PowerPointとペイント3Dだけでアルファポリスの表紙を作るたったひとつの冴えたやりかた

テキイチ

文字の大きさ

大中小

5 / 8

基本操作編

05　ペイント3Dの作業（サイズ調整をする）

しおりを挟む

　表紙の元データはできましたが、サイズ調整が必要です。アルファポリスの推奨サイズは、縦:711px、横:500px。

　ペイント3Dでファイルを開いた時、こういう風にはみ出した部分があるものは先にトリミングを行う必要があります。テキストボックスやワードアートは、フォントの種類によって余白がたくさん必要な場合があるため、このようにはみ出すことが結構多いです。
　画面左上の「トリミング」をクリックし、線の中央にある○部分をドラッグして、キャンバスのサイズに合わせればよいです。

　ちなみに、「やさぐれ犬紀行」はこのエッセイの画像例のためだけに考えた、ダミーのタイトルです。全然執筆予定ないですけど、妙に気に入ってしまったので、いろいろ設定を考えてみようと思います。なんとなく「アラサーあたりの真面目だけど男運の悪いおねえさんが自棄を起こして全部放り投げて旅に出たらいい男と出会った」みたいな趣きがある。

　素敵なフォントは武蔵システムさん（https://opentype.jp）の「衡山毛筆フォント行書」。
　https://opentype.jp/kouzangyousho.htm
　武蔵システムさんの毛筆フォントは、どれも大変素晴らしい。「青柳隷書しも」も大好きです。
　https://opentype.jp/freemouhitufont.htm

　このエッセイの表紙の場合、はみ出した部分はほとんどないので、そのまま縮小をかけます。
　画面上方中央にある「キャンバス」をクリックし、幅に「500よりも大きい数値」を入力します。微調整をトリミングで行うため、500よりも数値が大きくないと駄目なのです。
　この表紙の場合、幅に「506」と数値入力すると、綺麗に調整できました。高さは自動的に縮小し「731」と変更されます。

　再び「トリミング」をクリックし、作業がしやすいようにズームを100％にします。
　幅を「500」、高さを「711」と入力し、配置をずらした方がよければ微調整をします。この表紙の画像の場合は何も動かす必要はありません。
　F12キーを２回押すと上書き保存されるので、完成です。

　*

　手順としてはこれでよいのですが、正直、500px×711pxって、やっぱり画像が荒いんですよね。手間をかけた割に綺麗じゃないのは悔しい気がするので、最後に抜け道をご紹介して終わりにします。

　アルファポリスの推奨サイズは、縦:711px、横:500px。これ、推奨っていうのがミソのような気がするんですよね。これ以上のサイズの画像はどうなるのかというと、推奨サイズに最適化されます。つまり、500KBという制約はありますけれど、推奨サイズの倍数で保存したら、もう少し綺麗な画像になってくれるんです。

　これは表紙画像を1000px×1422pxで保存したものです。断然がたつきが少ないですよね！　ペイント3Dで調整する際、幅に「1000よりも大きい数値」を入力して、後は同じ手順で保存したらいいんです。PowerPointをA4サイズで作成しているので、2000px×2844pxまでは可能じゃないでしょうか。重ねて、500KBという制約はありますけれど。

　とりあえず、現場からは以上です。みなさま、よい表紙作成ライフをお送りください！

しおりを挟む