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ープロローグー

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私はその日、
いつもと同じように朝ご飯を食べ、
会社に行き、
追われるように仕事をして、
クタクタになるまで働きフラフラと家に帰って来て、
何とかしてお風呂に入ろうとしたところで意識を失った。


理由は言われなくてもわかってる。

過労だ。

当然なのだろうと思った。

大学を卒業してそれなりにいい会社に入ったと思った。

ところがとんでもない。

会社に入った当日に、簡単な説明をされたあと、すぐに一人前の仕事を与えられた。

あの時は、単純に私をもう認めてくれたのかとか、入ってすぐなのに信頼されているのかとか、そんなことを思っていた。


最初のうちは私も張り切って、与えられた無茶とも言う量の仕事を家に持ち帰ってでもこなしていた。

ところがそんなことを1年も続ければさすがに私も気づいた。


ーあ、これふつーにただの「ブラック」だったわー。


やめようともしたけど、ここより給料の高い就職先も決まらず、ダラダラと3年間も、繰り返し同じ生活をしていた。


そりゃあ毎日朝から晩まで働きずめで、

オマケに残業·  残業·  更に 残業・・・。


休みもろくに取れず、睡眠不足・・・

当然倒れるわな。

むしろ今まで3年間も耐えてくれた私の体はすごいと思う。


で、ここまではいいのだ。

問題は、倒れたあと。

目覚めたら私は家でもない、
行った覚えのない森にいた。
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