35 / 142
第六章 魔法の薬
35.俺を、……殺してくれ※
しおりを挟む
ハッと気がついた。
ああ、俺は同級生たちが見ている前で……。
思い出すと腹の奥が疼き、だらしなく開いたままの膣から、ぐぶぅ……と大きな音と共に空気と愛液が漏れ出た。
「ひっ……」
誰かに聞かれただろうか……恥ずかしい。
慌てて画面越しに壁の向こうを確認しようとしたが、さっきまで確かにあったはずのモニターが目の前から消えていた。
「……あ、あれっ!?」
それどころか、腹の上にあったはずの壁がなくなっていて、よく見ると天井も自分の部屋のものじゃないか。俺は自分の部屋のベッドの上に寝ていたのだ。もちろん拘束もされていない。
「う、嘘だろう……?」
ライアの魔術だったのか? 全ては幻か……?
しかしベッドの上で俺の下半身は丸出しで、ぬるぬるに濡れている女性器がくぷぅ……と音を立てて震えた。
「シュライフェ様、ご無事で……!?」
すぐそばにルークがいて、心配そうに俺を見ている。
すぐさま俺はだらしなくM字に開いていた足を閉じ、下半身に布団を巻き付けた。
さっきから俺の性器が立てている下品な音を聞かれていたのか!? うう、気まずい。
「お前っ、あんまりじゃないかっ……、よりによって、ゴーヤを入れるなんて……」
恥ずかしくて俺はルークに文句を言わずにいられなかった。それにあの儀式は俺だけが見ていた幻だったのかどうかも確かめたかった。
「申し訳ありません、儀式でゴーヤを挿入することがライア様からの指示でしたので……」
目を泳がせながら謝罪するルークに俺は絶望した。
あの儀式は幻じゃなかったのか……!
「……くっ……!」
なんということだ。
同級生たちは俺の漏らした声を聞いて、どこかで聞いた声だと怪しんでいた。今頃俺だとバレているかもしれない。
みんなの前で性器を晒し、イボイボの果実によがり狂って絶頂したのがこの俺だと知れたら……。
想像しただけで、気が狂いそうだった。
「ルーク、……頼みがあるっ、聞いてくれるか?」
俺はベッドから身を起こしてルークの切れ長な目を見た。
「何でしょうか、シュライフェ様」
こんなことをこいつにお願いしなければならないなんて俺としても不本意だ。
わずかに躊躇った後、俺は覚悟を決めて告げた。
「俺を、……殺してくれ」
ルークが目を見開いた。驚きのあまり言葉を失っているようだった。
俺だって自ら死を選ぶなど、立場も顧みずに逃げるようで嫌だった。けれど、性器を女性器に変えられてからの屈辱の連続には、もう耐えられないのだ。
おまけに今のところ性器が元に戻る見込みもないということは、半年後に迫っているカトリーナとの結婚はどうなるのか。彼女との結婚にはこの国の平和がかかっているというのに……。俺は気が気ではないのだ。
「頼む……、後生だ……」
剣士として優秀なルークならば、確実に俺を仕留めてくれるだろう。俺には他に頼める者もいなかった。
ああ、俺は同級生たちが見ている前で……。
思い出すと腹の奥が疼き、だらしなく開いたままの膣から、ぐぶぅ……と大きな音と共に空気と愛液が漏れ出た。
「ひっ……」
誰かに聞かれただろうか……恥ずかしい。
慌てて画面越しに壁の向こうを確認しようとしたが、さっきまで確かにあったはずのモニターが目の前から消えていた。
「……あ、あれっ!?」
それどころか、腹の上にあったはずの壁がなくなっていて、よく見ると天井も自分の部屋のものじゃないか。俺は自分の部屋のベッドの上に寝ていたのだ。もちろん拘束もされていない。
「う、嘘だろう……?」
ライアの魔術だったのか? 全ては幻か……?
しかしベッドの上で俺の下半身は丸出しで、ぬるぬるに濡れている女性器がくぷぅ……と音を立てて震えた。
「シュライフェ様、ご無事で……!?」
すぐそばにルークがいて、心配そうに俺を見ている。
すぐさま俺はだらしなくM字に開いていた足を閉じ、下半身に布団を巻き付けた。
さっきから俺の性器が立てている下品な音を聞かれていたのか!? うう、気まずい。
「お前っ、あんまりじゃないかっ……、よりによって、ゴーヤを入れるなんて……」
恥ずかしくて俺はルークに文句を言わずにいられなかった。それにあの儀式は俺だけが見ていた幻だったのかどうかも確かめたかった。
「申し訳ありません、儀式でゴーヤを挿入することがライア様からの指示でしたので……」
目を泳がせながら謝罪するルークに俺は絶望した。
あの儀式は幻じゃなかったのか……!
「……くっ……!」
なんということだ。
同級生たちは俺の漏らした声を聞いて、どこかで聞いた声だと怪しんでいた。今頃俺だとバレているかもしれない。
みんなの前で性器を晒し、イボイボの果実によがり狂って絶頂したのがこの俺だと知れたら……。
想像しただけで、気が狂いそうだった。
「ルーク、……頼みがあるっ、聞いてくれるか?」
俺はベッドから身を起こしてルークの切れ長な目を見た。
「何でしょうか、シュライフェ様」
こんなことをこいつにお願いしなければならないなんて俺としても不本意だ。
わずかに躊躇った後、俺は覚悟を決めて告げた。
「俺を、……殺してくれ」
ルークが目を見開いた。驚きのあまり言葉を失っているようだった。
俺だって自ら死を選ぶなど、立場も顧みずに逃げるようで嫌だった。けれど、性器を女性器に変えられてからの屈辱の連続には、もう耐えられないのだ。
おまけに今のところ性器が元に戻る見込みもないということは、半年後に迫っているカトリーナとの結婚はどうなるのか。彼女との結婚にはこの国の平和がかかっているというのに……。俺は気が気ではないのだ。
「頼む……、後生だ……」
剣士として優秀なルークならば、確実に俺を仕留めてくれるだろう。俺には他に頼める者もいなかった。
79
お気に入りに追加
429
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。




身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる