上 下
79 / 142
第十章 肥大化作戦

79.テーブルの下※

しおりを挟む
 いたずらっこで済むかっ! 危うく俺の秘密を暴かれるところだったというのに……。
 内心イラっとしたが、まさか叔母さま相手にそんなこと言えるはずもない。

「はは、よく動くしっぽですね」
 俺は笑ってそそくさとテーブルへ着いた。椅子に座ってしまえば、サルも俺のスカートにいたずらできまい。
 そう思ったのだが、俺の座った椅子の足元にルークがいて驚いた。

「……っ!」
 ルークは俺に向かってしーっと人差し指を立ててジェスチャーした。
 クロスのかかったテーブルの中にしゃがんでいるこいつのことを俺以外誰も気付いていない。

「シュライフェ、どうかなさって?」
 母上に聞かれて俺は笑みを浮かべた。
「いえ、何でもありません」

 何も見なかったことにして、大人しく運ばれてきた前菜を口にした。
 テーブルの下でルークはノーパン・ミニスカートの俺の足を強引に左右へ開いた。
「……っ♡」

 股の間にルークの体を入れられているので、足を閉じることはできない。
 テーブルクロスの中とはいえ、屋外のそれも父上や母上もいる昼食会の場で俺はおまんこ丸出しの格好になってしまった。

 ルークはこんな場でなんてことをするのだろう。いつ誰がカトラリーなどを落として、テーブルクロスの中を覗くかわからないというのに。

「……っ……♡」
 俺は前菜を食べながら、秘部をキュンと震えた。

「あら、美味しいわ」
「まあお口に合ってよかった」
「美味しいといえば、この前ねぇ……」
 叔母さまと父上、母上は楽しそうに談笑している。

 すぐそばに顔があるのでルークの吐息が女性器に吹きかかり、愛液がとろりと出てしまった。
「……んっ♡♡」
 テーブルの下で俺のビラビラをぬるりと何かが這い上がり、俺は背筋を震わせた。ルークの舌が舐め上げたのだ。

「あら、シュライフェどうかしまして?」
「いや、何でもありません。美味しいなと思って」
「まあ、そう。若いから何を食べても美味しいでしょう、そういえば先日……」

 ペロペロ、ペロペロとルークの舌先が俺のビラビラをしつこく往復する。
「……っはぁ……♡」
 こんな場で勘弁してほしいと思うのに、気持ちよくて震える俺の穴はトプトプと汁を吹き出す。

 運ばれてきたスープをスプーンですくって口へ入れようとしたとき、ルークの唇がジュル……ッと俺のアソコを吸い上げた。
 じゅるじゅるッと下品な音が微かに上がって、テーブルの上まで聞こえてしまっている。

 うわ、やめてくれっ!!

 母上と叔母さまが眉をひそめてこちらを見たので、ごまかすために俺はわざと音を立ててスープをすすった。
「失礼、あまりにスープが美味しいものだから」
 わざとそう言って、スープを飲んだ。

「シュライフェったら見た目ばかり立派になったけど、紳士としてのマイ面はまだまだね。子供の頃はずいぶんと大人びた子だと思っていたど、なんか安心したわ」
 叔母さまが笑い、母上も少し困った顔をしながらも微笑んでいた。

「子供の頃って言葉で思い出したんだけど、そういえば……」
 俺がスープを飲み終えると同時に愛液を吸われるのも止まって俺は少し安堵した。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

双葉病院小児病棟

moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。 病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。 この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。 すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。 メンタル面のケアも大事になってくる。 当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。 親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。 【集中して治療をして早く治す】 それがこの病院のモットーです。 ※この物語はフィクションです。 実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

モルモットの生活

麒麟
BL
ある施設でモルモットとして飼われている僕。 日々あらゆる実験が行われている僕の生活の話です。 痛い実験から気持ち良くなる実験、いろんな実験をしています。

処理中です...