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第三章 Tフロント下着
14.Tフロント下着※
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気がつくと俺は自分のベッドの上で寝ていた。そうか、風呂場で意識を失ってしまったんだ、と思い出した。
俺の体は丸裸ではなくバスローブを身に包まれていた。
「シュライフェ様……」
ベッドのすぐ横にルークがいた。俺が目を覚まして安堵している様子だ。
「ご気分はいかがですか? あれからシュライフェ様の膣の中まですすぎ、きれいにしました」
「ち、膣だと……?」
なんだか怖くて自分では触れたことがないけど、俺の女性器にも当然、穴があるんだよな。
俺が意識を失っている間にこいつは俺のナカに指を突っ込んだりしたのだろうか。想像したら、腹の奥がキュンと熱くなった。
「か、勝手なことを……」
「シュライフェ様のためにご用意したものがあるんです」
ルークは手にしていた紙袋のから黒い紐のようなものを取り出した。
「なんだ、それは……?」
左右の両端を指で摘まんで見せたそれは、「T」の形をしていた。
「ま、まさか……」
Tバック下着の後ろみたいな感じだが、前に来る部分にも三角の布はついておらず、前後ともTで構成されている。
「今のシュライフェ様のお体には男性用の下着は合いませんので、女性用の下着をご用意いたしました。こちらをお使いください」
「ちょっと待て、全然布がないじゃないか。もっと普通の下着にしてくれ」
こんな紐だけの下着で何を覆い隠せると言うのだ。
「……ではこちらになさいますか?」
ルークは袋の中から別の女性用下着を取り出した。パステルピンクのそれはレースがふんだんにあしらわれ、中央にリボンの飾りがついている。
「……っ!」
この俺がそんなレースフリフリのピンクのパンティなど穿けるはずもない。
「わかった、そっちのシンプルな黒い方をよこせ」
鏡の前でバスローブのすそをたくし上げて穿いてみようと思ったが、じっとこちらを見ているルークの視線が気になった。
「自分で穿けるから、出ていってくれ」
「かしこまりました。もうすぐお時間ですのでご支度なさってください。今夜はカトリーナ様がいらっしゃる予定ですので」
げ、すっかり忘れていた。そう言えば今夜は俺の許嫁である隣国の王女カトリーナと食事する約束だった。
部屋の壁の金のアンティーク時計を見るともう夕方だった。風呂から出て俺はしばらく眠っていたのだろう。昼食も取り損ねたから、腹が減っているわけだ。
ルークが部屋から出ていったのを見届けてから、俺は鏡の前でバスローブのすそをたくし上げた。つるりとしたペニスのない自分の鼠径部は見慣れておらず、未だに違和感を覚える。
「しかし、よりによってこんな下着……」
ブツブツ文句を言いながら、俺は黒い紐に足を通した。クイっと股の部分までずり上げてみると、やはりこんな紐では女性器を覆い隠すのには不十分で、俺のふっくらとしたビラビラに食い込んだ。
「っん……♡」
下着自体が小さいようで、クリトリスをぎゅっと圧迫している。
「……ル」
ルークを呼ぼうとして躊躇った。あいつを呼んだところでどうなる。もう一つのフリフリのピンクのパンティを勧められるだけだろう。
あんなものは絶対に穿きたくない。今は一時的に性器が女になっているが、俺は女じゃないんだっ! 大人しくキツキツの黒いT下着の上から服を着た。
俺の体は丸裸ではなくバスローブを身に包まれていた。
「シュライフェ様……」
ベッドのすぐ横にルークがいた。俺が目を覚まして安堵している様子だ。
「ご気分はいかがですか? あれからシュライフェ様の膣の中まですすぎ、きれいにしました」
「ち、膣だと……?」
なんだか怖くて自分では触れたことがないけど、俺の女性器にも当然、穴があるんだよな。
俺が意識を失っている間にこいつは俺のナカに指を突っ込んだりしたのだろうか。想像したら、腹の奥がキュンと熱くなった。
「か、勝手なことを……」
「シュライフェ様のためにご用意したものがあるんです」
ルークは手にしていた紙袋のから黒い紐のようなものを取り出した。
「なんだ、それは……?」
左右の両端を指で摘まんで見せたそれは、「T」の形をしていた。
「ま、まさか……」
Tバック下着の後ろみたいな感じだが、前に来る部分にも三角の布はついておらず、前後ともTで構成されている。
「今のシュライフェ様のお体には男性用の下着は合いませんので、女性用の下着をご用意いたしました。こちらをお使いください」
「ちょっと待て、全然布がないじゃないか。もっと普通の下着にしてくれ」
こんな紐だけの下着で何を覆い隠せると言うのだ。
「……ではこちらになさいますか?」
ルークは袋の中から別の女性用下着を取り出した。パステルピンクのそれはレースがふんだんにあしらわれ、中央にリボンの飾りがついている。
「……っ!」
この俺がそんなレースフリフリのピンクのパンティなど穿けるはずもない。
「わかった、そっちのシンプルな黒い方をよこせ」
鏡の前でバスローブのすそをたくし上げて穿いてみようと思ったが、じっとこちらを見ているルークの視線が気になった。
「自分で穿けるから、出ていってくれ」
「かしこまりました。もうすぐお時間ですのでご支度なさってください。今夜はカトリーナ様がいらっしゃる予定ですので」
げ、すっかり忘れていた。そう言えば今夜は俺の許嫁である隣国の王女カトリーナと食事する約束だった。
部屋の壁の金のアンティーク時計を見るともう夕方だった。風呂から出て俺はしばらく眠っていたのだろう。昼食も取り損ねたから、腹が減っているわけだ。
ルークが部屋から出ていったのを見届けてから、俺は鏡の前でバスローブのすそをたくし上げた。つるりとしたペニスのない自分の鼠径部は見慣れておらず、未だに違和感を覚える。
「しかし、よりによってこんな下着……」
ブツブツ文句を言いながら、俺は黒い紐に足を通した。クイっと股の部分までずり上げてみると、やはりこんな紐では女性器を覆い隠すのには不十分で、俺のふっくらとしたビラビラに食い込んだ。
「っん……♡」
下着自体が小さいようで、クリトリスをぎゅっと圧迫している。
「……ル」
ルークを呼ぼうとして躊躇った。あいつを呼んだところでどうなる。もう一つのフリフリのピンクのパンティを勧められるだけだろう。
あんなものは絶対に穿きたくない。今は一時的に性器が女になっているが、俺は女じゃないんだっ! 大人しくキツキツの黒いT下着の上から服を着た。
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