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第9章 奈落の底に永住したい
10 次なる一手
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帰って来る二人の姿にいち早く気付いた綾那は、軽く手を振って出迎えた。続けて、ササッと素早く路地裏に入り込んだアリスと明臣に問いかける。
「おかえりなさいアリス、明臣さん。馬車はどうでした?」
「うん、もうさすがに繊維祭関連のお客さんは居ないみたいね。空席確認ついでに予約しようかと思ったんだけど、そんなもの必要ないぐらい空いてるんだって」
「あの調子なら、すぐにでも出発できそうです。颯月殿を筆頭に、アイドクレース騎士団にはかなりお世話になりましたから……お礼と挨拶を済ませたら、ここを出ようかと思います」
朗らかに笑って告げる明臣に、綾那はつい「寂しくなるな」と思った。
アイドクレースとルベライトがどの程度離れているのかイマイチ分かっていないが、常夏のアイドクレースと違い、北部は雪の深い場所だと聞いた。つまり、それなりに距離があるのだろう。
(まだ会って間もない私でさえ思うんだから、きっとアリスはもっと寂しいよね……)
ちらりとアリスの表情を窺ったが、今日もケバケバしいほどのギャルメイクは完璧で、とんでもない目力の瞳はひとつも揺れていない。
これはあくまでも綾那の体感だが、アリスと明臣は結構いいコンビに見えた。
生まれつき「偶像」という厄介なギフトをもち、無条件に異性を惹きつけて止まなかったアリス。そのせいで彼女は、どこか恋愛を諦めている節があったが――しかし明臣は、「偶像」のあるなし関係なくアリスを慕っているようだった。
明臣の悪魔憑きの特性『天邪鬼』を見れば、それは一目瞭然だろう。
あれは、思っている本心と真逆の事を口にしてしまう『異形』なのだ。果たして「クソゲロドブス」の真逆とは、一体なんだろうかと悩んでしまうが――きっと、最上級の褒め言葉に違いあるまい。
通訳の右京もやや困っていたが、「超絶美人的な意味だと思う」と言っていたくらいなのだから。
これほど奇特な男性には、早々出会えないだろう。しかし、これまた「偶像」のせいで極端に自己評価の低いアリスの事だ。明臣がどれだけ素晴らしい男性であるか、正しく理解できていないのではないだろうか。
このまま何事もなくすんなり別れさせても良いものなのかどうか、綾那には分からなかった。アリスは以前「別れたところで縁があればまた会えるでしょう」と楽観視していたが、本当にそれで良いのだろうか。
(シアさんと話ができれば良かったのにな。そうすれば、アリスと明臣さんが今後どうするべきか助言が貰えたのに……)
話したくても、「転移」を使用して天使の力とやらを消耗したせいで、ルシフェリアの姿は目視できない。声も聞こえない状態だ。
かなり回復していると言っていたのに、やはり八名もの人間を遠く離れた地へ「転移」するのは、相当な力を要するのだろうか。それともただ単に、別の場所で所用があって綾那達に何も言わずに消えただけか。
――なんとなくだが、後者の気がする。そうして綾那が一人感傷に浸っていると、陽香が明るい声を発した。
「てかさ、あたしもルベライト領行ってみたいな! 中央、東部、南部と行ったら、残りの北部と西部も見たくなるよなあ」
「え? いや、しかし陽香さんは、アイドクレース騎士団の『広報』で――」
突飛な事を言い出した陽香に、明臣は目を瞬かせた。その横では、アリスが呆れたように目を眇めている。
「いやいや、『広報』だからこそだよ! 騎士ってのは巡回するもんだろ? それに、魔物が増えて他領から要請があれば、出張するって話じゃん! ルベライトまでの道程を撮影すんのって、騎士の宣伝動画的にアリだと思うんだよな」
「これだけ苦労して移動します、でもデメリットばかりじゃありません――的な事?」
渚が問えば、陽香は「そ!」と機嫌よく答えた。
確かに、騎士の宣伝動画、広報としてはアリだろう。実際の職務で他領へ遠征する事もある訳だし、道中は何かと苦労するだろうが、その土地ならではの出会いや発見――人にしろ食事にしろ――も多くあるだろう。
やり甲斐や使命感などもひとしおで、決してデメリットだけではないはずだ。
それらを『正妃の再来』たる陽香がメインキャストとして撮影すれば、これまた新規入団者の獲得チャンスである。
少々詐欺くさいが、「他領の巡回に、陽香が付き添う事があるらしい!?」と勘違いしてくれれば、彼女と一緒に旅できるならば騎士も悪くない――と思う層が居るはずだ。
更に、常夏のアイドクレースだけでなく様々な気候や風土を紹介するのも、醍醐味のひとつだろう。
例えば変化を求める若者が、移住はハードルが高くとも、たまに気分転換で雪国に行きたいから騎士になるのもアリ――なんて思ってくれれば万々歳である。
「それに、たぶんしばらくアイドクレースじゃあ撮影できないだろ? 演者の騎士が軒並み仕事で忙しそうだし……新作を配信したくとも、やっぱ配信場所の問題があるからさ。まだ大食い大会の動画を配信してから一週間弱しか経ってねえし、次を流すのはさすがに早いと思うんだ。つまり『広報』は実質、活動休止状態に追い込まれるって訳」
「まあ、筋は通ってるわね。どうせ休止に追い込まれて何もできないなら、ルベライトまで遠征する様子を撮影して、動画のストックを増やそうって事か」
「しかも騎士の王子が一緒に居てくれりゃあ、動画内容的にも道中の安全的にも問題ないだろ?」
つい先ほどまで目を眇めていたアリスも、気付けば納得した様子で頷いている。しかし、明臣は困ったような笑みを浮かべて頭を傾けた。
「その……私としては道中賑やかで楽しいですが、颯月殿が許可するかどうか――」
「もしかして、颯さマグロがアーニャと離れたがらないって事を気にしてんのか? そんなもん、最悪颯様も巻き込んじまえば……」
「いや、仕事で忙しいんだから颯月さんは無理だってば。アンタだってあの執務机の惨状、見たでしょ?」
「ぐぬ……じゃあ、アーニャと離れ離れになるのを潔く許可してもらうしかねえな」
「すぐさま綾那と結婚手続きするって喜び勇んでた人に対して、容赦ないわねアンタ」
「仕方ないだろ、こちとら仕事だぞ?」
綾那本人の意思は関係ないとでも言いたげな様子の陽香に、綾那は苦笑した。
もし仮に颯月の手が空いていたとしても、そもそも彼は生母の生まれ故郷であるルベライト領へ足を踏み入れられないのだ。それが、国王颯瑛との取り決めで――。
(うん? いや……お義父様とはほとんど和解したようなものだし、もうルベライトに行っても平気なのかな……?)
確か颯瑛は、ルベライトに住む母方の祖父母に息子を奪われる事を危惧して、颯月に立ち入りを禁じたのだ。和解の道を歩み始めた今となっては、最早颯月がどこへ行こうとも、不安になる事などないのではなかろうか?
これはまた後日、颯瑛本人と話す機会があれば確認してみたい所である。
「――ま、まあ、ひとまずこの話は上官の颯月殿に確認をとって頂いて……そもそも行きは私が護衛できても、帰りが困るでしょう? アイドクレースから誰かしら騎士を連れて行かない事には、難しいと思います」
「うーん……まあ、そうよなあ。もし連れてくなら、王子の通訳ができるうーたんが適任なんだけど……でも、たぶんアイツも書類仕事で忙しいだろうしな」
「ひとまず、今日の所は解散しない? 渚と白虎さんの宿も取らなきゃダメでしょ?」
アリスが提案すれば、渚は不思議そうに首を傾げた。
「なんで? あの騎士団宿舎とやらには泊まらせてもらえないの?」
「一応、あたしとアンタはまだ部外者よ。『広報』として正式に雇われてないんだから……綾那や陽香に招かれて宿舎に行くくらいなら大目に見てもらえるけど、泊まるのはさすがにね」
「えー、また綾と離れ離れになるんだ……てかこの国のお金なんて持ってないよ、私。トラは?」
渚は言いながら白虎の背から降りた。すると、白虎の全身が光に包まれて、また妖艶で折れそうな人間の姿に変化する。彼はゆるゆると首を横に振ると、気だるげな表情で口を開いた。
「いやあ、俺ずっと、人間の貢ぎ物で生活してきたんで……金なんて必要なかったんですよね、言えばなんでも貰えるから」
「マジ使えないんだけど……道理で魔石ばっかり貢いでくる訳だよね」
「いやいやいや! 下手すりゃ、金より魔石の方がよっぽど価値あんだろ!」
辛辣な言葉を吐き捨てる渚に、陽香が思わずと言った様子でツッコんだ。しかし渚の返答は「魔石、全部セレスティンに置いて来たから意味ないし」と、にべもない。
白虎は白虎で、薄緑色の瞳を僅かに潤ませて「俺、「使えない」なんて生まれて初めて言われた……ッ」と噛み締めるように呟いている。嘆いているのか喜んでいるのか、イマイチ分からない。
それから話し合った結果、今日の所は明臣が彼らの宿泊費を負担してくれる事になった。泊まる宿についても、アリスや明臣と同じ場所を取るようだ。
路地裏に残された綾那と陽香は、ひとまず人通りを避けながら騎士団本部へ戻る事にした。ルベライト行きがどうなるかは分からないが、まず颯月に話してみない事には何も始まらないのだから。
「おかえりなさいアリス、明臣さん。馬車はどうでした?」
「うん、もうさすがに繊維祭関連のお客さんは居ないみたいね。空席確認ついでに予約しようかと思ったんだけど、そんなもの必要ないぐらい空いてるんだって」
「あの調子なら、すぐにでも出発できそうです。颯月殿を筆頭に、アイドクレース騎士団にはかなりお世話になりましたから……お礼と挨拶を済ませたら、ここを出ようかと思います」
朗らかに笑って告げる明臣に、綾那はつい「寂しくなるな」と思った。
アイドクレースとルベライトがどの程度離れているのかイマイチ分かっていないが、常夏のアイドクレースと違い、北部は雪の深い場所だと聞いた。つまり、それなりに距離があるのだろう。
(まだ会って間もない私でさえ思うんだから、きっとアリスはもっと寂しいよね……)
ちらりとアリスの表情を窺ったが、今日もケバケバしいほどのギャルメイクは完璧で、とんでもない目力の瞳はひとつも揺れていない。
これはあくまでも綾那の体感だが、アリスと明臣は結構いいコンビに見えた。
生まれつき「偶像」という厄介なギフトをもち、無条件に異性を惹きつけて止まなかったアリス。そのせいで彼女は、どこか恋愛を諦めている節があったが――しかし明臣は、「偶像」のあるなし関係なくアリスを慕っているようだった。
明臣の悪魔憑きの特性『天邪鬼』を見れば、それは一目瞭然だろう。
あれは、思っている本心と真逆の事を口にしてしまう『異形』なのだ。果たして「クソゲロドブス」の真逆とは、一体なんだろうかと悩んでしまうが――きっと、最上級の褒め言葉に違いあるまい。
通訳の右京もやや困っていたが、「超絶美人的な意味だと思う」と言っていたくらいなのだから。
これほど奇特な男性には、早々出会えないだろう。しかし、これまた「偶像」のせいで極端に自己評価の低いアリスの事だ。明臣がどれだけ素晴らしい男性であるか、正しく理解できていないのではないだろうか。
このまま何事もなくすんなり別れさせても良いものなのかどうか、綾那には分からなかった。アリスは以前「別れたところで縁があればまた会えるでしょう」と楽観視していたが、本当にそれで良いのだろうか。
(シアさんと話ができれば良かったのにな。そうすれば、アリスと明臣さんが今後どうするべきか助言が貰えたのに……)
話したくても、「転移」を使用して天使の力とやらを消耗したせいで、ルシフェリアの姿は目視できない。声も聞こえない状態だ。
かなり回復していると言っていたのに、やはり八名もの人間を遠く離れた地へ「転移」するのは、相当な力を要するのだろうか。それともただ単に、別の場所で所用があって綾那達に何も言わずに消えただけか。
――なんとなくだが、後者の気がする。そうして綾那が一人感傷に浸っていると、陽香が明るい声を発した。
「てかさ、あたしもルベライト領行ってみたいな! 中央、東部、南部と行ったら、残りの北部と西部も見たくなるよなあ」
「え? いや、しかし陽香さんは、アイドクレース騎士団の『広報』で――」
突飛な事を言い出した陽香に、明臣は目を瞬かせた。その横では、アリスが呆れたように目を眇めている。
「いやいや、『広報』だからこそだよ! 騎士ってのは巡回するもんだろ? それに、魔物が増えて他領から要請があれば、出張するって話じゃん! ルベライトまでの道程を撮影すんのって、騎士の宣伝動画的にアリだと思うんだよな」
「これだけ苦労して移動します、でもデメリットばかりじゃありません――的な事?」
渚が問えば、陽香は「そ!」と機嫌よく答えた。
確かに、騎士の宣伝動画、広報としてはアリだろう。実際の職務で他領へ遠征する事もある訳だし、道中は何かと苦労するだろうが、その土地ならではの出会いや発見――人にしろ食事にしろ――も多くあるだろう。
やり甲斐や使命感などもひとしおで、決してデメリットだけではないはずだ。
それらを『正妃の再来』たる陽香がメインキャストとして撮影すれば、これまた新規入団者の獲得チャンスである。
少々詐欺くさいが、「他領の巡回に、陽香が付き添う事があるらしい!?」と勘違いしてくれれば、彼女と一緒に旅できるならば騎士も悪くない――と思う層が居るはずだ。
更に、常夏のアイドクレースだけでなく様々な気候や風土を紹介するのも、醍醐味のひとつだろう。
例えば変化を求める若者が、移住はハードルが高くとも、たまに気分転換で雪国に行きたいから騎士になるのもアリ――なんて思ってくれれば万々歳である。
「それに、たぶんしばらくアイドクレースじゃあ撮影できないだろ? 演者の騎士が軒並み仕事で忙しそうだし……新作を配信したくとも、やっぱ配信場所の問題があるからさ。まだ大食い大会の動画を配信してから一週間弱しか経ってねえし、次を流すのはさすがに早いと思うんだ。つまり『広報』は実質、活動休止状態に追い込まれるって訳」
「まあ、筋は通ってるわね。どうせ休止に追い込まれて何もできないなら、ルベライトまで遠征する様子を撮影して、動画のストックを増やそうって事か」
「しかも騎士の王子が一緒に居てくれりゃあ、動画内容的にも道中の安全的にも問題ないだろ?」
つい先ほどまで目を眇めていたアリスも、気付けば納得した様子で頷いている。しかし、明臣は困ったような笑みを浮かべて頭を傾けた。
「その……私としては道中賑やかで楽しいですが、颯月殿が許可するかどうか――」
「もしかして、颯さマグロがアーニャと離れたがらないって事を気にしてんのか? そんなもん、最悪颯様も巻き込んじまえば……」
「いや、仕事で忙しいんだから颯月さんは無理だってば。アンタだってあの執務机の惨状、見たでしょ?」
「ぐぬ……じゃあ、アーニャと離れ離れになるのを潔く許可してもらうしかねえな」
「すぐさま綾那と結婚手続きするって喜び勇んでた人に対して、容赦ないわねアンタ」
「仕方ないだろ、こちとら仕事だぞ?」
綾那本人の意思は関係ないとでも言いたげな様子の陽香に、綾那は苦笑した。
もし仮に颯月の手が空いていたとしても、そもそも彼は生母の生まれ故郷であるルベライト領へ足を踏み入れられないのだ。それが、国王颯瑛との取り決めで――。
(うん? いや……お義父様とはほとんど和解したようなものだし、もうルベライトに行っても平気なのかな……?)
確か颯瑛は、ルベライトに住む母方の祖父母に息子を奪われる事を危惧して、颯月に立ち入りを禁じたのだ。和解の道を歩み始めた今となっては、最早颯月がどこへ行こうとも、不安になる事などないのではなかろうか?
これはまた後日、颯瑛本人と話す機会があれば確認してみたい所である。
「――ま、まあ、ひとまずこの話は上官の颯月殿に確認をとって頂いて……そもそも行きは私が護衛できても、帰りが困るでしょう? アイドクレースから誰かしら騎士を連れて行かない事には、難しいと思います」
「うーん……まあ、そうよなあ。もし連れてくなら、王子の通訳ができるうーたんが適任なんだけど……でも、たぶんアイツも書類仕事で忙しいだろうしな」
「ひとまず、今日の所は解散しない? 渚と白虎さんの宿も取らなきゃダメでしょ?」
アリスが提案すれば、渚は不思議そうに首を傾げた。
「なんで? あの騎士団宿舎とやらには泊まらせてもらえないの?」
「一応、あたしとアンタはまだ部外者よ。『広報』として正式に雇われてないんだから……綾那や陽香に招かれて宿舎に行くくらいなら大目に見てもらえるけど、泊まるのはさすがにね」
「えー、また綾と離れ離れになるんだ……てかこの国のお金なんて持ってないよ、私。トラは?」
渚は言いながら白虎の背から降りた。すると、白虎の全身が光に包まれて、また妖艶で折れそうな人間の姿に変化する。彼はゆるゆると首を横に振ると、気だるげな表情で口を開いた。
「いやあ、俺ずっと、人間の貢ぎ物で生活してきたんで……金なんて必要なかったんですよね、言えばなんでも貰えるから」
「マジ使えないんだけど……道理で魔石ばっかり貢いでくる訳だよね」
「いやいやいや! 下手すりゃ、金より魔石の方がよっぽど価値あんだろ!」
辛辣な言葉を吐き捨てる渚に、陽香が思わずと言った様子でツッコんだ。しかし渚の返答は「魔石、全部セレスティンに置いて来たから意味ないし」と、にべもない。
白虎は白虎で、薄緑色の瞳を僅かに潤ませて「俺、「使えない」なんて生まれて初めて言われた……ッ」と噛み締めるように呟いている。嘆いているのか喜んでいるのか、イマイチ分からない。
それから話し合った結果、今日の所は明臣が彼らの宿泊費を負担してくれる事になった。泊まる宿についても、アリスや明臣と同じ場所を取るようだ。
路地裏に残された綾那と陽香は、ひとまず人通りを避けながら騎士団本部へ戻る事にした。ルベライト行きがどうなるかは分からないが、まず颯月に話してみない事には何も始まらないのだから。
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