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2-10.鏡の前で※(最終話)
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「少し、涼むか……」
俺はシャルロッテのナカに自身を挿入したまま、彼女を抱き上げて立ち上がった。
「……えっ」
驚いた彼女が膣をきゅっと締めた。その刺激に俺のモノがドクッと脈打ち大きさを増した。
「お前にはまだこの別荘の中を見せていなかったな、俺が少し案内してやろう」
「こんな格好でっ!?」
俺がゆっくりと歩くたび、彼女のポルチオをゴリゴリと突いた。
「ひいっ、……ああんっ、だめですっ、もう歩いちゃだめぇっ」
最奥が弱い彼女は俺をキュウキュウ締め上げた。
包皮から飛び出して硬く尖った陰核が俺の根元にコリコリ当たるのがわかる。
部屋のドアを開けて廊下に出ようとする俺に、
「いやっ、こんな姿を誰かに見られでもしたら……」
と彼女は取り乱した。
「俺は見られても別に構わない。人に来てほしくなければ、静かにしていろ」
彼女の肉癖が俺をキュウゥと締め上げた。
見られたくないなんて言いながらもずいぶんと興奮している様子だった。
見られても別に構わない、なんて俺が言ったのは嘘だ。
嫉妬深い俺が彼女の裸を他の男に見せて平気なわけがない。
実は使用人たちは夜の間、特別に用事を言いつけなければ、寝室の棟には来てはならないことになっている。だからこうやって全裸でセックスしながら出歩いても誰かに見られる心配などないのだ。
廊下を抜けると階段の間がある。赤い絨毯の敷かれた大きな階段を俺は一歩ずつ登るたび、軽く反動をつけパチュン、パチュン、腰を叩きつけた。
「ひいいっ、そんなに激しく突いちゃっ……、あああっ!」
階段の最後の一段で彼女はひと際強く俺を締め上げ、果ててしまった。
彼女の呼吸が落ち着くまで俺は彼女の美しい首筋を舐めたり甘噛みしたりしてヒクヒク疼く膣の快感をやり過ごした。
そして階段を上がりきったところにある豪華な装飾がされた鏡の前まで歩き、挿入したまま彼女の体をくるりと半回転させ鏡の方を向かせた。
「やだっ、恥ずかしいですっ」
俺の性器をずっぽりと咥えこむ秘部が丸見えの状態となり、彼女は恥じらった。興奮して尖った花芽もよく見える。
彼女のヒザの下に手を入れて、俺は彼女の体を激しく突き上げた。
彼女の大きな乳房が動きに合わせて激しく揺れた。
「ああんっ、そんなに、しちゃっ、……またっ、イ、イクっ……」
彼女は叫びながら体を強張らせて、鏡に向けてプシャアア、としぶきを放った。
その様子にたまらず、俺もヌチュウウゥッと収縮した彼女の蜜壺へ大量の精液を勢いよく注いだ。
彼女の口の中へさっき出したというのに、俺の怒張はまだ収まらなくて、彼女のナカへ挿れたまま部屋に帰り、ベッドの上でも彼女を抱いた。
俺たちは一週間ほどこの別荘に滞在したのだが、食事の時間以外はセックスばかりして過ごした。もちろん眠るときも彼女のナカに挿れたまま、抱き合って眠りについた。
***
城に帰って一ヶ月も経たないうちに彼女の妊娠が発覚した。
国王である俺の父上はシャルロッテの妊娠を喜んだ。
追放された元王妃の子であるルイスの子孫ではなく俺の子孫に王位を継がせたいと考えていたからだ。
「あんな本が出版されたのに、国王陛下は私の妊娠を心から喜んで下さって、私はとても幸せです」
とシャルロッテは涙していた。
父上は神父のミハエルから彼女が心の清らかな娘であると太鼓判を押されていたので、スキャンダルなんてなんとも思っていなかったのだ。
今の俺の心配事といえばただ一つ。それは生まれてくる子供にシャルロッテを取られたと嫉妬せずにいられるかどうか、それだけだ。
おわり
俺はシャルロッテのナカに自身を挿入したまま、彼女を抱き上げて立ち上がった。
「……えっ」
驚いた彼女が膣をきゅっと締めた。その刺激に俺のモノがドクッと脈打ち大きさを増した。
「お前にはまだこの別荘の中を見せていなかったな、俺が少し案内してやろう」
「こんな格好でっ!?」
俺がゆっくりと歩くたび、彼女のポルチオをゴリゴリと突いた。
「ひいっ、……ああんっ、だめですっ、もう歩いちゃだめぇっ」
最奥が弱い彼女は俺をキュウキュウ締め上げた。
包皮から飛び出して硬く尖った陰核が俺の根元にコリコリ当たるのがわかる。
部屋のドアを開けて廊下に出ようとする俺に、
「いやっ、こんな姿を誰かに見られでもしたら……」
と彼女は取り乱した。
「俺は見られても別に構わない。人に来てほしくなければ、静かにしていろ」
彼女の肉癖が俺をキュウゥと締め上げた。
見られたくないなんて言いながらもずいぶんと興奮している様子だった。
見られても別に構わない、なんて俺が言ったのは嘘だ。
嫉妬深い俺が彼女の裸を他の男に見せて平気なわけがない。
実は使用人たちは夜の間、特別に用事を言いつけなければ、寝室の棟には来てはならないことになっている。だからこうやって全裸でセックスしながら出歩いても誰かに見られる心配などないのだ。
廊下を抜けると階段の間がある。赤い絨毯の敷かれた大きな階段を俺は一歩ずつ登るたび、軽く反動をつけパチュン、パチュン、腰を叩きつけた。
「ひいいっ、そんなに激しく突いちゃっ……、あああっ!」
階段の最後の一段で彼女はひと際強く俺を締め上げ、果ててしまった。
彼女の呼吸が落ち着くまで俺は彼女の美しい首筋を舐めたり甘噛みしたりしてヒクヒク疼く膣の快感をやり過ごした。
そして階段を上がりきったところにある豪華な装飾がされた鏡の前まで歩き、挿入したまま彼女の体をくるりと半回転させ鏡の方を向かせた。
「やだっ、恥ずかしいですっ」
俺の性器をずっぽりと咥えこむ秘部が丸見えの状態となり、彼女は恥じらった。興奮して尖った花芽もよく見える。
彼女のヒザの下に手を入れて、俺は彼女の体を激しく突き上げた。
彼女の大きな乳房が動きに合わせて激しく揺れた。
「ああんっ、そんなに、しちゃっ、……またっ、イ、イクっ……」
彼女は叫びながら体を強張らせて、鏡に向けてプシャアア、としぶきを放った。
その様子にたまらず、俺もヌチュウウゥッと収縮した彼女の蜜壺へ大量の精液を勢いよく注いだ。
彼女の口の中へさっき出したというのに、俺の怒張はまだ収まらなくて、彼女のナカへ挿れたまま部屋に帰り、ベッドの上でも彼女を抱いた。
俺たちは一週間ほどこの別荘に滞在したのだが、食事の時間以外はセックスばかりして過ごした。もちろん眠るときも彼女のナカに挿れたまま、抱き合って眠りについた。
***
城に帰って一ヶ月も経たないうちに彼女の妊娠が発覚した。
国王である俺の父上はシャルロッテの妊娠を喜んだ。
追放された元王妃の子であるルイスの子孫ではなく俺の子孫に王位を継がせたいと考えていたからだ。
「あんな本が出版されたのに、国王陛下は私の妊娠を心から喜んで下さって、私はとても幸せです」
とシャルロッテは涙していた。
父上は神父のミハエルから彼女が心の清らかな娘であると太鼓判を押されていたので、スキャンダルなんてなんとも思っていなかったのだ。
今の俺の心配事といえばただ一つ。それは生まれてくる子供にシャルロッテを取られたと嫉妬せずにいられるかどうか、それだけだ。
おわり
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