【本編完結】ゲイバレ御曹司 ～ハッテン場のゲイバーで鉢合わせちゃった義弟に脅されています～

続編 第五章 浜辺の産卵プレイ (怜一郎side)

続５２．ウミガメみたい☆

「まだあと６つ入ったままですからね、ゆっくり出していきましょう」
　これがあと６回もだなんて気が遠くなる。

　俺の体内ではぐちゅっ、ぬぷぅ……と果物が蠢き、体が次の排出の準備をしているのを感じる。
「うっ……、……ッ、やだ、もう……ッ」

　抵抗しようと首を持ち上げた俺の視界に自分の性器が入り込んだ。膨らんだままの腹の向こうで、それは美しい夕焼け空に向かって力強く反り返っていた。あそこが限界まで広がってしぼむ感覚は正直かなり気持ちがいいのだ。

　下腹部がごにょごにょと音を立てた。ああ、また強烈な苦しさが迫ってきた。
「……ッうぅ、……あッ……！」
　俺の様子をじっと見つめていた龍之介はいいタイミングで腹を押した。
「あああ……ッ！」
　チュポッ、チュポッ、チュポッ！　と立て続けに木の実が３つ、俺の孔から勢いよく飛び出した。

「……ッひいいっ！」
　敏感な肉癖をゴリゴリと掻いて、小さな蕾を押し広げて大きな異物が連続して出ていく快感に俺は背筋を震わせた。軽く中イキして勃起しているペニスの先からビュルルッと透明な汁が飛んだ。乳首もビンビンに硬く勃ち上がっている。
　はあはあ呼吸を整えながら、強すぎる快感に俺は涙とよだれを垂らしていた。

「……ふふ、怜一郎さん、ウミガメみたいですね。もうちょっとですよ」
　こんなふうに丸裸で浜辺で丸いものを産み落としているなんて本当に龍之介の言う通りだと俺は思った。見ている人たちもそう思っているのだろう。興味深そうにじっくり見る人も、クスクス笑っている人もいる。こちらを見ながら猛ったものを擦る人もいる。

　こんなところを他人に見られるなんて卒倒してしまいそうだが、俺の意識は確かで、再び下腹部に強烈な排泄感の波が押し寄せてきた。
「僕は手伝いませんから、今度は自力で産み出してください」
　きれいなグラデーションの空を見ながら、俺ははあはあ呼吸して腹の奥で残り３つの果実が蠢く感覚に耐えていた。
「んん、……むりっ」
　他人に押されて強制的に排出するならともかく、自力で出すのはあまりに屈辱じゃないか。

　グボッ、グチュウ……ッ！
　耳を覆いたくなる音を立てて、俺の秘孔は色々な液体の混ざったものを噴いた。
　俺の気持ちとは裏腹に体は残る異物を排出したくてもう限界だったのだ。

　恥ずかしい。けど我慢できず、俺は投げ出していた足の裏で砂を蹴って、軽く腰を浮かせてきばった。
　もう十分に緩んでいるそこは果実を出すのも容易いようだった。
「あっ、……はぁ、ッひいいいんッ！！！」
　チュポポポッ！！！　と残り３つのフルーツをすごい勢いで飛ばすように押し出した。それと同時に、キュウゥ……ッと龍之介に乳首をつねられて、俺は腰を突き上げて屹立の先からプシャアアッ……ッと派手に潮を吹いてしまった。
「うほおあああぁぁっ……ッ！」
　とてつもない快感が肉癖の中、尿道の中を駆け抜けて俺は気を失っていた。