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別の種族との邂逅
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一方の恵叶は、ビーチとはほど遠い場所にいた。
頭がぐらぐらと重く、酷い頭痛がしていた。
ずっと、ぼわぼわと耳鳴りがしている。
もう汗は一滴も出ない。見え方も奇妙だ。ずっと揺れている。
陽炎のせいで砂漠がゆらめいているのか、体調が悪くてまともに目が見えないのか、それすら判然としない。
釜で茹でられたら、こんな感じかな……。
砂漠を歩き始めて二日目。
恵叶は、体調に明らかな異変を感じていた。
……まだ、二日目なのに。
恵叶は、飲まず食わずで歩き続ける訓練を受けたことがある。だから、五日間ぐらいなら、平気だろうと考えていた。
空腹も暑さも、砂漠の歩き辛さも、火ぶくれした痛みも我慢できる。
計算外だったのは、直射日光だ。
アリアに服を譲って裂いてしまったため、肌の露出がかなり多くなっている。
今更それを後悔していないが、まさか日光に当てられ続けただけで、ここまで気持ちが悪くなるとは思わなかった。
さすがの恵叶も、日光に当てられ続けた経験はない。
「はあ、はあ……」
それでも恵叶は、自分だけは倒れてはならないと知っていた。
背中には体力のない子どもがいるし、隣には負傷した紗美がいる。
自分が倒れたら、きっと二人の心が折れてしまう。
ジャンプは大幅にずれたけど、もうすぐ町が見えてくるはず……。
根拠はない。ただ、そう言い聞かせて自分を騙さないと、膝から崩れ落ちてしまいそうだった。
「恵叶、私歩くよ」
見かねたアリアが、恵叶の背から下りる。
もはや、引き止める力も湧かなかった。背中からアリアがいなくなると、体が軽くなるのを感じた。
「アリア、本当にいける?」
「うん、大丈夫」
明らかに大丈夫ではない顔をしていたが、アリアは痛みを我慢し、足を引きずって歩き出す。
「アリア、頑張って……」
恵叶が手を出すと、アリアはぎゅっと握り返してきた。
「うん」
二人で手を繋いで歩いて行く。
アリアは小さいせいで、何度も砂に足を取られては沈みそうになり、そのたび恵叶が引っ張り上げた。
数時間が経った頃、紗美ががくりと膝をついた。
「紗美?」
「恵叶、ちょっとだけ……休ませて」
真っ赤な顔をして、紗美がぜえぜえと呼吸する。
「……わかった」
アリアがボトルを開けると、紗美の口元に持っていった。
ありがと、と紗美が辛そうに頷き、恵叶に力なく微笑む。
「先に行って。……そう言ったら、どうする?」
「担ぐわ」
「そう、よね……。置いていけないわよね」
紗美が自嘲っぽく笑った。
「どうしよ。ちょっと、本当に気持ち悪い……」
「任せて」
恵叶は紗美の隣にしゃがみこむと、その体を支えようとした。だが、
やば……。
立ち上がろうとすると、視界が回転し始めた。
三半規管の異常に、まともに目を開けていられない。世界がぐるぐるしている。
「恵叶」
アリアの囁くような声がした。
ちょっとだけ待って、と恵叶は眉間を揉む。
世界の回転が収まるのをじっと待つ。恵叶、と再びアリアの呼ぶ声がした。
「アリア、大丈夫だから……」
「恵叶、た、助けて……」
助けて?
その声に、ようやく何かが起きていることを察した。ひとまず紗美を置いて、恵叶は立ち上がる。
「どうしたの、アリ……」
目の前の光景に、恵叶はぽかんとした。
最初は、幻覚を見ているのかと思った。
恵叶の前に、あまりに美しい生き物が立っていたからだ。
女性の上半身だが、頭に鹿の角が生えている。下半身は鹿のようだが、体毛は金色で、太い尾を持つ。
全てを見通すような、深い緑色の瞳がこちらをじっと覗いていた。
AI仕掛けの幻獣……いや、それにしては蠱惑的な美しさがある。
恵叶はぞっとしたものを感じた。
……神獣。
「へ、きじゃ……」
紗美が消え入りそうな声で言い、気を失った。
「紗美……?」
へきじゃ。ヘキジャ。中国の生き物だろうから、ジャというのは、邪と書くのだろうか。だとしたら、あまり良い響きじゃない。
まずい……。
野良AI、という言葉が頭をよぎった。
AIとは基本的に、経験を積んで学習していく。
観光客と接すれば接するほど、自分の求められているキャラクターや立ち位置を理解し、それに応じた行動を取るようになる。
妖精の例で言えば、可愛い可愛いとチヤホヤされまくるせいで、「自分は可愛いから、悪戯しても許される」と考えるようになり、堂々と観光客をからかうようになった。
だが、ここは見渡す限りの砂漠だ。
果たしてこの生き物は、今まで人間と接した経験があるのだろうか。
人が全く足を踏み入れないところに、生息地を設定されてしまったせいで、初期設定のまま生きている、AI仕掛けの生き物がいる。
細部にまでこだわりすぎた弊害だ。
噂には聞いたことがあったが、見たことのない人間に対する反応が、全く予測できない。
そのうえ、神獣だなんて。
「恵叶、どうしたらいい……?」
アリアの泣きそうな声に、恵叶は鈍い頭で必死に考える。
ヘキ邪から目をそらさないまま、小さな声で答えた。
「お辞儀して通り過ぎよう。絶対に刺激しないで」
「う、うん……」
喋ると熱気が喉を通り、余計に体力を奪われる心地がした。
アリアが言われたとおり、深々と頭を下げる。
恵叶は紗美の脇の下に体を差し入れると、何とか引きずり立たせて、小さく頭を下げた。
「お邪魔してごめんなさい。私たち、通りますね」
おそるおそる迂回する間、アリアは恵叶にしがみついていた。
ヘキ邪の首が恵叶たちに合わせて動き、じっと視線が注がれる。
追跡カメラのようで、落ち着かなかった。
脇を通り過ぎようとしたとき、ヘキ邪が動いた。
体重を感じさせない、ふわりとした歩き方で、恵叶たちの前に躍り出た。
「ひっ」と尻餅をつきそうになるアリアを受け止める。
ヘキ邪は全く表情を変えず、恵叶たちに背を向けると、少しだけかがみ込んだ。
「え、何……?」
お辞儀しているような動きだが、恵叶のほうを見ていない。
「恵叶、足が」
目をこすりながら確認すると、ヘキ邪の後ろ足に複数のトゲが刺さっていた。
サボテンのトゲだ。どれも五センチはある。
恵叶は抜こうとして、全く握力が入らないことに気付いた。
「アリア、抜いてあげられる?」
「うん。大丈夫だよ」
「気をつけてね。鋭いから」
「うん」
アリアが一本抜くたび、ヘキ邪は痛そうに体を震わせた。
傷口から金色の体液が流れ出ていくのを見て、アリアはビリビリとシャツを破いた。
「……お腹、火傷するわよ」
「いいの。私は平気」
恵叶の指示で、アリアが交互に裂いて包帯を作ると、傷口に巻き付けた。
ヘキ邪はその間、じっと動かなかった。
「もう大丈夫だよ」
アリアが告げると、ヘキ邪は体を起こした。だが、いっかな歩き出そうとしない。
アリアと恵叶の脇に、ぴったりと寄り添っている。
「……助けてくれるのかな?」
アリアが子ども特有の無鉄砲さで、その背に手を伸ばす。それが正解だったらしい。ヘキ邪は歩き始めた。
ゆっくりと、恵叶たちに合わせて一緒に歩き始める。さらには、恵叶の頭上まで尾を持ち上げると、日陰を作ってくれた。
恵叶とアリアは顔を見合わせると、小さく笑んだ。
ヘキ邪の背を杖代わりにして、紗美を支え、導かれるまま進んでいく。
途中、何度も膝から崩れかけたが、ヘキ邪は座り込むことを絶対に許さなかった。
一度しゃがみこんだら、もう二度と立ち上がれないことを、察していたのかもしれない。
立ち止まるたび、深遠なる目でじっと見つめられて、恵叶は力を振り絞った。
日光にじりじりと焦がされながら、砂を被り、のろのろと歩いていく。
時間の感覚はとうに失われ、気力だけで動いていた。
本当に、町に案内してくれているのかな……。
ヘキ邪には感謝しているが、時折、そう疑わずにはいられなかった。
実は、全く別の方向に導かれているのかもしれない。向かっているのは町ではなく、ヘキ邪のねぐらだったら。優しい振りをしているだけかもしれない。
惑わされていたら、取り返しがつかない。紗美はもう限界だ。どうしよう、私が決断しないと。
「アリア、やっぱり……」
金色の体毛から、手を離しかけたときだった。
地平線の彼方に、人工物が見えた。
頭がぐらぐらと重く、酷い頭痛がしていた。
ずっと、ぼわぼわと耳鳴りがしている。
もう汗は一滴も出ない。見え方も奇妙だ。ずっと揺れている。
陽炎のせいで砂漠がゆらめいているのか、体調が悪くてまともに目が見えないのか、それすら判然としない。
釜で茹でられたら、こんな感じかな……。
砂漠を歩き始めて二日目。
恵叶は、体調に明らかな異変を感じていた。
……まだ、二日目なのに。
恵叶は、飲まず食わずで歩き続ける訓練を受けたことがある。だから、五日間ぐらいなら、平気だろうと考えていた。
空腹も暑さも、砂漠の歩き辛さも、火ぶくれした痛みも我慢できる。
計算外だったのは、直射日光だ。
アリアに服を譲って裂いてしまったため、肌の露出がかなり多くなっている。
今更それを後悔していないが、まさか日光に当てられ続けただけで、ここまで気持ちが悪くなるとは思わなかった。
さすがの恵叶も、日光に当てられ続けた経験はない。
「はあ、はあ……」
それでも恵叶は、自分だけは倒れてはならないと知っていた。
背中には体力のない子どもがいるし、隣には負傷した紗美がいる。
自分が倒れたら、きっと二人の心が折れてしまう。
ジャンプは大幅にずれたけど、もうすぐ町が見えてくるはず……。
根拠はない。ただ、そう言い聞かせて自分を騙さないと、膝から崩れ落ちてしまいそうだった。
「恵叶、私歩くよ」
見かねたアリアが、恵叶の背から下りる。
もはや、引き止める力も湧かなかった。背中からアリアがいなくなると、体が軽くなるのを感じた。
「アリア、本当にいける?」
「うん、大丈夫」
明らかに大丈夫ではない顔をしていたが、アリアは痛みを我慢し、足を引きずって歩き出す。
「アリア、頑張って……」
恵叶が手を出すと、アリアはぎゅっと握り返してきた。
「うん」
二人で手を繋いで歩いて行く。
アリアは小さいせいで、何度も砂に足を取られては沈みそうになり、そのたび恵叶が引っ張り上げた。
数時間が経った頃、紗美ががくりと膝をついた。
「紗美?」
「恵叶、ちょっとだけ……休ませて」
真っ赤な顔をして、紗美がぜえぜえと呼吸する。
「……わかった」
アリアがボトルを開けると、紗美の口元に持っていった。
ありがと、と紗美が辛そうに頷き、恵叶に力なく微笑む。
「先に行って。……そう言ったら、どうする?」
「担ぐわ」
「そう、よね……。置いていけないわよね」
紗美が自嘲っぽく笑った。
「どうしよ。ちょっと、本当に気持ち悪い……」
「任せて」
恵叶は紗美の隣にしゃがみこむと、その体を支えようとした。だが、
やば……。
立ち上がろうとすると、視界が回転し始めた。
三半規管の異常に、まともに目を開けていられない。世界がぐるぐるしている。
「恵叶」
アリアの囁くような声がした。
ちょっとだけ待って、と恵叶は眉間を揉む。
世界の回転が収まるのをじっと待つ。恵叶、と再びアリアの呼ぶ声がした。
「アリア、大丈夫だから……」
「恵叶、た、助けて……」
助けて?
その声に、ようやく何かが起きていることを察した。ひとまず紗美を置いて、恵叶は立ち上がる。
「どうしたの、アリ……」
目の前の光景に、恵叶はぽかんとした。
最初は、幻覚を見ているのかと思った。
恵叶の前に、あまりに美しい生き物が立っていたからだ。
女性の上半身だが、頭に鹿の角が生えている。下半身は鹿のようだが、体毛は金色で、太い尾を持つ。
全てを見通すような、深い緑色の瞳がこちらをじっと覗いていた。
AI仕掛けの幻獣……いや、それにしては蠱惑的な美しさがある。
恵叶はぞっとしたものを感じた。
……神獣。
「へ、きじゃ……」
紗美が消え入りそうな声で言い、気を失った。
「紗美……?」
へきじゃ。ヘキジャ。中国の生き物だろうから、ジャというのは、邪と書くのだろうか。だとしたら、あまり良い響きじゃない。
まずい……。
野良AI、という言葉が頭をよぎった。
AIとは基本的に、経験を積んで学習していく。
観光客と接すれば接するほど、自分の求められているキャラクターや立ち位置を理解し、それに応じた行動を取るようになる。
妖精の例で言えば、可愛い可愛いとチヤホヤされまくるせいで、「自分は可愛いから、悪戯しても許される」と考えるようになり、堂々と観光客をからかうようになった。
だが、ここは見渡す限りの砂漠だ。
果たしてこの生き物は、今まで人間と接した経験があるのだろうか。
人が全く足を踏み入れないところに、生息地を設定されてしまったせいで、初期設定のまま生きている、AI仕掛けの生き物がいる。
細部にまでこだわりすぎた弊害だ。
噂には聞いたことがあったが、見たことのない人間に対する反応が、全く予測できない。
そのうえ、神獣だなんて。
「恵叶、どうしたらいい……?」
アリアの泣きそうな声に、恵叶は鈍い頭で必死に考える。
ヘキ邪から目をそらさないまま、小さな声で答えた。
「お辞儀して通り過ぎよう。絶対に刺激しないで」
「う、うん……」
喋ると熱気が喉を通り、余計に体力を奪われる心地がした。
アリアが言われたとおり、深々と頭を下げる。
恵叶は紗美の脇の下に体を差し入れると、何とか引きずり立たせて、小さく頭を下げた。
「お邪魔してごめんなさい。私たち、通りますね」
おそるおそる迂回する間、アリアは恵叶にしがみついていた。
ヘキ邪の首が恵叶たちに合わせて動き、じっと視線が注がれる。
追跡カメラのようで、落ち着かなかった。
脇を通り過ぎようとしたとき、ヘキ邪が動いた。
体重を感じさせない、ふわりとした歩き方で、恵叶たちの前に躍り出た。
「ひっ」と尻餅をつきそうになるアリアを受け止める。
ヘキ邪は全く表情を変えず、恵叶たちに背を向けると、少しだけかがみ込んだ。
「え、何……?」
お辞儀しているような動きだが、恵叶のほうを見ていない。
「恵叶、足が」
目をこすりながら確認すると、ヘキ邪の後ろ足に複数のトゲが刺さっていた。
サボテンのトゲだ。どれも五センチはある。
恵叶は抜こうとして、全く握力が入らないことに気付いた。
「アリア、抜いてあげられる?」
「うん。大丈夫だよ」
「気をつけてね。鋭いから」
「うん」
アリアが一本抜くたび、ヘキ邪は痛そうに体を震わせた。
傷口から金色の体液が流れ出ていくのを見て、アリアはビリビリとシャツを破いた。
「……お腹、火傷するわよ」
「いいの。私は平気」
恵叶の指示で、アリアが交互に裂いて包帯を作ると、傷口に巻き付けた。
ヘキ邪はその間、じっと動かなかった。
「もう大丈夫だよ」
アリアが告げると、ヘキ邪は体を起こした。だが、いっかな歩き出そうとしない。
アリアと恵叶の脇に、ぴったりと寄り添っている。
「……助けてくれるのかな?」
アリアが子ども特有の無鉄砲さで、その背に手を伸ばす。それが正解だったらしい。ヘキ邪は歩き始めた。
ゆっくりと、恵叶たちに合わせて一緒に歩き始める。さらには、恵叶の頭上まで尾を持ち上げると、日陰を作ってくれた。
恵叶とアリアは顔を見合わせると、小さく笑んだ。
ヘキ邪の背を杖代わりにして、紗美を支え、導かれるまま進んでいく。
途中、何度も膝から崩れかけたが、ヘキ邪は座り込むことを絶対に許さなかった。
一度しゃがみこんだら、もう二度と立ち上がれないことを、察していたのかもしれない。
立ち止まるたび、深遠なる目でじっと見つめられて、恵叶は力を振り絞った。
日光にじりじりと焦がされながら、砂を被り、のろのろと歩いていく。
時間の感覚はとうに失われ、気力だけで動いていた。
本当に、町に案内してくれているのかな……。
ヘキ邪には感謝しているが、時折、そう疑わずにはいられなかった。
実は、全く別の方向に導かれているのかもしれない。向かっているのは町ではなく、ヘキ邪のねぐらだったら。優しい振りをしているだけかもしれない。
惑わされていたら、取り返しがつかない。紗美はもう限界だ。どうしよう、私が決断しないと。
「アリア、やっぱり……」
金色の体毛から、手を離しかけたときだった。
地平線の彼方に、人工物が見えた。
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