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第六章 別れたくない(蓮side)

28.最後のマッサージ☆

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 彼女を説得して僕が予約を取り付けた最後のマッサージの時間に、朋美さんはちゃんとサロンに来てくれた。
「お待ちしていました、朋美さん……」
「蓮くん……」

 受付で待ち構えていた僕は、彼女に着替えの入った袋を渡した。
「ありがとう」
 何度かこの店でマッサージを受けている彼女は慣れた感じで僕が案内した施術室の中の更衣室へ入って行った。

 今日の施術着はいつもの極小ビキニじゃない。同じく白くてスケスケの生地でできたV字水着だ。
「えっと、蓮くんっ……」
 更衣室のカーテンから彼女の不安そうな声が聞こえた。
「どうしました?」
「あの、これ、どうやって着たら……」
 いつもと違うデザインの水着に彼女は戸惑っている様子だ。

「今日のはワンピースタイプの水着ですから、肩に引っかけてもらえれば大丈夫です。マッサージしやすいように布は小さめですけど」
 いかにも申し訳なさそうに僕は返事した。
「これで大丈夫かしら……」
 彼女が恐る恐るカーテンから出てきた。
 お股に食い込んだ1.5センチ幅のリボンのような生地は、彼女のたわわな左右の胸の先をギリギリ覆い、両肩に引っかけられている。

 うわ……、めっちゃエロい……。
 彼女の姿を見た瞬間、股間に熱が渦巻いたが、僕は何でもないふりをして、
「ええ。では、施術台へ腰掛けてください」
 と言った。

 実はこのV字水着もいつもの極小ビキニの僕の私物だ。店で他の客がオイルマッサージコースのときに着用している水着は、もう少し布面積の大きいビキニだけど、僕は彼女のハレンチな格好を見たいがために彼女には特別な水着を店には内緒でこっそり用意しているのだ。

 彼女のふっくらとした女性らしい体系では細長い布をピンと張っただけのV字水着は腰や背中に空間ができて、そこもめちゃくちゃ色気を感じる。彼女に似合うだろうと思って用意したのだけど、これは予想以上にいい。

 いつもの媚薬入りオイルをたっぷりと手に取って、僕は彼女の肩をマッサージし始めた。
「凝ってますね……」
 僕がうっとりと耳元へ囁くと彼女はピクッと肩を震わせ、水着に隠れている乳首がツンッと勃ち上がった。
 その拍子にギリギリ隠れていた彼女の大きめな乳輪が水着からわずかにはみ出した。僕はごくっと喉を鳴らした。ズボンの中で密かに勃起しているペニスが興奮にビクッと脈打った。
「そんなに凝ってるかしら……?」
「ええ。すごく、コリコリですよ……」
 朋美さんの肩も乳首も……。

「ああっ……、ぁんっ……」
 凝り固まっている肩をクイクイ揉みほぐす僕の指の動きに合わせて朋美さんの口から甘い声が漏れた。
 彼女は恥ずかしそうに口を塞ごうとしたが、
「声、聞かせてください……」
 と僕は彼女の耳元で囁いた。
 きっと彼女もあの夜のことを思い起こしているのだろう。
 細い布を押し上げる乳首はますます硬く尖っていき、ぷっくりと大きく腫れている乳輪が丸見えだ。

「仰向けに寝てください……」
 僕はオイルをたっぷりと手に取り、彼女の美しい鎖骨のラインをなぞり、大きくて柔らかな乳房を中心へ寄せ集めるようにたぷたぷとマッサージした。
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