75 / 81
番外編1 溺愛は初生け式の後で
9.
しおりを挟む
「あ……!」
ぬれた入り口を指でいじられ、恥ずかしさに頬を上気させる。固くなった肉の芽を優しくさぐるようにつままれて、みのりは背中を震わせた。
さしこまれている長い指に自分の中が収縮し、嫌らしくからみつくのがわかる。すでにみのりを知りつくしている彼が欲しくてたまらなかった。
「なか、熱いな……もうこれ、入れたい」
吐息まじりにささやかれ、みのりは強くまぶたを閉じた。雄基の腕に導かれ、鎌首をもたげた屹立を再び手のひらに握らされる。一度放出したにもかかわらず、その長大な肉塊は見事にそそり立っていた。
「──そっちも欲しい? だったら、ほら。自分で入れて」
「あっ──そんな」
いつになく意地悪な彼の言葉に、みのりは残念そうな声を唇からもらしてしまった。それが欲しくてたまらない自身のエロさに頭痛がする。
雄基がくすりと笑いをこぼし、一度ベッドから下りた。二人をつなげる準備をした後、再びベッドに横になる。自分の前に見せつけられた高ぶり切った屹立に、みのりはごくんと息を飲んだ。自分から大きく足を開いて雄基の腰の上に乗る。
雄基はじっと見ているだけで何も手伝おうとしなかった。しかたなく太い肉柱をそっと自身の指でささえる。さすがにそれがびくっとはねて、彼が感じていることはわかった。
──雄基君、どうしちゃったんだろう?
いつもと同じ光景の広い彼の部屋で彼を見下ろす。いつもと同じはずなのにその表情は硬く思えた。大きな疑問を感じつつ、脈打っている剛直をびしょびしょになった秘裂にあてがう。
体の芯が彼をとらえた。息を吐きながら腰を落とすと泥濘が切っ先を包み込んだ。体内に沈んだ熱いかたまりに、みのりは顎をはね上げた。
「あ、く、んっ、あ──……‼」
猛った太く固いものに体の中心部を貫かれ、満足に息もできなくなる。雄基のたくましい腰の上に完全に座り込んでしまい、必死で呼吸をくり返す。
「……まだ、きつい?」
かすれた声でたずねられ、みのりは何度もうなずいた。長身の彼の持ちものは体格に見合った大きさで、一度目に彼を受け入れる時は圧迫感で息がつまる。何度も呼吸をかさねた上で少しずつ緊張をとかないと、中がそのサイズになれないのだ。
「いいよ、ゆっくりで」
固い胸板に手をついて、みのりはゆっくりと腰を上げた。自分の中をこすり上げる異物の存在を実感する。まだ違和感を覚えるものの、歯止めがきかないダメな体が勝手に彼のものをしぼり上げる。
ぬれた入り口を指でいじられ、恥ずかしさに頬を上気させる。固くなった肉の芽を優しくさぐるようにつままれて、みのりは背中を震わせた。
さしこまれている長い指に自分の中が収縮し、嫌らしくからみつくのがわかる。すでにみのりを知りつくしている彼が欲しくてたまらなかった。
「なか、熱いな……もうこれ、入れたい」
吐息まじりにささやかれ、みのりは強くまぶたを閉じた。雄基の腕に導かれ、鎌首をもたげた屹立を再び手のひらに握らされる。一度放出したにもかかわらず、その長大な肉塊は見事にそそり立っていた。
「──そっちも欲しい? だったら、ほら。自分で入れて」
「あっ──そんな」
いつになく意地悪な彼の言葉に、みのりは残念そうな声を唇からもらしてしまった。それが欲しくてたまらない自身のエロさに頭痛がする。
雄基がくすりと笑いをこぼし、一度ベッドから下りた。二人をつなげる準備をした後、再びベッドに横になる。自分の前に見せつけられた高ぶり切った屹立に、みのりはごくんと息を飲んだ。自分から大きく足を開いて雄基の腰の上に乗る。
雄基はじっと見ているだけで何も手伝おうとしなかった。しかたなく太い肉柱をそっと自身の指でささえる。さすがにそれがびくっとはねて、彼が感じていることはわかった。
──雄基君、どうしちゃったんだろう?
いつもと同じ光景の広い彼の部屋で彼を見下ろす。いつもと同じはずなのにその表情は硬く思えた。大きな疑問を感じつつ、脈打っている剛直をびしょびしょになった秘裂にあてがう。
体の芯が彼をとらえた。息を吐きながら腰を落とすと泥濘が切っ先を包み込んだ。体内に沈んだ熱いかたまりに、みのりは顎をはね上げた。
「あ、く、んっ、あ──……‼」
猛った太く固いものに体の中心部を貫かれ、満足に息もできなくなる。雄基のたくましい腰の上に完全に座り込んでしまい、必死で呼吸をくり返す。
「……まだ、きつい?」
かすれた声でたずねられ、みのりは何度もうなずいた。長身の彼の持ちものは体格に見合った大きさで、一度目に彼を受け入れる時は圧迫感で息がつまる。何度も呼吸をかさねた上で少しずつ緊張をとかないと、中がそのサイズになれないのだ。
「いいよ、ゆっくりで」
固い胸板に手をついて、みのりはゆっくりと腰を上げた。自分の中をこすり上げる異物の存在を実感する。まだ違和感を覚えるものの、歯止めがきかないダメな体が勝手に彼のものをしぼり上げる。
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
夫と息子は私が守ります!〜呪いを受けた夫とワケあり義息子を守る転生令嬢の奮闘記〜
梵天丸
恋愛
グリーン侯爵家のシャーロットは、妾の子ということで本妻の子たちとは差別化され、不遇な扱いを受けていた。
そんなシャーロットにある日、いわくつきの公爵との結婚の話が舞い込む。
実はシャーロットはバツイチで元保育士の転生令嬢だった。そしてこの物語の舞台は、彼女が愛読していた小説の世界のものだ。原作の小説には4行ほどしか登場しないシャーロットは、公爵との結婚後すぐに離婚し、出戻っていた。しかしその後、シャーロットは30歳年上のやもめ子爵に嫁がされた挙げ句、愛人に殺されるという不遇な脇役だった。
悲惨な末路を避けるためには、何としても公爵との結婚を長続きさせるしかない。
しかし、嫁いだ先の公爵家は、極寒の北国にある上、夫である公爵は魔女の呪いを受けて目が見えない。さらに公爵を始め、公爵家の人たちはシャーロットに対してよそよそしく、いかにも早く出て行って欲しいという雰囲気だった。原作のシャーロットが耐えきれずに離婚した理由が分かる。しかし、実家に戻れば、悲惨な末路が待っている。シャーロットは図々しく居座る計画を立てる。
そんなある日、シャーロットは城の中で公爵にそっくりな子どもと出会う。その子どもは、公爵のことを「お父さん」と呼んだ。

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる