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最終章 なんとか卒業できそうです
6.
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「もっ……いい加減、に……!」
淫靡な動きを見せる舌先にまともに言葉が出て来ない。みのりは身もだえしながらも雄基の肩を押しやった。だがその肩はびくともせずに、秘裂を責めるしめった音もまったく止むような気配がない。
現実世界でも躊躇をせずにクンニを始めた雄基にたじろぎ、みのりはけっこう必死で逃げた。だが、「ちゃんと濡らしておかないと痛いぞ」という彼の身もふたもない言葉に屈し、仕方なく足を開いたのだ。
敏感な核を保護する包皮を大胆にむき上げられてしまい、強烈な責め苦に体をそらせる。知られてしまった弱い部分を的確な動きでとらえられ、泥濘に指をさし込まれる。初めて入ったはずの異物を肉壁は喜んで受け入れた。天井の部分を指でこねられ、強い刺激に背中がはねる。
「──そろそろ中に入れていいか?」
切なげな声でたずねられ、深い愉悦に酔いしれていたみのりははっとして彼を見た。わずかに体を起こした雄基がつらそうにみのりをうかがっている。
露骨すぎる彼の要望にみのりは頬を引きつらせた。だいぶ緊張はほぐれたものの、今一つそれをながめてしまったカルチャーショックから抜け出せない。
しかし、雄基はいつの間にやらうすいパッケージを持っていて、さっさとはしを切り取ると中からリング状のゴムを取り出した。
──こ、こんどーむって、最初はこうなってるんだ。
初めて目にした物体を興味津々でながめてしまう。雄基は意外とスムーズな手つきでそれの装着をし終えると、はっとして逃げ出そうとするみのりの体を押さえつけた。
「ほら、入れるぞ」
甘いまなざしでみのりを見下ろし、言いふくめるように続ける。
「もうやり方はわかってるし、一ノ瀬がイイところも知ってる。初めだけだから心配するな。……大丈夫」
「だっ、大丈夫じゃないよ‼」
目の前にある雄基の顔にみのりは声を上ずらせた。確かにそっちは(夢の中なら)もうなれているのだろうし、みのり相手のこうした行為も(夢の中なら)初めてじゃないだろうが、こっちはカラーなんて初体験だ。8K以上の極彩色でドアップの雄基が相手だなんて、いくらなんでも刺激が強すぎる。
わかったわかった、といった調子でなだめるように雄基が続けた。
「だったらほら、目ぇ閉じろ。それなら夢と一緒だろ? あとはこっちが何とかするから」
なれた様子で足を開かせ、ゴムに包まれた丸い先っぽを茂みへとこすりつけて来る。みのりは喉をひくつかせた。
「何とかするって──」
「大丈夫。お前ならできる。いつもイイ声で答えてくれて、俺のがびしょびしょになるくらい濡れて、最後はすごく気持ちよさそうに──」
「わああああ‼」
自分の恥ずかしい反応を口に出されてパニックになった。
「ゆゆゆ、夢とリアルは違うって‼ だいたい、あんなの演技だし‼」
「……演技であんなに濡れるかよ」
ぼそっと言われ、頭に血が上る。
「さ、……さいって──‼ も、もういい! もうしない‼」
本気で怒った声を出すと、雄基があわてて頭を下げた。
「ごめん、俺が悪かった。あやまるから……頼む、やらせて。入れさせて」
最後は懇願するような情けない声が返って来る。
恥も外聞もかなぐり捨てた彼の心からのお願いに、みのりはとうとう覚悟を決めた。
──大丈夫。私ならやれる。
「わかった。いいよ。お願いします」
ついに体育会系のノリで、みのりは雄基にうなずいた。
淫靡な動きを見せる舌先にまともに言葉が出て来ない。みのりは身もだえしながらも雄基の肩を押しやった。だがその肩はびくともせずに、秘裂を責めるしめった音もまったく止むような気配がない。
現実世界でも躊躇をせずにクンニを始めた雄基にたじろぎ、みのりはけっこう必死で逃げた。だが、「ちゃんと濡らしておかないと痛いぞ」という彼の身もふたもない言葉に屈し、仕方なく足を開いたのだ。
敏感な核を保護する包皮を大胆にむき上げられてしまい、強烈な責め苦に体をそらせる。知られてしまった弱い部分を的確な動きでとらえられ、泥濘に指をさし込まれる。初めて入ったはずの異物を肉壁は喜んで受け入れた。天井の部分を指でこねられ、強い刺激に背中がはねる。
「──そろそろ中に入れていいか?」
切なげな声でたずねられ、深い愉悦に酔いしれていたみのりははっとして彼を見た。わずかに体を起こした雄基がつらそうにみのりをうかがっている。
露骨すぎる彼の要望にみのりは頬を引きつらせた。だいぶ緊張はほぐれたものの、今一つそれをながめてしまったカルチャーショックから抜け出せない。
しかし、雄基はいつの間にやらうすいパッケージを持っていて、さっさとはしを切り取ると中からリング状のゴムを取り出した。
──こ、こんどーむって、最初はこうなってるんだ。
初めて目にした物体を興味津々でながめてしまう。雄基は意外とスムーズな手つきでそれの装着をし終えると、はっとして逃げ出そうとするみのりの体を押さえつけた。
「ほら、入れるぞ」
甘いまなざしでみのりを見下ろし、言いふくめるように続ける。
「もうやり方はわかってるし、一ノ瀬がイイところも知ってる。初めだけだから心配するな。……大丈夫」
「だっ、大丈夫じゃないよ‼」
目の前にある雄基の顔にみのりは声を上ずらせた。確かにそっちは(夢の中なら)もうなれているのだろうし、みのり相手のこうした行為も(夢の中なら)初めてじゃないだろうが、こっちはカラーなんて初体験だ。8K以上の極彩色でドアップの雄基が相手だなんて、いくらなんでも刺激が強すぎる。
わかったわかった、といった調子でなだめるように雄基が続けた。
「だったらほら、目ぇ閉じろ。それなら夢と一緒だろ? あとはこっちが何とかするから」
なれた様子で足を開かせ、ゴムに包まれた丸い先っぽを茂みへとこすりつけて来る。みのりは喉をひくつかせた。
「何とかするって──」
「大丈夫。お前ならできる。いつもイイ声で答えてくれて、俺のがびしょびしょになるくらい濡れて、最後はすごく気持ちよさそうに──」
「わああああ‼」
自分の恥ずかしい反応を口に出されてパニックになった。
「ゆゆゆ、夢とリアルは違うって‼ だいたい、あんなの演技だし‼」
「……演技であんなに濡れるかよ」
ぼそっと言われ、頭に血が上る。
「さ、……さいって──‼ も、もういい! もうしない‼」
本気で怒った声を出すと、雄基があわてて頭を下げた。
「ごめん、俺が悪かった。あやまるから……頼む、やらせて。入れさせて」
最後は懇願するような情けない声が返って来る。
恥も外聞もかなぐり捨てた彼の心からのお願いに、みのりはとうとう覚悟を決めた。
──大丈夫。私ならやれる。
「わかった。いいよ。お願いします」
ついに体育会系のノリで、みのりは雄基にうなずいた。
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