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3章 2学期
078 二人きりのお泊り会
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「お待たせしました~」
「ああ、えっ!?」
「じゃあ……一緒に勉強しましょう」
栗色の髪はしっかり手入れされており、さきほどに比べて艶が出ている。僕の好みの思わず手を入れたくなるようなサラサラ感が実に素晴らしい。
12月というのに足先は全て生足となっており、傷一つない白い肌が艶めかしい。その白い肌は膝、ふとももを超え、超ミニスカートなっており、少し動いたら中が見えてしまうんじゃないかという短いものとなっていた。
トップスは長袖ではあるが胸元ゆるいカットソーを着ており、体を傾けたら中が見えてしまいそうなゆるさが何ともいえない。
どう考えてもこの服やばいだろ。男に見せるためだが僕に見せていいものじゃない。
月夜は僕の隣に座った。風呂上り効果か……いつもの倍かわいく見える。なにより目のやり場がどこにもない。
「あ、そうだ! 隣の水里さんも呼んで3人で勉強を」
「水里ちゃんは今日、火澄先輩や金葉さんと一緒らしいですよ。今日は家にいません」
くっ、こんな時にいないなんて何を考えてるんだ! 他の手は…‥。そうだ。
「一緒に勉強って、月夜は1年生でしょ。範囲も違うし、意味がないんじゃ」
「本当ですか? じゃあ見せてください」
テスト範囲を月夜に見せる。月夜は手元に置いてあった数学の教科書をパラパラめくり、ノートに数式を書いていく。
……全問正解だよ。
「1年だろうが2年だろうが基礎はもう小学生、中学生でやってますからね。簡単ですよ」
そうだこの神凪兄妹はある種の天才だった。毎回のテストで全科目満点を取る。正真正銘のイカれた奴らだ。
1つ年下と侮った僕がいけなかった。
「じゃ。じゃあ教えてもらおうかな」
年下に教わるプライドもあったが、僕とて成績を落とすわけにはいかない。
月夜に教えをこうはずだったが……。
「あ、消しゴム落としちゃった」
月夜は消しゴムを取ろうと屈んだ。……胸元からするりと見える男を惑わす水色の下着が僕の瞳に入ってしまう。……だがそれは見てはいけない!
溜まらず視線を下にすると今度は白いふとももの間から見える真っ暗の領域にわずかに見える青の……。
「ぐがああああああ!」
「え!?」
集中できるかあああ! そもそも僕だって普通の男子高校2年生だぞ。親友にち〇こついてんのかとか言われるけどついているわ!
目の前の子で1日何回……それはいい!
とにかく集中できるわけがない。
「月夜……休憩しよう」
「始まったばかりですけど……じゃあ膝使いますか?」
そうだね、またその真っ白なふとももを堪能……。
「無理だよ……僕もう……我慢できないよ。っておわっ!」
「きゃっ!」
僕の嘆きと当時に窓が光領収書、同時に轟音が鳴り響いた。
光ると同時に家の照明が全て消えてしまった。
この感じ、停電かな。しかし近かったな。
月夜はスマホを使い、懐中電灯を探しだしてきた。さすが月夜は早いな。そのまま玄関のブレーカーがある所まで行った。
「電源が来てないわけではないようです」
「落雷でブレーカーが落ちた感じか。大丈夫?」
月夜はブレーカーのスイッチを入れる。この家は主電源のブレーカーに他3つほど小型のブレーカーがあるようだ。
主電源の方は大丈夫だ。でも……3つの内、2つが死んでしまっている。
「リビング、キッチン一般が駄目ですね……」
食事の後でよかったよ。でも冷蔵庫……。冬だからまぁ大丈夫か。
「ヒューズが切れたかもしれないね。生きている所は?」
「トイレと……私の部屋です」
トイレが無事なのはありがたいね。ひとまず明日の朝、修理する感じかな。このボロアパートだと他の家も死んでそうだな。
月夜は懐中電灯を揺らしてもじもじとし始める。
「じゃあ……私の部屋に来ますか?」
……悪いフラグにしかならない気がする。
「ああ、えっ!?」
「じゃあ……一緒に勉強しましょう」
栗色の髪はしっかり手入れされており、さきほどに比べて艶が出ている。僕の好みの思わず手を入れたくなるようなサラサラ感が実に素晴らしい。
12月というのに足先は全て生足となっており、傷一つない白い肌が艶めかしい。その白い肌は膝、ふとももを超え、超ミニスカートなっており、少し動いたら中が見えてしまうんじゃないかという短いものとなっていた。
トップスは長袖ではあるが胸元ゆるいカットソーを着ており、体を傾けたら中が見えてしまいそうなゆるさが何ともいえない。
どう考えてもこの服やばいだろ。男に見せるためだが僕に見せていいものじゃない。
月夜は僕の隣に座った。風呂上り効果か……いつもの倍かわいく見える。なにより目のやり場がどこにもない。
「あ、そうだ! 隣の水里さんも呼んで3人で勉強を」
「水里ちゃんは今日、火澄先輩や金葉さんと一緒らしいですよ。今日は家にいません」
くっ、こんな時にいないなんて何を考えてるんだ! 他の手は…‥。そうだ。
「一緒に勉強って、月夜は1年生でしょ。範囲も違うし、意味がないんじゃ」
「本当ですか? じゃあ見せてください」
テスト範囲を月夜に見せる。月夜は手元に置いてあった数学の教科書をパラパラめくり、ノートに数式を書いていく。
……全問正解だよ。
「1年だろうが2年だろうが基礎はもう小学生、中学生でやってますからね。簡単ですよ」
そうだこの神凪兄妹はある種の天才だった。毎回のテストで全科目満点を取る。正真正銘のイカれた奴らだ。
1つ年下と侮った僕がいけなかった。
「じゃ。じゃあ教えてもらおうかな」
年下に教わるプライドもあったが、僕とて成績を落とすわけにはいかない。
月夜に教えをこうはずだったが……。
「あ、消しゴム落としちゃった」
月夜は消しゴムを取ろうと屈んだ。……胸元からするりと見える男を惑わす水色の下着が僕の瞳に入ってしまう。……だがそれは見てはいけない!
溜まらず視線を下にすると今度は白いふとももの間から見える真っ暗の領域にわずかに見える青の……。
「ぐがああああああ!」
「え!?」
集中できるかあああ! そもそも僕だって普通の男子高校2年生だぞ。親友にち〇こついてんのかとか言われるけどついているわ!
目の前の子で1日何回……それはいい!
とにかく集中できるわけがない。
「月夜……休憩しよう」
「始まったばかりですけど……じゃあ膝使いますか?」
そうだね、またその真っ白なふとももを堪能……。
「無理だよ……僕もう……我慢できないよ。っておわっ!」
「きゃっ!」
僕の嘆きと当時に窓が光領収書、同時に轟音が鳴り響いた。
光ると同時に家の照明が全て消えてしまった。
この感じ、停電かな。しかし近かったな。
月夜はスマホを使い、懐中電灯を探しだしてきた。さすが月夜は早いな。そのまま玄関のブレーカーがある所まで行った。
「電源が来てないわけではないようです」
「落雷でブレーカーが落ちた感じか。大丈夫?」
月夜はブレーカーのスイッチを入れる。この家は主電源のブレーカーに他3つほど小型のブレーカーがあるようだ。
主電源の方は大丈夫だ。でも……3つの内、2つが死んでしまっている。
「リビング、キッチン一般が駄目ですね……」
食事の後でよかったよ。でも冷蔵庫……。冬だからまぁ大丈夫か。
「ヒューズが切れたかもしれないね。生きている所は?」
「トイレと……私の部屋です」
トイレが無事なのはありがたいね。ひとまず明日の朝、修理する感じかな。このボロアパートだと他の家も死んでそうだな。
月夜は懐中電灯を揺らしてもじもじとし始める。
「じゃあ……私の部屋に来ますか?」
……悪いフラグにしかならない気がする。
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