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第十三章 現実逃避のバカンス
127.すうすうする薬※
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地獄のお灸から解放されると俺はすぐさまコテージの部屋へと帰った。
というのも、お灸の置かれていた場所が腫れ上がってしまったのだ。施術後に鏡を見せられて、ぷっくりと大きく赤く膨らんだ自分の左右の乳輪と陰核に俺は愕然とした。目立つそれを人に見られるのが嫌で、胸を隠しながらこそこそと歩いて戻ってきたのだ。
一国の王太子であるこの俺にこんな辱めをして許されると思っているのか!? 数人がかりで押さえつけて無理矢理お灸を据えるなんて、立派な暴行罪じゃないか!
部屋のベッドへ寝転んだ俺は、先ほどのことを思い出してイライラしていた。多くの人の前で散々痴態を晒して甘イキしてしまったことも悔しくてたまらない。
「……くそっ……」
奥歯を噛みしめたら、お灸をされた3点がジンと痺れて、尖るのを感じた。
「……っ♡」
焼けただれたりなんてしないと言っていたのに、お灸された場所がヒリヒリと痛んでいた。
「うう……」
「シュライフェ様、軟膏をお塗りしましょうか」
見かねた様子でルークが声をかけてきた。お灸の痕があまりに痛むようならと、施術師から薬を預かっていたという。
「いや、いい。自分で塗るから、薬をよこせ」
大きく腫れている患部を見られたくなかった。それにお灸であれだけ興奮したのに甘イキだけしかしておらず俺の下腹部には未だに欲望の炎がくすぶったままだった。軽い火傷を負ってじんじん痺れている乳首やクリトリスを触られるなんてとても耐えられそうにない。
「遠慮なさらず。私がお塗りします」
遠慮ではない、見られたくないし触られたくないのだ、と俺が言うより早く、ルークがベッドに近づいて胸の先を隠していた俺の腕を退けてしまった。
「……っ!」
いつも以上に大きくて赤い胸の先をルークに見られてしまった。乳頭がこりっと硬く勃ち上がる。
「おや、ずいぶん腫れていますね」
軟膏を取ったルークの指先が乳首へ近づく。
「や、やめろっ……」
俺の声を無視して指の先の薬が胸の先へ触れた。
「……っ!」
尖った乳頭を撫で上げ、くるりと乳輪へ塗りつけられた。
薬草を混ぜたものなのだろうか。塗られた場所は徐々にすうっと冷たく感じる。
「つ、冷たい……もう、いい」
これはこれでまずい気がする。敏感な場所がすうすうして変な気になりそうだ。
俺は横を向いて逃げようとしたがそれは叶わなかった。
「熱を持っていますので、よく塗っておいた方がいいです」
反対側の胸の先も同様に薬を塗られてしまった。
「……ああっ♡」
というのも、お灸の置かれていた場所が腫れ上がってしまったのだ。施術後に鏡を見せられて、ぷっくりと大きく赤く膨らんだ自分の左右の乳輪と陰核に俺は愕然とした。目立つそれを人に見られるのが嫌で、胸を隠しながらこそこそと歩いて戻ってきたのだ。
一国の王太子であるこの俺にこんな辱めをして許されると思っているのか!? 数人がかりで押さえつけて無理矢理お灸を据えるなんて、立派な暴行罪じゃないか!
部屋のベッドへ寝転んだ俺は、先ほどのことを思い出してイライラしていた。多くの人の前で散々痴態を晒して甘イキしてしまったことも悔しくてたまらない。
「……くそっ……」
奥歯を噛みしめたら、お灸をされた3点がジンと痺れて、尖るのを感じた。
「……っ♡」
焼けただれたりなんてしないと言っていたのに、お灸された場所がヒリヒリと痛んでいた。
「うう……」
「シュライフェ様、軟膏をお塗りしましょうか」
見かねた様子でルークが声をかけてきた。お灸の痕があまりに痛むようならと、施術師から薬を預かっていたという。
「いや、いい。自分で塗るから、薬をよこせ」
大きく腫れている患部を見られたくなかった。それにお灸であれだけ興奮したのに甘イキだけしかしておらず俺の下腹部には未だに欲望の炎がくすぶったままだった。軽い火傷を負ってじんじん痺れている乳首やクリトリスを触られるなんてとても耐えられそうにない。
「遠慮なさらず。私がお塗りします」
遠慮ではない、見られたくないし触られたくないのだ、と俺が言うより早く、ルークがベッドに近づいて胸の先を隠していた俺の腕を退けてしまった。
「……っ!」
いつも以上に大きくて赤い胸の先をルークに見られてしまった。乳頭がこりっと硬く勃ち上がる。
「おや、ずいぶん腫れていますね」
軟膏を取ったルークの指先が乳首へ近づく。
「や、やめろっ……」
俺の声を無視して指の先の薬が胸の先へ触れた。
「……っ!」
尖った乳頭を撫で上げ、くるりと乳輪へ塗りつけられた。
薬草を混ぜたものなのだろうか。塗られた場所は徐々にすうっと冷たく感じる。
「つ、冷たい……もう、いい」
これはこれでまずい気がする。敏感な場所がすうすうして変な気になりそうだ。
俺は横を向いて逃げようとしたがそれは叶わなかった。
「熱を持っていますので、よく塗っておいた方がいいです」
反対側の胸の先も同様に薬を塗られてしまった。
「……ああっ♡」
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