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第九章 ミニスカパーティ
65.カメラに狙われて※
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妙なアクセサリーをつけられた俺のクリトリスはきゅんきゅんと震えて、俺の下腹部はすっかり変な気分になってしまっていた。車の振動も妙に下半身に響く。
こうなったのはルークのせいだというのに、当のルークは俺の隣でいつもの涼しい顔をして窓の外を見ていた。
本当にこいつは何を考えているのだろう……。
「げ、なんだ!? すごい数の出迎えじゃないかっ!」
会場に車が着くと、今日のイベントに招待されている貴族やその付き人の他にも、噂を聞きつけた一般人の観衆や記者がロータリーに詰めかけていた。
「おお、シュライフェ様のご到着だっ」
「きゃー♡ 王太子様♡♡」
車のドアが開くとたちまち大歓声が起きた。
ノーパン・ミニスカートだというのに、こんな大勢の人々の前で車から降りなければならないだなんて……。
会場の警備係たちがギャラリーを車から遠ざけてくれてはいるものの、その間をすり抜けて望遠レンズのカメラがこちらを向いている。
中には人に踏まれるのもお構いなしに地べたに寝転んでシャッターチャンスを待ち構えている者までいる。あんな低い位置から撮られたらどんなに気をつけて降りてもスカートの中を撮られてしまいそうだ。
「カメラをどうにかしてくれっ!」
俺は警備の者へ頼んだ。しかし警備の者にいくら注意されても複数いるカメラマンはまた別の角度からこちらを狙っていた。埒が明かないのだ。
王族・貴族の新成人の男性の性器を撮影するまたとない機会であるし、撮影できれば写真はきっと高値で取引されるのだろう。
スカートの中の女性器を撮影された日には俺はどうなってしまうことか……。シュライフェ王子は女だった!? と大スクープとして報道されることだろう。スカートから覗くピンクの貝のような女性器の写真と共に新聞の一面に載る様子は想像するだけでゾッとする。
……どうしよう。足を広げずに車から降るなんて無理だ。両手で隠すことも難しいだろう。
困り果てている俺に、ルークがハンカチを差し出した。
「シュライフェ様、こちらをお使いください」
俺はレストランで食事するときにナプキンをヒザの上に広がるように、ハンカチをヒザの上に広げて置いて、うまくそれでスカートの中を隠しながら足を広げて車から降りることができた。
ああ、もう車から降りるだけで、なんでこんなに苦労しなければならないのか……。ノーパン・ミニスカートのパーティーの先が思いやられる。
ハンカチをルークへ返し、俺は会場の中へ入った。外にいてはまたいつカメラマンに狙われるかわからないからだ。
「……んっ♡ ……はぁっ……♡♡」
少し急ぎ足で歩いただけで、クリトリスの先の振り子がぶらぶらと揺れて俺を苦しめる。
こうなったのはルークのせいだというのに、当のルークは俺の隣でいつもの涼しい顔をして窓の外を見ていた。
本当にこいつは何を考えているのだろう……。
「げ、なんだ!? すごい数の出迎えじゃないかっ!」
会場に車が着くと、今日のイベントに招待されている貴族やその付き人の他にも、噂を聞きつけた一般人の観衆や記者がロータリーに詰めかけていた。
「おお、シュライフェ様のご到着だっ」
「きゃー♡ 王太子様♡♡」
車のドアが開くとたちまち大歓声が起きた。
ノーパン・ミニスカートだというのに、こんな大勢の人々の前で車から降りなければならないだなんて……。
会場の警備係たちがギャラリーを車から遠ざけてくれてはいるものの、その間をすり抜けて望遠レンズのカメラがこちらを向いている。
中には人に踏まれるのもお構いなしに地べたに寝転んでシャッターチャンスを待ち構えている者までいる。あんな低い位置から撮られたらどんなに気をつけて降りてもスカートの中を撮られてしまいそうだ。
「カメラをどうにかしてくれっ!」
俺は警備の者へ頼んだ。しかし警備の者にいくら注意されても複数いるカメラマンはまた別の角度からこちらを狙っていた。埒が明かないのだ。
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スカートの中の女性器を撮影された日には俺はどうなってしまうことか……。シュライフェ王子は女だった!? と大スクープとして報道されることだろう。スカートから覗くピンクの貝のような女性器の写真と共に新聞の一面に載る様子は想像するだけでゾッとする。
……どうしよう。足を広げずに車から降るなんて無理だ。両手で隠すことも難しいだろう。
困り果てている俺に、ルークがハンカチを差し出した。
「シュライフェ様、こちらをお使いください」
俺はレストランで食事するときにナプキンをヒザの上に広がるように、ハンカチをヒザの上に広げて置いて、うまくそれでスカートの中を隠しながら足を広げて車から降りることができた。
ああ、もう車から降りるだけで、なんでこんなに苦労しなければならないのか……。ノーパン・ミニスカートのパーティーの先が思いやられる。
ハンカチをルークへ返し、俺は会場の中へ入った。外にいてはまたいつカメラマンに狙われるかわからないからだ。
「……んっ♡ ……はぁっ……♡♡」
少し急ぎ足で歩いただけで、クリトリスの先の振り子がぶらぶらと揺れて俺を苦しめる。
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