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第二章 バスルームで洗われて

10.布団の中は下半身裸※

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「二日酔い……? それは妙ですね。この部屋の中もシュライフェ様からも酒のにおいが全くしておりませんが……」
「な、何だと! 俺が嘘をついていると言うのか!?」
 こいつのこういう賢いというか勘がいいところも俺は嫌いだ。

「部屋中には酒ではない別のもののにおいが充満しております」
「べ、別のもののにおいだと!?」
 ギクッとした。まさかそれはびしょびしょに濡れている性器のにおいだろうか。

「きっとそれはさっき食べた朝食のにおいだ。頭が痛いからメイドに部屋まで運ばせてここで食べたんだ。……ああ、ダメだ、めまいがする。悪いがもう寝かせてくれ」

 俺はルークの反対側へ顔を向け、頭まで布団を被った。
 頼むからさっさと出ていってくれと、心の中で祈った。

 バサッと音を立てて、俺の体の上から布団がなくなった。ルークが俺の布団を剥ぎ取ったのだ。
「……な、何をするっ!?」

 隠すものが何もなくなり、俺は慌てて局部を両手で覆い下半身丸出しの体を縮めた。
「ぶ、無礼者っ!」

「そんなに大きい声を出すと人が来ますよ」
「……くっ」
 ルークが俺の両膝を掴んで強引に足を開いた。

 大量の汁が吹き出してとろとろになっている女性器を見られて俺は恥ずかしくて憤死しそうだった。仮病を使って布団の中で自慰に耽っていたことがバレてしまったのだから。
「ああ、やっぱり……」

 俺の局部に触れてしまいそうなほど顔を近づけたルークの吐息が濡れたそこに吹きかかる。
「あっ……♡ やめぇっ、……息がっ……あはぁん♡♡」
 お預けを食らっているおまんこがもどかしい刺激にキュンキュン疼く。
 
 ルークがクンクン、スンスンしつこく秘部のにおいを嗅ぐ。
「すごいにおいです……」
「ら、らめぇ……、そんなに嗅いじゃ……♡」

 嫌なはずなのに、俺の下腹部はどんどん熱を増していく。
 俺の股から顔を上げて、ルークは俺の目を見つめた。

「昨日お風呂に入らなかったからですよね。だからこんなにここがヌルヌルで、シュライフェ様は不快でパジャマのズボンと下着を脱いでいた、そういうことですよね?」
 実際は別にそうじゃないけど、こいつがそう解釈してくれているならむしろ好都合だった。
「……んっ♡ ……そ、そうだ、その通りだ」

「シュライフェ様がお風呂に入りたいと思っていらっしゃるんじゃなかと思って、私はお手伝いをしに来たのです」
「な、なんで入浴にお前の手伝いがいると言うのだっ!俺は子供じゃないぞ」

「遠慮なさらず。シュライフェ様は女性器の洗い方をご存じないでしょう?」
「うっ……、そんなの適当に……」
「ダメですよ、丁寧に洗わないとにおいが取れません」
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