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229話「夏と恋と祭りと花火〜狗山編〜①」
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トロピカル焼きそばの看板を掲げた屋台で働いていた関は、ねじり鉢巻を外し、水滴をたっぷりつけたペットボトルの飲み物を喉に流し込む。
関「それじゃ、後はよろしくお願いします。」
男A「おうよ! あんがとな、幸!」
関「いえいえ。飲み物、ありがとうございました。」
男A「それくらいどってことねぇよ! 祭り、楽しめよ!!」
関「さてさて...仕事終わったし、サラッと祭りを楽しむーーー」
狗山「幸先輩~~!」
関「ん? やぁ、羽和くんじゃないか。トロピカル焼きそばのおかわりかい?」
狗山「違うっす! あの、彩香来てないっすか!?」
関「張間くんかい? 君たちと来て以降は見かけてないが...どうしたんだい?」
狗山「えっと、彩香と二人で行動してたんすけど、はぐれちまって...! スマホに連絡しても全然でないから、もしかしたら幸先輩のとこに行ってるかもと思いまして...!」
関「やれやれ、あのバカは...。連絡してもでないってことは、スマホを家に置いてきてますね。」
狗山「そうっすよね!? あと、一応迷子センターにも行ってみたんですけど、小さい子の対応に忙しそうだったっすから...というか、そもそも彩香ははぐれてもそういうとこにいかなさそうというか、ジッとしてるよりもフラフラ歩き回ってそうというか...!」
関「まぁ羽和くんの言うように、あの子は待つというよりは自分で探すタイプの子でしょうし...多分今もフラフラ歩き回ってると思いますよ。」
狗山「そうっすよね!? あぁ、もぉ...! 俺がちゃんと見てないから...! す、すんません、幸先輩! ありがとうございましたっす!」
関「ちょい待ち、羽和くん!」
狗山「え!? は、はい!?」
関「私も手伝いますよ。」
狗山「え? い、いいんすか? でも、幸先輩は屋台が...。」
関「先ほど終わって、あとは祭りを満喫するだけでしたので手は空いてますよ。」
狗山「あ、ありがとうございます! お願いします!」
関「では、私は右からぐるっと。羽和くんは左からぐるっと探してみましょう。一通り見終わったら、ここ集合で。」
狗山「了解っす!」
関「一応、ここに来たら呼び止めておくように伝えておくので、もし来たら連絡しますね。」
狗山「はいっす! スマホちらちら確認しておくっす!!」
関「やれやれ、すぐ見つかるといいんですけどねぇ...。」
関「それじゃ、後はよろしくお願いします。」
男A「おうよ! あんがとな、幸!」
関「いえいえ。飲み物、ありがとうございました。」
男A「それくらいどってことねぇよ! 祭り、楽しめよ!!」
関「さてさて...仕事終わったし、サラッと祭りを楽しむーーー」
狗山「幸先輩~~!」
関「ん? やぁ、羽和くんじゃないか。トロピカル焼きそばのおかわりかい?」
狗山「違うっす! あの、彩香来てないっすか!?」
関「張間くんかい? 君たちと来て以降は見かけてないが...どうしたんだい?」
狗山「えっと、彩香と二人で行動してたんすけど、はぐれちまって...! スマホに連絡しても全然でないから、もしかしたら幸先輩のとこに行ってるかもと思いまして...!」
関「やれやれ、あのバカは...。連絡してもでないってことは、スマホを家に置いてきてますね。」
狗山「そうっすよね!? あと、一応迷子センターにも行ってみたんですけど、小さい子の対応に忙しそうだったっすから...というか、そもそも彩香ははぐれてもそういうとこにいかなさそうというか、ジッとしてるよりもフラフラ歩き回ってそうというか...!」
関「まぁ羽和くんの言うように、あの子は待つというよりは自分で探すタイプの子でしょうし...多分今もフラフラ歩き回ってると思いますよ。」
狗山「そうっすよね!? あぁ、もぉ...! 俺がちゃんと見てないから...! す、すんません、幸先輩! ありがとうございましたっす!」
関「ちょい待ち、羽和くん!」
狗山「え!? は、はい!?」
関「私も手伝いますよ。」
狗山「え? い、いいんすか? でも、幸先輩は屋台が...。」
関「先ほど終わって、あとは祭りを満喫するだけでしたので手は空いてますよ。」
狗山「あ、ありがとうございます! お願いします!」
関「では、私は右からぐるっと。羽和くんは左からぐるっと探してみましょう。一通り見終わったら、ここ集合で。」
狗山「了解っす!」
関「一応、ここに来たら呼び止めておくように伝えておくので、もし来たら連絡しますね。」
狗山「はいっす! スマホちらちら確認しておくっす!!」
関「やれやれ、すぐ見つかるといいんですけどねぇ...。」
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