「声劇台本置き場」

きとまるまる

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二人台本↓

「クリスマスなんてクソくらえ!」(比率:男1・女1)約25分。

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役表

 男:♂

 女:♀



ーーーーー



 とあるクリスマスの夜。女が男の部屋へとやってくる。


女「お邪魔しま~す」

男「おう、邪魔しろ邪魔しろ」

女「うわ~相変わらずだね、あんたの部屋」

男「は? 綺麗だろ?」

女「誰も汚いとは言ってないじゃん」

男「んじゃ、いいじゃん」

女「あんたはほんとわかってないわね~。女の子ってのは、完璧男子よりもちょっと隙がある男子のが好きなのよ」

男「部屋汚い=隙があるに繋がるの?」

女「繋がる繋がる。私が汚してやろうか?」

男「やめろ。汚したら罰金」

女「こんな可愛い子から罰金とるなんて、マジ信じられないわ~」

男「自分で言うな、自分で。酒は?」

女「ちゃんと買ってきたわよ。女の子に酒買いに行かせるってどういう神経してんの?」

男「つまむもん作ってやったんだから、それくらいは許せよ」

女「まぁ、それもそっか。ありがとうございます~」


 女は、こたつへと入る。


女「あ~あったか~い。こたつ、最高~!」

男「コート、掛けとくから貸して」

女「あんがと。酒、これでいいよね?」

男「正解。よくわかってるな」

女「私を誰だと思ってんのよ? これくらい楽勝楽勝~」

男「んじゃ、来て早々だけど、始めちゃいますか?」

女「だね~。ちゃっちゃと始めちゃいましょ~!」

男「それでは……酒を持って~!」

女「酒を持って~!」

男「いくぞ~!」

女「やるぞ~!」

男「クリスマスなんて、クソくらえぇぇぇぇぇ!」

女「消えちまえぇぇぇぇぇぇ! リア充は全員タンスの角に小指10回ぶつけろぉぉぉぉ!」

男「ぶつけてぜろぉぉぉぉぉぉ!」

女「あぁ……しんどい……しんどすぎる……!」

男「俺の思い描いていたクリスマスは、こんなんじゃなかったのに……」

女「ねぇ、聞いてよ……。さっき酒買いに行ってる時、男女が『これにする?』『えぇ~アルコール度数高くな~い? 私、直ぐ酔っちゃうよ~』『酔ってもいいじゃん。可愛いんだし』『やだ、もう♡』みたいなやりとりしてたんだけど……どう思います?」

男「俺の夢が、どこぞのやつらに叶えられてる……! 許しはせん……!」

女「安心しろ。私の脳内で30回くらいケツバットかましてきたから。今頃奴らのケツは真っ赤っかだ」

男「サンタさんのようにってか?」

女「そう、クリスマスだけに。あはははは~!」

男「あっはははは~!」

女「って、笑えるかぁぁぁぁぁ! 何がサンタのようにだ⁈ サンタじゃねぇよ! 烈火の炎だよ! 地獄の底の血の池の赤だよ! てめぇら全員、針の山に突き刺してやろうかぁぁぁぁぁ!」

男「苦しい……苦しすぎる……! 俺たちと違って、今頃やつらは楽しくワイワイはしゃぎ回って、締めに聖なるパーリナイすると思うと……う、うぅ……!」

女「泣くな! 涙を拭け! 悲しみを怒りに変えろ! リア充を撲滅する力に変えろ!」

男「俺、頑張る……頑張ってリア充を撲滅する……!」

女「そうだ、その調子だ! さぁ、飲め飲め」

男「ちくしょぉぉぉぉ!」

女「はぁ、しんど……。せっかくのクリスマスだってのに、今年も幼馴染のあんたと悲しくメリークリスマスだなんて……」

男「悲しいなんて言うなよ。悲しいけど……」

女「あぁぁぁ、悲しい……。悲しみしか生まれない……。私は悲しみ製造機だよ……。お一ついかが……?」

男「もう間に合ってます……。なぁ」

女「なによ……?」

男「ここにいる時点で結果はわかりきってるけど……一応聞かせてくれ。どうだったんだよ?」

女「憧れの先輩、1ヶ月前に同僚と付き合ってた件について」

男「え……?」

女「憧れの先輩、1ヶ月前に同僚と付き合ってた件について」

男「やめて! リピートしないで! 深かった傷がさらにえぐれていく!」

女「他人のお前がそれほどのダメージを受けるのよ……? 当の本人は、どうだと思う……?」

男「お、お前、よく1ヶ月も生き抜いたな……! すげぇよ、凄すぎるよ……! お酒買いに行かせてごめん……! 優しくします……!」

女「で、あんたはどうだったのよ?」

男「好きだった子、彼氏持ちでさらに結婚間近」

女「……え?」

男「なぁ……ご祝儀って、いくらがいいのかな……?」

女「や、やめてぇぇぇ! む、胸が、胸が苦しい……! つ、付き合ってただけじゃなくて、結婚間近……⁈ け、結婚って……結婚って……!」

男「どうして、どうして気づかなかったのかなぁ……? 俺が奥手すぎたからか……? は、ははは……!」

女「飲みな。飲んで忘れなよ。さぁ、飲んで飲んで」

男「わ、忘れられるわけ……忘れられるわけねぇよぉぉぉぉ! この深く傷ついた胸の傷は、もう塞げねぇよぉぉぉぉ! ちくしょぉぉぉぉ!」

女「それを言ったら私もそうよ! 知らない相手ならまだよかったのに、まさかの同僚! 毎日平日顔合わせます! どんな顔して会えばいいですか⁈ 私、無意識に睨みつけるしそうで怖い! 睨みつける先輩って呼ばれちゃう!」

男「クソが……! どうして俺たちが、こんな目に……?」

女「今頃やつらはイチャイチャチュッチュッしてると思うと、嫉妬で闇堕ちしそうになる……! 悪魔になる……!」

男「クソが……クリスマス、クソが……!」

女「何が聖なる夜だ、嫉妬の炎で燃やし尽くすぞ……! クリスマスツリー焼き落とすぞ……!」

男「よし、今から俺たちでクリスマスをけがそう」

女「どうやって? 犯罪系は勘弁してよ。流石にそこまでは落ちてないわよ」

男「わかってるわ。俺もそこまで落ちてねぇよ。今から事あるごとに『うんち!』って叫んでクリスマスを汚すんだ」

女「あんた、もう酔ったの?」

男「俺はいつでも正常だ」

女「異常だわ。でも、それくらいやらなきゃ私はしんどすぎて倒れそうになるわ……」

男「何も考えずに『うんち!』と叫び、クリスマスを汚そう。何もかも汚そう」

女「クリスマスも、私たちの苦い思い出も、全て茶色に染めてやりましょう」

男「うんち!」

女「うんち!」

男「おぉ、いいうんちだなぁ。負けてらんねぇ。うんち!」

女「今ので、カップル25組はうんちに染まったわね」

男「よっしゃ! ざまーみろ! うんち!」

女「いいねいいね、お客さん乗ってきたねぇ~! いいよ~! うんちうんち!」

男「大将も、めちゃくちゃいいうんちですよ! いい汚しっぷりですよ!」

女「うんちうんちうんちうんち! うんちっちうんちっち!」

男「かぁ~! たまんねぇよ大将! うんちだけじゃなくて、うんちっちまで言っちゃうなんて! 俺、感動ですわ!」

女「今日だけ特別サービスだよ! 今夜はうんちカーニバルさ!」

男「いよっ! うんちカーニバル! うんちうんちうんちっち!」

女「汚れろ汚れろクリスマス!」

男「今夜の主役は俺たちだ! そーれ、うんちうんちうんちっち!」

女「あ~なにこれ、アホらし!」

男「俺たちらしくていいじゃん」

女「こんなのが私たちらしいの?」

男「思い返してみろ、俺との思い出を」

女「……アホなことしかしてないわね」

男「だろ?」

女「あ~あ、あんたとの思い出、全部汚れてるわ~!」

男「おいおい、全部ってことはねぇだろ! 全部は!」

女「半分以上汚れてるから、切り上げで全部汚れてるわ」

男「酷すぎて泣けてくる。ってか、思い返したら毎年同じようなことしてねぇ?」

女「たしかに。なんだかんだ会って『いい人いない~!』だとか『フラれた~!』とか繰り返してる気がする」

男「俺たち、似たもん同士だな」

女「ね。なんか、このままずっと一緒な気がしてきたわ」

男「俺も」

女「えぇ~あんたと一緒か~」

男「それはこっちのセリフ~」

男・女「あはははは~」

男・女「……ん?」

男(ちょっと待て。ちょっと待てよ……?)

女(今のこの状況……クリスマスに、幼馴染と一緒に……)

男(二人っきりで、家の中。二人っきりで、メリークリスマス)

女(これ、はたから見たら……いや、誰がどう見ても……)

男(俺たち……)

女(私たち……)

男・女(リア充じゃね?)

男・女「……うんち!」

男(あ、危ねぇ、危なかった……!)

女(私たちがリア充⁈ 何、血迷ったこと言ってんの、私! 私のどこをどう見たらリア充になんのよ⁈)

男(クリスマスのやろぉ……! 隙を見て、汚れた俺たちまでも白く染めてこようとしてきやがった! なんてやろうだ、クリスマス! これだから、クリスマスってやつは!)

女(でも、残念だったわねクリスマス……! その程度で、私はリア充ハッピーに染まりはしないわ! 私のメリー苦しみマスをなめんじゃないわよ! あんたなんかには絶対に負けない! 流れでなんて絶対に許しはしない!)

男「ど、どうしたんだよ? いきなりうんちとか言ってさ」

女「あ、あんたこそ、いきなりどうしたのよ?」

男「お、俺は、その……クリスマスがとても憎くなってな! 汚して汚して汚してやろうと思ってな!」

女「私も同じ気持ちよ! 今頃リア充のやつらが聖なるホワイトクリスマスを過ごしていると思うと、憎くて憎くて! 茶色く染まれ、メリーうんちマス!」

男「メリーうんちマス!」

女「メリーうんちマス!」

男「ふぅ。心がいい具合に汚れてきたぜ」

女「私も。さすがだわ、うんち……!」

男(そうだよ、よく考えろよ俺。目の前の女を見てみろ。うんちうんち言ってるやつだぜ? うんち女だぜ? 恥ずかしげもなくうんち言ってるやつだぜ?)

女(こんなうんち男となんて、絶対に無理! 絶対に嫌! うんちマンなんかに、綺麗な私をプレゼントフォーユーなんて……!)

男「さぁ、気を取り直して飲もうぜ!」

女「えぇ、飲みましょう!」

男(お前の好きにはさせねぇよ、クリスマス……! こんなことで許してもらおうと思ってのんか、クリスマス……! お前が今まで俺にしてきたこと、何年も何年も味わってきたメリー苦しみマスは、そう簡単にはなくならないぜ……! 俺を舐めんじゃねぇよ! クリスマス!)

女「ねぇ、つまんでもいい?」

男「おう。好きにつまめ」

女「ありがと。いただきまーす!」

男(俺の汚れた心は、そう簡単に綺麗にはならねぇよ……! お前の力じゃ、綺麗に染めることは出来ねぇよ……! 残念だったなぁクリスマス! 代わりに俺が、てめぇを茶色く汚く、リア充と共に染めて──)

女「んん~! やっぱりあんたの作るもんは美味しい~! いくらでも食べられるわ~!」

男「うんち!」

女「は?」

男(くっ……! なぜだ、どうしてだ⁈ あいつが俺の作った料理を食べるところなんて、嫌と言うほど見てきたはずだろ! それなのに、それなのに……どうしてこんなにも、胸がドキドキするんだ⁈ どうしてこんなに、あいつのことが可愛く見えてしまうんだぁぁぁぁ⁈)

女「あんた、大丈夫?」

男「あぁ、大丈夫だ……! 今、リア充どもが『美味しいね♡』『うん♡』みたいなやりとりをしていると思ったら、とても汚したくなって……!」

女「それはうんち案件ね」

男「あぁ、とてもうんちだ……! 汚さないとやっていけない!」

男(汚せ、汚せ、心を汚せ! そうしないと、奴が可愛く見えてしまう! 俺の汚れた心が、白く、クリスマスに染められちまう! ってか、いくらでも食べられるってなんだよ⁈ いくらでもって、永遠と、死ぬまで俺の料理を食べるってこと……いかんいかんいかーん! なに甘ったれたことを考えている、俺! クリスマスに心を売るんじゃない! 奴が俺に行ってきた行動を思いだぜ! 心を汚せ! クリスマスを汚せ! うんち……うんちうんちうんちうんち──)

女「ほんと、あんたって料理上手だよね~。どれもこれも美味しくて……は、は……くしゅん……!」

男「う、うんちぃぃぃぃぃ!」

男(What⁈ どうなっている⁈ どういうことだ⁈ あいつのくしゃみなんて、何千、何万と聞いているはず! それなのに、なぜこんなにも胸がドキドキするんだぁぁぁぁ⁈)

女「ねぇ、なんで私の顔見てうんちって言ったの? ねぇ、なんで? うんちってこと? 私の顔はうんちってことなのか?」

男「いや、違う……! クリスマスという悪魔が、俺に攻撃をしてきやがったんだ……! 咄嗟にうんちと叫び、心を汚したからよかったものの……! お前も気をつけろよ! 奴はいつどんな時に攻撃してくるかわからん!」

女「あーよかった。『はい、そうです』なんて言ったら、あんたを血祭りにあげて真っ赤なクリスマスにするところだったわ」

男「血祭りは俺じゃなくて、リア充にしてくれ」

女「そうね。今の私は、神をも殺せるわ。地獄に叩き落としてやる、リア充どもが……!」

男(とんでもねぇ、とんでもねぇよクリスマス! この俺を、ここまでドキドキさせるとは……! 今まであまり意識したことなかったが、あいつくしゃみ小さいんだな。でっかいイメージあったけど、よくよく聞くと小さくて可愛いんだな。いやいやいやいや、なに言ってる⁈ あいつが可愛い? なに言ってる⁈ うんちうんちうんちっち! 心を汚せ、うんちっち! クリスマスになんて負けるな! クリスマスになんて染まるな! いったんこの場から離れよう! 奴を視界から外そう!)

男「なんか羽織れるもん貸すよ。ちょっと待ってろ」

女「あ、うん。ありがと。あんた、気が利く男だよね~。まだなんも言ってないのに」

男「まぁ、なんだかんだ小さい頃から一緒だったからな」

女「そうだね~。特になにも言わずともやってくれるし、ほんと助かるわ~。あんたと一緒にいたら、私ずっと楽でき……」

男「ん? どうした?」

女「うんち!」

男「は?」

女(あ、危なかった……! あのまま言葉を吐き出し続けていたら『ずっと一緒に……?』『え? あっ……!』みたいな流れになって、クリスマスの思いのままになっていたわ! 白くなんて染まらない! 私は汚れているの、汚れた女なの! 私はうんちの女! クリスマスは敵! クリスマスはうんち!)

男「どうした、いきなり?」

女「いや、今頃『ちょっと寒いかも……』『なら、俺が温めてやるよ』『やだ、もう♡』みたいなやりとりが行われていると思うと、うんちと言わずにはいられなくて……!」

男「それはうんちだ。うんちと言わずになんと言う?」

女「汚せ、汚せ、心を汚せ……!」

男「汚せ、汚せ、クリスマスを汚せ……!」

女(私はクリスマスを許さない、リア充を許しはしない! こんな形で私をフォーユーなんて、許されるわけがない! 私を舐めるな、クリスマス! 私の嫉妬の炎は、そう簡単には消えはしないぞ! 私の炎が消える時……それは、綺麗に着飾ったてめぇを焼き尽くした後だ! 燃えろ燃えろ、クリスマス! 嫉妬の炎で赤く染まれぇぇぇぇぇ!)

男「ほらよ」

女「ありがと。よいしょっと。うわ、なにこれ~? めちゃくちゃあんたの匂いがすんだけど~!」

男「なんだよ、俺の匂いって」

女「あんたの匂いはあんたの匂いよ。自分でわかんないの?」

男「わかるか」

女「ほら、嗅いでみなって。めちゃくちゃあんたの匂いが染み付いてんぞ~!」

男「やめろ、その言い方! なんか汚いだろ! ったく、どんな匂いだよ、俺の匂いって──」

女「うんちぃぃぃぃぃあああぁぁぁぁぁ!」

女(あんたの匂いって、なに⁈ あんたの匂いってなによ⁈ あんたの匂いは、リア充の言葉! リア充以外は使用しない言葉! あんたのことよく知ってますよアピールか、あぁぁぁん⁈ ぐぁぁぁぁぁ⁈ 汚れているはずの私の心に、クリスマスツリーが咲き誇っていくぅぅぅぅ! 私の汚れを、明るく照らすぅぅぅぅ! 汚れが消えていくぅぅぅぅ!)

男「うんち? え、うんちなの? 俺の匂いって、うんちと同じ匂いってことなの……?」

女「あ、いや、その……とんでもなくうんちだったの。すごくうんちで、とってもうんち……」

男「あ、あぁ、そっか……。それはとても、うん……ん? つまり、うんちってこと?」

女(クリスマス……クリスマスゥゥゥ……! 私は忘れてないぞ、お前が私にしてきたことの数々を……! それを全て白く染めて許せというのか⁈ ダメだ、そんなの絶対にだめだ! いくら彼氏が欲しいからって、こいつとは……! まぁ、なんだかんだで優しいし、私のこと知ってくれてるから一緒にいて楽というか……あぁぁぁぁぁ! ツリーを燃やせ! 飾りを壊せ! 心を許すな、許しはするな! うんち! うんち! うんち! うんち! 心を汚せ、クリスマスを汚せ!)

女「ねぇ……うんちって言わない……?」

男「え?」

女「今とっても、うんちって言いたい気分なの……。今、この時、リア充たちは──」

男「よし、言おう。うんち!」

女「うんち!」

男「うんち!」

女「うんち!」

男(そうだ、考え直せ、俺……! よく考えろ……!)

女(いい歳こいて、うんち連呼してる男よ? 絶対にあり得ないでしょ!)

男(クリスマスが俺の心を乱してるだけだ! 俺の心に魔法をかけてるんだ!)

女(どうせ0時を過ぎれば溶ける魔法よ! クリスマスは幸せをくれる日じゃない、悪夢をプレゼントする日! サンタの赤は正義の赤じゃない、地獄の底の血の池だ!)

男「うんち!」

女「うんち!」

男「うんち!」

女「うんち!」

男「燃えろ燃えろ、クリスマス!」

女「爆ぜろ爆ぜろ、クリスマス!」

男「リア充爆ぜろ、クリスマスゥゥゥ!」

女「リア充爆発、クリスマスゥゥゥ!」

男「汚れろ汚れろクリスマスゥゥゥ!」

女「茶色く汚れろクリスマスゥゥゥ!」

男「俺は絶対に屈しはしない!」

女「お前なんかに屈しはしない!」

男「よく見たら可愛いところいっぱいあるかも……とか、思わせたって無駄だからなぁぁぁぁ!」

女「優しいとことか、気が利くとことか、一緒にいて楽とか……だからなんだよ、ごらぁぁぁぁ!」

男「クリスマスなんて、クソくらえぇぇぇぇぇ!」

女「クリスマスなんて、クソ……」

男・女「……ん?」

女「可愛い?」

男「一緒にいて、楽?」

男・女「……」

男・女「うぉぉぉぉぉぉぉ! うんちぃぃぃぃぃぃぃぃ!」







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