僕らは何と闘うのだろう。

第一の犠牲

ご飯を食べ終わった後、
それぞれ自分の部屋に戻った。
自分の部屋と言っても男女別で、
3:2に分かれる部屋があった。

101号室
支倉華菜
一宮菜緒
桜田亜歌李

102号室
本田一果
斎藤梓

201号室
支倉瞬
相模圭
進藤優羽

202号室
高森海斗
佐藤斗真

部屋へ戻った後、初日の疲れをとるために、すぐに、眠りについた。

女性の悲鳴が聞こえた。

そこには、壁を見つめながらただ、呆然と立ち尽くす、亜歌李と華菜の姿があった。壁には、血がベッタリと、ついていた。そう…相模圭の血である。壁に打ち付けるように、殺されていたのである。
一果「いやぁー!!
          圭がぁー!!」
大粒の涙を流しながら、一果は梓に抱えられるように、ただ、泣いていた。

「皆さん会議室に集まってください。」