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第六章『学校開校』
182話 科学と人間生活
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『久々に召喚されて来てみれば、何の話であるか? もう一度お願いしたいのである』
灯りの神術に照らされる机。その上に立っているのは、自称『叡智の天使』である。身長は20センチほどで、見た目は黒山羊の頭をした執事だ。
「だから、産褥熱対策を教えてよ。急いでいるんだ」
自称天使さんは器用に肩をすくめて、呆れた様子でため息をついた。
『吾輩は叡智の天使。叡智の書にないものは……いや、あるにはあるのである』
自称天使さんが、いつものように教科書を召喚した。表紙には『科学と人間生活』とある。
「えっと、うちの学校にこんな科目なんてなかった気がするけど……」
見覚えのない教科書だ。科目があったならテスト勉強をしたはずだけど、その記憶もなかった。
『汝は別の高校に進学した友人の家に行って、この教科書を読んだことがあるようであるな』
うん? 言われるとそんな気もしてきた。だがその友人の顔や名前を思い出そうとしてみても、思い出せない。というか、前世の家族や自分の顔や名前までも、一切思い出せない。
「もしかして、前世の漫画とかも出せたりする?」
自称天使さんは器用に肩をすくめて、呆れた様子でまたため息をついた。顔は黒山羊なのに、妙に表情豊かなのはなんでだろうか。
『汝の願いは教科書であるからして、漫画は契約外であるな』
「学校の教科書だけが教科書じゃないよ。漫画は人生の教科書って言うでしょ?」
『屁理屈であるな。人間は欲深いのである」
チッ。今度はダメか。
「ケチだなー」
へらず口を叩きながら、教科書をパラパラとめくった。ちょっと読んだ限りでは、科学によって人類がどのように進歩したかが書かれている教科書らしい。
「あ、あった」
見出しは、そのものズバリ【消毒法の発見】。記述によれば、消毒法が確立したのは1842年、19世紀のことだ。こちらと同じく、産褥熱の研究途上で発見されたものらしい。
「医師が媒介? 消毒していない素手で触れて感染している? 塩素水で予防?」
欲しい情報が全部出てた。こちらの世界では、十回の出産があれば、一人か二人が産褥熱で亡くなっているそうだ。死亡率15%と考えると、けっこうな確率だ。
それが、わずか半ページの記述で防げる。けっこう衝撃的な話だろう。
『わかっているとは思うが、叡智も根拠がなければ、この世界に数多ある仮説の一つにすぎないのである』
確かにこの世界に合わせた根拠がないのは難題だ。自称天使さんが言うように、これを何も知らないこの世界の住人相手に証明して、はじめて仕事が終わる。
あと半年で弟か妹が産まれるので、時間はあまりない。急がねば。
◇◆◇◆
「つまり産褥熱を防ぐには、その菌とやらを消毒すれば良いのか。昨日の今日でもう原因と対処法をつかむとは、さすがに早いな」
翌日の朝、寮から一講堂へ移動しながら、殿下に産褥熱について説明すると、殿下は驚いていた。
「いや、まだ仮説の段階です。これから現状の調査をして統計を取り、さらに原因菌を培養して顕微鏡で目視確認、消毒が可能か実験した上で、実践して統計が改善するか確認して証明しないといけません。まだまだ入り口ですよ」
産褥熱は医師や助産師の手を媒介して感染する菌が原因らしい。つまり、清潔な場所で手や服を消毒すれば予防になる。
ただ、それは前世の話で、こちらの世界の話ではない。前世のように黄色ブドウ球菌がいるとは限らないし、いつぞやのレイスのように、魔物化しているかもしれないのだ。
「情報収集、仮説構築、仮設証明だったか。それでも何千年も前から解決できなかった問題だ。解決の糸口が見つかっただけでも、素晴らしいことだぞ。それで、証明にはどれくらいかかりそうなんだ?」
殿下は興奮したのか、声が大きくなっている。
「統計の計算をするためには、治療院や産院から現在までの実績をもらわないといけないですし、それを集計してパーセントを割り出せないとダメです。小数点の割り算までできる人材が必要ですね」
莫大な計算量になるだろう。僕一人では時間がかかりすぎるので、誰かに手伝ってもらわないといけない。
しかし、小数点の概念自体、マイナ先生の『ヒッサン訓蒙』で初めて提唱されたものだ。元々は割り算さえも秘技扱いだったこの世界では、できる人間がごく一部の人に限られる。
「インテージャ君! その計算、私たちに任せてみない?」
不意に、後ろから声をかけられた。
「え? フィーちゃんと、えっと……」
振り返ると、杖を突いたフィーちゃんと、数人の男女がいた。全員コンストラクタ寮の孤児たちだ。どうやら後ろで僕らの話を聞いていたらしい。
「小数点の割り算、私たちなら全員できるよ」
「え? 何で?」
今日が入学式なのに、もう小学五年生レベルができると言うことになる。いくら何でも早すぎるんじゃないだろうか?
「私たち、マイナ先生の授業受けてたの。内容にわかりにくいところがないか教えて欲しいって。だから、小数点の割り算はもうできるよ。お母さんが産褥熱で亡くなってるから、興味もあるし」
なるほど。僕がいない間に、マイナ先生は学校で使う教科書を試してたのか。それはありがたいけど、短期間でそこまで進めるものだろうか?
「じゃ、今日寮に帰ってきたらテストするから、夕食後集まってね」
「わかりました! 合格したら報酬ははずんでくださいね!」
おおう。誰の影響かわからないけど、この子たちしっかり育ってるな。前世では当たり前の人材だったけど、こちらではどの程度の報酬になるのだろうか? 多分需要は多く、供給は少ない人材だと思う。
「なるほど統計か。有用そうだな。他には何に使えるんだ?」
横で話を聞いていた殿下が、統計の方に興味を持ち始めた。高校数学では色々やったが、何と説明すれば伝わるだろうか?
「情報を集めて数値化することで、情報を整理したり、変化を可視化したり、判断基準を作ったりできますね」
「具体的には?」
「例えば、今回の産褥熱は、出産時に亡くなるお母さんが多いから対策するんですよね? 同じように領民の死亡年齢や原因を統計して分析したら、対策すべき優先順位が明らかになる、とか?」
僕に経験はない。だから答えも場当たり的なものだったが、殿下は嬉しそうに笑った。
「面白いアイデアだな。ゴート卿の言うとおり、世界はもう一つの聖典かもしれん。そうやって神託を拾えば良いのか。将来が楽しみだ」
あ、しまった。この反応は嫌な予感がする。後で仕事が増えるやつだ。
灯りの神術に照らされる机。その上に立っているのは、自称『叡智の天使』である。身長は20センチほどで、見た目は黒山羊の頭をした執事だ。
「だから、産褥熱対策を教えてよ。急いでいるんだ」
自称天使さんは器用に肩をすくめて、呆れた様子でため息をついた。
『吾輩は叡智の天使。叡智の書にないものは……いや、あるにはあるのである』
自称天使さんが、いつものように教科書を召喚した。表紙には『科学と人間生活』とある。
「えっと、うちの学校にこんな科目なんてなかった気がするけど……」
見覚えのない教科書だ。科目があったならテスト勉強をしたはずだけど、その記憶もなかった。
『汝は別の高校に進学した友人の家に行って、この教科書を読んだことがあるようであるな』
うん? 言われるとそんな気もしてきた。だがその友人の顔や名前を思い出そうとしてみても、思い出せない。というか、前世の家族や自分の顔や名前までも、一切思い出せない。
「もしかして、前世の漫画とかも出せたりする?」
自称天使さんは器用に肩をすくめて、呆れた様子でまたため息をついた。顔は黒山羊なのに、妙に表情豊かなのはなんでだろうか。
『汝の願いは教科書であるからして、漫画は契約外であるな』
「学校の教科書だけが教科書じゃないよ。漫画は人生の教科書って言うでしょ?」
『屁理屈であるな。人間は欲深いのである」
チッ。今度はダメか。
「ケチだなー」
へらず口を叩きながら、教科書をパラパラとめくった。ちょっと読んだ限りでは、科学によって人類がどのように進歩したかが書かれている教科書らしい。
「あ、あった」
見出しは、そのものズバリ【消毒法の発見】。記述によれば、消毒法が確立したのは1842年、19世紀のことだ。こちらと同じく、産褥熱の研究途上で発見されたものらしい。
「医師が媒介? 消毒していない素手で触れて感染している? 塩素水で予防?」
欲しい情報が全部出てた。こちらの世界では、十回の出産があれば、一人か二人が産褥熱で亡くなっているそうだ。死亡率15%と考えると、けっこうな確率だ。
それが、わずか半ページの記述で防げる。けっこう衝撃的な話だろう。
『わかっているとは思うが、叡智も根拠がなければ、この世界に数多ある仮説の一つにすぎないのである』
確かにこの世界に合わせた根拠がないのは難題だ。自称天使さんが言うように、これを何も知らないこの世界の住人相手に証明して、はじめて仕事が終わる。
あと半年で弟か妹が産まれるので、時間はあまりない。急がねば。
◇◆◇◆
「つまり産褥熱を防ぐには、その菌とやらを消毒すれば良いのか。昨日の今日でもう原因と対処法をつかむとは、さすがに早いな」
翌日の朝、寮から一講堂へ移動しながら、殿下に産褥熱について説明すると、殿下は驚いていた。
「いや、まだ仮説の段階です。これから現状の調査をして統計を取り、さらに原因菌を培養して顕微鏡で目視確認、消毒が可能か実験した上で、実践して統計が改善するか確認して証明しないといけません。まだまだ入り口ですよ」
産褥熱は医師や助産師の手を媒介して感染する菌が原因らしい。つまり、清潔な場所で手や服を消毒すれば予防になる。
ただ、それは前世の話で、こちらの世界の話ではない。前世のように黄色ブドウ球菌がいるとは限らないし、いつぞやのレイスのように、魔物化しているかもしれないのだ。
「情報収集、仮説構築、仮設証明だったか。それでも何千年も前から解決できなかった問題だ。解決の糸口が見つかっただけでも、素晴らしいことだぞ。それで、証明にはどれくらいかかりそうなんだ?」
殿下は興奮したのか、声が大きくなっている。
「統計の計算をするためには、治療院や産院から現在までの実績をもらわないといけないですし、それを集計してパーセントを割り出せないとダメです。小数点の割り算までできる人材が必要ですね」
莫大な計算量になるだろう。僕一人では時間がかかりすぎるので、誰かに手伝ってもらわないといけない。
しかし、小数点の概念自体、マイナ先生の『ヒッサン訓蒙』で初めて提唱されたものだ。元々は割り算さえも秘技扱いだったこの世界では、できる人間がごく一部の人に限られる。
「インテージャ君! その計算、私たちに任せてみない?」
不意に、後ろから声をかけられた。
「え? フィーちゃんと、えっと……」
振り返ると、杖を突いたフィーちゃんと、数人の男女がいた。全員コンストラクタ寮の孤児たちだ。どうやら後ろで僕らの話を聞いていたらしい。
「小数点の割り算、私たちなら全員できるよ」
「え? 何で?」
今日が入学式なのに、もう小学五年生レベルができると言うことになる。いくら何でも早すぎるんじゃないだろうか?
「私たち、マイナ先生の授業受けてたの。内容にわかりにくいところがないか教えて欲しいって。だから、小数点の割り算はもうできるよ。お母さんが産褥熱で亡くなってるから、興味もあるし」
なるほど。僕がいない間に、マイナ先生は学校で使う教科書を試してたのか。それはありがたいけど、短期間でそこまで進めるものだろうか?
「じゃ、今日寮に帰ってきたらテストするから、夕食後集まってね」
「わかりました! 合格したら報酬ははずんでくださいね!」
おおう。誰の影響かわからないけど、この子たちしっかり育ってるな。前世では当たり前の人材だったけど、こちらではどの程度の報酬になるのだろうか? 多分需要は多く、供給は少ない人材だと思う。
「なるほど統計か。有用そうだな。他には何に使えるんだ?」
横で話を聞いていた殿下が、統計の方に興味を持ち始めた。高校数学では色々やったが、何と説明すれば伝わるだろうか?
「情報を集めて数値化することで、情報を整理したり、変化を可視化したり、判断基準を作ったりできますね」
「具体的には?」
「例えば、今回の産褥熱は、出産時に亡くなるお母さんが多いから対策するんですよね? 同じように領民の死亡年齢や原因を統計して分析したら、対策すべき優先順位が明らかになる、とか?」
僕に経験はない。だから答えも場当たり的なものだったが、殿下は嬉しそうに笑った。
「面白いアイデアだな。ゴート卿の言うとおり、世界はもう一つの聖典かもしれん。そうやって神託を拾えば良いのか。将来が楽しみだ」
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