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第一章 初めてのハッテン場 (怜一郎side)
4.初めてのセックス※
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あまりの気持ちよさに、
「あっ……、はぁっ……、あ、ぅんっ……」
と甘い声を漏らしている俺を彼は楽しそうに眺めていた。
ヒザを立てて大きく足を開かされた。後ろの孔がヒヤッとし、空気に触れたのを感じた。
男にあそこを見られている……。
そう思うと心臓がドキドキとうるさいほど騒いだ。
さすがに少し恥ずかしくて手で秘部を隠そうとしたら、男が自分の首元からネクタイを引き抜いてベッドのフレームへ頭上で拘束した俺の両手を結び付けた。
恥ずかしい格好で自由を奪われ無抵抗で男に犯されるシチュエーションに、俺はドキッとした。
指先がそっと秘部を撫でた。
「んっ……。一応、準備はしてあるけど、その……初めてだから……」
と男に耳元で告げると、
「大丈夫、痛いことはしないと約束します」
彼はベッドサイドの小さなカゴに入っていた一回使い切りのローションのシリンジを持ってきて、俺の蕾へそっと押し当てると、ゆっくりと中身を注入した。
ヌチュウと粘り気のある温かな液体が体内に広がる感覚がした。
そしてローションの滑りを借りてぬるっと押し入って来たものは彼の指だろう。
自分では少し弄ったことがあるけど、他人に指を挿れられることは初めてで、異物感にゾクゾクと背筋を震わせた。
しかし、ナカをゆったりと優しく動き回る指先がいい場所をかすめると、
「あっ……」
まるでペニスを裏から刺激されたような気持ちよさに、俺は声を漏らした。
性器と同じくここも自分で刺激するのと比べものにならないほど気持ちがよかった。
「んんっ、……はぁ、ん……」
そのいい場所をしつこくいじられ、クチュクチュとナカをほぐされ、ベッドの上で腰をくねくねさせて俺はよがった。
指が引き抜かれ、蕾に男のモノが押し当てられた。
男は俺の顔の横に手をついて、俺の顔をじっと見ながら、ヌププッ……と腰を進めた。
「あああっ……!」
指とは比べものにならない太さのそれが狭い孔をこじ開けてナカへ侵入する甘い衝撃に、俺は悲鳴を上げた。
それでも苦しいのは一瞬で、いい場所をグリグリと押されると、俺は天井の斜め上を見ながら目の前をチカチカさせた。
ローションをたっぷりと注入され十分に解されているそこは痛みなんて感じなかった。
「ひいっ、ふひいいっ……」
味わったことのない快感に俺の性器は先端からぷしゅぷしゅと先走りを吹いて悦んだ。
「ふふ、気持ちよさそうですね」
男も瞳の奥を揺らし、甘いため息をついた。
俺は正直にコクコク頷いた。歯を食いしばっている口元からだらしなく唾液が垂れた。
満足そうに微笑んだ男は、俺の口元に垂れた唾液をぺろっと舐めて唇を重ね合わせた。
俺の体を抱きしめて滑りのいい体内へゆっくり最奥まで自身を突き入れた。
「……あぁんっ」
俺はナカを締めつけて、根元まで挿入された太くて大きなモノの感触を味わった。
体内でビクンっと猛りが震えて大きさを増すと同時に、
「んっ……」
と彼は肩を震わせて甘い吐息を漏らした。
そして今度はぬちゅうとギリギリまで肉棒を引き抜いた。
「んんっ……、ふっ……」
彼の腰を振り立てるペースは徐々に速くなっていく。
狭い肉壺の中、前立腺も最奥もゴリゴリ虐められ、俺は腰をビクビク跳ねさせた。
ベッドが律動に合わせて軋む音、ヌチュッ、ズチュッ、とローションたっぷりの秘口を男根が突く音、はあ、はあっ、と激しい二人の呼吸が薄暗い部屋に響いていた。
もうイキそう。俺、男に後ろを突かれてイっちゃうんだ。
そう思ったときに、男はおもむろに自分の後頭部へ両手を回し仮面を外した。
「えっ……」
薄暗い部屋で男の素顔を目にした瞬間、心臓が止まりそうになるほどの衝撃を受けた。
「あっ……、はぁっ……、あ、ぅんっ……」
と甘い声を漏らしている俺を彼は楽しそうに眺めていた。
ヒザを立てて大きく足を開かされた。後ろの孔がヒヤッとし、空気に触れたのを感じた。
男にあそこを見られている……。
そう思うと心臓がドキドキとうるさいほど騒いだ。
さすがに少し恥ずかしくて手で秘部を隠そうとしたら、男が自分の首元からネクタイを引き抜いてベッドのフレームへ頭上で拘束した俺の両手を結び付けた。
恥ずかしい格好で自由を奪われ無抵抗で男に犯されるシチュエーションに、俺はドキッとした。
指先がそっと秘部を撫でた。
「んっ……。一応、準備はしてあるけど、その……初めてだから……」
と男に耳元で告げると、
「大丈夫、痛いことはしないと約束します」
彼はベッドサイドの小さなカゴに入っていた一回使い切りのローションのシリンジを持ってきて、俺の蕾へそっと押し当てると、ゆっくりと中身を注入した。
ヌチュウと粘り気のある温かな液体が体内に広がる感覚がした。
そしてローションの滑りを借りてぬるっと押し入って来たものは彼の指だろう。
自分では少し弄ったことがあるけど、他人に指を挿れられることは初めてで、異物感にゾクゾクと背筋を震わせた。
しかし、ナカをゆったりと優しく動き回る指先がいい場所をかすめると、
「あっ……」
まるでペニスを裏から刺激されたような気持ちよさに、俺は声を漏らした。
性器と同じくここも自分で刺激するのと比べものにならないほど気持ちがよかった。
「んんっ、……はぁ、ん……」
そのいい場所をしつこくいじられ、クチュクチュとナカをほぐされ、ベッドの上で腰をくねくねさせて俺はよがった。
指が引き抜かれ、蕾に男のモノが押し当てられた。
男は俺の顔の横に手をついて、俺の顔をじっと見ながら、ヌププッ……と腰を進めた。
「あああっ……!」
指とは比べものにならない太さのそれが狭い孔をこじ開けてナカへ侵入する甘い衝撃に、俺は悲鳴を上げた。
それでも苦しいのは一瞬で、いい場所をグリグリと押されると、俺は天井の斜め上を見ながら目の前をチカチカさせた。
ローションをたっぷりと注入され十分に解されているそこは痛みなんて感じなかった。
「ひいっ、ふひいいっ……」
味わったことのない快感に俺の性器は先端からぷしゅぷしゅと先走りを吹いて悦んだ。
「ふふ、気持ちよさそうですね」
男も瞳の奥を揺らし、甘いため息をついた。
俺は正直にコクコク頷いた。歯を食いしばっている口元からだらしなく唾液が垂れた。
満足そうに微笑んだ男は、俺の口元に垂れた唾液をぺろっと舐めて唇を重ね合わせた。
俺の体を抱きしめて滑りのいい体内へゆっくり最奥まで自身を突き入れた。
「……あぁんっ」
俺はナカを締めつけて、根元まで挿入された太くて大きなモノの感触を味わった。
体内でビクンっと猛りが震えて大きさを増すと同時に、
「んっ……」
と彼は肩を震わせて甘い吐息を漏らした。
そして今度はぬちゅうとギリギリまで肉棒を引き抜いた。
「んんっ……、ふっ……」
彼の腰を振り立てるペースは徐々に速くなっていく。
狭い肉壺の中、前立腺も最奥もゴリゴリ虐められ、俺は腰をビクビク跳ねさせた。
ベッドが律動に合わせて軋む音、ヌチュッ、ズチュッ、とローションたっぷりの秘口を男根が突く音、はあ、はあっ、と激しい二人の呼吸が薄暗い部屋に響いていた。
もうイキそう。俺、男に後ろを突かれてイっちゃうんだ。
そう思ったときに、男はおもむろに自分の後頭部へ両手を回し仮面を外した。
「えっ……」
薄暗い部屋で男の素顔を目にした瞬間、心臓が止まりそうになるほどの衝撃を受けた。
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