【BL】カントボーイ~気高き王太子のアソコが女の子になっちゃった~【R-18】

衣草 薫

文字の大きさ
上 下
109 / 142
第十二章 本音の薬

109.キスしながらの※

しおりを挟む
 動揺しているのだろう、ルークの瞳が揺れていた。
 使用人である従者、おまけに俺より剣術に長けていて見てくれがいいルークのことを、俺はこれまでずっといけ好かないと思って冷たく接していた。そんな俺がルークに対してこの俺が恋心を抱いているとわかってルークはどう思っているだろう。

 俺は気まずさのあまり視線を逸らした。言葉が出ないように口を閉じて強引に力を入れるが、口は勝手に言葉を吐き出してしまう。

「だから、早く……♡」
 この期に及んでまた媚びるような言葉をっ……。俺の頭は沸騰して湯気が出そうだった。

 怖くて目を閉じた。ルークにどう思われてしまったか、もう気が気ではない。

 まぶたの向こうでカチャカチャとベルトの金具を外す音が聞こえてきた。
 恐る恐る目を開けると、ルークが手早くズボンの前をくつろがせていた。そしてどうやってズボンの中に収まっていたのかと疑うほど大きく腫れた怒張を取り出した。

 いつもの事ながら、その逞しい見た目にゴクッと喉が鳴ってしまう。
「しゅ…しゅごい……♡♡」
 情けないほど間の抜けた声が口から漏れてしまった。

 ルークはすぐさま俺に覆い被さって、とろとろな女性器へ屹立の先を押し当てた。濡れたビラビラをぬるりと撫で、大きく腫れた先端が俺の穴を探った。そしてずぶぶ……と俺の体内へ入り込む。
「……あはぁあっ♡」

 狭い膣癖を押し広げて、ずぶずぶと進んで行く。
「……太くて、硬くて、気持ちいいっ♡♡」

 待ちわびていた存在感に歓喜して、俺の体はわなないた。
「あはぁん♡ もっとぉ♡♡」

 俺のリクエストに応えようと、ルークはすぐに長い性器を根元まで突き入れ、ギリギリまで引き抜く律動を始めた。
 ズチュ、ズチュ、ズチュ、と結合部からは大きな音が上がる。
「……んはあっ♡ す、すごいっ♡♡」
 嫌になるほど甘えた声で俺はルークに囁いていた。

 ずぼずぼ、ずぼずぼと狭いナカをかき混ぜられて、俺は目の前をチカチカさせていた。
「……んはああっ♡ ルーク、好きだっ」

体内で幹がビクンと脈打つのを感じた。
「シュライフェ様っ……」
「俺が好きなのはルークだけなんだっ♡♡ ずっとそばにいてくれっ♡♡」

 運命には抗えないというのに、こんな願望を口にするなんて……。意味のないことだと、いつもの冷静な俺は心の中で思った。

 ルークのモノはいつも以上に硬く大きくて、嬉しい気持ちを隠し切れないのか大きなストロークでズボズボと俺を責め立てる。
 ああ、激しいっ♡ もうイキそうだっ♡♡

「シュライフェ様っ」
 はあはあと荒く呼吸しながら、余裕なく俺の名前を呼んだ。

「……っ♡」
 あごを掴まれた、と思った瞬間、とろけるような甘い目つきのルークの顔が今までにないほど近づいた。

 まさか……、と思うと同時に、唇が俺の唇と重なった。見た目以上に柔らかな感触だった。
 覆いかぶさられて、さらに深い角度で肉棒は膣へと突き刺さり、ズボズボ激しい抜き差しが続いた。

「……んっ♡ ……ふぅっ……♡♡」
 酸欠になりそうなのと照れの感情で、俺は首を振ってルークの唇から逃れた。

「あっ、はあぁあぁ……♡♡ ……イ、イクッ♡♡♡」
 最奥をトントンされて、もう限界だった。
 今までで一番気持ちいい……。全身が悦びに打ち震えていた。

「……ッんあああっ……♡♡♡」
 勃起しているクリトリスがビクビク痙攣していた。
 背筋を強張らせると同時に、プシャアァァッ……ッ!! と勢いよく潮を吹いてしまった。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

処理中です...