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第九章 甘い生活(麗夜side)

51.こっちも※

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 ちゅっ、れろっ……、くちゅっ……。
 蒼の柔らかな唇を甘噛みしたり舐めたりしながら、俺は快感の余韻に酔いしれていた。
 めちゃくちゃよかった……。最高だ……。この製品を作ってよかった……と思った。

 精液をこぼさないようにオナホを引き抜いて、俺は後処理しようとしていた。
 はあはあ肩で呼吸しながら、とろけるような表情でこちらを見ている蒼と目が合う。色っぽい顔つきの彼に内心ドキッとしながらも、こんな夜中に無理やり付き合わせちゃってごめん、と俺はわずかに心の中で反省した。

 明日もお互い仕事なのだから、早く寝るべきだ。早くきれいにしてパジャマを整えてあげようと思ったのに、蒼はゆっくりと布団をめくって四つん這いになった。
「前だけでお預けじゃ眠れないです……。こっちもしてください……」
 心底恥ずかしそうにそう言って俺にねだった。

 萎えつつあった俺の性器が一瞬で再びバキバキになってしまった。
 俺はもう理性のタガが外れて、蒼の双丘を鷲掴みにして後孔に舌を這わした。レロレロと蕾を舐めほぐす。
「あっ、だめです、そんなとこ……、舐めちゃっ……」

 嫌がる蒼を離してやらず、舌先を突き入れにゅるにゅる抜き差しする。ヒクつくそこは入念にほぐさなくてももう十分柔らかかった。
「あはあぁっ!」
 ポタポタと蒼のペニスから精液交じりの先走りがシーツに垂れる。

 背後から蒼に覆いかぶさって、オナホの中でローションと精液でトロトロになってそのままだった肉棒をねじ込む。
 ずぷぷぷ……と温かくて柔らかな肉癖に包まれて、それはゾクゾクと腰を痺れさせた。
 やっぱりオモチャなんかとは比べ物にならないほど気持ちがいい……。

「ッああっ……」
 蒼も待ちわびていた快感に背筋をわななかせた。
 ぬちゅう……っと最奥まで突き入れるともうヒザを立てていることもできなくなってしまったみたいで、ベッドへうつ伏せてしまった。
 俺も彼の背面に抱きついてズコズコと腰を振り立てた。

「あはあっ、……ンッ、はああんッ……」
 キシ、キシ、キシとベッドが鳴り、ヌボ、ヌボ、ヌボと俺の怒張を抜き差しする音が上がる。

 俺がわざと体重をかけて腰を押しつけているせいで、蒼のイチモツは体とベッドの間で押しつぶされるように刺激されていて気持ちいいのだろう。ナカがいつも以上にキュンキュンと締めあがる。
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