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第四章 僕の気持ち (龍之介side)
35.舌先で解す※
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「お前はエリカのモノじゃないのか……?」
「さっきから言っている通り、僕はずっと怜一郎さんだけを見て生きてきました。申し訳ないのですが、エリカさんのことは一切愛していません。本当に僕はお飾りの夫で、僕たちは最初から恋人でもないし、夫婦関係にもないんです。信じてください」
戸惑いに瞳を揺らす彼の唇へ僕はもう一度気持ちを込めてチュッと啄むだけのキスをした。
「僕はあなただけを愛しています」
間違いなくそれが僕の本心だった。
彼の下着を脱がそうと彼のウエストへ指を這わせると、彼は抗うことなく応じた。
彼の半立ち状態の無毛の性器が露わになり、僕の脳が甘く痺れた。
僕が手を引くと彼はおずおずとぎこちなく僕のヒザの上に跨った。
もう何度もセックスしているのにまるで初めてするみたいだった。
ゲイバーの二階でしたセックスは匿名のはずのセックスだったし、それ以外の過去の性交は全て僕に脅されて強制されていたものだったから、彼にとって自分の意志で僕に抱かれるのはこれが初めてだ。
僕の屹立に触れないように彼は膝立ちのまま、僕の肩に両手を添えて不安そうに僕を見ていた。
彼の程よく筋肉のついた白い胸板を突き出すような体勢だ。すぐ目の前にツンと上を向く乳首があって、僕はそれをぷっくりと膨らんだ乳輪ごとちゅっと唇へ含んだ。
「ッん、あっ!」
彼はビクッと肩を震わせた。
口の中、舌先で上下にレロレロッと豆粒みたいなコリコリの乳頭を押しつぶすように舐め、反対の乳首も指先でこね回す。
「んあっ、はぁんっ……、そんなに、……だめっ」
気持ちよさそうな甘い声で僕を煽る。
彼のペニスがピクピク震えて透明な蜜を垂らしながらどんどん反り返っていくのが見える。
そこも早く刺激してほしいのだろう、コスコス空中で腰を振っている。
僕はこれまでのような意地悪はしないで、彼の腰から双丘へ滑り下ろした右手の指先をそっと後孔へ挿入し、ゆっくりと解し始めた。
十分に開発されたそこは僕の指を易々と飲み込んだが、さすがに潤滑剤なしで僕の太い性器を挿れるのは気が引けた。
僕は彼にその場で後ろを向かせて、僕の顔へ尻を突き出させた。
「や、やだっ……」
「ちょっとだけ、我慢してください」
僕は彼の美しい蕾へねっとりと舐めた。
「……ひやあぁっ」
逃げようとする彼の腰を掴んで、唾液まみれの舌を突き入れ、ぬちゅ、ぬちゅっ、ぴちゃっ、と抜き差しして狭い入り口を濡らす。
「そんな場所、舐めちゃっ……」
彼の訴えを無視して、ぴちゃっ、ぬちゅ、と僕は夢中で蕾を解す。
「さっきから言っている通り、僕はずっと怜一郎さんだけを見て生きてきました。申し訳ないのですが、エリカさんのことは一切愛していません。本当に僕はお飾りの夫で、僕たちは最初から恋人でもないし、夫婦関係にもないんです。信じてください」
戸惑いに瞳を揺らす彼の唇へ僕はもう一度気持ちを込めてチュッと啄むだけのキスをした。
「僕はあなただけを愛しています」
間違いなくそれが僕の本心だった。
彼の下着を脱がそうと彼のウエストへ指を這わせると、彼は抗うことなく応じた。
彼の半立ち状態の無毛の性器が露わになり、僕の脳が甘く痺れた。
僕が手を引くと彼はおずおずとぎこちなく僕のヒザの上に跨った。
もう何度もセックスしているのにまるで初めてするみたいだった。
ゲイバーの二階でしたセックスは匿名のはずのセックスだったし、それ以外の過去の性交は全て僕に脅されて強制されていたものだったから、彼にとって自分の意志で僕に抱かれるのはこれが初めてだ。
僕の屹立に触れないように彼は膝立ちのまま、僕の肩に両手を添えて不安そうに僕を見ていた。
彼の程よく筋肉のついた白い胸板を突き出すような体勢だ。すぐ目の前にツンと上を向く乳首があって、僕はそれをぷっくりと膨らんだ乳輪ごとちゅっと唇へ含んだ。
「ッん、あっ!」
彼はビクッと肩を震わせた。
口の中、舌先で上下にレロレロッと豆粒みたいなコリコリの乳頭を押しつぶすように舐め、反対の乳首も指先でこね回す。
「んあっ、はぁんっ……、そんなに、……だめっ」
気持ちよさそうな甘い声で僕を煽る。
彼のペニスがピクピク震えて透明な蜜を垂らしながらどんどん反り返っていくのが見える。
そこも早く刺激してほしいのだろう、コスコス空中で腰を振っている。
僕はこれまでのような意地悪はしないで、彼の腰から双丘へ滑り下ろした右手の指先をそっと後孔へ挿入し、ゆっくりと解し始めた。
十分に開発されたそこは僕の指を易々と飲み込んだが、さすがに潤滑剤なしで僕の太い性器を挿れるのは気が引けた。
僕は彼にその場で後ろを向かせて、僕の顔へ尻を突き出させた。
「や、やだっ……」
「ちょっとだけ、我慢してください」
僕は彼の美しい蕾へねっとりと舐めた。
「……ひやあぁっ」
逃げようとする彼の腰を掴んで、唾液まみれの舌を突き入れ、ぬちゅ、ぬちゅっ、ぴちゃっ、と抜き差しして狭い入り口を濡らす。
「そんな場所、舐めちゃっ……」
彼の訴えを無視して、ぴちゃっ、ぬちゅ、と僕は夢中で蕾を解す。
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