鬼』に憧れるあまりうるさくまとわりついてくるような者がいると急に機嫌が急降下して、後でなだめたりフォローするのが非常に面倒になる。
「お前はうるさくないからいい」
よくラカンにそう言われるけれど、果たしてこれは誉め言葉として受け取ってもいいのだろうか。いや、何か違うよな。
それに俺は別に無口ではない。言いたいことは言うし、多分言葉もきつい方だと思う。『見た目だけ詐欺』とよく言われるからな。
「エルフってもっとおしとやかにしゃべるんじゃないのか。そんな森の王子様みたいな見た目して詐欺だろう」
先に行っておくが、エルフは元々偏屈で意固地なのが多いと思う。
それにしてもラカンのような男でもエルフに結構夢見てるんだな。なんだ、おしとやかって。
けれど、俺は昔から変わり者だと森でも散々言われていたから、やっぱりラカンが思うエルフらしさはないんだなあ、と改めて思い知らされた。
「しかし今回の依頼は本当に疲れたぜ」
ラカンがエールを飲み干すなり、ため息をついて言った。
なんでも今回の依頼主の豪商はえらくケチでしみったれてて道中の飯や酒はほんとに必要最低限だったらしい。
おまけに装備ばかり立派でどうにも勘の鈍い隊商お抱えの護衛兵たちと一緒に一ヶ月も旅をしてなんとなく精神的に疲れたらしいラカンは、金山羊亭名物の炙り肉の塊を鋭い牙で食いちぎりながら珍しく愚痴めいた言葉をこぼす。
「最近、お前とばかり組んでたから、一々あれこれ指示しないと動けない面倒さを忘れてた」
「でも依頼主はダナン一の豪商なんだろう? ラカン以外も手練れの護衛兵ばかりじゃなかったのか」
「まあ、途中で襲ってきた人間の強盗だの追いはぎだの商売敵に雇われた刺客だのはそいつらでもなんとかなるけどな。外の魔獣には全然慣れてなさそうだったぜ?」
「そうか……、って商売敵からの刺客まで来るのか。商人、殺伐としすぎじゃないか?」
「なんかすごい貴重で高価な荷物だったんだとよ」
何かいろいろと面倒を思い出したのか、ラカンがただでさえ怖い顔をますます顰めてゴキ、と首を鳴らした。
◇ ◇ ◇
それから山ほど食べて呑んで、それでもまだ何か飲み足りなさそうな顔をしているラカンに何食わぬ顔をして「そういえば今うちに珍しいゴルドールの火酒があるんだけど」などと声を掛けてみた。もちろん一も二もなく食いついてくる鬼人が一匹。いや一頭?
「なんだよ、お前こんないい酒隠し持ってたのかよ」
俺の部屋で酒瓶片手にすっかり機嫌を良くしたラカンが満足げに笑う。
「ラカンにもあげようと思ってとっといたんだよ」
「そうかそうか、イイコだな、アディ」
アドルティスという名前の俺をアディと呼び出したら本格的に酔ってきた証拠だ。あともう一押し、貴重な珍しい酒をもう一杯ついでやる。
ちなみにここは貴族のお屋敷で長年働いていたというエリザさんというおばあさんの家だ。とても穏やかで品のいい人で、俺は力仕事やエリザさんの用事を手伝うのを条件に二階に下宿させて貰ってる。
エリザさんはもう相当なお年でかなり耳が遠い。だからこんな夜遅くに少々俺たちがやかましくしてても聞こえてはいないだろう。多分。
そしてバカ強いドワーフの火酒でめでたく完全に酔っぱらったラカンが今、俺の下宿のベッドでぐっすりと寝ているというわけだ。
見事だ。よくやった俺。
さっきラカンが金山羊亭で『明日は一日何もしないでのんびりするつもりだ』と言った瞬間に、もう何年も脳内で温め続けたこの計画を実行するチャンスがついに来たと俺は悟った。
これは神様がくれた最初で最後のチャンスだ。ここを逃したら男ではない。
俺は自分を鼓舞しながらすぐに落ちてくる髪を振りやって、珍しく目元を酔いに染めてぐっすりと寝ているラカンを見下ろした。多分一エルも顔は変わってないだろうが。
いつか、いつかこんなチャンスが来るかもしれない、と俺は何年も下心を抱え続けて、この先のプランを完璧に作り上げていた。
今はまさに夢が叶った瞬間だ。
なにせ俺は、もうずっとずっと長いこと、この顔が怖くてちょっと乱暴で、でもものすごく強くてかっこいい腐れ縁の鬼人が大好きだったのだから。
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