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第五章 泥浴びプレイ
41.満月……※
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「なんか派手だね……」
浴室中を照らす色とりどりのまばゆい光を見て、シャンが苦笑いを浮かべた。
浴室は一気にディスコみたいになった。穏やかなシャンがこんなムードを好むはずもなく、明らかに顔が引きつっている。
「ごめん、間違って押しちゃって……」
いい雰囲気だったというのにミラーボールが回り出したことによってシャンが萎えてしまっては困る。いよいよ普段の豚人のシャンとセックスできるかもしれないところだったのに、と僕は慌てた。
身をよじってスイッチの場所を見るが、いくつもボタンがあってどのボタンを押してしまったのかわからない。
「……これかな?」
適当にボタンを押してみた。
ミラーボールが放っていたカラフルな光が止まり、今度は星の輝く夜空が浴室の天井に現れた。これならいいかもしれない。
安堵した僕はマットの上に仰向けに寝た。
シャンもこれならいいと思ったのだろう。自然と甘い視線が絡み合い、彼が僕の股の間へ挟み込んだ肉棒を再び抜き差しし始めた。
グチョ、グチョ、ヌチョヌチョ、と泥まみれの秘部が泡立つ。
気持ちいい。けど、もどかしい。もっと強い刺激が欲しくて腹の奥が疼くのだ。早く挿入してくれればいいのに……。
「あ……はぁっ……」
背中をゾクゾク震わせながら、僕は天井に映し出された星空を見ていた。
そこに映っているのはプラネタリウムみたいな星座じゃなく、本物の夜空を撮影したものなのだろうか、実にリアルな映像で流れ星がスーッと流れて消えた。一部分には白くてきれいな雲があって、それがゆっくりと天井を流れていく。
流れた雲の後ろからまん丸の大きな月が現れた。
「えっ……!」
これって、満月じゃないか!
「どうしたの、タクヤ?」
僕が天井を凝視して驚いていることに気づいたシャンが、振り返って月を見上げた。
大変。シャンが満月を見てしまった。
プロジェクターか何かで映し出された偽物の月だけど、この前暗闇の中でバックライトを点灯させた丸い時計の文字盤を見ただけで狼化してしまったから、きっと今回も狼になってしまうんじゃないかと僕は息を呑んだ。
「……ぐ、ぐわあああっ!」
案の定、丸い月を見たシャンはいつもの雄叫びを上げて、うずくまった。
「シャン……!?」
むくりと起き上がった彼は狼と化していた。
体中の筋肉がこんもりとしていて、目つきが狂暴で、二ッと口角を上げている口から鋭い牙が覗いている。
「フン、なんて目で見てやがる、ブタ野郎が……」
肉食獣の迫力に圧倒されて固まる僕をシャンが罵った。
浴室中を照らす色とりどりのまばゆい光を見て、シャンが苦笑いを浮かべた。
浴室は一気にディスコみたいになった。穏やかなシャンがこんなムードを好むはずもなく、明らかに顔が引きつっている。
「ごめん、間違って押しちゃって……」
いい雰囲気だったというのにミラーボールが回り出したことによってシャンが萎えてしまっては困る。いよいよ普段の豚人のシャンとセックスできるかもしれないところだったのに、と僕は慌てた。
身をよじってスイッチの場所を見るが、いくつもボタンがあってどのボタンを押してしまったのかわからない。
「……これかな?」
適当にボタンを押してみた。
ミラーボールが放っていたカラフルな光が止まり、今度は星の輝く夜空が浴室の天井に現れた。これならいいかもしれない。
安堵した僕はマットの上に仰向けに寝た。
シャンもこれならいいと思ったのだろう。自然と甘い視線が絡み合い、彼が僕の股の間へ挟み込んだ肉棒を再び抜き差しし始めた。
グチョ、グチョ、ヌチョヌチョ、と泥まみれの秘部が泡立つ。
気持ちいい。けど、もどかしい。もっと強い刺激が欲しくて腹の奥が疼くのだ。早く挿入してくれればいいのに……。
「あ……はぁっ……」
背中をゾクゾク震わせながら、僕は天井に映し出された星空を見ていた。
そこに映っているのはプラネタリウムみたいな星座じゃなく、本物の夜空を撮影したものなのだろうか、実にリアルな映像で流れ星がスーッと流れて消えた。一部分には白くてきれいな雲があって、それがゆっくりと天井を流れていく。
流れた雲の後ろからまん丸の大きな月が現れた。
「えっ……!」
これって、満月じゃないか!
「どうしたの、タクヤ?」
僕が天井を凝視して驚いていることに気づいたシャンが、振り返って月を見上げた。
大変。シャンが満月を見てしまった。
プロジェクターか何かで映し出された偽物の月だけど、この前暗闇の中でバックライトを点灯させた丸い時計の文字盤を見ただけで狼化してしまったから、きっと今回も狼になってしまうんじゃないかと僕は息を呑んだ。
「……ぐ、ぐわあああっ!」
案の定、丸い月を見たシャンはいつもの雄叫びを上げて、うずくまった。
「シャン……!?」
むくりと起き上がった彼は狼と化していた。
体中の筋肉がこんもりとしていて、目つきが狂暴で、二ッと口角を上げている口から鋭い牙が覗いている。
「フン、なんて目で見てやがる、ブタ野郎が……」
肉食獣の迫力に圧倒されて固まる僕をシャンが罵った。
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