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第十章 肥大化作戦

76.スポイトで吸引※

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 ルークは一度俺の部屋を出ていき、紙袋を持って戻って来た。中身は何だろう……?
 あそこを肥大化させるって一体どうやって……?

「お脱ぎください」
 ドキッとしてしまう。これから陰核を弄り回されると思うと、下腹部がキュンとして体の奥からとろりと汁が滴るのを感じる。

 でもここで恥じらう様子を見せる方が余計に恥ずかしい。
「ああ……」
 俺は努めてそっけないふりを装って返事をし、潔くズボンを脱いだ。

 ルークの冷ややかな視線が俺の股へ向けられた。
 毛のない三角ゾーンは割れ目からちょこんと尖った包皮が顔を覗かせている。先日のパーティーで重たいアクセサリーに引っ張られていたせいで以前より伸びてしまったクリトリスは包皮に収まりきらずに、ピンクの弱々しい先端を飛び出ている。

 ルークは紙袋から赤いつまみのついた太くて短いスポイトのようなものを取り出した。説明されなくても俺のアソコを吸引するものだとわかる。

「お前、そんなもの、どこで……」
「以前、ライア様に肥大化の薬の効果がなかったことを報告しましたら、ならば物理的な方法を試した方がいいとこちらをお預かりしていたのです」

 そういえば以前にライアから受け取ったという妙な薬を使って俺はおかしくなってしまったのだ。ムラムラが止まらずにルークとセックスしてしまい、それ以来もう肥大化どころではなくなったのだ。

 ライアという魔術師は正直怪しい男だ。結局何者かもわからない。あの魔女と繋がっているのではないだろうか。ルークもライアもみんな魔女とグルなのかもしれない……。

 しかし今の俺には余計なことなど考えている余裕はない。来週に迫ったカトリーナとの旅行までにあそこを肥大化させなければならないのだ。

 俺の股の前にルークがしゃがんだ。局部に顔を近づけられて心臓が騒ぐ。近くでまじまじと見られると恥ずかしい。

「……っ♡」
 スポイトの先が俺のピンクの豆粒に押し当てられた。

 ルークの指先が赤いつまみに込める力を緩めていき、クリトリスがきゅううう……っと吸い上げられた。
「ッひあああっ……♡♡ や、やめろっ、そんな急にっ……」
 敏感で弱々しい尖りを強い力で吸われて、俺の腰は痺れ上がった。

「強すぎますか?」
 ルークの指がつまみを押して、吸う力を弱めた。
「……っ♡ ……はぁ……♡ ……はぁ……♡ ……ああ、もっと優しく」

 刺激の余韻で舌を突き出して背筋を震わせている俺の呼吸が落ち着くと、もう一度吸う力が強められた。
「んはあああっ♡♡ ……よせっ、よせぇっ♡♡」
 俺はルークの肩を両手で掴んで背筋を仰け反らせて、強烈な快感に耐えきれず絶叫していた。

 スポイトの筒の中で肉粒が膨張している。
「ッひい……っ♡ おおんっ♡♡」
 膣口が絶え間なくヒクついて、股の間が滴る愛液でぐしょぐしょだ。

「おほおおぉん♡♡ ……ら、らめっ♡ そんなに吸っちゃ……♡♡」
 吸われるのと緩められるのを絶妙な加減で繰り返されて、吸引は次第に強さを増していく。

 気持ちよくてたまらない。繰り返される吸引に俺は追い詰められていた。
 こんなことで絶頂すまい、恥をかくまいと思っていたのに我慢が難しくなってきた。
「……んほお♡♡」

 ルークがつまみから完全に指を離してしまった。スポイトが俺のクリトリスをきゅううう……とひと際強く吸い上げる。
「ひいいっ♡ イ、イクウゥ……♡♡♡」

 膣からぷしゃあっと潮を吹き、クリトリスがビクビク震えて吸いついているスポイトが揺れた。
 俺はルークの肩を両手で強く掴み、背中を反らせて甘イキしてしまった。
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