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彼女の片想い**
イヤ、絶対。6*
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「ね、美夜ちゃん……ちゃんと見て」
坂本くんがそんな無茶を言う。
私の両足を開いて、しっかり間に収まって。
嬉しそうに秘めやかな場所をなぞりながら。
「ここに、入るのが誰なのか。ちゃんと、見て」
イヤイヤと、首を振るけど今日は許してもらえない。
「う、うしろ、から……」
いつもみたいに、何度もそうお願いしてみる。
でも、笑みが深まるだけで聞き入れてはくれない。
「……後でね」
なぞりながら、時々その上の小さな突起を押しつぶす。
「……やっ!……ふぁ、ん……」
涙目で睨んで抗議すると、満足気に吐息を漏らすのが恨めしい。
「いつも、美夜ちゃんのお願い、聞いてるでしょ?」
快感だけを拾うために存在する、そのいやらしい器官に、正しい刺激だけを与えながらそんなことを言う。
「あっ……んっ!んぅっ、ふっ……やぁ……」
恥ずかしい嬌声に混じるもどかしさに、きっと気づいてるくせに。
坂本くんは意地悪に指を動かした。
あふれる体液をすくってはそこに塗りつけて、強弱を操りながら時々摘んだり、軽く引っ掻いたりする。
「今日は……抱き合ってしたい。イク時の顔を……」
言葉の途中、坂本くんがそこを人差し指と中指で捉えて擦り合わせた。
「っん!……やぁぁぁぁぁぁっ……あっ、あぁんっ!」
あっけなく達した私にも、ヒクつくそこにも容赦なく、決して指を止めてくれない。
それどころか、緩んだそこに長い指を埋め込んで前後しだした。
「もっと、見たい……何回も」
自分の指を噛んで声をがまんしたかったけど、許してくれない。
すぐに手を捉えられて……
「声……もっと聞かせて」
そんなことを繰り返し言われた。
嬌声と、指と一緒に掻き出されるいやらしい水音。
恥ずかしいのに、気持ちよくて、うれしくて、そのままはしたない声しか出ない。
「あと、イク時は……ね?ちゃんと教えたよね?」
容赦なく攻めながら、自分の要求は全部通す。
坂本くんの……バカ。意地悪。
「指でもっかいイこうね。今度はちゃんと言ってね」
性急に動かしだしたくせに、この行為においてはもう私より私のことを知っている坂本くんは、私を乱す場所を外さない。
もう、悲鳴に近い喘ぎしか出ない私に言葉を紡がせようとする。
「きゃぁ……んっんっ、あぁっん……やぁ……もう……いっ、ちゃう…」
左の口元だけ上がる、坂本くんの1番意地悪な笑い方。
それを見て、また熱く潤むそこを、蹂躙しながら命じられた。
「ちゃんと、言って。誰の指で……イっちゃうのか」
指はナカに出し入れしながら、突起をイジるのも忘れない。
「さ……かも、と……く……んんぅっ!」
ギュッと快楽の粒を押しつぶされた。
「坂本くん?美夜ちゃん、ちがうでしょ?」
「やぁん、あっあっ……たく、まっ……く、んぅっ、あぁぁーっ」
突起でまた軽くイったけど、指の抜き差しは止まらない。
「『くん』はいらないけど……まぁ、よくできまし、たっ」
スピードを上げて、強くナカを擦る。粒をきゅっと摘む。
「あっ!たく、まっ……く……んっ!た、く……きゃあぁぁぁんっ!」
ナカからの深い快感に、だらしなく唾液が頬にあふれた。
収縮するたびに指を味わっては緩めるそこは、まるで『もっと』と言わんばかりで浅ましい。
我を忘れて、間違っても『好き』なんて言ってしまわないように……
あんまり意味のある言葉を口にしたくないのに。
坂本くんは絶対に名前を呼ばせようとする。
絶対に果てる前にそれを申告させる。
でも、いつもはこんなに執拗じゃないし、うしろからしてってお願いを聞いてくれるのに。
今日はダメっていう。シテる時の顔を見たいって。
りこちゃんを想ってる顔見るの……イヤなのに。
坂本くんは、今日はとっても不可解。
機嫌が悪かったり、すぐに治ったり、聞き分けが悪かったり。
「ね、もしかして他のこと考えてる?……まだ足りないみたいだね……」
そう言って、私が弱いナカの一点を強く撫で上げた。
「……っあぁん」
坂本くんが、今日はとってもしつこい。
坂本くんがそんな無茶を言う。
私の両足を開いて、しっかり間に収まって。
嬉しそうに秘めやかな場所をなぞりながら。
「ここに、入るのが誰なのか。ちゃんと、見て」
イヤイヤと、首を振るけど今日は許してもらえない。
「う、うしろ、から……」
いつもみたいに、何度もそうお願いしてみる。
でも、笑みが深まるだけで聞き入れてはくれない。
「……後でね」
なぞりながら、時々その上の小さな突起を押しつぶす。
「……やっ!……ふぁ、ん……」
涙目で睨んで抗議すると、満足気に吐息を漏らすのが恨めしい。
「いつも、美夜ちゃんのお願い、聞いてるでしょ?」
快感だけを拾うために存在する、そのいやらしい器官に、正しい刺激だけを与えながらそんなことを言う。
「あっ……んっ!んぅっ、ふっ……やぁ……」
恥ずかしい嬌声に混じるもどかしさに、きっと気づいてるくせに。
坂本くんは意地悪に指を動かした。
あふれる体液をすくってはそこに塗りつけて、強弱を操りながら時々摘んだり、軽く引っ掻いたりする。
「今日は……抱き合ってしたい。イク時の顔を……」
言葉の途中、坂本くんがそこを人差し指と中指で捉えて擦り合わせた。
「っん!……やぁぁぁぁぁぁっ……あっ、あぁんっ!」
あっけなく達した私にも、ヒクつくそこにも容赦なく、決して指を止めてくれない。
それどころか、緩んだそこに長い指を埋め込んで前後しだした。
「もっと、見たい……何回も」
自分の指を噛んで声をがまんしたかったけど、許してくれない。
すぐに手を捉えられて……
「声……もっと聞かせて」
そんなことを繰り返し言われた。
嬌声と、指と一緒に掻き出されるいやらしい水音。
恥ずかしいのに、気持ちよくて、うれしくて、そのままはしたない声しか出ない。
「あと、イク時は……ね?ちゃんと教えたよね?」
容赦なく攻めながら、自分の要求は全部通す。
坂本くんの……バカ。意地悪。
「指でもっかいイこうね。今度はちゃんと言ってね」
性急に動かしだしたくせに、この行為においてはもう私より私のことを知っている坂本くんは、私を乱す場所を外さない。
もう、悲鳴に近い喘ぎしか出ない私に言葉を紡がせようとする。
「きゃぁ……んっんっ、あぁっん……やぁ……もう……いっ、ちゃう…」
左の口元だけ上がる、坂本くんの1番意地悪な笑い方。
それを見て、また熱く潤むそこを、蹂躙しながら命じられた。
「ちゃんと、言って。誰の指で……イっちゃうのか」
指はナカに出し入れしながら、突起をイジるのも忘れない。
「さ……かも、と……く……んんぅっ!」
ギュッと快楽の粒を押しつぶされた。
「坂本くん?美夜ちゃん、ちがうでしょ?」
「やぁん、あっあっ……たく、まっ……く、んぅっ、あぁぁーっ」
突起でまた軽くイったけど、指の抜き差しは止まらない。
「『くん』はいらないけど……まぁ、よくできまし、たっ」
スピードを上げて、強くナカを擦る。粒をきゅっと摘む。
「あっ!たく、まっ……く……んっ!た、く……きゃあぁぁぁんっ!」
ナカからの深い快感に、だらしなく唾液が頬にあふれた。
収縮するたびに指を味わっては緩めるそこは、まるで『もっと』と言わんばかりで浅ましい。
我を忘れて、間違っても『好き』なんて言ってしまわないように……
あんまり意味のある言葉を口にしたくないのに。
坂本くんは絶対に名前を呼ばせようとする。
絶対に果てる前にそれを申告させる。
でも、いつもはこんなに執拗じゃないし、うしろからしてってお願いを聞いてくれるのに。
今日はダメっていう。シテる時の顔を見たいって。
りこちゃんを想ってる顔見るの……イヤなのに。
坂本くんは、今日はとっても不可解。
機嫌が悪かったり、すぐに治ったり、聞き分けが悪かったり。
「ね、もしかして他のこと考えてる?……まだ足りないみたいだね……」
そう言って、私が弱いナカの一点を強く撫で上げた。
「……っあぁん」
坂本くんが、今日はとってもしつこい。
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