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14.再開 1

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「さっきよりもあふれて来ましたよ。ここがとろとろに溶けていて、私の指にからみついて来る……いいですね」

 大きく中をかき回しながら、もだえるミラに口をよせる。

「ここに私のものをおさめたら、どんなふうになるんでしょう?」

 かすれ声で告げた後、彼がゆっくりと体を起こした。真上に見える彼の顔がどこか切なげな表情を作る。

「私もあなたとつながりたい……。ですが、本当にいいんですか?」

 彼の手のひらに導かれ、猛ったものにふれさせられる。先ほど目にした時におびえたその長大な肉塊が、今にもはじけそうなくらいに熱く脈打っていた。

「これが全部中に入るんです。あなたのここ──この場所に。本当に大丈夫なんですか?」

 今度は彼の指先が躊躇なく奥に当てられる。
 耳元で低くささやかれ、反射的に体が震えた。しかし、すぐに強くうなずく。

「大丈夫です。お願いします‼」

 ふっと神官が笑いを見せてふれたものから手を離させた。再び彼の顔が近づき、ミラの唇にキスを落とす。

「では、もう少し足を上げて。膝を大きく左右に開いて、私の体を受け入れてください」

 ミラは言われた通りにした。厚みのある腰が膝を割り、足の間に押し入って来る。おおいかぶさる体が熱く、息苦しくてのぼせそうだ。
 先ほど彼の指先でほぐされた奥に何かが当たった。指ではなく、固く大きなものだ。秘裂がわずかに口を開き、自分の中が暴かれる初めての感覚に背筋が震える。

「いいですか? いきますよ」

 言葉とともにかたまりがぐっと割れ目の奥を突いた。

「──、っぐ、うう‼」

 固く大きな切っ先が体の深くにめり込んで、ミラは苦痛に顔をゆがめた。しかしかたまりは抵抗を押しのけ、ぐんぐん奥へ入って来る。未通の道に異物を埋められ、内部をひき裂かれる感覚に喉から思わず悲鳴がこぼれる。
 彼はいったん動きを止めた。息を詰めながら聞いて来る。

「痛いですか? 抜きますか」

 その声は低く、しゃがれていた。彼もつらそうに息をしている。
 ミラは頭を左右に振ると、彼の首筋にしがみついた。

「だ、だめ、だめです! だいじょうぶ! 大丈夫ですから、ちゃんと最後まで……お願いします‼」

 やっとここまでたどりつけたのに中途半端は嫌だった。汗でぬめった首にすがって必死の声で訴える。

「お願いですから、このまま続けて……私は本当に大丈夫ですから」

 彼は深く息を吐いた。

「……わかりました。私も全て中にいれたい──あなたの中に入りたい。もう少しだけ我慢してください」
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