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第一章 18歳の誕生パーティー
6.トイレに行きたい※
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「……なるほど」
ルークは俺の股の間にしゃがみ込んで、おまんこへ顔を近づけてしげしげと見つめた。
「や、やめろっ、そんなに顔を近づけるなっ」
確認はもう十分だろう。さっさとどこかへ行ってほしいのに、ルークは離れようとしない。
「安心いたしました。性器がないとおっしゃったので、排泄器官がないのではないかと心配しておりましたから……。それにしても、シュライフェ様の女性器はずいぶんと濡れているように見えますが、これは……?」
「そ、それは……っ」
それはさっき俺が自分で触って気持ちよくなっていたせいだ。触っているうちにどんどん汁が出て来てしまったから。でもそんなこと言えるわけがない。
「それは、我慢している尿が漏れ出したんだっ……。俺はトイレに行きたいんだ。もういいだろう、トイレに行かせてくれ」
自分でもいい言い訳を思いついたと思った。これならアソコが濡れている理由にもなるし、自然にこの場から逃げることもできる。
俺は開いていた足を閉じて、トイレに行こうと椅子から立ち上がった。
宴の席で酒をたくさん飲んだこともありトイレに行きたいのは本当のことだった。実はさっきから今にも漏れそうなぐらい強い尿意を感じている。
「お手洗いですか。それは気が利かず失礼いたしました」
ルークは俺のベッドの横の棚の一番下に置いてある金属のたらいを取り出した。俺が流行病で熱を出したときなんかに、使用人やルークがそれに水を汲んできて冷やしたタオルを俺のおでこに乗せてくれるのだ。
「では、どうぞこちらに……」
絨毯の敷かれた床の上にたらいが置かれた。
「どうぞって、どういうつもりだ!?」
「女性器での排尿は初めてでしょう? 男性器でするのと全く勝手が違いますので、私がお手伝いいたします」
……お手伝いだと!?
「お前が見ている前でしろというのか!? そんなことできるわけないだろうっ! 俺の尊厳に関わる」
王太子として育った俺は元々プライドが高いし、このいけ好かないルークに対してとなるとより一層恥を晒したくない気持ちが強い。
おまんこになってしまった局部をじっくりと見られたというだけで相当な恥をかいたのだ。これ以上はもう勘弁してほしかった。
「くだらないことを言うな、そこを退けっ!」
トイレへ続くドアへ歩いて行こうとする俺の行く手をルークが阻む。
「くだらないことではありません。その女性器できちんと尿を出せるか私には確認する責任があります。ちゃんと排泄できなければ命に関わることです。確認できないとなると、やはり医者を呼んで診てもらわなければなりません」
ルークは俺の股の間にしゃがみ込んで、おまんこへ顔を近づけてしげしげと見つめた。
「や、やめろっ、そんなに顔を近づけるなっ」
確認はもう十分だろう。さっさとどこかへ行ってほしいのに、ルークは離れようとしない。
「安心いたしました。性器がないとおっしゃったので、排泄器官がないのではないかと心配しておりましたから……。それにしても、シュライフェ様の女性器はずいぶんと濡れているように見えますが、これは……?」
「そ、それは……っ」
それはさっき俺が自分で触って気持ちよくなっていたせいだ。触っているうちにどんどん汁が出て来てしまったから。でもそんなこと言えるわけがない。
「それは、我慢している尿が漏れ出したんだっ……。俺はトイレに行きたいんだ。もういいだろう、トイレに行かせてくれ」
自分でもいい言い訳を思いついたと思った。これならアソコが濡れている理由にもなるし、自然にこの場から逃げることもできる。
俺は開いていた足を閉じて、トイレに行こうと椅子から立ち上がった。
宴の席で酒をたくさん飲んだこともありトイレに行きたいのは本当のことだった。実はさっきから今にも漏れそうなぐらい強い尿意を感じている。
「お手洗いですか。それは気が利かず失礼いたしました」
ルークは俺のベッドの横の棚の一番下に置いてある金属のたらいを取り出した。俺が流行病で熱を出したときなんかに、使用人やルークがそれに水を汲んできて冷やしたタオルを俺のおでこに乗せてくれるのだ。
「では、どうぞこちらに……」
絨毯の敷かれた床の上にたらいが置かれた。
「どうぞって、どういうつもりだ!?」
「女性器での排尿は初めてでしょう? 男性器でするのと全く勝手が違いますので、私がお手伝いいたします」
……お手伝いだと!?
「お前が見ている前でしろというのか!? そんなことできるわけないだろうっ! 俺の尊厳に関わる」
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トイレへ続くドアへ歩いて行こうとする俺の行く手をルークが阻む。
「くだらないことではありません。その女性器できちんと尿を出せるか私には確認する責任があります。ちゃんと排泄できなければ命に関わることです。確認できないとなると、やはり医者を呼んで診てもらわなければなりません」
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