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第十章 タイムリミット3年の妊活(蓮side)
53.彼女に内緒の僕の決意
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確かに祖父は来年80歳だから、病気の一つや二つ抱えていてもおかしくないけど、それでもあと3年の命って……。
僕は祖父の願いを全力で叶えてあげたいと思った。
朋美さんを孕ませる……。そう心の中で言葉にすると、背筋がゾクゾクして僕の中の凶暴な雄が覚醒するような妙な感じがした。
帰宅すると朋美さんは真っ暗なリビングにいた。なんだか彼女の様子が変だった。
でも、僕はそれを逆手に取って、オープン前の新店舗で彼女をマッサージし、ゴムなしで彼女の膣内の感触を味わい、彼女のナカでたっぷりと精を吐き出した。
薄い膜を隔てないセックスは最高で、僕も彼女もいつも以上に感じた。
僕は仕事をセーブしようと思っていることを彼女に伝えると、彼女もまたここのところ忙しかったインフルエンサーとしての仕事を控えめにすると提案してくれた。
さすがに何を差し置いてでも子作りに専念したいから仕事をセーブするという僕の本心は隠しておくことにした。
少し前まで男性恐怖症だった彼女に、彼女を妊娠させたいという「雄」のガツガツした本能を見せるのは気が引けた。
余命3年の祖父にひ孫の顔を見せてあげたいから妊活を頑張ろう、と朋美さんに話せば、優しい彼女は快く承諾してくれるかもしれない。でも、祖父が癌だと知らせることは少なからず彼女の心を傷つけるだろうし、おまけにプレッシャーになってしまう気がするので、黙っておきたいと思った。ネットのアンチのせいで彼女はここのところ過剰なほどのストレスを溜めていたに違いない。ストレスが溜まると妊娠確率が下がると僕は以前、サロンに置いてある医療系雑誌で読んだことがあったのだ。
だから僕は自然な流れで彼女を怖がらせず、ストレスやプレッシャーを与えることなく、こっそり妊活しなければならなかった。
***
さっそく僕は妊娠しやすくなるためにできることをネットであれこれ調べてみた。必要な栄養やルイボスティーがいいことがわかり、適当な理由をつけて彼女にすすめようと思った。
毎晩ガツガツとセックスするのは彼女に嫌われる可能性があるので、彼女の体調を観察して妊娠しやすい周期を計算し、その夜は自然に彼女の体をマッサージしていいムードを作り出してそのまま誘おうと思った。でもそんな計画よりも、なにより無視できないのは彼女の気持ちだった。
彼女は子供をほしいと思っているのか……?
ここまでこのタワマンでの同棲や結婚は、彼女の意思ではなく僕が準備したことだった。
朋美さんって押しに弱いタイプだけど、子供まで僕に押されて妊娠させられるのはなんだか違う気がする。
もちろん僕は育児を全力で協力して彼女を支える気でいるけど、それでも体を痛めて子供を産むことや産後の色々と大変なことを僕は何一つ変わってやることができないのだ。
「妊娠させやすくなる 行動 男」と検索したノートパソコンの画面を見つめて、僕はソファーで一人、うーんとうなった。
真剣に調べているんだけど、彼女との妊活をあれこれ想像していたらなんだかドキドキして、下腹部が熱を持ち始めてしまった。
ズボンの前が不自然に膨らんできてしまった。
ゆっくりお風呂に入っているであろう朋美さんが出てくる前に、自室に移動しようと思っていたのに……。
「蓮くん、何してるの?」
キッチンの方から朋美さんがやって来た。風呂に入っていたんじゃなく、キッチンにいたのか。
彼女は背後から僕のパソコンを覗いた。
「あ、いや……、これはそのっ……」
検索画面と股間の膨らみを彼女に思いっきり見られてしまい、僕は思わず赤面した。うわ、気まずい……。頭が真っ白になって僕は目を泳がせた。
「ふふ、……蓮くんは早く赤ちゃんが欲しいのね」
と彼女は優しく微笑んだ。
「この前からそんな気がしていたの。パパになりたいのね?」
「う……、うん」
きっと真っ赤になっているであろう熱い顔で僕はコクッと頷いた。
「朋美さんは……どう思っているの……?」
「ふふ、……もちろん同じ気持ちよ」
彼女があまりに慈愛に満ちた表情で僕を見ているから、僕はエプロンをつけている彼女の大きな胸へ顔を埋めた。
僕は祖父の願いを全力で叶えてあげたいと思った。
朋美さんを孕ませる……。そう心の中で言葉にすると、背筋がゾクゾクして僕の中の凶暴な雄が覚醒するような妙な感じがした。
帰宅すると朋美さんは真っ暗なリビングにいた。なんだか彼女の様子が変だった。
でも、僕はそれを逆手に取って、オープン前の新店舗で彼女をマッサージし、ゴムなしで彼女の膣内の感触を味わい、彼女のナカでたっぷりと精を吐き出した。
薄い膜を隔てないセックスは最高で、僕も彼女もいつも以上に感じた。
僕は仕事をセーブしようと思っていることを彼女に伝えると、彼女もまたここのところ忙しかったインフルエンサーとしての仕事を控えめにすると提案してくれた。
さすがに何を差し置いてでも子作りに専念したいから仕事をセーブするという僕の本心は隠しておくことにした。
少し前まで男性恐怖症だった彼女に、彼女を妊娠させたいという「雄」のガツガツした本能を見せるのは気が引けた。
余命3年の祖父にひ孫の顔を見せてあげたいから妊活を頑張ろう、と朋美さんに話せば、優しい彼女は快く承諾してくれるかもしれない。でも、祖父が癌だと知らせることは少なからず彼女の心を傷つけるだろうし、おまけにプレッシャーになってしまう気がするので、黙っておきたいと思った。ネットのアンチのせいで彼女はここのところ過剰なほどのストレスを溜めていたに違いない。ストレスが溜まると妊娠確率が下がると僕は以前、サロンに置いてある医療系雑誌で読んだことがあったのだ。
だから僕は自然な流れで彼女を怖がらせず、ストレスやプレッシャーを与えることなく、こっそり妊活しなければならなかった。
***
さっそく僕は妊娠しやすくなるためにできることをネットであれこれ調べてみた。必要な栄養やルイボスティーがいいことがわかり、適当な理由をつけて彼女にすすめようと思った。
毎晩ガツガツとセックスするのは彼女に嫌われる可能性があるので、彼女の体調を観察して妊娠しやすい周期を計算し、その夜は自然に彼女の体をマッサージしていいムードを作り出してそのまま誘おうと思った。でもそんな計画よりも、なにより無視できないのは彼女の気持ちだった。
彼女は子供をほしいと思っているのか……?
ここまでこのタワマンでの同棲や結婚は、彼女の意思ではなく僕が準備したことだった。
朋美さんって押しに弱いタイプだけど、子供まで僕に押されて妊娠させられるのはなんだか違う気がする。
もちろん僕は育児を全力で協力して彼女を支える気でいるけど、それでも体を痛めて子供を産むことや産後の色々と大変なことを僕は何一つ変わってやることができないのだ。
「妊娠させやすくなる 行動 男」と検索したノートパソコンの画面を見つめて、僕はソファーで一人、うーんとうなった。
真剣に調べているんだけど、彼女との妊活をあれこれ想像していたらなんだかドキドキして、下腹部が熱を持ち始めてしまった。
ズボンの前が不自然に膨らんできてしまった。
ゆっくりお風呂に入っているであろう朋美さんが出てくる前に、自室に移動しようと思っていたのに……。
「蓮くん、何してるの?」
キッチンの方から朋美さんがやって来た。風呂に入っていたんじゃなく、キッチンにいたのか。
彼女は背後から僕のパソコンを覗いた。
「あ、いや……、これはそのっ……」
検索画面と股間の膨らみを彼女に思いっきり見られてしまい、僕は思わず赤面した。うわ、気まずい……。頭が真っ白になって僕は目を泳がせた。
「ふふ、……蓮くんは早く赤ちゃんが欲しいのね」
と彼女は優しく微笑んだ。
「この前からそんな気がしていたの。パパになりたいのね?」
「う……、うん」
きっと真っ赤になっているであろう熱い顔で僕はコクッと頷いた。
「朋美さんは……どう思っているの……?」
「ふふ、……もちろん同じ気持ちよ」
彼女があまりに慈愛に満ちた表情で僕を見ているから、僕はエプロンをつけている彼女の大きな胸へ顔を埋めた。
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