【R-18】私を乱す彼の指~お隣のイケメンマッサージ師くんに溺愛されています~【完結】

衣草 薫

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第七章 こうするしかなかった(朋美side)

33.吸うやつで、一人…☆

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 部屋で一人、引っ越しの荷造りを進めていると、クローゼットの奥から小さな箱が出てきた。
 これ何だったかな、と開いてみると、中に入っていたのは、蓮くんのマッサージを受けるきっかけになった、吸うタイプのアダルトグッズだった。
 いくら酔っていたとは言え、こんなものを購入してしまったことが恥ずかしくて、ゴミにも出せずにずっとしまいっぱなしだったのだ。
 でも、蓮くんとの関係を終わらせた今となってはただただ懐かしいアイテムだ。ただのお隣さんだった蓮くんと私の関係を変えてくれたわけだから。

 ローズレッド色のプラスチック製の持ち手部分に大きなひびが入って破損しているけれど、気をつけて持てば使えそうだ。
 もちろん引っ越し先に持っていくつもりはないから片付けの際に出たゴミに紛れ込ませて捨てようとは思うけど、その前に一度だけ使ってみようかなと思い、充電用コードをコンセントに刺した。

 クローゼットの中の残りの衣類を段ボールへ詰めながら、私の体の奥はキュンと熱を持ち始めた。
 蓮くんのマッサージを受けるようになってから、私の体はおかしくなってしまった。些細なことで下腹部が疼き、下着がしっとりと濡れてしまうのだ。
 私、エッチになっちゃった……。
 少し前まで男性恐怖症だったはずなのに、今ではとんでもなく淫乱になってしまったんだ……。そう思うと顔がかあっと熱くなった。


 充電の終わったそれをコードから引き抜き、私は床にペタンと座った。偶然にも目の前には姿見の鏡があった。
 私はめまいがするほど興奮しながら、下着を脱いで鏡の前で蓮くんがするみたいに大きく足を開いた。小さな茂みの下にヌラヌラとグロテスクな女性器が見える。

 こんな部分を蓮くんに見られていたなんて信じられない……。これだけ開いていると、性器だけでなくその奥のさらに恥ずかしい蕾まで丸見えだ。もう恥ずかしさに頭がくらくらした。
 くちゅっ……、私の膣口ははしたなく音を立てて蜜を溢れさせた。最近の私は恥ずかしいこと、嫌なことにひどく興奮してしまう。

 蓮くんがしてくれるみたいに、クイっと小さな包皮を親指と人差し指で摘まんで、私はクリトリスを露出させた。
 それはすでにコリコリに大きく硬く尖っている。
 私はアダルトグッズの吸い口をそこへはめ、電源を入れた。

 ズボボボボボ……。
 想像の何倍もの音を上げ、敏感な私の淫核を刺激し始めた。

「い、いやああっ」
 こ、こんなにすごいの!?

 鏡に映る私の腰は激しく震え、プシャッ、プシャッ、と愛液を吹いている。
「ああん、……イッてるっ、イッてるのにっ」
 破損して壊れているせいか、電源ボタンを押しているのに吸引が止まらない。

 ズドドドドドドドドド。
 手を離せばいいのに、甘イキしていて思考の止まっている脳はそんなこともわからない。
「いやああんっ、だめっ、だめえっ」

 私は床から腰を突き上げて、鏡に向かってプシャアアアッ! と透明なしぶきを飛ばしてしまった。

 はあ、はぁあ、はあ、はあっ、はあ……。

 やっと動きを止めたアダルトグッズを床に置き、M字に足を開いたままの恥部を見つめる。
 き、気持ち良かった……。だけど、体の奥の熱は消えない。どうしてか、なんだか急激な虚しさに胸がチクチク痛みだした。

 膣が貪欲に刺激を欲している。
 蓮くんの熱くて硬い男性器を、体が求めているんだ……。

 私はごろんと仰向けに寝て、天井を見つめながら彼の優しい手つきや言葉を思い出した。
「蓮くんっ……」
彼の名前を口にするともう我慢できず、私の目から涙がどんどん溢れ出てしまった。
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