【R-18】僕のえっちな狼さん

衣草 薫

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第四章 再びの満月

31.自分で弄って見ろよ※

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 どうしよう、やっぱり怖い……。
 きれいだけど獰猛な狼化したシャンに見つめられると、ブタの僕はまるでヘビに睨まれたカエルのように体がすくんで動けなくなる。
 そんな僕のあごをシャンの手が乱暴に掴んだ。彼は僕の目を覗き込んでぺろりと舌なめずりした。

「……うまそうなブタだ」
 彼の妖しい笑みに僕の背筋がゾクゾク震えた。

 硬直する僕のパジャマと下着をボタンが飛んだりやぶれたりしそうになるのも構わず、荒々しく剥ぎ取った。
「……え、……あっ……」
 あっという間に丸裸にされてしまった。

 ちょっと待ってほしい、今夜このシャンと会えると思っていなくて、まだ心の準備が……と僕は戸惑った。
 ずっと狼のシャンに抱かれたかったのに、いざとなると僕はその迫力に圧倒されて怖気づいてしまったのだ。

「おい、何逃げようとしてやがる」
 四つん這いで逃げようとしたらピシャリとお尻を叩かれた。
「ひいぃんっ……」

 狼になっているシャンは優しい豚人のときとは声も口調も態度も違う。いつも控えめでおおらかな彼とはまるで別人で、フェロモンたっぷりで、自信に満ち溢れている様子だ。前の世界での僕をいじめていたタイプだ。
 だから僕はもう服従するしかないのだ。

「この前、俺が開拓してやった乳首を自分で弄って見ろよ」
「えっ……」
 狼のシャンに僕はこの前、陥没乳首をほじくり出され弄ばれた。豚人のシャンもそこを優しくいじることはあるけど、自分でするってそうとう恥ずかしい。

「……そ、そんなことっ……」
 首をフルフル横へ振ったが、彼は僕の反抗的な態度が気に食わなかったのだろう。
 チッと舌打ちしてあごで「やれ」と命令した。

「うぅ……」
 逆らえなくて、僕はおずおずと両手を自分の両胸へ這わせた。相変わらず女の子みたいにぽってりと弾力のある胸をまずは手のひらで包んでやんわりと揉んだ。

「……っん」
 気持ちいいというよりもやっぱり恥ずかしい。シャンの胸板は男らしく筋肉質で格好いいのに。僕だけ恥ずかしい胸をしていて、おまけにこんな情けない姿を晒すなんて……。
 たらこ唇みたいに先端が沈み込んでいる乳輪のふちをなぞり、親指と人差し指でふにふにとマッサージする。

「んあぁっ……」
 ポロンと大きく長い乳頭が飛び出した。
「フンッ……」
 シャンが僕のそれを見てあざ笑った。

 バカにされたことで余計に乳首が大きく硬くなってしまうことも僕の羞恥を煽る。恥ずかしいけど気持ちよくて敏感な乳首をコスコスと指先で擦ることをやめられない。
 ペニスが上を向き始めて、僕が自分の胸の先を刺激するたびピクピクと震えている。
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