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「あ……あああ‼」
覆いかぶさった彼の体がミラを上から押さえつけ、今度は強引に押し入って来た。強い力で抜き差しされて、奥へ先端を打ちつけるような激しい責めに泣き喘ぐ。
「あ──それっ、だめっ」
「何がだめなんですか? ここは前より締めつけて来ますよ。だめじゃないでしょう、いいんでしょう?」
たたみかけるような彼の言葉に首を左右に振って答えた。
「いいっ、いい……ですっ、でもっ、いやあっ──おかしくなるからっ……!」
「いいんですよ、おかしくなって……もっとおかしくなってください!」
中の狭さを味わうように強引な動きで貫かれ、奥の奥までえぐられる。突き込まれた大きなものを手伝いながら迎え入れ、もっと欲しい場所にこすりつけた。理性が吹き飛ぶ快感にとうとう悲鳴を上げてしまう。
「いいのっ、これっ、何か、なにかもう──‼」
彼の激しい息遣いが聞こえた。汗でぬめった大きな体がミラの体を抱きしめる。かすむ視界に目線を上げると、彼は歯を食いしばっていた。端正な顔を大きくゆがめて自身の衝動をこらえている。
「ううっ──だめだ、しぼられる……! これで、私ももう」
切れ長の瞳が切なげにゆがんだ。
「ミラ……一緒に──‼」
深くつながっている腰を今まで以上に押しつけられた。ぐぐっとふくれた中のものから大量の何かがほとばしる。ミラはそれを最奥で受け止め、本能で中を収縮させた。
逃すまいとするうごめきが勝手に彼のものを締め上げる。散発的に噴出されたそれは確実な熱さをともない、ミラの最深部を勢いよく叩いた。
「あ、あ、だめっ、……また、きちゃう、だめ、あっ、あああ──っっ‼」
断続的な快感に背筋を震わせ、絶叫する。
自分の中に出されたものが周囲にじわりと広がって、その熱にさらに愉悦が高まる。目の前がちかちかした後で、頭皮がざわっと逆立った。寝台の上へあふれるように豊かな髪が流れ落ちる。
重たくなった自分の頭と黒い流れを確認し、ミラは喜びに目を輝かせた。荒い呼吸がもどかしく、高揚感で窒息しそうだ。
「で……できた! 成功しましたよ‼」
背丈を優に超えた髪は、魔法陣が描かれた床に艶めく川を作っている。ミラは喜びを笑顔に変えて、目の前にある顔を見た。
「どうですか? 神官様は」
彼は一瞬呼吸を止めると、それから深く息をついた。ミラと伸びた髪を見比べる。彼のまなじりが見開かれ、汗にまみれた裸の肩からゆっくりと力が抜けて行った。
「どうやら本当に私の中の力が消えてしまったようです。奇跡だ」
つぶやいた声は驚きに満ちていた。
「よかった! これでこの髪を切り取れば、簡単に浄化できますよ」
ミラは明るく彼に告げた。闇から逃れた神官がやるせなさそうな顔をする。広い胸に強く抱きしめられて、感極まった声で言われた。
「ミラ……本当にありがとう」
覆いかぶさった彼の体がミラを上から押さえつけ、今度は強引に押し入って来た。強い力で抜き差しされて、奥へ先端を打ちつけるような激しい責めに泣き喘ぐ。
「あ──それっ、だめっ」
「何がだめなんですか? ここは前より締めつけて来ますよ。だめじゃないでしょう、いいんでしょう?」
たたみかけるような彼の言葉に首を左右に振って答えた。
「いいっ、いい……ですっ、でもっ、いやあっ──おかしくなるからっ……!」
「いいんですよ、おかしくなって……もっとおかしくなってください!」
中の狭さを味わうように強引な動きで貫かれ、奥の奥までえぐられる。突き込まれた大きなものを手伝いながら迎え入れ、もっと欲しい場所にこすりつけた。理性が吹き飛ぶ快感にとうとう悲鳴を上げてしまう。
「いいのっ、これっ、何か、なにかもう──‼」
彼の激しい息遣いが聞こえた。汗でぬめった大きな体がミラの体を抱きしめる。かすむ視界に目線を上げると、彼は歯を食いしばっていた。端正な顔を大きくゆがめて自身の衝動をこらえている。
「ううっ──だめだ、しぼられる……! これで、私ももう」
切れ長の瞳が切なげにゆがんだ。
「ミラ……一緒に──‼」
深くつながっている腰を今まで以上に押しつけられた。ぐぐっとふくれた中のものから大量の何かがほとばしる。ミラはそれを最奥で受け止め、本能で中を収縮させた。
逃すまいとするうごめきが勝手に彼のものを締め上げる。散発的に噴出されたそれは確実な熱さをともない、ミラの最深部を勢いよく叩いた。
「あ、あ、だめっ、……また、きちゃう、だめ、あっ、あああ──っっ‼」
断続的な快感に背筋を震わせ、絶叫する。
自分の中に出されたものが周囲にじわりと広がって、その熱にさらに愉悦が高まる。目の前がちかちかした後で、頭皮がざわっと逆立った。寝台の上へあふれるように豊かな髪が流れ落ちる。
重たくなった自分の頭と黒い流れを確認し、ミラは喜びに目を輝かせた。荒い呼吸がもどかしく、高揚感で窒息しそうだ。
「で……できた! 成功しましたよ‼」
背丈を優に超えた髪は、魔法陣が描かれた床に艶めく川を作っている。ミラは喜びを笑顔に変えて、目の前にある顔を見た。
「どうですか? 神官様は」
彼は一瞬呼吸を止めると、それから深く息をついた。ミラと伸びた髪を見比べる。彼のまなじりが見開かれ、汗にまみれた裸の肩からゆっくりと力が抜けて行った。
「どうやら本当に私の中の力が消えてしまったようです。奇跡だ」
つぶやいた声は驚きに満ちていた。
「よかった! これでこの髪を切り取れば、簡単に浄化できますよ」
ミラは明るく彼に告げた。闇から逃れた神官がやるせなさそうな顔をする。広い胸に強く抱きしめられて、感極まった声で言われた。
「ミラ……本当にありがとう」
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