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第十三章 現実逃避のバカンス
124.お灸1
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翌朝、フルーツやパンなどの朝食を食べ終えたタイミングで島民の男がやって来た。
「癒しのプログラムのお時間です、ご案内いたします」
「まさか、またヨガをやれと言うのか!? あんなことをするのはもう懲り懲りだぞっ!」
昨日あれだけ恥ずかしい思いをしたのだから、あの参加者たちにもインストラクターにも会いたくなかった。
「安心してください。ヨガではありません」
「ヨガでなくとももういやだ。俺には癒しのプログラムなど必要ない」
俺はルークの後ろへ隠れた。
「シュライフェ様……」
「従わない場合は全裸ではりつけにしますよ」
「……くっ……」
俺は渋々島民に従ってルークと共にコテージを出た。
桟橋を通り、浜辺へ到着すると飲食店やマッサージの店などがあり、まるでお祭りのように賑わっていた。
相変わらず人々は布切れ一枚の格好で歩いたり、ビーチチェアに寝そべったりしている。そこにいるほとんどの人の前掛けは風になびいて局部がちらちらと見えているというのに、みな信じられないほど堂々としている。
俺のななめ後ろを歩くルークだって、立派なイチモツが見えてしまいそうだというのに、こそこそと布を抑えるなんてことはしていない。
ちらりとルークの下腹部を盗み見ると、布から出ている足の付け根の三角ラインの尋常じゃない色気に頭がクラッとした。
「……っ♡」
くそ、やっぱりルークはいけすかない。なんてエロい体付きをしているのだろう。
未だに欲求不満なままのクリトリスが俺の前掛けの中でピクンと疼いた。
お香のような独特なにおいが鼻をかすめた。
「どうぞ、こちらへ」
島民の男はかやぶき屋根の下へ俺を案内した。
施術師らしき男が出て来て俺に頭を下げた。
「本日はお灸を体験していただきます」
「お灸……!?」
ビーチベッドへ仰向けにさせられ、温かなおしぼりで目元を覆われた。視界を奪われて途端に不安になった。
「俺は別にどこも悪くないっ、お灸なんてする必要ないぞ」
「リラクゼーションのためのお灸です。普通にしていれば熱くも痛くもありませんのでご安心を。ゆったりとくつろいでいてください」
両足を掴まれて両足でひし形を作るように折り曲げられた。ひらりと前掛けがめくられた。
「な、何をっ!」
驚いて起き上がろうとしたら、控えていた島民の男数人に抑え込まれた。
「おっと危ない、お灸中に暴れると火傷しますよ」
目を覆っていたおしぼりがはらりと落ちた。自分の体を見ると、両胸の先とクリトリスの三か所にお灸の山が築かれていた。
「な、なんだこれ、……やめてくれっ!」
「大丈夫です、ツボを刺激するだけですから。危ないですから、じっとしていてください」
施術師がマッチを取り出して擦った。
ただでさえ敏感な乳首やクリトリスをお灸など据えられたらどうなるか。俺は恐怖で身をよじった。
「や、やめろっ!! ル、ルークっ、助けてくれ!」
そばにいるルークに助けを求めたが、ただ申し訳なさそうに俺を見ただけだった。
俺の体は男たちの手によってがっしりと抑え込まれていて、逃げることなど出来ない。
「さあ、最高の癒し体験になりますので」
マッチの火がお灸の山の先端へ近づく。
「やめろおおっ!」
「癒しのプログラムのお時間です、ご案内いたします」
「まさか、またヨガをやれと言うのか!? あんなことをするのはもう懲り懲りだぞっ!」
昨日あれだけ恥ずかしい思いをしたのだから、あの参加者たちにもインストラクターにも会いたくなかった。
「安心してください。ヨガではありません」
「ヨガでなくとももういやだ。俺には癒しのプログラムなど必要ない」
俺はルークの後ろへ隠れた。
「シュライフェ様……」
「従わない場合は全裸ではりつけにしますよ」
「……くっ……」
俺は渋々島民に従ってルークと共にコテージを出た。
桟橋を通り、浜辺へ到着すると飲食店やマッサージの店などがあり、まるでお祭りのように賑わっていた。
相変わらず人々は布切れ一枚の格好で歩いたり、ビーチチェアに寝そべったりしている。そこにいるほとんどの人の前掛けは風になびいて局部がちらちらと見えているというのに、みな信じられないほど堂々としている。
俺のななめ後ろを歩くルークだって、立派なイチモツが見えてしまいそうだというのに、こそこそと布を抑えるなんてことはしていない。
ちらりとルークの下腹部を盗み見ると、布から出ている足の付け根の三角ラインの尋常じゃない色気に頭がクラッとした。
「……っ♡」
くそ、やっぱりルークはいけすかない。なんてエロい体付きをしているのだろう。
未だに欲求不満なままのクリトリスが俺の前掛けの中でピクンと疼いた。
お香のような独特なにおいが鼻をかすめた。
「どうぞ、こちらへ」
島民の男はかやぶき屋根の下へ俺を案内した。
施術師らしき男が出て来て俺に頭を下げた。
「本日はお灸を体験していただきます」
「お灸……!?」
ビーチベッドへ仰向けにさせられ、温かなおしぼりで目元を覆われた。視界を奪われて途端に不安になった。
「俺は別にどこも悪くないっ、お灸なんてする必要ないぞ」
「リラクゼーションのためのお灸です。普通にしていれば熱くも痛くもありませんのでご安心を。ゆったりとくつろいでいてください」
両足を掴まれて両足でひし形を作るように折り曲げられた。ひらりと前掛けがめくられた。
「な、何をっ!」
驚いて起き上がろうとしたら、控えていた島民の男数人に抑え込まれた。
「おっと危ない、お灸中に暴れると火傷しますよ」
目を覆っていたおしぼりがはらりと落ちた。自分の体を見ると、両胸の先とクリトリスの三か所にお灸の山が築かれていた。
「な、なんだこれ、……やめてくれっ!」
「大丈夫です、ツボを刺激するだけですから。危ないですから、じっとしていてください」
施術師がマッチを取り出して擦った。
ただでさえ敏感な乳首やクリトリスをお灸など据えられたらどうなるか。俺は恐怖で身をよじった。
「や、やめろっ!! ル、ルークっ、助けてくれ!」
そばにいるルークに助けを求めたが、ただ申し訳なさそうに俺を見ただけだった。
俺の体は男たちの手によってがっしりと抑え込まれていて、逃げることなど出来ない。
「さあ、最高の癒し体験になりますので」
マッチの火がお灸の山の先端へ近づく。
「やめろおおっ!」
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