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1.異能犯罪取締課です!
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無事に冷えピタを課長に渡し、一緒に仕事へ向かう。
「課長、今日の仕事って何ですか~?」
「今日はパーティー会場に潜入して、麻薬密輸の疑いがある男を見つけ出すのが仕事だ。」
なるほど!!それはもしかして潜入した先で、おいしい料理も食べられるってことでは!?
しかも課長と二人で!まるでデートみたいで嬉しいな~。
そんなことを考えながら課長と並んで歩いていると、唐突に課長が立ち止まった。
「あれ?課長??」
課長が立ち止まったのは女性もののドレスショップだった。
え!?課長にそんな趣味があったなんて!意外だなあ~。あ、でもでも課長お顔が整っていらっしゃるし、すらっとしてて細いから、案外?
「に、似合うかも!」
「待ってくれ天海くん。とてつもない勘違いをされている気がするよ。」
「え?課長が女装するんじゃ???」
「いやいや!君がパーティー会場に潜入するためのドレスを買うんだよ。私が着るわけではない!断じて!」
課長が何故かものすごく焦ったようにそう言う。めっちゃ否定された。
そしてそのまま二人でドレスショップへと足を踏み入れた。
え?あ、よく見ると課長今日はタキシードみたいなの着てる!!!
改めてみるとすっごくかっこいい。これは私が惚れちゃうぜ☆
ん?待てよ。これって課長が私にドレス選んでくれるってことだよね?ああ、嬉しすぎて天に召してしまいそうだ!もう課長と一緒に仕事できるってだけで一週間何も食べなくても生きていけそうな顔面供給得られるし、ずっと課長を眺めることができて幸せでしかないのに、まさか課長が私のためにドレスも選んでくれるとなると!私の命日ってもしかしてすぐそこなのかな!?これは死ぬ前に神が与えたご褒美かもしれん!!いや、それでもかまわんわ!
「これなんて天海くんに似合うと思うんだが......」
そう言って課長が私にドレスを差し出してくる。
青を基調とした可愛らしいパーティードレス。腰のところにリボンが来ていて、袖がレース素材になっている、おしゃれなデザインだった。
「わああ!すっごくかわいい~っ!こういうの一度は着てみたかったんです!」
そう言って私はうれしさのあまり課長に駆け寄って近くでドレスをまじまじと見る。
こんなドレスを選んでくれるなんてっ!なんてセンスがいいんだ課長!!私、嬉しすぎて現世に何も後悔ありません!今たぶん幸せ絶頂期だよ!!!満面の笑顔で課長の顔を見上げると、プイっとそっぽを向かれてしまった。
「そうか。ならこれを買ってくる。」
そう言って課長は足早にレジへ向かってしまった。
あれ?これ、引かれたんちゃう....?くっ!幸せ絶頂期って短いもんだな!
あれ?課長また顔が赤いような?今日私のやらかしのせいでめちゃくちゃ発熱されてません?冷えピタをもう一枚事務の美しいベイビーに貰っとくんだった。大丈夫かな。もはや口と思考をつぐむべきかな!?
そんなことを考えながらレジにいる課長を見つめた。
「課長、今日の仕事って何ですか~?」
「今日はパーティー会場に潜入して、麻薬密輸の疑いがある男を見つけ出すのが仕事だ。」
なるほど!!それはもしかして潜入した先で、おいしい料理も食べられるってことでは!?
しかも課長と二人で!まるでデートみたいで嬉しいな~。
そんなことを考えながら課長と並んで歩いていると、唐突に課長が立ち止まった。
「あれ?課長??」
課長が立ち止まったのは女性もののドレスショップだった。
え!?課長にそんな趣味があったなんて!意外だなあ~。あ、でもでも課長お顔が整っていらっしゃるし、すらっとしてて細いから、案外?
「に、似合うかも!」
「待ってくれ天海くん。とてつもない勘違いをされている気がするよ。」
「え?課長が女装するんじゃ???」
「いやいや!君がパーティー会場に潜入するためのドレスを買うんだよ。私が着るわけではない!断じて!」
課長が何故かものすごく焦ったようにそう言う。めっちゃ否定された。
そしてそのまま二人でドレスショップへと足を踏み入れた。
え?あ、よく見ると課長今日はタキシードみたいなの着てる!!!
改めてみるとすっごくかっこいい。これは私が惚れちゃうぜ☆
ん?待てよ。これって課長が私にドレス選んでくれるってことだよね?ああ、嬉しすぎて天に召してしまいそうだ!もう課長と一緒に仕事できるってだけで一週間何も食べなくても生きていけそうな顔面供給得られるし、ずっと課長を眺めることができて幸せでしかないのに、まさか課長が私のためにドレスも選んでくれるとなると!私の命日ってもしかしてすぐそこなのかな!?これは死ぬ前に神が与えたご褒美かもしれん!!いや、それでもかまわんわ!
「これなんて天海くんに似合うと思うんだが......」
そう言って課長が私にドレスを差し出してくる。
青を基調とした可愛らしいパーティードレス。腰のところにリボンが来ていて、袖がレース素材になっている、おしゃれなデザインだった。
「わああ!すっごくかわいい~っ!こういうの一度は着てみたかったんです!」
そう言って私はうれしさのあまり課長に駆け寄って近くでドレスをまじまじと見る。
こんなドレスを選んでくれるなんてっ!なんてセンスがいいんだ課長!!私、嬉しすぎて現世に何も後悔ありません!今たぶん幸せ絶頂期だよ!!!満面の笑顔で課長の顔を見上げると、プイっとそっぽを向かれてしまった。
「そうか。ならこれを買ってくる。」
そう言って課長は足早にレジへ向かってしまった。
あれ?これ、引かれたんちゃう....?くっ!幸せ絶頂期って短いもんだな!
あれ?課長また顔が赤いような?今日私のやらかしのせいでめちゃくちゃ発熱されてません?冷えピタをもう一枚事務の美しいベイビーに貰っとくんだった。大丈夫かな。もはや口と思考をつぐむべきかな!?
そんなことを考えながらレジにいる課長を見つめた。
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