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第十一章 鏡の秘密

93.俺の気持ち※

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 グバグバ、グバグバ、と円を描くようにかき混ぜるルークの指の動きは止まらない。
「ひいいんっ♡」

 愛液がひっきりなしに滴り落ちて、絨毯も敷かれていない使用人部屋の木の床に小さな水だまりができてしまった。
 感じすぎて腰がガクガクわななく。立っているのが限界だ。

「んはあっ♡ も、だめっ♡♡」
 俺はルークのベッドを見た。

「やはりベッドへ行きますか」
 口角を上げるルークの表情に悔しさを感じながらも、俺はこくっと頷いた。

「ではどうぞ」
 ぬるりと膣から指が引き抜かれた。
 急に空になった秘部がくぷっ……と物欲しそうにヒクつく。

 豪華な宝飾のついた大きな俺のベッドと比べてルークのベッドは質素でこじんまりしていた。けれどきれいに洗濯された白いシーツや布団には清潔感があって、俺はためらうことなくベッドへ横たわった。俺のベッドより少し硬い寝具からふわっとルーク本人と同じ爽やかな香りが漂ってきてドキッとした。

 そんな俺を冷ややかな眼差しで見つめる俺をルークはどう思っているのだろうか……考えると胸がキュンと切なくなる。
 指じゃなくてこのままルークに抱かれたい。それが俺の本心だった。

 少し前から自覚しているが、俺はルークのことが好きなんだ。
 でも俺はこの王太子だ。国の身分の差もあり、俺には結婚しなければならない許嫁もいる。

 今ここでルークに抱けと命令すれば、こいつはズボンの前をくつろがせて立派なペニスを俺の膣へ挿入するだろう。
 でもそれは命令だからで、こいつがそうしたいからじゃない。

「……っ♡」
 下唇を噛んで、俺はルークに向かって自ら足を抱えた。
 びしょびしょに濡れているおまんこを見られ、俺はゴクッと喉を鳴らした。

 ルークはさっき引き抜いた指を再び俺の女性器へ突き入れた。グバッ、グバッ、グバッ、グバッ、とさっきよりもさらに大きく激しく円を描かれる。
「……あはあぁ♡♡」

 腰がとろけそうだ。ピンピンにそそり立っているクリトリスがピクピク震える。
 ルークの反対側の手の指先が震えるそれを摘まみ上げた。
「っあはあぁ……♡♡」

 キュッと強く摘ままれ、そうして上下にしこしこと擦られる。
 膣内は相変わらず大きな動きでかき混ぜられている。

「ひああああっ♡♡♡」
 指なんかよりルークのモノが欲しいっ♡♡

 そう思いながら、俺は体を硬直させた。
「んほおお♡ イ、イクゥ……♡♡」
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